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 スマステ6を見ていたら、木村拓哉が『武士の一分』に出ている関係から、山田洋次の時代劇についてやっていた。山田洋次監督はこれまで藤沢周平原作の『たそがれ清兵衛』、『隠し剣 鬼の爪』を映画化している。山田監督はいままでの時代劇についてリアリティーが足りないと思っていたそうだ。一人が何十人も相手にする殺陣、相手の背後にいるのになかなか斬りかからない雑魚キャラ。殺陣だけでなく、衣装や食事、カツラにいたるまで時代考証を綿密に行い、リアリティーにこだわったのだそうだ。たとえば『たそがれ清兵衛』で真田広之演じる清兵衛は無精髭が生えているのだが、そんな人間が毎日髪の手入れをしているはずがないと、月代(頭を剃っている部分)を伸ばしたカツラを用意するなどしたそうだ。

 僕もテレビで見る時代劇などは嘘が多いと思っていたし、山田洋次監督のリアリティーを追求する姿勢には賛同するのだが、DVDを借りて見た『たそがれ清兵衛』は足りないところもあった。それは性の描写だ。以前もどっかで書いたけど、江戸時代というのは少し調べると遊郭や賤民の存在を避けられないような猥雑な時代だったということがすぐ分かるんだけど、それらをもろに描いた時代劇なんてのはなかなかないと思う。(もちろん存在するのだけど僕が知らないだけかも知れない。そうだとしたらゴメン)

 その点、性も、というか性を中心に江戸時代の人々の生き様を描いた奥田瑛二監督の『るにん』は圧巻だった(portal shit! : るにん ★★★★★)。ちょんまげにしたって、ほとんどの役者が髪を剃って月代をつくっていた。もちろん奥田瑛二本人も。住居から衣装まで、かなり徹底的に当時を再現しようとしたようで、時代考証は申し分なかった。

 ただ、すべての時代劇があからさまに性を扱う必要はないとも思う。だから山田洋次が撮るような、道徳的で美しいかつての日本人を描いた時代劇もあって良いと思う。でもあまり語られることのない、江戸時代の猥雑な部分を表現する映画を奥田瑛二にいくつか作ってもらいたい。緒形直人主演で、老人が児童虐待されている少女を誘拐する映画がカナダだかどこか外国の映画祭で賞を取ったらしいが、次作はまた時代劇を撮って欲しい。時代劇の今後に期待しています。

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 ここのところ見た映画のすべての感想を書いていない。DVDで鑑賞した旧作の感想をすべて書いても閲覧者にとって情報価値は高くないし、感想を書くのは劇場で鑑賞したもの、DVDで見たもののなかで特に気に入ったものだけにしようかと思います。

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 そういうわけでDVDで鑑賞したサイドウェイ。これはなかなか面白かった。主人公マイルスはカリフォルニアに住む小説家志望のワインマニアで、一週間後に結婚を控えた親友のジャックと、古いSAABのコンパチブルでワイナリーめぐり&ゴルフ三昧の旅に出る。小説を書き上げたばかりのマイルスはワインをたらふく飲み、ゴルフに興じるだけで充分だったのだが、ジャックは俳優らしく女を口説かずにはいられない。ビバリーヒルズ青春白書でもそういうエピソードがあったけど、アメリカでは誰かが結婚する前に男たちが集まって独身最後の思い出にスケベパーティーをやったりするみたいである。ジャックは結婚前にセックスをやりだめしておきたかったのだ。

 二人でマイルス行きつけのレストランを訪れたとき、そこでマイルスが密かに思いを寄せるウェイトレスのマヤの存在をジャックは知る。「お前も彼女に声をかけろよ。気になるんだろ?」ジャックはマイルスをけしかける。仕事を終え、レストランのバーでくつろぐマイルスとジャックに遭遇したマヤは、「あなたたち今夜予定あるの?」と声をかけるのだが、前妻との離婚で恋に臆病になっているマイルスは、「疲れたからモーテルに戻ってもう寝るんだ」と、折角の彼女の誘いを断る。ダメ男なんである :-!

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| @技術/プログラミング

 P_BLOGのカテゴリー検索(category.php)は部分一致検索気味で、例えば"昔の日記"というカテゴリーと"日記"というカテゴリーがあったとするなら、日記のカテゴリーを選択したときに前者まで含まれてしまうのですよね(やっぱりうまくいかないカテゴリー検索)。そういうわけで、後方一致がおきないようにカテゴリー(TAG)をつけるようにしていたのですが、うっかり後方が重複するカテゴリーができてました。"本"と"熊本"です。地名は盲点だった :-!

