糖質制限したら早死にするとかいろいろ情報ある1けど、個人的には肥満脱して体調良くなってきたので得られた知見を共有します。

きっかけ

年末から年始にかけてトーストをおかずに白米を食べたりしてたら、めっちゃのど渇いておしっこ行きたくなる症状出るようになった。

  • これはひょっとしてと思ってググったら糖尿病の症状とあった。
    • 空腹時血糖値、 Hb1Ac の値は正常範囲。
    • 尿糖検査紙買って食後の尿糖計ってみたけどセーフ。
  • しかし34歳で糖尿病になったら洒落ならないと思って、年明けから糖質制限っぽいことをやりはじめた。
    • 糖質さえ摂らなければ血糖値は上がらず膵臓は疲弊しない。

食事

炭水化物を基本的に食べない。

  • 米食べない。
  • パン食べない。
  • 麺食べない。
  • 芋食べない。
  • 果物は少し食べる。

    • ただしバナナはデンプン質が多いので食べない。
  • 野菜

    • ローストビーフ
    • 唐揚げ
      • 衣は糖質だけど唐揚げの衣程度の糖質は気にしなくてよいそう。
      • ただし食い過ぎはダメっぽい。
      • 天ぷらの衣は NG。
  • 大豆

    • 豆腐
    • 厚揚げ
      • 糖質制限は脂肪は気にしなくてよいので厚揚げ食べまくった。豆腐に比べてボリューム感があり満足感得られる。
    • 納豆
      • 一日二パックくらい食べてる。
      • 九州の納豆はタレが甘いのでタレの糖質に注意がいる。
    • ビールは少し飲む。
      • ビールの糖質は 2.8g/100ml でそんなに多くない。
    • 糖質のない酒は普通に飲む。
      • 糖質ゼロの第三のビール
      • ウィスキー
      • 焼酎
  • その他

    • 牛乳とヨーグルトは糖質(乳糖)そこそこ入ってるので気をつけて摂取する。
    • チーズとバターは OK 牧場。
    • 小腹が空いたらミックスナッツを食べる。

炭水化物を避けて腹いっぱいになるまで食べても、食い過ぎて苦しいという感じにならない。食べ過ぎたと感じても割にすぐお腹の張りがなくなる。

体の変化

体重減ったこと以外にもいろいろ体に変化が起こって興味深かった。

  • 体重減った
    • -6kg くらい。
    • BMI が 25 未満になって肥満から普通体重になった
  • 脂っぽさなくなった
    • 毎日夕方頃になると顔が脂でべろべろになって自分の脂の臭いが気になってたのがあまり気にならなくなった
    • 自分の洗濯物、洗っても脂っぽい臭い残ってたのが臭いしなくなった。
  • 食欲減った
    • 昼前とか夕方頃にあった強い空腹感なくなった
      • 時間になったので食べるかという感じ。
    • 空腹の状態が続いてもつらくなくて、軽度の空腹状態を心地よいと感じるようになった
    • 沢山食べなくても満腹感得られるようになった。
  • 眠り
    • 初めてすぐの頃
      • 夜 12 時くらいに寝て朝 5 時半頃目が覚めて睡眠時間短くなった。
      • ただ朝起きるのはつらくない。
      • もっと寝たいという感じがなくなった
    • 最近(糖質制限8週間くらい)
      • よく眠れるようになった。
      • 睡眠時間は 6 ~ 7 時間くらい。
    • 昼食後に眠くならなくなった
      • 糖質とらないせいで血糖値の乱高下がなくなったせい。
      • 全般的にいつも頭がすっきりしてる感じがする。
  • うんこ
    • 便秘傾向
      • 回数・量減った。
      • 固くなった。
      • 糖質制限始めて最初の頃、切れなくて長いの何度か出てビビった。多分宿便。
      • お腹弱くて結構簡単に下痢してたのが全く下痢しなくなった
    • おならがよく出るようになった
      • 肉ばっかり食ってるとおならがくさくなると言われるけど前と変わらない感じがある。
  • 味覚
    • 主食を摂らずおかずばかり食べる生活なので、塩味が濃い物をキツいと感じるようになった
    • 味覚が鋭くなって、食材のおいしさみたいなのをびんびん感じるようになった。
      • 以前うまいと思わなかったスーパードライをうまいと感じるようになった。
  • 高脂血症治った
    • 肉とか脂もの食べまくってるのに血液中の中性脂肪が多い高脂血症が治った
      • 当分糖質減らしたせい
      • 中性脂肪は血糖値が上がった後に出るインスリンによって糖分から脂肪に変えられる。(人間の体が使わなかった糖分を体に蓄えるメカニズム)
  • 脂肪肝治った
    • 肝機能改善しまくりwww
    • 酒に強くなった(多分肝機能改善してるおかげ)

