GTIは古い車なので、走る曲がる止まるに関しては問題なくても、プラスチックやウレタンなどが経年劣化で相当ボロボロになっている。日本の高温多湿な気候を考慮して設計されていないのでまぁ仕方ない。今日はそういったウレタン、ゴム製部品の補修・交換を行った。
スピーカーDIYリペア
なかでも一番ひどかったのがスピーカー。低音はすべて割れてしまう。ヤフオクでソニー製のスピーカーを買ったりしたのだけど、ずぶの素人に配線加工なんかができるわけなく、縁側で廃品回収に出されるのを忘れられた粗大ゴミみたいにほこりをかぶっている。(その気になりゃカーショップあたりに持ち込んで取り付けてもらえば良いんだけど、そこまでしてつけたくもない。なにしろデザインがださい)
そういうわけで車に乗ってヒップホップなどを再生するたびに低音割れに頭を抱えていたのだが、“ゴルフ2、スピーカー”でグーグル検索してたら偶然こういうサイトにたどり着いた。なんとDIYでのリアスピーカーの修理方法が解説してある。どうせ現状でもひどい音しか聞けないのだから、壊れるの覚悟でDIY補修にチャレンジしてみることにした。
セーム皮とボンドをホームセンターで買ってきて、解説通りに補修をやってみる。仕事を定休日だった親父に手伝ってもらいながら作業を進める。GTIのリアスピーカーを取り外してみてびっくりなのだが、なんともショボイ作り。音を鳴らす部分は紙で出来ているではないか。エッジのウレタンの部分はもうボロボロになって無くなっていた。これが低音割れの元凶のようだ。
セーム皮を必要な分だけ切り取り、無くなっていたエッジの部分に接着剤で貼り付ける。接着剤が乾いたら、スピーカーをもとあったとおりに取り付ける。プラグを接続し、エンジンをかけ、ステレオを鳴らしてみる。緊張の一瞬。ぬを、すんげー綺麗に音が出てくるではないか!
こりゃびっくりである。参考にしたWoodman’s Car Speaker Repairというサイトで<blockquote cite="http://homepage2.nifty.com/woodman/home/pages/golf2gti/speakerrepair.html">今回よみがえったリアスピーカーの音は車の中で聴くには充分なレベルである。やってみるとなんとか格好がつくものだ。スピーカーに限らずちょっと壊れたからすぐ取り替えるとか買い換える前に自分で修理できないだろうかと考えてみることをお勧めする。修理や整備をしながらモノを長く使うというのはやっぱりいいコトのような気がするのだ。</blockquote>
と記してあったのだが、まさにその通りだと思った。これからどんどん知識をつけてDIYにチャレンジしていきたい。次はゴルフの補修の定番、エアコンのフラップ修理だろうか?
ワイパーゴム交換
納車されて以来、雨のたびにも憂鬱な気分になっていた。雨が降ると車が汚れるとかそういうことではなくて、ワイパーが“ビビる”のだ。とにかくガタガタ、ガタガタとうるさい。俺は割に神経質なので、そういうのがとても気になる。で、ワイパーつけずに走行。で、視界不良で事故、なんてなると恐ろしいので、ワイパーゴムを交換してみることにした。
最初はやはりヤナセで交換しなければならないのかなと思ったが、調べてみるとPIAA製のお手頃価格のワイパーが問題なく装着できるそうである。早速イエローハットに向かった。
ワイパーコーナーでもじもじしてると、一緒に行った親父が店員さんを呼んできてくれた。この人がとても親切な人で、通常は工賃を払わなければならないのだろうが、古い輸入車なのできちんと装着できるか確認するために工賃無料で取付までやってくれた。フロントワイパー二つとリアワイパーをPIAAのシリコンゴムのワイパーに交換。
交換してもらってるときに店員の兄ちゃんに「ディーラーでやったらいくらくらいかかるんですかね?」って聞いたら、「うーん、ちょっと想像が付かないですね。ディーラーじゃゴムだけの交換はやらないんじゃないですか? ブレードごとの交換になると思います」とのことだった。かかった費用は結局三本合計で3700円程度と大変リーズナブル。しかし今回交換したワイパーはシリコンゴム製の上等なものである。通常、ワイパーがビビるのは撥水コーティングの施してあるフロントガラスで天然ゴム製のワイパーを使うことが原因らしいのだが、シリコンゴムのワイパーは基本的にビビらないらしい。ディーラーで交換するより遙かに安上がりでより良いものに交換できた。大満足である。
いまは次の雨が待ち遠しいです。雨の中マックススピードでワイパー動かしまくりながら低音のきつい音楽をかけてドライブしたい。