 しょうがないのでもう一度 category.php いじりにチャレンジしてみました。


//=====================================
// CATEGORY LIST UP QUERY -- HOW?
//=====================================

$patterns = '/(*|+|^|$|?|(|))/';
if (preg_match($patterns, $key)) {
    // (1) Use "LIKE" search
    $listup_query = "BINARY category LIKE '%".$key."%')";
} else {
    // (2) Use MySQL Regular Expression
    $listup_query = "category REGEXP BINARY '^".$key."$|^".$key.",|,".$key.",|,".$key."$|,?".$key.",|,?".$key."$')";
}
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| @雑談

 先日仮退院しました。“仮”ではなく本退院して放免となりたいのですが、なかなかうまくいきそうにありません。

 ところでまた精巣腫瘍で亡くなった方のウェブサイトに遭遇しました(MY奮闘記)。多くの病院を訪ね、積極的に保険外の治療にもチャレンジしておられた方のようですが、残念なことに亡くなってしまったそうです。僕もこの方と同じようになるんではないかと不安でならない。HCGßの値があまり高くない点が僕と似てる。いまはピンピンしてる僕ですけど、ときどき、そのうち体中にがんが転移して苦痛に満ちた死を迎えるのではないだろうかと考え込んでしまうことがあります。車に乗ったり、外で食事したりしてると自分でも忘れてしまうけど、僕は治療が難しい病気を患ったがん患者なのですよね。不安です。

 気のせいかも知れないけど、腫瘍がある部分が痛むなぁ・・・。

| @雑談

 河北新報 - 大学学食で朝食を 食習慣改善と出席率向上狙う 仙台 というニュースをYahoo!ニュースで発見。いいですね、羨ましいですね。三田の生協食堂は10:30からしか開かず、学生時代は講義を抜け出して食事を摂りに行っておりました :-P

 特に面白いと思うのが以下の取り組みです。

 学生食堂で1日1000円まで自由に食事できる定期券(年17万?18万円)を導入したのは、2004年4月。1000円を使い切るため朝食を取る学生が増えるだろう、との狙いは当たり、今年6月の朝食利用者は1日約400人と、定期券導入前のおよそ4倍になった。

 一人暮らしの理系の学生には嬉しいですよね。理系ってアレなんでしょ、研究室の流し台で風呂を済ませたりするんでしょ?(笑) そんなハードワーキン・スチューデンツにはぴったりですね!

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| @技術/プログラミング

 portal shit! : 世間は連休なのに引きこもってブログで遊んでても(・∀・)イイ!で書いた通りcategory.phpをいじって悦に入ってたんだけど、あのやり方では結局ダメみたい。新たな問題に遭遇した :-(

 すなわち、前方一致検索だけ行うようにしていたので、複数のカテゴリーを含む記事のカテゴリーが無視されるのだ。例えばブログ, 日記というタグ付けをされた記事は、“ブログ”というカテゴリー検索ではヒットするが、“日記”のカテゴリー検索ではヒットしないのである。

 結局デフォルトの状態に戻してしまった。queryの仕組みがよく分かるならば対処可能なんだろうけど、もどかしい。そのうち本屋でPHPの入門書を買ってみよう。

| @映画/ドラマ/テレビ

 昨日5月8日から入院したのだけど、今回の治療はかなり厳しく、かなり先まで外出・外泊できなそうなので、無理をして映画を見に行った。まずは二本みたうちの一本、『かもめ食堂』。

 フィンランドにおにぎりをメインとした食堂を開業した日本人女性サチエ(小林聡美)の話。客が全然来ない毎日を過ごしているが、ある日やって来たアニヲタフィンランド人青年にガッチャマンの唄の歌詞を教えて欲しいと頼まれ、それがきっかけで街のカフェで偶然見かけた日本人旅行者のミドリ(片桐はいり)に声をかけ、一緒に店で働くことになる。その後、空港で荷物を紛失しフィンランドから離れることが出来なくなっていたマサコ(もたいまさこ)も加わり、ゆるーいテンポで物語が進んでいく。

 見る前はすごく楽しみな映画だった。しかし見てからの感想は・・・。うーん、微妙。無印良品愛好者、Macユーザーは映画で使われているシンプルな家具やシンプルなライフスタイルを好むだろうと思う。とてもお洒落だった。僕は無印良品もMacも好きだけど、それだけじゃつまらないと思った。やっぱり中身がない映画はつまらない。

 僕の感想とは裏腹に、某SNSの熊本映画コミュニティや(あれほどSNSは嫌いだって言ってたくせについに加入してしまった! :-P )、毎日新聞の映画評みんなのシネマレビューYahoo!ムービーのユーザーレビューなどで評価が高い。

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