金と時間

雑に食事済ませられなくなって、食事の準備に時間がかかるようになり食費も増えた。

  • 金かかる
    • 炭水化物安い。肉も魚も野菜も高い
    • スーパーの総菜量り売りとかだと糖質避けて食べられるけど高い。
    • 糖質制限してる人の間食としてミックスナッツやチーズがあるけどどれも高い。
      • いまはほとんど主食代わりにミックスナッツ食べてて、外食してないのに昼食の食費が 1000 円とかしてしまう。
  • 手軽に食事できない
    • 朝からトーストやコーンフレークを食べられない。
    • コンビニでおにぎりや総菜パンを買って食べることができない。

骨休め

糖質制限ばかりしてたら気が狂いそうになるので、たまにはルールを緩めてやってる。

  • 昼に人と外で食事するときは妥協して糖質とってる
  • 一週間に一回、日曜日だけ糖質食べて良いことにしてて、その時の多幸感ハンパない。

まとめ

Pros

  • 糖尿病の予防になる
  • 痩せられる
  • 眠気や体臭減少など体質変わる(花粉症の症状軽くなる人もいるっぽい3

Cons

  • 金かかる
  • 時間かかる
  • みんなと仲良く和気藹々と外食できなくなる

おすすめの情報源

なお江部氏の本、いっぱい出てるけど一番安い以下を一冊読めばそれで十分だと思う。糖質制限で痩せる仕組みや血糖値と糖尿病についてなど一通り学べる。


  1. ちなみにこれはガセ情報多いっぽい(ドクター江部の糖尿病徒然日記  朝日新聞記事、「糖質制限ダイエット、長期は危険?」に反論) 

  2. なお例の本は個人の体験を一般化してて科学的でないと思うので信じてはいけないと思う。個人の日記レベル。つまりこのブログと同じ。(http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3550.html#comment31238) 

  3. 「花粉症の人の60%は糖質制限で軽症化する」というデータ 

この記事はできる! Mac OS X アドベントカレンダー 20 日目の記事でしたが遅れて書いています。遅れてすみません。


Soulver and Calca

テキストを入力するためのソフトはいま色々ある。プログラミング向けのエディターとしては Emacs と Vim に加えて最近では SublimeText や GitHub の Atom なんかもある。ただ Mac にはプログラミング用途ではないけど面白い文章を書くためのソフトがあるので紹介します。今日は計算について特化したテキストエディターについてです。ちなみに一個前に FoldingText というエディターについて書きましたのでよろしければそちらもご覧ください。

FoldingText - portal shit!

パソコンでも紙に書くように計算したい

パソコンでもチラシの裏なんかみたいに計算過程を残しながら計算したいと思うことはないだろうか。自分はある。最近はパソコンや携帯電話に電卓機能がついていて計算ができる。しかし電卓では計算を行ってしまって答えを出すと計算の過程を見ることが出来ない。一部のパラメーターを変更して計算し直したいと思うことはないだろうか。

一足 300 円の靴下を 3 足買ったら => 900
400 円の靴下だったら?(計算し直し)

複雑な計算だったりするとこういうのうんざりしてくる。計算の過程をあとからふりかえることが出来る状態でパソコンで計算できれば素晴らしい。

そんなのを実現してくれるのが Soulver と Calca だ。この二つのソフトはテキストエディタと計算機の中間に位置するようなソフトだ。

自動車ローンなんかの計算をしていて自動車本体と別に購入時の諸費用がいろいろかかって最終的にいくらになるか、みたいな計算をするとき、いちいち表計算ソフトに数字をいれていくのはだるい。この手の計算ソフトは、チラシの裏で筆算を行うように計算ができてコンピューターを日常的に使う前の頃に戻ったような感覚で計算をすることができる。

この手のソフトは自分が知っている限り二つある。一つは Soulver というやつで、こっちの方が多分メジャーで取っつきやすい。しかし高い。もう一つは Calca というもので、こちらの方はより理系向けっぽい機能が充実してる。そして安い。

Soulver

Soulver の良いところ

  • 見た目が Mac っぽい
  • 自動的に足し算する
  • 文章から数字要素を空気読んで抜き出して計算してくれる

Soulver の残念なところ

  • Markdown で書けない
  • 独自定義の関数が使えない
  • コピペしたときに計算結果がコピーされない

Markdown で書けないのが残念だ。また式を関数として定義できないので、式の使い回しが出来ない。場合によっては似たような計算式を何度も羅列しないといけなくなる。加えて計算結果が文字情報として残らないので、コピー&ペーストで計算結果を別のところに移したいときに使えないのが不便だ。

Calca

Calca の良いところ

  • 独自関数を定義できる
  • 変数の遅延評価ができる
  • 単位が自動認識される
  • Markdown で書ける
  • 計算結果をコピペできる
  • グラフが描ける!

