ポータルシットをリニューアルしようかと思ってます。ブログプラットフォームは2003年の時点で完成されてて、P_BLOGの提供する機能に不満なところはないんだけど、コメント欄を含むP_BLOGのMySQLのデータをうまい具合に移行して作り直したらいろいろ勉強になるだろうなと思って。目指してるのはRESTfulであることと、シンプルであること、Ruby製であること。RubyベースのCMSかRailsで置き換えようと思います。納期は未定。
P_BLOGのコメントを取得するAPIのようなもの
ポータルシットのコメント一覧ページで、マウスオーバーして全文を取得するやつをかっこよくした。
これまではjQueryでスクレイピングして、記事のパーマリンクからコメントを取得していた。しかしこれは無駄なクエリが発生する。記事本文を取得するクエリとコメントを取得するクエリだ。
これはださいと思っていたので、Rubyでコメントを取得してJSONで返すCGIを書いた。
#! /usr/bin/env ruby
#-*- coding: utf-8 -*-
start_time = Time.now
require "rubygems"
require "active_record"
require "mysql"
require "kconv"
require "cgi"
ActiveRecord::Base.establish_connection(
:adapter => "mysql",
:database => "database_name",
:host => "mysql.host.name",
:username => "mysql_username",
:password => "mysql_password",
:socket => "/path/to/mysqld.sock",
:encoding => "utf8"
)
class Comment < ActiveRecord::Base
set_table_name 'p_forum'
def self.some_comment(n)
find(n)
rescue ActiveRecord::RecordNotFound
return false
end
end
cgi = CGI.new
comment_id = cgi.params['id'][0]
@comment = Comment.some_comment(comment_id)
redirect_url = '/var/index.php?id=error404'
print cgi.header({ 'status' => 'REDIRECT', 'Location' => redirect_url }) unless @comment
cgi.out("application/json") {
{:title => @comment.title, :user_name => @comment.user_name, :user_uri => @comment.user_uri, :date => @comment.date, :mod => @comment.mod, :comment => @comment.comment, :generation => Time.now - start_time}.to_json
}
ActiveRecordのおかげでさくっとできる。このCGIにjQueryで $.getJSON()
してJSONをページ内に読み込む。各コメントはMarkdownに似た形式で記述されているので、Showdown.js を使って Markdown->
HTML して表示している。参考までにコードはこんな感じ。
// load entire comment by JSON
$(document).ready(function() {
$("#recent-comment-list a.taggedlink").one("mouseover", function() {
var targetUrl = $(this).attr("href");
targetUrl.match(/#c(d+)$/);
var commentId = RegExp.$1;
var commentLoadDiv = 'div#c' + commentId;
var commentAuthorParagraph = 'div#c' + commentId + ' + p.auth';
$.getJSON(
'comments.cgi',
{ "id": commentId },
function(data) {
var converter = new Showdown.converter();
var comment = converter.makeHtml(data.comment);
$(commentAuthorParagraph).css("clear", "both");
$(commentLoadDiv).html(comment).slideDown("slow");
$(commentLoadDiv).wrap('<div class="comment-content"></div>');
}
);
});
});
問い合わせのクエリはコメントを持ってる p_forum
というテーブルへの一回だけになったが、RubyをCGIとして動かすと遅い。パフォーマンスは逆に落ちてるかも知れないけど、所詮自己満足なので問題なし。
追記: なんか脆弱性ありそうな気がしてきた…
最近買ったMacのシェアウェア — AlfredとDivvy
Alfred
Quicksilverのかわりに入れた。インターフェイスはお洒落。
PowerPack(£12)を購入すればディレクトリの閲覧やアクションの選択など、Quicksilver的な機能が使えるようにはなるけど、やはりQuicksilverに比べたら機能は少ない。特にQuicksilverのTriggersに相当する機能(ホットキー)がないのが移行してすぐは不便だった(iTunesの操作はすべてQuicksilverのTriggers経由で行っていたので)。
Alfredは日本語が通る
日本語が通るのは便利だ。例えばAddress Bookの人名検索をするとき。いちいちAddress Bookを開かず、Alfredの入力画面を呼び出して人名を入れるだけで検索できる。こんな感じ。
ただ、日本語が通るためTerminal.appなど、日本語環境で起動したときアプリケーション名がカタカナになってるソフトの起動時に日本語で呼び出さなきゃいけないのが地味に面倒くさい。Quicksilverでは「terminal」と入れれば良いものを、Alfredでは「ta-minaru」と入力した後、スペースキーでカタカナに変換し、さらにリターンキーで確定しないといけない。Terminal一つ起動するのになんでここまで苦労しなければならないのかと泣けてくる。
なんかネガティブな感想が多くなってしまったけど、事実上Quicksilverは開発止まってるし、Mac OS Xのアップデートである日いきなり使えなくなることも考えられるので、Quicksilverに依存しきりの人はランチャーの「次の選択肢」を考えておいた方がいいかも。
Divvy
