| @散財

ゼンハイザーのヘッドフォン(HD 238)を買ったのでご報告いたします。

ヨドバシカメラで9800円でしたが、Amazonだと7800円! 安い!買った後に気づいた! 悔しい! でもわりと気に入ってます。

特徴ですが、

  1. 音が誇張されてない(低音高音とも)
  2. つけていて楽(耳が痛くならない)
  3. 小さくて身につけやすい(ケーブルが細いのはちぎれそうになり心配だけど)

などが挙げられます。

難点としては音漏れすること。かなり控えめな音量で聞いていても音漏れします。しかし音抜けの良さがこの製品の売りらしく、密閉型タイプのHD 228とも聞き比べてみましたが、全然音が違います。密閉型タイプは音がこもっているようにもこもこしているし、装着していて圧迫感があります。やたら低音が響く印象を持ちました。

対してHD 238は音の聞こえ方が自然です。据え付け型のスピーカーで聞くのに近い聞こえ方をします。もこもこしてたりやたら低音が強かったり高音が耳をつんざいたりしません。

僕は音楽はなんでも聞くので、こういう余計な音の誇張がされていないヘッドフォンはとても良いと思います。オススメです。

ところで、ヨドバシカメラで接客してくれたお姉さんが博識かつ自分の好みをハキハキと言う人でとても好感が持てました。最初はAppleのMA850G/A (マイクとコントローラー付のiPhoneでも使えるカナル型イヤフォン)を買おうと思ってたのですが、このお姉さんが「うーん、これは…」と別の製品を進めてくれて、さらに「同じ金額出すならイヤフォンよりもヘッドフォンの方が…」とヘッドフォンを買うことになりました。

人によって感じ方は異なるでしょうが、お店の人が自分の好みをはっきり話してくれると僕は信頼できると感じてしまいます。あまり良くない製品のことを適当にお茶を濁したように解説されるよりも、ぶっちゃけトークをしてくれた方が参考になります。電気屋で店員さんがこんくらい博識だとAmazonばっかじゃなくてたまには店で買おうかなって気になりますね。

| @読書

学生の頃に買って積ん読になっていた本を引っ張り出して読みました。いわゆる「京大式カード」の本。40年前の本ですがおもしろかったです。

発見の手帳

著者の梅棹先生は高校生の頃にレオナルド・ダ・ヴィンチについての小説を読んでダ・ヴィンチがメモ魔だったことを知り、それに感銘を受けて『発見の手帳』を綴ることにしたんだそう。それが発展して有名な「京大式カード」に進化したらしいです。

僕自身はそういうノートを綴ったことはないけど、そういうの必要だなと思ったことは何度かあります。大学受験で小論文の勉強をしてた頃とか。電車に乗ってるときとか道を歩いているときとかにぽっと何かが思い浮かぶことがある。これは後から早速文章化しようと思っていても、いざ紙と鉛筆がある机の前に座るとさっきのアイディアは忘れてしまっている。こういう経験みなさんないですか? 自分の記憶ほどあてにならないものはないわけです。

いまはこういう突然のひらめきのうちのおもしろネタとかはTwitterにポストしてますが、Evernoteにどんどん放り投げていくのなんか良さそうですね。

理想の手帳はモレスキン

梅棹先生が理想としてあげているノートの特徴がモレスキンそのもので大変興味深かったです。

 大学ノートではポケットにはいらないから、やはりちいさな手帳ということになる。しかしこれは単なるメモではなく、小論文をかくものである。その点では、型がおおきいほうがいい。いろいろなのをためしてみたのだが、相反する二つの要求を満足させるために、けっきょく、新書版のたけをすこしみかくしたくらいのおおきさでおちついた。