独自関数を定義できる

独自の関数を定義できる。式を使い回せるので DRY に計算できる。

変数の遅延評価ができる

変数の遅延評価ができる。先に計算式を定義して後から変数を定義するやつ。 Soulver にはこれができないのが結構痛い。

単位が自動認識される

Soulver は単位を事前に登録しないといけない。例えば「本」のような単位はユーザーが事前に登録すれば解釈できるがそうでなければ Soulver は文字列として処理する。Calca は数字のあとにそれっぽい文字列がくっついてると自動的に単位として解釈して計算してくれる。いきなり「3本 * 3」と打つと「9本」と単位つきで答えを出してくれる。

Markdown で書ける

独自の拡張子を持たず Markdown 文書として書けるので日頃から Markdown を使い慣れてる人には大変使いやすい。保存時も .md などプレーンテキストとして保存できるので他の人と共有もしやすい。

計算結果をコピペできる

計算結果が文章内に表示されるので、計算内容をコピペするときに便利。

calculateBMI(weight, height) = (weight in kg) / (height in m)^2

calculateBMI(75kg, 172cm) => 25.3515 kg/m^2

グラフが描ける

2時間半停めたら 500 円だとわかる

理系の人が研究とかしながらメモを取っていくときには便利かもしれないけど、一般人にはいまいちメリットがない気もする…。

Calca の残念なところ

  • 文章中の数字を計算してくれない
  • 計算するときにいちいち式の後ろに => を入力しないといけない
  • デザインがいまいち

文章中に混ぜた数字を賢く計算してくれない

式は式として書かねばならず、文章中に数字を混ぜとくと自動的に計算してくれるような機能はない。文章の中に埋め込まれている数字を勝手に足しあわせていってくれる

計算するときにいちいち式の後ろに => を入力しないといけない。

これも少しの手間だがわりあい面倒くさい。しかしおかげで計算結果が文章中に表示されるので、コピペで計算内容をほかの場所にコピーするときには便利。

デザインがいまいち

Calca は技術者向けなためか装飾が最低限だった。ソフトは使ったときの心地よさとか自分との相性が大事だと思う。 Soulver の方が心地よく感じられる。

結論

Calca は高機能だけど、理科系で研究とかをやってて複雑な数式を入力する機会がある人以外には用途が少ない気がする。またぶっちゃけるとプログラム書くみたいな感じで計算やるんだったら、 Ruby で irb 起動してやるのでも十分だったりする。プログラマーが好きそうで実はプログラマーだったらコード書いて計算させてしまって利用する機会がなかったりとかそんな感じ。

というわけで僕は毎月 Soulver で金の支払いの計算とかをしています。おすすめです。

おまけ

Mac の話ではなくて申し訳ないのですが、 Soulver の便利な使い方としては、 iPhone 版の Soulver をインストールしておくと回転寿司に行ったときの計算が劇的に楽です。こんな感じ。

Soulver for iPhone in 回転寿司

この記事はできる! Mac OS X アドベントカレンダー 16 日目の記事でしたが遅れて書いています。遅れてすみません。


テキストエディター、普通は文章を書くことに特化してる。しかし最近いろいろおもしろいの出てきてて、書いている内容を理解するやつが登場してきた。今日は FoldingText を紹介します。

FoldingText は TaskPaper を作っていた1 Hog Bay Software が開発している。 TaskPaper は前紹介したことがある。この会社は WriteRoom とかも開発してて、 Mac 好きの間では 7, 8 年くらい前に一世を風靡した。いまは Jesse Grosjean という創設者のプログラマーが一人でやってて、なかなかくせのあるソフトを作り続けている。

何ができるのか

  1. Markdown で文章書ける
    • テキストフォーマットの文章を書くという意味ではその辺のほかのエディターと大差ない
  2. 文章の編集がしやすいショートカットが割り当てられている
    • 見出しレベルのショートカット指定
    • 段落の並び替えなど( Outline Processor のような使い方が出来る)
  3. 文章を書くこと以外におまけがついてる
    • 文章書くのがおもしろくなる

文章書くのがおもしろくなる機能

セクションを隠す ( Fold / Unfold )

ソフトの一番売りの機能で名前の由来でもあると思う。今書いているセクションだけ表示して、その部分にのみフォーカスして文章を書くことが出来る( WriteRoom のコンセプトに近い)。

ショートカットによる切り替えのほかに、見出し横の #### をクリックすることで、そのセクションを折りたたんだり、タグで表示するセクションを絞り込む、といった機能がある。

Vim でも似たようなことは出来るが、予め Fold / Unfold するルールを記述しておいたり、範囲選択して Fold するエリアを指定したり、 Vim Plugin を追加する必要がある。

Fold/Unfold

ToDo

TaskPaper 形式でタスクリスト書ける。

ToDo

例.todo
  • 見出し.todo とすることでチェックリスト書ける
    • .todo みたいなやつを Modes (モード)と呼ぶ
  • done したら @done タグがつく @done(2015-12-31)
  • TaskPaper の機能を取り込んだ感じ

