いま猛烈に後悔していることがある。旅行中、あまりチップを払わなかったことである。というのは同伴者が、「ヨーロッパにはあまりチップを払う習慣がないらしい」なんてことを言っていたから、それを信用してしまったのである。しかし帰ってきてインターネットでいろいろ見ていると、やはり気持ち程度のチップは渡した方がよかったみたいである。
Continue reading...チェコについて、共産主義について
今回の旅行の隠れたテーマに、旧共産圏の国々を見て回る、というのがあった。訪れた旧共産圏エリアは、旧東ドイツ地域、チェコ、ハンガリーである。なぜ旧共産圏に興味があったのかといえば、大学一年の頃履修していた『近代思想』という授業で、夏休み明けの講義のときに講師がチェコに行ってきたという話をしたからだ。その話がとても興味深かった。「君たちもぜひ早いうちにチェコに行くべきだ。いまあの国はどんどん資本主義化している。僕が泊まったような趣のある宿や訪れたレストランもなくなってしまうかも知れない」と講師は言った。その言葉が耳から離れなくて、それ以来、いつかチェコを含む旧共産圏の国々を訪れたいと思っていた。
Continue reading...帰ってきました
7日に無事帰ってきました。旅行は面白かったですが、飛行機の狭い席に十数時間も座っていなければならないのは地獄ですね。好きなときにトイレにいけないし。
これからしばらくは旅行ネタで記事を書こうと思います。以下は旅行で印象に残ったことの走り書き。
やはり共産主義はよくない
プラハで訪れたCommunism Museumはすごかった。共産主義がいかに人間を抑圧していたかがわかる。意外にも環境保護の観点からも共産主義はよくないそうだ。かつて共産主義国の生物種の数は民主主義国の五分の一であったとか。チェコは民主化後、急速に生物種の数が増えているのだそうだ。競争優先の資本主義のほうが自然を破壊しそうだが、実は逆なのである。そもそも共産主義は都市に住まう労働者のための思想である。「マルクスは地方の農民のことなんて考慮していなかったし、レーニンは農民のことを軽蔑すらしていた」とミュージアムには記してあった。
Continue reading...牛肉輸入再開とレモンの原理
牛肉輸入再開を牛丼チェーンは歓迎しているみたいだけど、その中ですき家だけ異論を唱えているらしい。
Continue reading...ゼンショーが増額修正「米国産牛肉は使わない」
(前略) 年内にも米国産牛肉の輸入が再開される見通しとなったが、同社の小川賢太郎社長は「米国のパッカー(食肉処理業者)の現場を見ると、月齢のチェック体制や危険部位の除去に課題を残す。消費者の安全確保が当社の最重要経営課題であり、現状では米国産牛肉の使用は考えていない」としていた。ただ「独自の(安全性確保の)ノウハウを使って米国産牛肉を調達することは(将来的に)あり得る」とした。また「日本政府は全頭検査(の必要性)を貫いた方が良かった。日本は堂々と食のグローバルスタンダードについての考えを世界に対して示すべきだった」とした。 (後略)(ラジオNIKKEI) - 11月1日16時21分更新
エメラルド・カウボーイ
凄い映画を見た。面白いかどうかは別にして、迫力のある映画だった。
南米コロンビアに渡り、エメラルド商で一財産なした早田英志という日本人の物語で、現代版ドタバタ西部劇@南米という趣である。しかもなんと本人監督主演。もう目茶苦茶である。
本当はアメリカから監督と日系の役者を連れてきていたらしいのだが、ゲリラの出没する地域での撮影にアメ公どもが恐れをなして逃げ出してしまったため、本人監督主演ということになったのだそうである。さすがに若かりし日の早田氏役を本人が演じることは出来ないので、現地人を日本人として登場させている。日本人役なのにいかにも南米系の顔をしていて、日本語はとっても下手くそ。その辺がいまいちリアリティーに欠けていて萎え萎えなのだが、後半の早田氏本人が出演するシーンは実弾を用いた銃撃戦など迫力満点だった。現地人俳優と実物の早田氏のヴィジュアル面のギャップには目をつぶることにしよう(若かりし日の早田氏を演じた現地人の俳優はスラッとした八頭身なのに、早田氏本人はいかにも東洋人という小柄な体格で、南米風のポンチョなど来てもサイズがだぶだぶで非常にかっこわるかった。ティアドロップのサングラスをかけてあれほどださくなれるのは早田氏と村上春樹くらいである)。
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