 もうひとつ、机がなくてもかけるという条件をみたすために、表紙には、おもいきってあついボール紙をつかったほうがよい。そうしておけば、ページをひらいて、左手でささえて、たったままでもかける。かなり長期にもちあるくものだから、製本はよほどしっかりしている必要がある。なかの紙には、横線があればよく、日づけそのほか、よけいな印刷はいっさい不要である。市販の手帳には、なかなかいいものがないので、注文で気にいったものをたくさんつくらせて、グループでわけたこともあった。

梅棹先生はシャレオツさとか画家や文豪が使っていたからということよりも、実用性とか経済的な合理性を重視されてる。モレスキンはメモ帳として使うには高すぎるのは確かです。小さいやつでも1,890円する。引用部の後ろのほうにありますが、結局注文で大量に自分が気に入った型のノートを作らせるのがよいらしい。一度に大量生産するのが一番安上がりだということです。

また既製品はメーカーの事情で製品ラインナップが変更されて気に入ったものが仕様変更されたりなくなったりする。特注品を一度に大量発注してストックしておけば、この手の問題も解消できると梅棹先生は説いておられます。確かにモレスキンも一旦会社が倒産して絶版になってましたもんね。

富豪的ページングのすすめ

『発見の手帳』の具体的な使い方として、1ページ1項目の原則を挙げておられます。僕は生来の貧乏性が災いしてか、学生時代のノートとか結構けちけちとっており、これが著しく情報の検索性を低下させたと思い反省しています。先生は高校時代から授業の板書などは片面だけにとるようにしたそうです。右側にノートをとり、左側は空けておくという使い方だそう。そうすると左に自分の考えを書き込めるというわけですね。確かに学生の頃、頭が良い人のノートとかを借りたときとかは、片面だけ使う使い方ではないにせよ、スペースを十分にとって見やすいレイアウトでした。

あと索引をつくり検索性を上げるようにということを説いておられますが、今日においては発見の手帳的役割を担うのはEvernoteでしょうから、1ページ1項目の原則も索引を作る原則も現代人は簡単に満たせてしまうわけですね。これは非常に素晴らしいことだと思います。

書くことについて

本書では情報の整理術の他に、書くことについても梅棹先生の慧眼が光ります。海外の人々と手紙をやりとりするときは言語はまちまちでも決まった体裁があり、非常にやりとりがしやすいが、日本人の手紙には決まった体裁がなく、日付や署名を入れる場所や、入れるか入れない自体が各人でまちまちであったりする。そもそもきちんとした手紙のフォーマットを学校で教えないから日本人は手紙を書けなくなってのではないかと嘆いています。当時の統計で日本人は電話機一台あたりの通話回数が世界一だったそうです。

なぜ日本人は手紙を書けなくなったのか。内容重視の考え方が良くないのではないかと梅棹先生は考えておられます。形式よりも内容を重視すべきという思想が、手紙の形式を否定した。その結果「まったく無内容でも、手紙をだすこと自体に意味があるというような手紙さえ」出せなくなってしまったと。

ブログ、ひいてはなぜTwitterが流行ったかといえば単純だったからだと僕は思います。ブログは最低タイトルと本文さえ書けばパブリッシュできます。Twitterにいたっては本文140字のみ。考えようによればこれらは非常に制限が厳しく、Twitterやブログツールが求める型に従わないと文章のアップロードができないと言えます。しかしその反面、非常に気軽に書くことができるわけですね。本文さえ書けばよく、デコレーションとかその辺のことはいっさい気にする必要がない。形式などに制限があった方が気軽に書けることもあるのです。

文章の形式とかはもっと学校でしっかり教えていいと思いますね。似たようなことを過去に書きましたが(文章の書き方について)、小論文の書き方とか実はある程度体裁があります。そういうのさえ知っていれば、文才がない人でも誰でもちょっとした文章は書ける。日本の国語教育は名文に触れることとかばかり重視してるから文章を書くことが苦手な人を量産してるんだと思うんですよね。

日本語との格闘

興味深かったのが梅棹先生のタイプライターとの格闘の歴史です。先生はタイプライターで文章が書ける欧米人の環境がうらやましくて仕方なかったらしく、一時期はローマ字で手紙を書いたりしていたそうです。