最初はBreezeというソフトの方をmacZOTで知ってこういうウィンドウサイズ管理ソフトの導入を検討してた。Breeze買おうかなと思ってたんだけど、たまたまDivvyの存在を知ってこっちを使ってみたら、HUDっぽいUIで画面サイズを簡単に変更できるところが素晴らしくて、BreezeやめてDivvyを買った。
RubyKaigiで近くに座ってる人のMacBookの使い方を見てたらやたらSpacesでたくさん画面を作って切り替えながら作業してる人が多かった。
Spacesはメモリの量が少ないMacでやると重いので自分は使ってない。そもそもSpacesで複数の画面を切り替えて使っても、例えばブラウザーを見ながらテキストエディターに何かを入力するみたいな作業が必要なときには頻繁にスペースを切り替えなければならず、大変うざい。
一発でアプリケーションウィンドウサイズを変更して左にブラウザー、右にエディターみたいな使い方が出来たら便利だ。DivvyやBreezeならこういうことが出来る。Breezeの場合はウィンドウサイズと位置をあらかじめ登録しておかなければいけないけど、DivvyはHUDポップアップウィンドウを呼び出して、ドラッグで好きなようにウィンドウサイズ・位置を変更できる。こんな感じ。
13インチのMacBook Proは1280×800という解像度のため、データを参照しながらのテキスト入力などでは生産性がいまいちだけど、Divvyなどを使うことでセカンドディスプレイがなくてもデータを参照しながら効率的に入力作業を行うことが出来る。大変素晴らしい。
職場が変わって仕事ではWindows漬けだけど、Windowsにはこの辺の作業を快適にしてくれるソフトが少なくて、改めてMac良いと思う。Terminal内での操作感は基本的にUNIXやLinuxと同じだし。Macで仕事できてる人たちが本当にうらやましい。
近所に250円の弁当屋があって助かる。
毎晩泣きながらRubyKaigi 2010で買った『情熱プログラマー』を読んで寝てる。ちなみに250円の弁当はまだ一度も買ったことない。
Ruby 1.9とRails 3とRSpec 2と
Ruby 1.9、Rails 3、RSpec 2で開発してる。いままでRubyとRailsになれるのに一杯一杯でテスト駆動開発できてなかったので、きちんとテストファーストでやることにした。
そんで環境を整えてたんだけど、RSpecはRails 3に合わせてVersion 2が出てるみたい。しかも結構変わってる。
$ spec -c spec/*
とかやってもエラーが出る。 which spec
すると /usr/bin/spec
と出ちゃう。どうやら spec
で発動されるのはRSpec 1.3のものみたい。
RSpec 2からはコマンド名が変更されており、テストコードを実行したいときは以下のように書くみたい。
$ rspec -c spec/*
これできちんとテストコードが実行された。かと思いきやFailureが。
Ruby 1.9で動かしてるから、コードの中に日本語を書くときは一行目に
# -*- coding: utf-8 -*-
と書いてテキストエンコーディングを明示してあげないといけない。
CakePHPのMedia Plugin 1.3が動かない
動かしてるサイトのCakePHPのバージョンを最新版の1.3.4に上げようと思って、Media PluginもCakePHP 1.3対応バージョンの1.3alphaにアップデートしようとした。
とりあえず本体を git clone http://github.com/cakephp/cakephp.git
し、Media Pluginを git clone http://github.com/davidpersson/media.git
してみた。
Media Plugin 1.3での設定方法とか調べてみようと思って、GitHub上のWikiのページを探すんだけど見つからない。なんと、作者サマはVer 1.3からWikiを消しちゃったみたい! そんまま動かしてみたところではMedia Plugin動いてないみたい。Mediumヘルパーがないというエラーが出る。プロジェクトの中の docs
ディレクトリにドキュメントが格納されていたのを発見したので(docs at 1.3 from davidpersson's media - GitHub)そこを参考にしながらMedia Plugin 0.6から1.3へのMigration作業をやったんだけど、とうとうできなかった。
まず第一に、クラス名が変わってる。Media.Medium
だったのが Media.Media
になってる。Viewファイル内での変数も $medium
ではなく、 $media
になってる。そしてメソッドとかもHTML5対応とかで結構変わってるみたい。
さらに、media processing 関連のクラスが分割されて別のライブラリとしてMedia Pluginの中に含まれてる(davidpersson's mm at master - GitHub)。これが結構わかりにくい。なんかImagick必要ぽくて、本番環境じゃインストール権限ないので使えないし、結局ここで諦めてしまった。
Media PluginはVer 0.6のWikiがあった頃もなんかドキュメンが見づらかったし、1.3になってドキュメントはただのテキストファイルになり、しかもメソッドについての解説がないので結局本体のコードを読むしかない。
RubyのライブラリはたいていRdocとかついててドキュメントが充実してるので、あれに慣れるとドキュメントがわかりにくいライブラリやプラグインは億劫に感じてしまう。
RVMのRubyをTextMateで使う
いやまぁテキストエディターにはいろいろあるわけでして、皆さんEmacsとかVimで日夜しこしこコードを書いておられると思うんですけど、僕はGUIしか使えない情報弱者なので主にTextMateを使ってます。
TextMateで便利なのが "Run" っていう機能です。Rubyのコードを書いていて、⌘ + R でさくっと実行結果を確認できます。いちいちTerminal開いて
$ ruby hogehoge.rb
とか面倒くさいことをやらずにすみます。
で、これからが本題なんですけど、先月Ruby 1.9.2がリリースされて、さらに gem update
でRails 3が入るようになってしまったので、お試しでRuby 1.9.2とRails 3を使ってみることにしました。しかし1.8系を完全に捨てることは恐ろしいので、RVMを使って複数のバージョンのRubyを切り替えながらしばらく過ごしてみることにしたわけです。
上に書いたとおり僕ちゃんは情報弱者なのでTextMateに依存したコーディングライフを送っており、⌘ + R で動くRubyもRVMのRubyにしたいと思ったのですが、これが分からなかった。RVMのサイトを見たらいろいろごちゃごちゃやり方が書いてあるんだけど(RVM: Ruby Version Manager - Textmate Integration with RVM)、結局この通りにやってもうまくいかず。
しかし先ほどなにげなく
$ rvm 1.9.2 --default
としてあげたところ、TextMateでもRVMのRubyが走るようになりました。