この前の比較は条件がバラバラだったので、出来る限り条件を合わせてもう一回撮り比べてみました。レンズはVR 18-200mm、両方ともピクチャーコントロールはスタンダードもしくはノーマル、ISO感度は200で統一、JPEG FINEでサイズは一番小さいサイズで撮りました。なおブログクライアントにectoを使ってるんですけど、ectoのはき出すサムネイルは汚いので厳密に見比べたい方はクリックしてオリジナルファイルを開いてください。
Continue reading...シリコンバレーには朝7時から夜12時まで開いてるカフェがあっていろいろ楽しそう
渡辺千賀さんのブログで、シリコンバレーのベンチャーシーンを垣間見ることのできるカリフォルニアの観光スポットが紹介されてた。
朝食はここ、昼食はここ、お茶はここ、という感じでレストランやカフェが4件紹介されてる。シリコンバレーのベンチャーシーンはこういったカフェやレストランで動いてるらしい。自由に使えるWi-Fiがあって、みんなMacBook持ってきて仕事したりしてるんだそう。顔を合わせるうちに意気投合してビジネスの話に発展、みたいな感じだろうか。
で、いいなー、うらやましいなーと思ったのがカフェやレストランの営業時間。平日は朝7時から夜は11時まで開いてたりする。スゲー。
朝早くから開いてるカフェが家の近所にあったら人生楽しいだろうなー、と思う。週末なんかは朝からコーシー飲みに行ったりなんかしてね。うちの近所では喫茶店は早くても10時くらいからしか開かないし、夜は遅くても8時くらいには閉まっちゃう。そもそも近所の喫茶店で食事したりコーヒー飲んだりするっていう習慣がない。(受験で最初に東京に行ったとき、朝からサラリーマンがドトールに吸い込まれていく光景を見たときはビックリした!)
夜遅くまで開いてるカフェは、酒は飲まなくて良いけど夜に人と会いたいってときに行ける場所としても重宝するはず。うちのあたりだとファミレスのJoyfullくらいしかない。さすがにファミレスじゃビジネスの芽は生まれなそう。
いまのシリコンバレーでは、カフェやレストランが社交場になってて、ベンチャーシーンを下支えしてるってのはなんかいい話だと思う。まるで17世紀のイギリスみたいだ。海上保険はエドワード・ロイドっておっさんがやってたコーヒーハウスに起源があるのは知ってますか?
と、ここまで書いたところでこんな話があるのを知った。
リナカフェとか行ったことないしどんなのか分からないけど、ネットのヘビーユーザーのたまり場っぽいものらしい。で、それを山手線の西側に作ろうというのが阿佐ヶ谷ギークハウス計画らしい。なんかやろうという人達が集まって意見交換をしたりする場はきっと時代や洋の東西を問わず必要なんでしょう。日本にもカリフォルニアのベンチャー起業家御用達のカフェみたいなのが出来るといろいろ活気づくんじゃないかなと思った。
三脚ジジイにはなりたくない
昨日、地元の阿蘇神社で火振り神事ってのがあったんで、写真を撮りに行きました。火振り神事ってのはいろんな人が火の玉を振り回す行事で、五穀豊穣を願う炎の舞だそうです。これはなかなか見物です。
僕は物心ついてからは初めて見に行ったんですけど、ツアーバスでやって来た三脚ジジイの多さにびっくりした!

こんな感じでずらーっと三脚ジジイたちに占拠されてる!
僕が良い場所で写真撮れなかったのは早くから行って場所取ってなかった自分が悪いわけですが、それにしてもこのじいさんたちうざい。僕の母親は仕事で火振り神事に来てたんですけど、「そこに立つと邪魔! こっちは昼から場所取ってるんだ」と罵声を浴びせられたそうです。ひどいもんだ。
五穀豊穣を神様にお願いする神事なのに、一体誰のためのイベントなのか分からないですね。
僕はカメラ好きだし写真撮るのも好きだけど、絶対こういう三脚ジジイみたいにはなりたくないと思った次第です。地元の人間に酷い言葉を浴びせてまで撮らなきゃいけないもんなのかね。
ときどきTumblrにつながらなくなる
もう一ヶ月以上かな。Tumblrがリニューアルしてから、断続的につながらなくなる。まったくつながらなくなるわけじゃなくて、ときどきつながったりする。
これが不思議なんだけど、Dashboardにつながらないときでもユーザー個別ページにはつながったりする。逆にDashboardにはつながるのにユーザー個別ページに接続できないことも。
ネットワークユーティリテーからPingを送信してみたんだけど、www.tumblr.comは
ping: cannot resolve www.tumblr.com: Unknown host
と表示される。tumblr.comの場合は、
PING tumblr.com (74.54.212.168): 56 data bytes 64 bytes from 74.54.212.168: icmp_seq=0 ttl=42 time=188.856 ms 64 bytes from 74.54.212.168: icmp_seq=1 ttl=42 time=187.085 ms 64 bytes from 74.54.212.168: icmp_seq=2 ttl=42 time=187.617 ms 64 bytes from 74.54.212.168: icmp_seq=3 ttl=42 time=187.780 ms --- tumblr.com ping statistics --- 4 packets transmitted, 4 packets received, 0% packet loss round-trip min/avg/max/stddev = 187.085/187.834/188.856/0.643 ms
ちゃんと通信してるっぽい。
僕はTumblrアディクトじゃないけど、地味にストレスを感じる。同じ症状の人いませんかね?