その後いち早くカナモジ・タイプライター(和文タイプライターとは異なる)を導入したりもしたそう。日本語をローマ字で綴ろうという運動が戦前にあったとかいう話は聞いたことがありましたが、正直ピンと来ませんでした。しかしこの本を読んで、ワープロやパソコンが普及する前の時代の日本人は、タイプライターが使えなかったので基本的に文章は手書きしていたわけです(和文タイプライターは高価だし手書きより早くはタイプできなかったようです)。これはいまから考えると地獄そのもの。推敲していて文章の並びを換えたいときは書き直しです。いまなら気が狂いそう。

加えてEメールなら当たり前に取れる送信メールのコピーが、手紙の場合は取れない。当時はコピー機も今日ほど普及しておらず、相手に送った手紙を参照するためには相当なエネルギーが必要だったわけです。その点でもタイプライターならカーボン紙をはさんで打つことで簡単に複写が取れたそうです。

アドレス帳の整理にも苦心しておられた模様。いまなら届いたメールに返信するだけでメーラーが勝手に付属のアドレスブックに登録してくれたりと、こういうのは非常に楽になっています。

まとめ

総じて梅棹先生は、1960年代に一人だけ現代を生きていたような気がします。ただその発想を支えられる環境がなかったから、頭の中でiPhoneやEvernoteの代替となるような仕組みを作り上げていた。並々ならぬ努力がうかがえます。自分だったら絶対無理。TumblrやらTwitterやらEvernoteやらiPhoneやらTomblooがあるいまの状況を非常にうらやましく思われることだろうと思います。

確かにこの本に書かれている技術は現代では直接は役に立たないけど、Evernoteのようなソフトがあって、ローカルとクラウドで情報を同期しながらメモやアイディアを書き込める場所があることのすごさに気づくことが出来ます。

自分たちがいまいかに恵まれた時代に生きているかを実感させられる本でした。

| @技術/プログラミング

CakePHP、ちょこっと使ってみるだけのつもりだったんだけど、結構深くつきあってしまった。三つほどCakePHPでサイトつくりました。一つは社内用のウェブアプリケーションで、一つはまだ正式リリース前のものだけど、最後の一個はページビュー5000/日くらいあるサイトで実際に動いてます。ついこの前まで無職だったのに。スゲー。

PHPで素人がつくったサイトは危ないみたいな記事がこの前(というか定期的に)はてブでホッテントリに入ってた(る)けど、セキュリティのこととか分からない初心者こそCakePHPとかでサイトつくった方が楽だし安全だと思った。難しいことはフレームワークがやってくれるので。Bakeすればものの数分でウェブアプリケーションが出来てしまう。もちろんどんなフレームワークにも脆弱性がないわけじゃないだろうから100%安心というわけじゃないけど、少なくとも素人が自分でなんかやるよりも安全だと感じる。

とはいえ、フレームワークで万事オッケーなわけでもなかったりする。ちょこちょこっとカスタマイズするみたいのがフレームワークは難しい。特にCakePHPは規約がすごく重視されるから、データベースへのクエリでちょっと変わったことしようとすると結構難しくなる。というかはまる。サイト内検索をつくろうとして結構苦労した。土台が出来上がるまでは速いんだけど、そこからブラッシュアップさせていくときに結構停滞してしまう。それでも自分で一からつくるよりはかなり迅速に作れるんだけど、規約に縛られるのが窮屈に感じることもないではないですね。

で、タイトルの件なんだけど、真面目にエロサイトを作ってみた【プログラマ編】|ASTRODEO という記事がおもしろかった。はてブで1200以上ブックマークされますが1ゲットは僕です。すごいでしょ。いや僕は全然すごくないですね。書いてある内容がすごい。