計算

こんな感じで計算できる。

計算例

例.calc

1 + 1 152 / 324 * 194.3 - 1000

スケジュール

行程にかかる時間を入力すると終了時間を教えてくれる。現在の行程がハイライトされ、時間が来たら通知が表示されたりする。

スケジュール 1

5:15 にスケジュールを開始していまは 5:25 なので「シャワー」の行が強調表示されている。

スケジュール 2

5:20 になったら Mac OS X の通知が表示される。

スケジュール 3

通知一覧でも FoldingText からの通知が確認できる。

例.schedule

うんこ 5 minutes しっこ 30 seconds シャワー 0.2 hours

タグをつけられる @tag-description

タグ

このように見出しやリストにタグ付けをすることが可能。タグだけで絞り込んで表示・非表示を切り替えることも可能。上述の @done の機能もタグの一種。

Vim や Emacs には手を出せないけど、というような人向け

ほかにもまだ機能はあるけど目立つのは上に挙げたくらい。動画を見るとどんなことが出来るか一目瞭然なので是非公式サイトで動画を見てみてください。

総じて FoldingText は通好みというか、シンプルなのに高機能というか、一風変わったテキストエディターだと思う。 Vim や Emacs を駆使しまくっているようなギークとは少し違う層に向けたテキストエディターだと感じる。文科系の大学教授が使ってそうな雰囲気がある。 User's Guide とかも使い方というより開発者である Jesse Grosjean 氏のテキストエディティングに対するこだわりとか哲学がにじみ出ていて、 DHH による Agile Web Development with Rails みたいな雰囲気がある。我こそはと思う人は使ってみてください。


  1. 最近開発が再開されて TaskPaper 3 を作ってる。 FoldingText のフォーカス機能を兼ね備えた ToDo リストエディターとなるみたい。 

今年は転職して働く環境が変わり、自分のエンジニアとしての能力が足りないと痛感させられることが何度もあった。しかしそれは技術力が足りないというよりも、もっとほかのもののように思えた。良いエンジニアとは何なのかについて、今年一年で考えたことを書いてみたい。

良いエンジニアとは何だろうか。技術力が高ければ当然に良いエンジニアと言えるのだろうか。そもそもエンジニアに必要なスキルとは何だろうか。技術力がまず挙げられるだろう。良いエンジニアは当然に高い技術力を持っていて生産性が高いはずだ。

技術力に加えて、プロジェクトマネジメントのスキル(以下プロマネ力と省略)も必要なのではないだろうか。これまでの自分の経験を振り返るに、技術的に秀でたエンジニアはプロマネ力も兼ね備えていることが多いと感じる。技術力が高いエンジニアはプログラミングの能力が高いので、組織や開発体制を「プログラム」する能力が培われるのかもしれないが、技術的に秀でた人が必ずプロマネ力が高いわけではない。技術力さえ磨けば良いエンジニアになれると誤解してしまいがちだが、技術力だけ磨いてもみんなから求められる良いエンジニアにはなれないだろう。

ではなぜ技術力に加えてプロマネ力が必要なのだろうか。

一般に、コードを書かずに問題を解決できるならその方がよい。相手に言われるままにコードを書くよりも、コードを書かずに問題を解決できた方が時間も金もかからずみんなハッピーだろう。もしコードを書くとしても最小限の変更に抑えられるのが良いエンジニアなはずだ。技術力が高いだけではこういう発想は出てこないだろうし、真の問題が何なのかを見極め、解決策を考える能力が求められる。

良いエンジニアには先を見通す力も必要だろう。依頼された機能を開発するためにはどんな作業が必要か、どのくらい時間がかかりそうか、誰と調整しないといけないか。

関係者に働きかけ、周りを動かす力も必要だろう。理不尽な依頼が振ってきたときに、その依頼に対して反論し、相手を説得して実現可能なやり方を受け入れてもらわないといけない。

誰かに指示されるのを待たず、自ら動くことが出来る力も必要だろう。仮にプロパーのプロジェクトマネージャーがいたとして、プロマネの指示ばかり待ってコーディングしかしないようでは良いエンジニアとは言えないだろう。

このような、プロジェクトをコントロールし推進する力が良いエンジニアには必要なのではないかと思う。

そんなに何でも出来る人はいないのだから、スクラムをやれば良いのでは、という意見もあるだろう。確かに並エンジニアの集団ではスクラムが有効そうに思える。卓越したエンジニア一人で開発するよりも、数人の並エンジニアによるチームで難しい問題に立ち向かうストーリーの方がおもしろいだろうし個人的には好きだ。

しかしそうやって並エンジニアを寄せ集めても、そこから良いエンジニアは育たないのではないかと感じる。

スクラムチームでエンジニアは、スクラムマスターとスプリント計画、プロダクトオーナーとの「合意」により保護される。自分一人で問題に向き合い、問題を解決する能力がつきにくい。

一方でスクラムを採用していない荒野のような環境では、エンジニアはチームに頼れず、自力で要件を定め、関係者の合意を取り、自らプロジェクトを推進していく必要がある。そのような厳しい環境に身を置くことで、上に挙げたようなプロマネ力が身についていくのではないかと感じる。

これまでの自分のキャリアを振り返るに、以前勤めていた職場はまさに「荒野」といえるような環境だった。誰も何を作るかはっきり分かっていないんじゃないか、いきなり一人で工数見積もりやれといわれても出来るわけないだろう、こんなウォーターフォール開発はやめてアジャイル開発がしたい、こんなクソ会社辞めたい、といつも思っていた。

しかしつらかったのは自分にプロマネ力がなかっただけなのでは、と最近思うようになった。その後入った職場では、つらいこともありはしたものの、スクラム開発のおかげで個人が一人で抱え込んで苦んだりすることなく、チームで協力して開発することが出来た。その中で自分は自分自身の能力を過信したのかもしれない。実際にはたいしたエンジニアとしての力は身についておらず、チーム開発やスクラムをやらない組織で働くことになったときに、自分の能力のなさを思い知らされたのだった。

本題に戻る。自分が良いエンジニアになるためには、技術力も当然足りていないと思うのだけど、プロマネ力を上げていかなければならないと思っている。来年の目標はそのあたりに置きたい。

Shut the fuck up and write some code.

