GW 前半の 4/29, 4/30 で山口県に行った。子どもが SL やまぐち号に乗りたがっていたのと、自分が下関の唐戸市場と角島に行ってみたかったから。旅行計画はこんな感じ。
家庭内 Kibela にエントリーを書いて嫁さんと共有しながら計画を練った。ただ嫁さんはめんどくさがって前日まで見てなかった。自分は電話が嫌いなので SL やまぐち号のチケット予約の電話を嫁さんにしてもらった。
予定では朝 7 時に家を出ることになっていたけどうだうだしてしまって結局は 9 時半頃家を出た。昼前に関門海峡に差し掛かり、関門橋を見渡すことができる PA で写真撮影して本線に戻り下関 IC で降りたところで嫁さんがシートベルトをしておらず後席シートベルト不装着で長州の官憲につかまえられた。関門橋のところの PA まではシートベルト着けていたとのことなのであれはトラップだと思う。ゴールド免許復帰の夢は潰えた。
下関市役所の駐車場に 11 時半頃到着し、歩いて唐戸市場へと向かった。下関の印象は門司と似ていた。昭和の雰囲気を色濃く残す寂れた商店街の感じは、あぁ、門司と下関は双子の都市なんだなぁという思いを抱かせた。
唐戸市場は昼時ですさまじい混み具合だった。ようやく食べ物を調達しても座って食べられる場所を探すのが大変。人混みの中で押し合いへし合い状態で買った海鮮丼は大したことなくて、唐戸市場はアクティビティとして来てみるのはよいけどわざわざ食事を目当てに来るほどではないなと思った。
テラスから関門海峡を通るタンカーや船を眺められるのはよかった。タンカー、普段は港に停泊してるやつか沖合を航行してるやつしか見ないと思うけど、間近で見るタンカーは結構速いスピードで動いてるという知見が得られた。
唐戸市場を出たあとは商店街にある自家焙煎のコーヒー屋でサイフォンでいれたコーヒーを飲んだ。
その後角島を目指して日本海側を移動した。海沿いの景色は福岡の糸島と同じような風景だったけど、とてつもなく長いビーチがあって気持ちよかった。角島には 4 時頃着いた。運良く空いたところに停められたけどすごく人が多くて車を停める場所を見つけるのが大変だと思った。この日は曇り気味の天気でガスも多く、角島大橋の景色ははっきりは見えなかった。橋を渡って角島の方まで行ってみたけど観光名所となっている灯台のあたり(映画の舞台になったらしい)は駐車場代が福岡の天神よりも高くバカらしくて車を停めはせずぐるっと回って戻ってきた。角島大橋近くの店でコーヒーを飲んで休憩したあと、併設の萩焼の店で嫁さんがいくつか器を買った。
6 時頃から今度は宿泊先の山口湯田温泉に向かった。途中、秋吉台を見ていきたいと思っていたけど道に迷った&日が暮れてしまい、結局秋吉台を見ることはできなかった。 8 時頃ホテルに到着し、繁華街に出かけて食事をした。結構迷ってふらっと入った店は悪くはなかったけど会計がすこぶる高く卒倒した。宿に戻ると 11 時半を過ぎており、併設の温泉の利用を断られた。予約していた部屋がツインではなくダブルの部屋だったことを嫁さんにとがめられ床で寝た。
翌朝、朝食が無料で付いていたので食べに行ったところ、無料なのに地元のおばちゃんたちが作る煮物などがどれもおいしくびっくりした。チェーンのビジネスホテルで家庭の朝食みたいなやつが食べられて良かった。
食事を終えてチェックアウトし、コインパーキングを探して車を停め、メインの目的の SL やまぐち号に搭乗すべく湯田温泉駅へとタクシーで移動した。湯田温泉駅はつつじが満開だった。
SL やまぐち号は非常に混雑していた。また車両は古くてすすけていた。 SL は子ども時代に家の近所を走っていた ASO ボーイの試乗運転にしか乗ったことがなく、長距離を乗るのは初めてだった。 SL 特有の動き始めたときに車輪が滑ってずるっとなる感じが印象的だった。
やまぐち号の目的地は島根県の津和野で、車窓からの風景は山また山、時々田園地帯という感じだった。石州瓦の赤い屋根瓦の家々が印象に残った。日本海側で降雪量が多いことも関係あるのか、切り妻屋根の家が多いなと思った。
津和野は昔ながらの雰囲気を残す街だった。小京都と言われているようだが、中山道の宿場町の馬籠宿に似ていると思った。小さな街なことと帰りの SL までの時間が限られているのでレンタカーを借りるほどでもなかったので駅前でレンタサイクルをかりて街を回った。昼飯を食べなければならなかったが着いた時刻が 14 時前でどこの飲食店も軒並みラストオーダーを過ぎており、昼食を食べる店を探すのに難儀した。森鴎外の出身地とのことなので鴎外の生家に行ってみたかったが、三時間弱の滞在時間では時間が足りず、菓子屋で名物の源氏巻を食べ、閉店しようとしていたところを何とか滑り込んで割子そばとうずめ飯を食べ、酒蔵を二軒回って日本酒を買った(2本買ったうち1本は列車から降りるときに嫁さんが落として割った)ところでタイムオーバーとなった。
山口の湯田温泉駅に戻るとどっと疲れが出て、これから福岡まで運転して帰るのかと思うと暗澹たる気持ちになったので帰る前に足湯に浸かって帰った。街中に綺麗な足湯スポットがあって 200 円で入れて、足湯に浸かりながらコーヒーなどを飲むこともできる。
いろいろ盛りすぎて一泊二日で行くには時間が足りなかった。特に津和野にはもう一度行ってみたいと思った。