一つ前に「キャンプもんなんてするもんじゃない」という趣旨の記事を書いたが、その記事を書いた日の午後に佐賀のキャンプ場までキャンプをしに行った。
家族はテントの中で寝たが、自分はハンモックで寝てみたいと思っていたので外で寝ることにした。 9 月の連休に久住のキャンプ場に行ったときはキャンプサイトが原っぱでちょうどいい感じの木が生えておらずハンモックを張れなかったので初めて実際のフィールドでハンモックを使うことになる。
ちなみに以前書いた記事ではウキグモ Light (ダウンハンモック)を買ったということは書いていたが、その後ヤフオクを物色していてトップキルト(ハンモック用掛け布団)のウンカイ Light が安く出品されているのを発見したのでサクッと落札した。これによりウキグモ Light とウンカイ Light 、 Exped Hammock Trekking Tarp (軽量タープ)のハンモック泊三種の神器がそろい、温かい低山であればいつでも野営できるようになった。
ウンカイ Light に関しては以下のブログが参考になる。
メーカーのアクシーズクインのページと GRiPS のブログも。
実際に張っている様子は以下。
キャンプ場の標高は 550m くらいで、ふもとの気温と標高差からこの日のキャンプ場の最低気温は 15 度前後だったと想像される。ウキグモ Light の快適使用温度は 15 度以上となっていて、またウンカイ Light とも組み合わせていたので条件的には問題ないはずだが、明け方に風が吹くと寒さで目が覚めてしまった。
9 月下旬の久住のキャンプで寒さ対策の必要性を痛感していたので今回は寝るとき用にスウェットパンツと厚手のセーターを着込んでいた。それでも風が吹くと背面が冷えた。 XERO SHOES のサンダルを履いていた都合上、足は裸足で靴下ははいていなかった。ウンカイ Light には足を突っ込めるフットボックスがあるが、それでも足下からも冷気が入り込んで足が冷えた。またウンカイ Light からはみ出している頭にも寒気を感じたので、一度ハンモックから這い出して薄手のウィンドシェルをセーターの上から着てフードを被ってハンモックに入り直した。そうすると随分寒さは軽減されたが、 5 時頃からキャンプ場に合宿に来ていた少年野球クラブの子ども達がわーわーと騒ぎ始め、またあたりが明るくなってきたことにより寝付けなくなってしまった。結局 3 時間しか寝られなかった。以下の学びを得た。
- ハンモックは寒い。寝るときは厚着が必要。
- トップキルトからはみ出る頭の部分や足が冷えるのでフードのある服かニットキャップが必要。靴下もはいておく。
- ハンモック&タープでは外の影響をもろに受ける。周囲の音や日の出で目が覚めるので早寝早起きが快適。
ダウン入りハンモックなので九州の低山であれば真冬でも使えるのではと期待していたが、やはり山は寒い。この感じだとやはりウキグモ Light & ウンカイ Light は晩春から早秋にかけてしか使えない、夏用の寝具と捉えるしかない。どうしても冬場も使いたいなら、ブランケットで体をぐるぐる巻きにするか、ハンモックをまるごと覆ってしまうモグを検討するしかないだろう。
テントと寝袋を買いそろえると高い(テントが 5 万円、寝袋が 3 万円、マットが 1 万円くらいする)し重い(テント 1kg 、寝袋とマットで 1kg くらい)から、ハンモックなら軽いし安く宿泊装備がそろうはず、と思って揃えたハンモックシステムなので、これ以上何か買って本末転倒にならないように気をつけたい。