はい。

Netatmo Weather Station

Netatmo Weather Station

皆さん、部屋に温度計とか湿度計置いてますか。僕は置いてます。

置いてない人は温度とか湿度気になりませんか? 僕は気になります。エアコンとか何度くらいになったらつければよいのだろうとか思いませんか? 自分は何度になったら快適だと感じるのだろうなどなど。

僕は Netatmo の Weather Station というのを買って設置してるのですけど、こいつを導入して以来、いろんな情報が確認できるようになって楽しい毎日を送っています。今日はこの製品の使い心地を紹介します。

自分で気温を計測したいと思った

もともと僕は現在の気温を調べるのが好きで、気象庁が観測したデータをインターネットで公開しているアメダスのページをよく見ていました。こいつは一時間おきに更新されます。仕事していて一息つくときとかにアメダスで現在気温を見て顔をほころばせていました。また朝起きて寒いと、今日は寒いなぁと思ってその日の最低気温をアメダスで確認して「今シーズン最低気温更新ktkr」とかやってました。

毎日毎日アクセスして気温の変化を見ていたアメダスですが、だんだん物足りないと感じるようになり、いつしか自分で気温を計測してみたい、と思うようになったのでした。

アメダスでは何がダメなの?

アメダスは便利なのですが、スマートフォンでサイトが見にくいという欠点がありました。また計測値に関しても、アメダスで計測されている地点の気温と自宅周辺の気温に結構開きがあるのではないかと疑問に思い始めたのです。天神で電車に乗って、自宅最寄り駅に着いて電車降りると体感的にいくらか気温が低いのではないかと思うことがしばしばありました。また逆に、家の周りが寒いので厚着して仕事に行ったら天神は暑い、ということもありました。

室内の温度や湿度も測りたい

加えて、子どもが生まれたときに室温や湿度も気になるようになり始めました。赤ん坊は乾燥に弱いなどと聞き、加湿したりしていたものでした。ただ家に湿度計がなく、どのくらい加湿すればよいのか分からないまま闇雲に加湿していました。

このときの経験から、いつか室内の温度や湿度を測る器具を買いたいという思いを募らせるようになっていました。しかしなかなか良いものがなく、購入に至ることはありませんでした。

そんなとき、たまたま Amazon で「温度計」で検索していて、 Netatmo Weather Station というガジェットに出会ったのです。こいつなら外気温のほかに、室内の気温や二酸化炭素濃度も測れます。時系列で計測情報を折れ線グラフとして確認できます。便利。嫁さんに黙ってこっそり買いました。

Weather Station の優れているところ

Weather Station Web app

実は Netatmo Weather Station 、農業系の雑誌で取り上げられて農家の人たちに人気のようです。 Amazon のレビュー欄に農家の人の感想が載ってます。業務用にこの手のやつを買うとものすごく高いらしいのですが、 Weather Station は 1/10 以下の値段で同等の機能が手に入ってしまいます。しかもモバイルアプリがあったりアラート機能があったりする。下手な業務用観測機よりも高機能かもしれません。

計測対象

  • 室内
    • 気温
      • 現在気温
      • 最高気温
      • 最低気温
    • 湿度
    • 気圧
    • 騒音
    • 二酸化炭素濃度
  • 屋外
    • 気温
      • 現在気温
      • 最高気温
      • 最低気温
    • 湿度
    • 気圧

小さな機械ですがいろんなものが計測できます。台風が来てるときには気圧が変化するし、ファンヒーターをつけると二酸化炭素濃度が上昇して iPhone にプッシュ通知来て面白いです。長期間外出してるときに騒音に変化があったら泥棒か何かが家に入っているということだし、留守中の自宅の様子を遠隔監視する気分も味わえます。

もっともこの手の家の様子を確認したい系では Netatmo は Welcome という定点観測カメラみたいなやつを出しています。こいつは顔認識機能が付いているので、鍵っ子の子どもが無事帰宅したかどうかだとか、ベビーシッターが子どもを虐待していないかだとか、不在中に登録してない顔の人物がカメラに写ったら知らせる機能とかがあるっぽいので、防犯とかに興味がある人はそっちを見てみると良いでしょう。

iPhone アプリ

Weather Station iPhone app

最近デザインが一新された iPhone アプリがまた良くて、屋外の気温が指定した温度以下に下がったときや、室内の気温が指定した温度以上に上がったとき、室内の CO2 濃度が上昇したときにプッシュ通知を受け取ることができます。

寒冷地では気温が低下すると水道管が凍り付いてしまうので、夜寝る前に水をちょろちょろ出しながら寝たりすることがあります(実家がそうでした)。 Weather Station で外気温を計測していれば、寒い日にはプッシュ通知で教えてもらえて、水道を流し忘れたばかりに水道管を破裂させてしまう、という事故を防ぐことができます。

