| @雑談

 自分だけよけりゃそれで良いんですか? にコメントを頂きました。残念ながら投稿者さんがご自身で削除されたようで、現在は閲覧することが出来ません。僕はRSSリーダーでこのブログのフォーラムのRSSを拾うようにしているので、偶然目にすることが出来ました。

 投稿者さん(RSSフィードではお名前は分からないので「投稿者さん」としかお呼びできません)がご自身で削除しておられるので書き込みの詳細な内容に触れることは避けますが、僕の投稿に対して「まぁまぁ落ち着きなさい」というトーンのコメントでした。自分で読み返しても過剰に攻撃的過ぎるなぁと思います。

 ただ、やはり「水俣だけには産廃処理場を作ってはならない」という論理には違和感を覚えます。公害は誰だって嫌なものです。自分の住んでる土地に産廃処理場なんて出来て欲しくない。水俣だけ特別扱いしろ、という主張は間違っていると思うのです。

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| @雑談

 友人がワールドカップを見に行くって言ってたので、もうドイツにいるかなとメールを送ってみました。友人はVodafoneユーザーなので、ドイツにいたとしてもメールが届くはずなのです。そしたらドイツから返事が来ました。いやー、便利ですね。去年旅行したときは携帯がなくて少し不便な思いをしたのですが、頻繁に海外に行く人にとってはVodafoneは欠かせないでしょうね。SoftBankに変わってもVodafoneとは提携関係を維持するらしいので、海外でのサービスも維持されるのでしょう。

 これに関連して、毎日楽しく読んでいる 吉村哲彦さんのブログ によると、DoCoMoは困ったちゃんな会社みたいで、独自規格を押し通すがために3G携帯と鳴り物入りで登場したFOMAも海外では使えないみたいです。ナンバーポータビリティーが始まったら、キャリアを変えることも考えてしまいますね。海外に行く機会なんてそうそうないですけど。

| @映画/ドラマ/テレビ

 DVDで鑑賞。良かった。南米ロードムービーだけど意味不明なセックスシーンもないし、安心してみられる。もちろんガエル・ガルシア・ベルナルが超格好いい。

 この映画の主人公は若き日のチェ・ゲバラだ。医学生のエルネスト・ゲバラは、30歳になる前に南米をバイクで回る旅行に出かけたいという友人アルベルトとともに、大学を休学しての長い旅に出かける。旅先で生活に困窮する先住民やなかなか職にありつけない共産主義者の話を聞いたり、マチュ・ピチュ遺跡を訪れてインカの人々に対する敬意を抱いたり、旅のクライマックスのハンセン病療養所で患者に一人の人間として接するなかで、エルネストの中に何かが芽生える。

 『天国の口、終わりの楽園』、『アモーレス・ペロス』、『アマロ神父の罪』という順番でガエル・ガルシア・ベルナルの出演作を見たけど、『天国の口・・・』と『アモーレス・ペロス』ではハチャメチャな悪ガキを、『アマロ神父の罪』で性欲に溺れながらも正義を貫こうとする若者を演じ、本作では見事心優しく知性溢れ、なおかつ正直な好青年を演じている。すごい出世だ(笑) しかし役柄が変わったからといって違和感があるわけではなく、喘息持ちの真面目な好青年の役もきちんとこなしている。『天国の口・・・』で演じたフリオは、酒と煙草をガンガンやって、あとはセックスのことしか頭になかったのにな。

 ロードムービーはたいてだらだらしてるから嫌いなんだけど、これは退屈させない。南米の景色がとても美しいから、下手なNHKの地球自然番組を見ているよりも全然美しいものを目にすることが出来る。加えてガエル・ガルシア・ベルナルである。つまらないはずがない。過激な性描写はなく、意外にも平和な映画である。

 チェ・ゲバラが共産主義者として目覚めるきっかけを与えられるところで映画は終わるのだが、理念としての共産主義はとても爽やかで清らかだから、見終わった後は爽やかな気分になれる。こういう映画は良いと思う。金曜ロードショーとかでも上映してほしい。誰かから嫌な目にあわされたときに見ると良いかもしれない。

| @映画/ドラマ/テレビ

 ドイツ降伏前夜、ヒトラーが自殺するまでの日々と、ヒトラーに仕えていた人々が終戦を迎えるまでの話。ヒトラー研究家とヒトラーの秘書だったトラウデル・ユンゲの著作を元にして作られており、劇中でのヒトラーの台詞は記録に残っているものなのだそうだ。ラストの部分ではちょっと納得いかない部分があったが、これだけ迫力がありリアリティーのある戦争映画を撮れるドイツは、同じ敗戦国として凄いと思う。

 同じように戦時期のドイツを扱った『白バラの祈り − ゾフィー・ショル、最後の日々』では室内でのシーンが多く、それが息を詰まらせる。しかし今作は、ヒトラーらはずっと地下壕に隠れており、ともすれば地下室のシーンだけになりがちなのを、爆撃される市街地のシーンも頻繁に登場させ、時代考証、舞台設定も抜かりない。あの破壊され尽くしたベルリンの映像はCGではないように見えたが、どうやって撮影したんだろう? 建物を復刻して巨大なセットを作ったのだとしたら凄い。