追記
以前、FONが原因で maps.google.co.jp につながらなかったことがあったので(maps.google.co.jpにアクセス出来ません - アーカイブ: Google マップ 1 | Google グループ)イーサーネットに切り替えてみたけど、こちらも意味がなかった。となるとISPの側で遮断されてるんだろうか?
2009/03/12 追記
どうもブロードバンドモデムを再起動後しばらくはつながるっぽい。やっぱりISP側の問題?
LDRize + Minibuffer + hAtom
遅ればせながら、LDRizeとMinibufferというGreasemonkeyをFIrefoxに入れてみました。GoogleやTwitterやTumblrの閲覧が劇的に改善されます。いままでメリットが分からず入れてなかったんだけど、アホですね。もっと早くに入れれば良かった。
となると一年前にやったAutoPagerizeのとき同様、P_BLOGでも動くようにしたくなる。というわけで例のごとくMicroformatsをXHTMLに書き加えました。AutoPagerizeの場合は独自規格のMicroformatsでしたが、LDRizeとMinibufferはhAtomという汎用Microformatsに対応しており、他の用途にも御利益のあるものなんだそうです。ありがたやありがたや。
- void GraphicWizardsLair( void ); // 「LDRizeのxFolk対応」と「カトゆー家断絶テストページやfooo.nameがxFolk化」が合わさるだけで、いろんなWebページがものすごく便利になるのもMicroformatsの大きな利点のひとつ
- LDRizeとMicroformats - 準二級.jp
ところで僕は知らなかったんですけど、XHTMLの中にclassって複数書けるんですね。一要素あたり一個しかclass書いちゃいけないと思ってた。アホだ。これまで autopagerize_page_element 専用に <div> を用意してましたが、これはhAtomのhfeedとご一緒してもらい、<div class="hfeed autopagerize_page_element"> としました。無駄な <div> を一個減らせました。
Continue reading...【iPhone 3G のダメダメなところまとめ】のダメダメなところ
SRさんが一個前の記事のコメント欄で紹介してくれたiPhone 3G のダメダメなところまとめというQ&Aが残念な感じだったので僕なりにAnswerを書いてみます。jailbreakしない、ノーマル状態の現在のiPhoneを想定して答えます。
Q.iPhone本体に、メールは保存できますか?
A.iPhone本体には保存できません。30日で自動的に削除されます。以後は見ることができません。i.softbank.jp は、IMAP(メールはサーバ上で管理)なので、iPhone本体で受信済みでも30日で自動的に削除され見れなくなります。
追記→ ユーザーから不評だったため、30日で自動的に削除されない仕様に改善されたとのこと。
iPhoneにはiPhone用のメールという発想がないです。普通GmailとかISPからもらったメールアドレスとかを使うんじゃない? Gmailやその他のメールは本体に保存されますよ。ただし50件まで。それ以上過去にさかのぼってメールを見たいときはサーバーからダウンロードして閲覧します。つまり電波が届かないところでは直近50件までしか閲覧できません。
Continue reading...悲しきアンコール・ワット
『悲しきアンコール・ワット』という本を読んだ。
アンコールワットは東南アジアを代表する遺跡だ。僕も去年10月にカンボジアを訪れて圧倒された。石で作られた遺跡の数々のクオリティはとんでもなく高い。是非とも一生に一度は訪れる価値のある場所だと思う。
盗掘
カンボジア政府によると、カンボジアにはアンコールワットの他にも仏教やヒンズー教の遺跡が1000ヶ所以上あり、文化財がたくさん残っている。しかし植民地支配や内戦など不幸な歴史が折り重なり合い、盗掘が相次いできたらしい。