確かにエロとかスクレイピングとかまぁきわどい内容ではありますが、僕はCakePHPでこんだけのことをやったということに素直に驚いた。

例えばCakePHPには hasAndBelongsToMany というのがある。ブログ記事があったとして、これが一つのカテゴリーを持つ場合は、 Post テーブルと Category テーブルを結びつけてやるだけでOKなんだけど( Post は一つの Category に所属し、 Category は複数の Post を持つ)、 Tag のような複数持てるし複数に所属する概念のモデルが存在する場合、 hasAndBelongsToMany じゃないとデータの整合性というか組み合わせをきちんと保つことが出来ない。

で、自分はこういうのの組み合わせは手が空いてる人に頼んで人力でやってもらったんだけど、このエロサイトの場合は、動画と動画の関連性の判定をプログラムにやらせてる。150件そこそこのデータの整合性を保つのも大変なのに、10000件とかそれ以上のデータを、しかも自動処理で関連づけるってまじすげーと思った次第です。

エロコンテンツなのに年齢確認がないとか著作権がらみの問題とかスクレイピングでよそのサイトに負荷かけるとかいろいろあるけど、僕は率直にこういうサイトをつくったのはスゲーなと思いました。こんなことまで出来るんだー、っていう素直な驚き。読んでて楽しかったしわくわくした。

今後もCakePHPを使い続ける分からんけど、自分もなんかおもしろいもんつくってみたいなーってすごく触発されました。

蛇足

はてブのコメント欄に「技術的には大したことない」みたいなコメント書いてる人が何人かいるけど、ほんとに大したことないんですかね。データベースを保存用と参照用で分けたり、スクレイピングしてきたデータの保存処理とか結構難しいと思うんだけど。これをすごいって感じるのはピヨピヨプログラマーだけなのかな?

| @WWW

みなさん、ふぁぼったー見てますか? 僕はふぁぼったー大好きで100回/hくらい閲覧してるんですけど、なんだか最近調子悪いですね。

三度の飯よりふぁぼったーが好きな僕は、最近Twistarというサイトを誰かがTimelineで紹介しているのを見て知って、ここ数日よく見るようになりました。いわゆるふぁぼったークローンです。favstarよりクロール精度良いし、他のふぁぼったークローンにはない、自分がフォローしてる人がふぁぼったやつ一覧(recent)とか見られたりしてなかなか良い感じです。

このTwistar、最初からiPhoneで見ることを考慮して作られてるためか、サイトの横幅が短い。これは、と思い立ち、Fluid.appでアプリケーション化してしまいました。こんな感じ。

Twistar

しかもTwistar、jk でLDRみたいに移動できるし、AutoPagerizeみたいな機能も搭載していて下までスクロールすると次のページを自動的に読み込んでくれます。

なかなかオススメなので自分のふぁぼられが気になって仕方がないマカーのお友達はやってみると良いですよ。

| @Mac/iPhone

僕がとても気に入ってるソフトに The Hit List というソフトがあります。GTD支援ソフトというやつです。前も記事を書いてます。portal shit! : The Hit List

最近ますますこのソフトに依存してます。良いところを挙げていったらきりがないし、まだすべての機能を把握して使いこなせてるわけではないんだけど、思いつくまま気に入ってるところを箇条書きにしてみます。

  • 軽い

    高機能なのにとても軽いです。一日中立ち上げていてもメモリ食いません。

  • パワフルなショートカットキー

    タスクのPriorityやStart、Dueを、マウスに持ち替えることなくキーボードから一発入力できます。

  • タスクを入れ子に出来る

    プロジェクト管理とかにはとても向いてると思います。

  • 日付入力支援

    後述しますが、日付入力支援機能がとても充実してます。

いま担当している仕事は全部このThe Hit Listで管理しているのですが、ウェブサイト作成みたいな仕事にはとても向いてると感じました。機能の実装とかバグの修正とかいった工程の管理をグラフィカルに行うことができます。こんな感じ。

