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 AERAを買ったら、『検索が支配する民主主義』という記事が載っていた。これが結構興味深い。新聞社系の記事はIT界隈の出来事を事実を端折って書くことが多いが、AERAの記事を書いた人はかなり事情通なのではないか。oberheimさんが論点にしそうな、Googleやウェブサービスが個人を囲い込む行為が問題視されている。

 AERAの記事ではまず「著作権ゴロ」の例が取り上げられていた。知ってる人は知っていると思うけど、「著作権ゴロ」とGoogle検索するとJASRACがトップヒットするのだ。みんながJASRACのウェブサイトにリンクを張るとき、“著作権ゴロ”でリンクタグを囲むから、Google先生が「JASRAC=著作権ゴロ」と認識しているというわけだ。ウェブの世界では量が情報の内容を規定するのである。

 むかしホリエモンがメディア買収に乗り出したときに、「ニュースはアクセスランキングで重要性を決めればいい」みたいなことを言って物議を醸した。オールドメジャー・マスコミは「けしからん」と一斉にホリエモン攻撃を始めた。大手新聞社の老人連中は、自分たちこそが社会の木鐸であり、自分たちの価値観によってニュースの重要度は決められなければならないと思っているのだ。

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 一度は公開したもののやっぱりぴよってしまって公開を取りやめていた過去に書いた日記の記事を、P_BLOGの記事として投稿しています。いま2003年10月28日から2004年3月26日の分までアップしましたが、この作業、思いの外時間がかかる。もっと早く終わると思ってたのに。何しろ一ヶ月分アップするのに一時間くらいかかる。結構疲れました。

 ところで、なぜ急に再び公開する気になったかというと、まぁいろいろありまして。そもそも前書いた日記を公開したくなかったのは、以前の日記の内容がカスみたいなものだったからということはもちろんなんですが、日記の主要部分が僕の就職活動の進捗状況を記録しており、これがちょっと不味かったのです。というのは、僕がある企業から内定を受け誓約書にハンコを押した後も就職活動を継続していたからです。

 結局病気になったことによって、当該企業で働くという機会は失われてしまいました。先日、採用が保留になっていたものを正式に辞退し、これで晴れて一介のプーとなりました。真性NEETです。そういうわけで、僕がこれまでひた隠しにしてきた“約束違反”を公開できるようになったのでした。え、自意識過剰? 誰もお前のことなんて気にしてない? ごもっともです。

 日記の多くの部分は、いまのブログへの掲載基準を遙かに下回るもので埋め尽くされているのですが(2004年の夏以降の内容は特にひどい)、なかにはハッとする記事もあります。もしこのブログの閲覧者のなかに森井ゴンザレスの生態について興味がおありの方がおられましたら(まぁいないでしょうけど)、本当にどうしようもなく暇なときにでも目を通してみてください。

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 思うところあって、記事の一人称を徐々に「俺」から「僕」に変更しています。以前書いていた日記の頃から、「僕」という一人称はキザでこっぱずかしいのであまり使わないようにしてきたのですが、しかしだからといって「俺」という一人称が森井ゴンザレスが文章を書くにあたって最適な一人称であるかと考えるとこれまた微妙であり、これからは「僕」という一人称を使うことにしたのでした。

 そもそも森井ゴンザレスは友人や家族など、親しい間柄では当然「俺」を使うのですが、かしこまったときやメールの文章ではほとんど「僕」を使っています。このブログでも、本文では「俺」なのにコメント欄で「僕」になっている記事が結構見つかると思います。で、どちらの一人称が一番素の森井ゴンザレスに近いかといえば、「僕」なのではないかと思うのです。

 「俺」で文章を書くと、どうしても内容が攻撃的になってしまいます。実際の森井ゴンザレスに攻撃的な部分がないとはいいませんが、恐らく、このブログで威勢の良いことを書いているほど現実の森井ゴンザレスは攻撃的ではありません。どちらかといえば森井ゴンザレスは、野山を愛し、酒があまり飲めず、コーヒーには砂糖を入れずにおられない心優しい青年なのです。だから「僕」という一人称を用いた方が、等身大の自分が現れるのではないかなぁと思うのです。