古くはタイのアユタヤ朝との戦いに敗れてアンコールワットの美術品が戦利品として持ち去られたし、フランスの植民地支配時代にはアンコールの仏像の美しさに魅せられた不心得なフランス人達が遺跡から仏像を切り取ってフランスに持ち帰るなどした。
第二次大戦後に独立を果たしたものの、貧しさのために盗掘はエスカレートし、内戦期やポル・ポト派が国を支配した時代には公然と文化財がタイへ持ち出され、世界中に密輸された。
1993年にポル・ポト派とフン・セン派で停戦合意し、その後はカンボジアに平和が訪れ、遺跡の盗掘も止むかと思われたが、事態はそう単純ではないようだ。というのも現政権の政府軍は、断続的にポル・ポト派を吸収するかたちで成立しており、軍の要職をポル・ポト派の元幹部が担っているらしい。従って地方によっては政権の力が及ばず、賄賂を握らされた軍人達が盗掘を黙認しているケースもあるそうだ。
模造品
知らなかったのだけど、あんまりにも盗掘が多いものだから、カンボジアの遺跡仏像はこっそり模造品とすり替えられているものもあるそうだ。だから僕がアンコールワットなんかで見たもののうちの何割かは模造品だったのかも知れない。
また盗掘のみならず、模造品を本物として輸出する偽物ビジネスも横行しているのだそうだ。模造品製作の技術は遺跡の修復のためにも是非とも伝承していく必要のある技術であり、技術を得た職人達が偽物製作に手を染めたりせず、遺跡の修復だけで食べていけるようになるのが望ましい姿だと思う。
いまでも盗掘に手を染めるカンボジア人には、長期的に考えれば、先祖が残した遺跡を守ることが子や孫達の幸福に繋がることに気付いて欲しい。盗掘で荒らされた遺跡ばかりでは、外国人観光客もやってこなくなる。
そして密輸された遺跡を買ってるヨーロッパやアメリカや日本やシンガポールやタイの金持ち達に言いたい。アンコール遺跡の仏像はあの照りつける太陽の下、あるいは日が沈んだ静かなアンコールワットで見るから素晴らしいのであって、自宅に飾るもんじゃない。金にものを言わせてよその国の国宝級の美術品を自分の手元に置くなんて下品極まりない。
仮に遺跡に設置してある仏像が模造品であったとして、カンボジアの遺跡はカンボジアの太陽の下で、土埃の中で、においの中で見るのが一番だ。少なくとも自分は、夜の闇の中に照らし出されるアンコールワットの彫刻を見て、昔のクメール人達がどんなことを考えていたかが分かったような気がした。
蛇足
カンボジアの話とは直接関係ないのだが、ベトナムについての話が面白かった。カンボジア人はベトナムに対して複雑な感情を持っているらしい。歴史的に大国のベトナムに領土を圧迫されてきた経緯があるし、仏領インドシナだったときには、フランス人は自分たちの下にベトナム人を置き、ベトナム人にカンボジアを統治させたそうだ。
ベトナム戦争終了後に、ポル・ポト率いるカンボジアと統一したベトナムは戦火を交えることになるのだが、ベトナム統一後に取材でホーチミンを訪れた著者(著者の本職はカメラマン)は、ホーチミンと名前を変えられたはずの都市が旧称のサイゴンのまま呼ばれていることを知り驚いたらしい。統一したといっても南ベトナムは南ベトナムであり、住んでいた人達が入れ替わるわけではない。カンボジアに派兵されたベトナム軍は元南ベトナム出身者で構成されていたようで、歴戦のベテランではなく、5万人が亡くなった。ホーチミン市内では物乞いをする手足を失った傷病兵の姿を見かけることがあるが、旧北ベトナムのハノイではそのような姿を見かけることはないのだそうだ。北ベトナムが南ベトナムを支配していた、という構図がかいま見える。
さらに蛇足
この本は2004年の本だが、シェムリアップはかつてのネパールのカトマンズのようにバックパッカーの聖地になっており、アンコールワットの遺跡に登って朝日を眺めながらマリファナを吸うのが彼らにとって最高らしい
みたいな記述があった。少なくとも半年前に自分が訪れたシェムリアップは割と安全な観光地で、朝からアンコールワットに登ってマリファナ吸ってたりしたら怒られるんじゃないかな? 欧米人のバックパッカーも多いけど、年寄りの欧米人旅行者の姿も結構目に付いた。そういうわけでちょっと情報が古いというか、現状とは認識が異なっていると思う。いまのカンボジア、少なくともシェムリアップは安全に観光が出来る良いところだと思う。