また夏場など、エアコンを我慢していて気がつかないうちに自宅で熱中症になってしまう、ということもあるかと思います。室温が 30°C 以上になったときにプッシュ通知が来ることで、観念して冷房を適切に利用することができます。

CO2 濃度に関しても、石油ストーブを使うときは換気が必要だと分かってはいても、窓を開けると寒いのでなかなかこまめに換気したりはしないものです。しかし 2000ppm を越えたときに警告のプッシュ通知が来るとちゃんと窓を開けて換気しようという気にさせられます。実際に換気を行うと頭がもやもやしていたのが解消されますし、換気の効果を実感できるようになります。

このように、ただ気温を計測するだけでなく、値を監視して警告をしてくれるのが iPhone アプリのすばらしいところです。

  • 様々な条件でプッシュ通知 しきい値はカスタマイズできる。
    • 屋外気温低下
    • 室内気温上昇
    • CO2濃度上昇
  • 即時測定ボタン 室内ステーションに搭載されている即時測定ボタンを押すと、 iPhone アプリにプッシュ通知が来て 10 分ごとの計測サイクルを待たずに今すぐ情報を確認することができます。

東京に出張しているときに子どもがこのボタンを押すと、 1000km くらい離れているのに息づかいを感じられて良さがあります。 Yo みたいな感じ。

過去データを CSV ダウンロードできる

CSV で過去のデータをダウンロードすることができます。データをパソコンに保存して、長期間のデータを貯めて過去と比較したりといった用途にも使えます。先述の通り、農家の人なんかには有用な機能ではないでしょうか。

API

自分で API を叩いてサーバーから情報を取得することもできます。せっかくなので Ruby で API クライアントを作ってみました。

こんな感じで使えます。

GIF動画

類似品もたくさん

Netatmo Weather Station と IRKit を組み合わせると、設定した温度以下になったら勝手にエアコンのスイッチ入れたりとかできそうと夢想していたら、 Weather Station に似た別の製品で Nest という温度計があることを知りました。 Nest は気温の計測とエアコンのコントロールを一台でやってのけるそうです。しかも人工知能が備わっていて、住人の生活時間帯を学習して朝 7 時頃エアコン付けたり、人気がなくなったら勝手にエアコンや照明を消したりするらしい。こういう製品が普及したら、 SNS に「エアコンや電気を消し忘れて寝てしまった僕かわいいでしょ、てへ」みたいな投稿をしている独身男性を黙らせることができます。すばらしいですね。

Meet the Nest Thermostat | Nest

IoT おもしろい

IoT とかニュースで見たり読んだりしても「ふぅ〜ん」くらいにしか思っていませんでしたが、実際に自分の生活内に導入してみると便利で楽しいです。僕個人の場合、冬は室温が 22°C を下回ると寒いと感じて暖房をつけたいと思うようだということがわかりましたし、また夏に関しては気温が高くても湿度が低ければエアコンをつけなくてもしのぎやすいという良く言われることが自分で計測した数字により裏付けされました。だから何? と言われると困るのですが、僕は非常に満足していますし、職場の上司におすすめしたところ、 Slack でアニメキャラクターに気温をしゃべらせたりしてました

というわけでおもしろいので良かったらお年玉で Netatmo Weather Station 買ってみてください。


この記事は今年買ったもの Advent Calendar 2015 19 日目の記事ですが 9 日遅れで書いています。遅れてすみませんでした。

転職してリモートワーク始めて 5 ヶ月たった。 Basecamp (旧 37 Signals )の本で読んで夢にまで見てたリモートワークだけど、始めてみると理想と現実は違った。

良かったところは?

リモートワークだと通勤時間がないとかがよくあげられる。しかし自分の場合は福岡に拠点がある東京の会社に雇われていてそこで一人で仕事してるので通勤時間ゼロにはなってない。家で仕事する日もあるけど大体毎日片道40分くらいかけて通勤してる。必要なミーティングさえ外さなければ病院行ったりとか子どもの面倒見たりとかできるのはよい。あと午前中家で仕事して、昼間の空いてる電車に乗って座って仕事しながら出社できるのも良い。ただ仕事に時間の区切りがなかったり家で仕事できるということは、気になる仕事を夜や休みの日に家でやってしまって、フルタイムの社畜に成り下がってしまうリスクを伴うので注意が必要。

さみしいのか?

さみしいとか思うことはほとんどない。所帯持ちなので家に帰ったら嫁さんと子どもいるから全く孤独ということではないし、適度に前職の同僚の人たちと昼飯食いに行ったり酒飲みに行ったりしてる。ただ人と話すのに金かかるようになったの結構痛い。人と会うときは常にどっかに飯食いに行ったり酒飲みに行ったりという感じなので、交際費的な名目で毎月 2 万円くらい飲食にお金使ってる気がする。小遣い実質ゼロ円なので毎月子どもの頃に貯めたお年玉貯金を切り崩してしのいでる。

つらいか?