Redmineとかだとカレンダーとかガントチャートが見られて便利ですけど、そういう機能はThe Hit Listにはないです。だからプロジェクトリーダーとかがプロジェクト全体を俯瞰的に管理する用途には向かないかも知れない。でも個人が自分で自分のタスクを管理する分には打ってつけですね。いまんとこ僕は一人でサイトを開発して自分でプロジェクトを管理するみたいな感じなので、僕の使い方にはとてもマッチしてます。

今日はThe Hit Listの日付入力支援機能の柔軟性にびっくりしたので、この機能にフォーカスしつつ布教記事を書いてみます。

フレキシブルな日付入力支援

The Hit Listはショートカットキーが充実してて、グラフィカルで美しいユーザーインターフェイスを持つ割りにほとんどマウスを触ることなく操作できます。しかし充実しているのはショートカットだけではなくて、例えば日付の入力支援。これがほどよくファジーで素晴らしいです。

いま一つタスクを追加したとします。このタスクの開始日と終了日を入力したい。

もちろんマウスカーソルを移動させてカレンダーを呼び出し、グラフィカルに日付を入力することはできます。

しかしわざわざ右手をマウスに持ち替えるる必要はなく、タスクを入力して一回リターンキーを押した後、 “t” と入力してやるだけで今日の日付がStartに補完入力されます。

素晴らしいですね。このときTabキーや→キーでStart欄やDue欄にフォーカスすることも可能です。

で、ここからがThe Hit Listのファジーな入力支援の本領発揮なんですけど、例えばStartにフォーカスした状態で “today” って打てば今日の日付が入力されますし、 “tomorrow” って打てば翌日の日付が入力されます。もちろん日付を直接入力してもOK。2/11とか22とかね。

さらには曜日を適当に打っても認識してくれる。例えば “tuesday” と入力してみましょう。なんと直近の火曜日の日付に変換してくれちゃうのです。すごい! 他にも “five days later” と打てば五日後の日付を入力してくれるし、 “last friday” と打てば一個前の金曜日の日付を入れてくれる。非常に賢いですよね。

しかも微妙なスペルミスもくみ取って補正してくれるところが素晴らしい。例えばtomorrowってmを二回重ねるのかrを二回重ねるのか迷ったりしませんか? スペルを間違って “tommorow” とか入力してもちゃんとtomorrowとして認識されます。そもそも入力補完が賢いので “tom” と打ったあたりで翌日の日付に変換してくれますが。

とまぁこのように、日付入力の機能だけ見ても非常に高機能なソフトであることがおわかりいただけるかと思います。しかし残念なことにiPhoneアプリケーションがない。一年近く前から開発中ということですが、なかなかリリースされません。iCalのToDoと同期させて云々というテクニックもないわけではないですが、僕はiPhoneのカレンダーはBusySync経由でGoogle CalendarとExchangeで同期させているので、タスクのiPhoneとの同期は諦めています。ほぼ一日机の前に座って仕事してるので個人的にはiPhoneアプリがなくても特に困ってないのですが、外回りとかある仕事の人にとっては致命的かもしれないですね。

とはいえ、去年のMacHeist Bundleでゲットしたもののろくに使ってない人とかは是非一度起動してみてやってください。The Hit Listに出会う前は「GTDとかいけすかない」と思っていましたが、考え方が変わりました。眠らせておくのはもったいないソフトです。

| @雑談

就職した

2009年はいろいろありました。まず就職した! ダサいことに上京して三日で会社辞めて帰ってきましたが。転出届を出すために役所に行ったときに会った同級生と10日後に地元のディスカウントストアで鉢合わせたときのかっちょわるさはなかなかのもんでした。まぁ僕っぽいつったら僕っぽいです。その後いろいろあっていま働いてるところにお世話になることになりました。

