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 今日の日経生活面に、『私設私書箱に郵便物/代行取引でネットオークション』という記事が載っている。私書箱なんて企業が使うものだろうと思っていたが、日本総合私書箱センターによると、同センターでは個人の利用者が全体の4割にまで増えたそうだ。ネットオークションの代行取引業も利用者が増えているとか。

 確かに知らない電話番号から勧誘の電話がかかってきたりするのは不愉快なものだ。俺も最初、トリニティーアカデミーというところからパソコンと英会話学校の勧誘電話が来たときは不気味で仕方なかった。電話してきたバイトのねーちゃんに「どっこから俺の番号知ったんだ?」と詰問してしまったほどだ。

 しかし今日、知らないところからの勧誘電話なんて日常茶飯事である。携帯には月二回程度は知らない03番号からの着信がある。携帯を買った怪しい携帯安売り業者から情報が漏れたのだろうか? いずれにせよ、この情報化社会で個人情報が漏れるのはある程度仕方がないと思っている。そもそも普通に生活しているなら、個人情報が漏れるといっても住所・氏名・電話番号くらいまでだろう。クレジットカード情報が漏れたりしているわけではない。

 気になるのは、こういう風に過剰に防衛意識の高まった連中が、ヤフオクなんかで氏名や連絡先を明かさずに取引をしようとするということだ。これまでヤフオクをやっていて相手が素性を明かさなかったことが二回ほどあったが、こちらの方が気持ち悪い。落札者は商品を送ってもらうために自分の住所・氏名・電話番号を教えなければらないのに、出品者は情報を開示しないとなると不安である。振り込ませたまましらばっくれることも不可能ではない。低額取引を何度か行って評価ポイントを稼ぎ、高額商品を短期間に大量に出品して代金を振り込ませてばっくれればOKなのである。

 こういう疑念がある以上、ヤフオクなんかの個人間の取引では素性を明かして欲しいと思う。そもそもネットオークションなんて、インターネットを介した単なる個人売買に過ぎない。秋葉原の怪しい中国人と取引するわけではないのである(秋葉の怪しい中国人みたいのもヤフオクに出品してますが)。ものの売り買いをするときは、素性を明かすというのが最低限のマナーだと思うのだがいかがか?