つらいかと言われればつらい。仕様の確認とか。毎日顔をつきあわせて仕事してたら簡単なことがリモートワークだとかなり難しい。 Slack や zoom などのコミュニケーションツールはあっても、姿が見えないのでいつ話しかければ良いかが分からない。大海原に一人で放り出された感がある。リモートワークできる人は限られてくると思う。

これらの経験を通して、大事だなと思ったことをまとめてみます。

大事なこと(道具編)

道具がリモートワークの質を左右する部分がある。インターネットの回線とかマイクとかカメラの品質を侮ってはいけない。

1. 良いインターネット回線

インターネットの回線悪いと会議してるときに聞こえないことあっても、大人数対一人でやってるとなかなか聞き返しづらい。なので回線はできるだけ太くて安定したやつを使うのが良い。よく分からない Public な共有 WiFi とかはネットを見るのには良くてもミーティングとかには使えない。インターネット回線は独自のものを使い、 WiFi は IEEE 802.11ac が望ましい。 Apple の AirMac Extreme が 50 デバイスまで接続できておすすめです。

2. 良いマイク

Rebuild.fm の初期エピソードと最近のやつを聞き比べて欲しい。 miyagawa さんがマイクにこり始めてからのエピソードの方が圧倒的に聞きやすい。会社でイエティマイクを買ってもらって使ってて、高いからもちろん高性能なのだけど、意外と良いのが iPhone についてくる Apple 純正イヤフォンマイク。高級イヤフォンつけてる人よりも Apple 純正の安いイヤフォンマイク使ってる人の方が声聞き取りやすかったりする。

3. 良いカメラ

カメラ、安いやつ使うと画質ひどい。変なエフェクトかかって真面目な話してるのにふざけてると思われたりして損な感じ。実はこれも MacBook Pro についてる Apple の標準カメラがかなり画質良い。

4. 良いビデオ会議ツール

Zoom というサービスを会社では使っている。複数人通話も無料で使えて Skype よりも便利。画面の共有も簡単。ユーザーアカウント作る必要もない。ほかにエンジニア同士だと appear.in というブラウザだけで完結するサービスを使ったりもする。

良い道具を使うことで避けられる問題は金で解決するのが一番です。

大事なこと(心構え編)

リモートワークをこなす上での心構えと、どんな人に向いていないかについて書きます。

1. 顔つきあわせて話す機会必要

全然人間的な関係が構築できていない状態でいきなりリモートワークやれっていうのは無理がある。人間は対面で話していると表情や身振り手振りなどで相手が冗談を言っているのか怒っているのかわかるものだけど、ビデオ通話越しだとその辺のことがとてもわかりにくい。なのでこの人はこういうとき冗談を言う人だとか、この人はとても怒りやすいとか、そういうパーソナルな情報を対面のコミュニケーションで補完する必要がある。自分は入社して最初の一ヶ月間、東京で仕事してある程度会社の人たちと仲良くなって、そのあとも月一回は東京に行って一週間ほど東京で仕事してる。ようやく最近同僚感出てきた。

2. オフィスにいる人たちの理解

リモートワークをする本人の能力が高ければ当然のことのようにリモートワークできるというわけではない。オフィスにいる人たちの協力がないとリモートワークは成立しない。たとえば職場では、ミーティングにリモートの参加者がいるときにはオフィス内にいるメンバーも全員ビデオ電話越しに話して同じ状況でミーティングに参加し、オフィス内のメンバーだけで議論が進まないように配慮している。リモートで働く人、オフィスで働く人お互いが協力して初めてリモートワークは成立する。

3. コミュニケーション不全を受け入れる

ビデオ電話で会話できるとはいっても、対面で話してたらすんなり頭に入ってくることも、ビデオ電話越しだとなかなか理解出来ない。人間は表情とか身振り手振りでのコミュニケーションが割合に多いということがよく分かる。思ったこと、考えていることを 100% 伝えられないかもしれない、という前提のもとで仕事する必要ある。なので確認はしつこいほど行った方がよい。

まえリモートワークつらい、みたいなことを Twitter に書いてたら、フリーランスで受託開発してる人だったら、顧客企業の担当と十分にコミュニケーションできないとか当たり前だし、リモートワークなんて余裕だと思う、という反応があった。確かにそうかもしれない。人から指示が来るのを待っているだけだと全然仕事が進まない。分からないことがあったらこちらからがんがん聞きにいって、自ら積極的に行動しなければならない。言われたことだけをやるという感じだと普通の会社でも使えない人みたいな烙印押されるけど、リモートワークだとその傾向が顕著になる。自分はこれまでの人生完全な指示待ち人間だったので普通の人以上にリモートワークをつらく感じるのだと思う。

このように圧倒的な当事者意識や頻繁な声かけなど、人間力の高さがリモートワークには求められると感じる。一人で誰とも話さずに仕事するのに逆説的な感じするけど、人とコミュニケーションとるのがいやな人にはリモートワーク向いてないと思う。

