2015 年、何も良いことなかった。父方のばあちゃん死んで、母方のじいちゃんも死んだ。身内に病人も出た。 2015 アドベントカレンダー、ネットで何が面白かったかとかそういうのを書かないといけないんだろうけど、おっさんになってくるにつれ、自分の現実的な生活が自分の人生に占める割合が大きくなってきて、ネットのできことを喜んだり笑ったりできなくなった。自分は大学受験浪人してる 1999 年からインターネット好きだったので、かれこれ 16 年くらいインターネット使ってることになる。大学生の頃も娯楽と言えばインターネットとレコード聞くことくらいしかなくてずっとインターネットしてたし、大学出たあとしばらく病気の治療してた頃もインターネットが生活の全てだった。退院して自宅で療養生活を送っていた無職の頃はその傾向に拍車がかかり、朝から晩までずーっとインターネット見てた。インターネット好きすぎて、公務員になれという親の忠言を無視してインターネットの仕事しようと思って、 2009 年からそれっぽい仕事始めた。 2010 年に実家を出て福岡のブラックウェブ制作会社に就職してから長時間労働過ぎてほとんどインターネット見られなくなって、インターネット大好き度が減った。この年が今にして思えばターニングポイントだったと思う。この福岡のブラックウェブ制作会社は、元々紙のデザインをしていた会社だからだとは思うけど、インターネットを金のために仕方なく関わるもの、くらいにしか考えてなかった。ソニーとかシャープとかでかい会社のホームページ作ってたけど、ホームページ作るので何億円という対価を得ても従業員には還元せずサービス残業に従事させ、利益は社長とその舎弟の副社長が独占してた。インターネット = 面白いもの、楽しいものから、インターネット = 搾取されるもの、きついもの、つらいもの、みたいな感じになっていった。 2011 年にウェブサービス企業に転職してまたインターネットを面白いと考えられるようにはなったけど、作ってる本人が面白いだけじゃサービス当たらないし、ウェブサービスを作るのは思いつきではダメで、真剣に世の中のことを考えてないとダメだとわかった。その他にも結婚したり、子どもが生まれたり、住宅ローンを組んだりすると、児童扶養手当の申請とか確定申告とか生命保険とか火災保険とか固定資産税とか自動車税とか親族の病気とかインターネット以外にも考えたり金を工面したりしないといけないことがわらわら出てきて、無限にインターネットばかり見続けるということができなくなった。人間は年を取るにつれ、あの面白かったインターネットから引き離されていくものなのかもしれないとも思う。ということで以上全部言い訳なんですけど、本当は 2015 年 12 月 3 日に書かないといけなかったアドベントカレンダー書く余裕がなくて 2015 年12 月 4 日になって書いてます。すみません。これでおしまいです。