CakePHPをさわるようになった

いままでの趣味のプログラミングというかCMSいじりから一歩脱却して、いまはCakePHPでサイトを作っています。フレームワーク開発。開発と言ってもCakePHPはBakeやScaffoldingでものの数分でアプリケーションを作れてしまうので大して高度なことをやっているわけではないのですが、すでにあるもの(WordPressなど)をいじる段階から、フレームワークの助けは借りているものの一応自分でサイトを組み立てていくというステップに一歩前進したかなとは思います。

あとJavaScript。いまんところjQueryの面白そうなプラグインを見つけてきてそれをカスタマイズしてるだけな段階なので、せめて人の助けを借りずになんかできるようになりたいです。デザインは全然できないので誰かに頼るとして、サーバーサイドとクライアントサイド両方ある程度の技術を身につけたいかなと思っています。そんでなんか楽しいサイトを作ってみたい。

Twitterの人たちと会った

仕事以外では2009年はネットで知り合った人と良くお会いした年でした。2007年春にTwitterを初めて、2007年末から2008年前半にかけてはTwitterにのめり込んで、実際に他のユーザーに会うようになったのは地方住まいということもあって遅く、2008年の後半からでした。Twitterはもはや暇つぶしの道具ではなく生活の一部になった観があります。というかネット関係の仕事をしたいと思うようになったのはあきらかにTwitterの影響ですね。

映画をよく見るようになった

あと働き出したことで、平日はがっちり仕事に拘束されてしまうので、週末は必ず一本映画を見るようになりました。無職のときより映画への欲求が強くなったというか。これは良いことだと思います。2009年後半は毎月4〜5本ペースで見たはず。

iPhoneなどデジモノガジェットにどっぷりつかってるいまだからこそ、自宅でレンタルDVDで映画見るんじゃなくて、外に出て行って劇場でアナログ的に映画見るのが楽しいですね。知らない人と一緒に泣いたり笑ったりする場を求めているというか。映画館に足を運ぶ人が減ってるらしいけど、配給会社は工夫して劇場にもっと人が足を運ぶ仕組みを作って欲しいですね。なんたって劇場で見る映画は格別です。とりあえず映画料金を1200円くらいに値下げしてくれたら人いっぱい映画館に来ると思うんだけどな。

あまり本を読まなくなった

映画をよく見るようになった反面本を読まなくなりました。東京に住んでた頃は電車移動でしたので、電車の中で本を読むということができていたのですが、地方では車で移動するので移動時間に本を読むということがなかなかできません。実は電車の中での読書というのが非常に大切で、読書はなんかとっかかりがないとはかどらないものだと僕は思っているのですが、電車の中での読者がこのとっかかりとして最適で、電車に乗る度に本を開くので読んでいる本の続きを常に意識するようになり、帰宅してからも本をよく開いてました。しかし電車移動中の読書ができなくなると読書のひっかかりがなくなってしまって、僕のような中途半端な人間はなかなか本を開かなくなってしまうのです。加えていまはiPhoneがあるので、ついつい暇な時間はネットにアクセスしてしまう。無職のときはそれでも読書の時間があったんだけど、さすがに朝から夜遅くまで働いてると本を読む時間はとれなくなってますね。いかんなーとは思いつつ、本との距離が遠のいてます。

2009年に見た映画で良かったもの

2009年に見た映画で良かったものを三つあげてみたいと思います。一本目はなんと言ってもクリント・イーストウッドの俳優引退作『グラン・トリノ』。これは素晴らしかったです。アメリカ人になりたいって思わせる、かっちょいい映画でした。次はクエンティン・タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』。これも完成度高かったです。映画マニアも一般の人も楽しめるというすごい映画。次が是枝裕和監督の『空気人形』。人間のエゴについて考えさせられる映画でした。次点で『あの日、欲望の大地で』と『そして、私たちは愛に帰る』かな。映画の感想を別のブログに書いているので良かったらときどき覗いてあげてください。

iPhone

2008年はiPhone一色の年でしたが、2009年もiPhoneの年でした。ブログには書いてなかったですがiPhone 3GS買っちゃってるしアップルにお伏せしまくりです。