ここまで書いたところであらためて Basecamp の『強いチームはオフィスを捨てる』を読み直してみたら、自分が書いてきたことと同じことが書いてあった。リモートワーク、最近はニュースでも取り上げられたりしてサイコーみたいな扱いが多いけど、やっぱりつらい部分もあって、彼らもそのことについて触れていた。詳しくは「リモート時代のマネジメント」の章を読んでください。

まとめると、リモートワーク、本人の適性のほかに、会社自体がリモートワークを受け入れる準備ができていることが重要だと思う。また人とのコミュニケーションが好きではない人には向いていないと思う。むしろコミュニケーション能力高い人じゃないとつとまらない。

休みの日にゼータガンダム見てて、ニュータイプだったらリモートワークをうまくこなせるだろうなって思ってしまった。物理的に離れていても感覚で相手のことが分かるあの感じ。「この感覚、アムロ・レイか」。逆にいうとリモートワークをこなしていくことでニュータイプ特性を開花できるかもしれない。結論としてはリモートワークしたい人はゼータガンダム見てください。君は刻の涙を見る。


この記事はリモートワーク Advent Calendar 2015 の 23 日目の記事だけど二日遅れで書いています。遅れてすみませんでした。

コーヒー、うまいコーヒー屋に巡り会うまで五里霧中な感じがある。なんかネットとか雑誌とか見たら、コーヒーの入れ方はこうでないといけないとか講釈たれてる人多い。のの字を描くように回せだとか。あれ宗教なのではと思ってしまう。この前テレビ(美の壺)見てたら、最初 30 秒蒸らす、とかやるのは日本だけだって言ってた。外人はもっと雑にドリップしてるっぽい。この日本の宗教がかったコーヒー道をよいと思ったアメリカ人が始めたのがサードウェ〜ブってやつなんですかね。田舎に住んでるのでよくわからないです。

自分は大学生の頃にシアトル系のコーヒーチェーンでアルバイトしていて、コーヒーのことを分かったようなつもりになっていた。シアトル系なので作ってたのはエスプレッソ系がメインで、ドリップコーヒーはおまけくらいに思ってた。家で飲むときもエスプレッソは手間がかかるから比較的簡単にいれられるドリップを仕方なしに飲む、という心持ちで飲んでた。深煎り豆を細かく挽いて作る濃いコーヒーが正しくて、浅煎りの酸味のある粗挽きの豆はゴミだと思ってた。またコーヒーは店で飲んでも高いだけで、コーヒー豆を買ってきて家で飲むのがうまいと思い込んでいた。

しかしここ最近で、コーヒー専門店のコーヒーの味にやられて考え方が変わってしまった。

囁き坂 - Nagasaki, Nagasaki-ken

一軒目は長崎の囁き坂で、ここは深煎りなんだけど、豆の香りが違う。口に含んだらぶわっと広がる感じがして、「あ、これは違う」というのがはっきり分かる。コーヒー豆を買うと一ヶ月は冷蔵も冷凍もしなくてよいと言われる。豆の芯まで火が通るように焙煎しているから味が落ちにくい、とのことだった。しかもコーヒー豆が 400円/100g くらいからで買えて安い。店内で飲むときはドリップよりも水出しダッチコーヒーがメインで、砂糖が入っていないのにどこかほんのり甘く、全く雑味のしない不思議なコーヒーを飲むことができる。長崎に行くたびに立ち寄って豆を買うのだけど、店主の話が面白いし、長崎市役所の隣の長崎風の坂道沿いにあって、とても洒落ている。嫁さんは女子高生時代にここに友達とやってきてぺちゃくちゃしゃべっていて出入り禁止になったとのこと。

Petani coffee - 福岡県糸島市

二軒目は福岡のペタニコーヒー。ここは福岡の郊外の糸島市でやってるコーヒー屋で、恐らくサードウェ〜ブっぽいコーヒーを出しているのだと思う。何の気なしに立ち寄ってコーヒーを飲んだら衝撃を受けた。これまで深煎りの濃いコーヒーこそがうまいコーヒーだと信じていたのを覆された。浅煎りなのに薄くない感じ。酸味も酸っぱいというよりさわやかでおいしい。正直、郊外でやってるコーヒー屋は謎のこだわり豆とかを高い値段で売っていていけすかないと思っていたのだけど、ペタニコーヒーに関してはそんなまがいものコーヒー屋とは全然違った。こちらは 650円/100g くらいしてちょっと高いので頻繁には買いに行くことができないのだけど、常日頃の自分のドリップにマンネリ感を感じてきたときに行ってコーヒーを飲むとよい刺激を受けられてよさそう。また行きたい。

何が言いたいのか分からない駄文になってしまった。30秒蒸らしルールとか、ドリップしてて最後の方にドリッパーの中に残ったやつは捨てるとか、そういうコーヒー道的なカルチャーにうさんくささを感じていた自分が、よいコーヒー屋に巡り会うことで感化されて 30 秒蒸らしたりドリッパーに残った最後の方のお湯は捨てるようになったというお話しでした。コーヒー道最高。


この記事は二日遅れで書いていますが コーヒー Advent Calendar 2015 16 日目の記事でした。 17 日目の @deeeet さんの記事が大変参考になりますのでそっちを読みましょう。