 野戦病院の悲惨さを描くことも忘れていない。傷ついた兵士たちの手足を豚肉のように切り落とす医者。最期まで優雅な日々を送るヒトラーや将軍たちと、手足を切り落とされる兵士たちの対比が非常にグロテスクだった。

 この映画はとにかく戦争の悲惨さを伝えてくれる。空襲され包囲されることの恐怖、傷ついた兵士たち、理不尽な暴力、死を目前にしての狂気。スパイ狩りで無実の市民が自警団に殺されたりする。『はだしのゲン』に近いものをこの映画からは感じた。またベルリンがソ連軍によって攻撃される状況は、沖縄戦の状況に近かったのではないだろうか。逃げようにも米英軍とソ連軍に包囲されていて逃げ場がなかった。

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| @技術/プログラミング

 portal shit! : 世間は連休なのに引きこもってブログで遊んでても(・∀・)イイ!で書いた通りcategory.phpをいじって悦に入ってたんだけど、あのやり方では結局ダメみたい。新たな問題に遭遇した :-(

 すなわち、前方一致検索だけ行うようにしていたので、複数のカテゴリーを含む記事のカテゴリーが無視されるのだ。例えばブログ, 日記というタグ付けをされた記事は、“ブログ”というカテゴリー検索ではヒットするが、“日記”のカテゴリー検索ではヒットしないのである。

 結局デフォルトの状態に戻してしまった。queryの仕組みがよく分かるならば対処可能なんだろうけど、もどかしい。そのうち本屋でPHPの入門書を買ってみよう。

| @雑談

 5月9日から治療を受けていました。それで今日までの六日間、死ぬほどつらかったです。前回、前々回行った塩酸イリノテカンとネダプラチンの二剤併用療法は残念ながら効果がなかったため、今回は治療法を変えました。一番最初に行った化学療法、BEP療法もつらかったですが、あちらは吐き気との闘いであり、体が欲するままに吐けば良いだけなのですが(それでも死ぬほど辛い!)、今回行ったTIN療法は吐き気に加えて神経痛や倦怠感、発熱などが加わります。パクリタキセルという薬品に末梢神経毒性があり、これがために手足にしびれがでたり、関節痛がしたりするのです。

 僕の場合今回は関節痛と微熱がつづき、これが大変つらかったです。体がフラフラとし、気分は優れず、点滴されている間中憂鬱で仕方ありませんでした。同じ治療を来月にまた行うかと思うと気分が暗くなります。死んだ方がましかも、なんて :-!

 治療中、携帯からibisBrowserを使ってブログを読んでいたのですが、京大の吉村哲彦さんのブログとホームページを訪れては「海外旅行に行きたいなぁ」という思いを募らせておりました。早く退院して、またバックパッカーやりたい。昨秋買ったkarrimorのバックパックが僕を待ってます。一度使っただけで死んだら勿体ない。もっと使ってやらなきゃ。

| @映画/ドラマ/テレビ

 カンヌでパルム・ドールを獲得したらしいし、予告編も面白かったから期待して見に行ったんだけど、『かもめ食堂』に引き続きこれにも肩すかしを食った。

 フランスのちんぴらブリュノが主人公。恋人との間に子どもができても入院中の彼女の見舞いにも行かず、盗みや物乞いを繰り返す日々。恋人に散歩に連れて行ってきてと子どもを託されると、なんと我が子を売り飛ばしてしまう。本当にろくでなしの話。

 うーん、迫力のある映画ではあった。特にブリュノが盗みを働いた後に、仲間の少年と冷たい川に入って身を隠すシーンがあるのだけど、このシーンは圧巻である。なぜこんな目にあわなければならないのか? そこまでして盗みを働く価値があるのか? 考えさせられる。

 しかしこの映画、とにかく重い。救いがない。全編にわたって音楽が流されることはなく、フランスの街並みも汚い。『かもめ食堂』とは対照的にすごく衝撃的な映画なんだけど、その代わり華やかさがなくて、この映画はエンターテインメントではないと思う。

 モラトリアムというか、青少年の苦悩をテーマにしている点で、『誰も知らない』に少し似ていると思う。そういえばあれもカンヌで賞をもらっていたなぁ。でも『誰も知らない』の主人公の方が、弟や妹を思う気持ちがあって人間的だった。ブリュノが最後に涙を流すシーンでブツリと映画は終わるのだけど、彼は更生できるのだろうか? 恐らく僕は無理だと思う。

<蛇足>

 こちらも、同じ時間に上映していた『タブロイド』を見に行けば良かった。ていうかDenkikanさん、最近上映期間が短いですよ! 『ブロークバック・マウンテン』とか『るにん』は長期上映する割に他の作品の上映期間短すぎるっすよ。多くの作品を上映してくれるのは嬉しいけど。