昨夜、友達に電話して年明けに遊ぶ日程を決めていたのですが、そのときナチュラルにMac見ながらiCalでスケジュールを確認して予定を入れてました。いまじゃこんなこと普通なんだけど、数年前までは手帳に書き書きしていたことを、コンピューター上で入力して携帯電話で確認する、みたいな。スゲー世の中になってきてると思います。一昔前にこんなことやろうとしたらペンタブレット付きのPDAとかパソコンと接続するためのクレードルとか大仰なアイテムが必要だったのにねー。いまはメールとカレンダーはGoogle<->iPhone<->Macでクラウドしちゃっててマジサイコーな感じです。

2010年も適当にがんばります

とりとめもなくぐだぐだ書いてしまいましたが、2010年はもちっと飛躍出来るようにがんばりたいですね。同級生はみんな所帯持って立派になってきてるので、追いつくとまでは言わないまでももう少し年齢相応の働きをしたいです。

| @Mac/iPhone

Cha-ChingはMacHeist Bundle 2で手に入れたソフトで、お小遣い管理アプリです。最初はなかなか良いかもと思ってたんだけど日本語の入力に難があって使うのが面倒になり、しばらく放置してました。しかし働きだして給料もらうようになったことだし、真剣に金銭の出納管理を行ってみようと、iPhoneアプリのCha-Ching for iPhoneもダウンロードして使い始めてみました。

現在の最新のバージョンCha-Ching 2 B104では、これまで金銭の出入りの度にアイテムの名前を入力する方式から、Payee(支払い先)の名前を記入する方式に変わってました。例えばCha-Ching 1の頃は缶コーヒーを買ったら「缶コーヒー」とアイテム名を記入してたんだけど、それが変わって代金の支払い先を記入するタイプに変わった。コンビニで缶コーヒー買ったんだったら「コンビニ」と記入する感じ。

Cha-Ching2

同時に日本語の入力の問題も解決されてて、常用できる程度には進歩しております。(ただし個人的にはタグを入力すると不具合が発生するのを確認してます)

705NKを使ってたときもお小遣い管理アプリは入れてたんですけど(Handy Expenseというやつ)、入力が面倒だったしMacと同期できなかったので携帯側に一方的に情報が蓄積されていく感じでした。Cha-Ching for iPhoneは入力のステップが簡略されていて、PayeeはあらかじめMac上のCha-Chingで入力してDBに存在するものをインクリメンタルサーチしてサジェストしてくれる感じなので、結構スピーディーに入力できます。コンビニで買い物して車に乗り込むまでの間にメモ完了みたいな。

二ヶ月くらい使ってみたんですけど、自分が何にどれだけお金を使っているのかを視覚的に把握できるし、クレジットカードの引き落とし額も正確に把握できるので(クレジットカードで買い物したらクレジットカードのアカウントに費目を計上する感じ)、カードの使いすぎを抑制できます。

このアカウントという概念が最初なかなか理解できなかったんだけど、多分簿記の勉強したことある人だったら馴染みやすいんじゃないかと思います。口座やクレジットカードごとにアカウントを作り、そこからお金を出し入れしたりするわけです。支出だけじゃなく、Cha-Ching上に財布と預金残高の変動履歴をそっくりそのままコピーする。例えば給与受け取りのA銀行の口座から引き落とし用のB銀行の口座にお金を移動したらそれをそのままCha-Chin上に反映させる感じです。

Cha-Ching 2

Cha-Ching 2

僕はわりにものぐさな方で、こういう細かな金の管理は苦手なんですけど、Cha-Chingではわりと楽しくお金の管理できてます。

僕もまだすべての機能を理解してるわけじゃないんだけど、Cha-Ching 2とCha-Ching for iPhoneのコンビ、お手軽にお金の管理ができてオススメです。