 しかし一人称だけ換えても、過去に書いた記事のトーンまで「僕」という一人称に見合ったマイルドなものになるわけではありません。やはり「俺」という一人称で書かれた文章は相当に攻撃的な内容のはずです。つまり一人称だけ「僕」に変更してしまうと、内容と「僕」という一人称から受ける印象の間に齟齬が生じてしまうわけです。神経質な僕にとってこれは結構気になることなのですが、放置することにします。面倒くさいので(笑)

 そういうわけで、このブログに不都合な点がまた一点増えるわけですが、どうぞご了承下さい。

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 再びSNSの話。

 今日買ったAERAで、SNSの特集をやっていた。韓国とアメリカの例が紹介されていたけど、世界的にSNSは無視できない存在となりつつあるようだ。

 特に韓国での過熱ぶりはすさまじい。人口4800万でありながら、最大手のSNSサイワールドの会員数は1600万人。ネットを扱える層の殆どすべてが利用しているんではないだろうか。

 韓国に特徴的なことは、ネットと実社会が結びついていることだろう。日本の場合、インターネットは基本的に匿名だし、暇つぶしに片手間でやるものというイメージが強いが、韓国ではネットでの動きとリアルスペースでの動きが連動している。前号のAERAでは、一般ユーザーによる投稿型のニュースサイトが活況であると紹介されていた。

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 先日、oberheimさんからいただいたコメントで初めてモヒカン族(はてなダイアリー - モヒカン族とは)なるものの存在を知ったのだけど、自分にも少し当てはまるところがあるのではないかと思う。W3C勧告原理主義者でもないし、CSS原理主義者でもないのだけど、ていうかこのブログのデザインなんてテンプレートのスタイルシートをちょちょいのちょいといじっただけの大変お粗末なものなのだけど、例えば、ブログタイトルに全角アルファベットを使っているページに遭遇すると残念な気分になる。あとiTunesのsを省略してituneとしている人とか、iPodをi-podと表記している人とか。ituneって「いつね」ですか? なんてつっこみを入れたくなってしまう。性格が悪いのである。

 もちろん、気合い入りまくりの斧振り下ろしまくりのモヒカン族に比べたら、俺なんて大したことなくて、モヒカンチェックなるものでチェックしてみたらイロコイ族だと診断されました(ブログはじめますた:モヒカンチェック)。そりゃそうですよ、W3C勧告原理主義者からしたら推奨されないtarget="_blank"を後ろめたさを感じながらも使い続けていますし、詳細は こちら というようなリンクの張り方もときどきやってしまいます。ちなみに以下診断結果。

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 SEOって言葉をご存じですか? Search Engine Optimizationの略ですね。最近ネットを徘徊してるとよくこのSEOって言葉に出くわすんだけど、サーチエンジン対策なんて特に気にしないでも、グーグル先生が勝手にクロールしてくれるんじゃないか、わざわざその手の企業に金を払ってまで対策するなんて勿体ない、なんて思っていた。このブログも”森井ゴンザレス”で検索すればグーグルトップヒットである。

 しかし、よくよく考えてみれば、例えばe-commerceをやってるサイトは競合他社が無数にあるわけで、そんななかありふれた検索ワードで自社サイトを訪れてもらうには確かにSEOが必要である。森井ゴンザレスなんて奇特なHNを使ってるのは俺だけだから、“森井ゴンザレス”でこのサイトがトップヒットするのは当たり前なのだ。例えば靴の通販のサイトなんて無限にあるわけで、“靴”みたいなありふれた言葉で特定のサイトを検索結果のトップに表示させるのは至難の業なのである。

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 日曜の夜、一週間に一度鳴るか鳴らないかの携帯電話が鳴った。大学時代の友人からで、GREEをやっていないのかという内容だった。

 GREEが何のことだか分からなかったので調べてみたら、いま流行りのソーシャルネットワークサービス(以下SNSと表記)なのだという。そういや弟がmixiをやっていた。なんでもmixiとGREEが双璧らしい。

 友人は俺に招待して欲しかったようだが、もちろん俺がSNSなんてやってるわけがないので招待できなかった。Continue reading...