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気がついたらだいぶ時間が経ってる…。2月26日、福岡県コンテンツ・Ruby産業振興センターで行われたスマートフォン開発環境セミナー(仮)に行った。

仕事でスマートフォン開発してないけど、いろいろ面白い話が聞けるかなと思って行ってみた。

発起人のきしださんからiOSとAndroidのスマートフォン開発環境について概要が説明された。スマートフォン向けにアプリケーションを提供するには大まかに二つあって、Objective-CやJavaによるネイティブアプリケーションか、HTML5 + CSS3 + JavaScriptによるウェブアプリケーションか。WebアプリはAppleの審査がないし開発・配布が容易だが(iOS用、Android用にソースを分ける必要がない)、動作が遅いし使いにくい。かといってネイティブアプリにもデメリットはあって、Objective-CやAndroid Javaなどを身につけねばならず、Web系でLLばかりやってる人には取っつきにくい。特にObjective-Cはガベージコレクションがないのでメモリ管理が大変。さらにiOSとAndroidに対応させようとすると両方を学ぶ必要があり、学習コストが高い。ではどうすればいいのか? といった感じでセミナーが始まった。

ゲストスピーカーで最初に話をしたのがTitanium Mobileの開発元、Appceleratorの masuidrive さん。正直なところすっかり洗脳されてしまった。Titanium MobileはiOS・Android両対応のスマートフォン開発環境を提供で、JavaScriptで記述する。位置情報やソーシャルサービスとの連携など、ネイティブアプリにできることのほぼすべてができる。画像操作や高速な処理が必要となるゲーム開発には向かないし、アプリ内課金にいまのところは対応していないが、PC向けWebアプリケーションのモバイルクライアントとしての役割は十分にTitanium Mobileでこなすことができるそう。どうしてもスピードや高度な画像処理が必要なときはそこだけC言語なりJavaなりで記述すればいい。Titanium Mobile上で開発すると、UIのこともあまり考えずに済む。OSごとのUI指針に沿ったUIを自動的に提供してくれるため、ごちゃごちゃぐちゃぐちゃになりがちなAndroidのUIにも共通感・統一感をもたらす。すでに『もぐスナップ』など、実際にTitanium Mobileで作成されたiOSアプリがApp Storeで発売されており、活況を呈している。エトセトラ。

すっかりこのmasuidriveさんのスピーチに魅了されてしまった。

Node.jsなど、嫌がおうにもこれからはJavaScriptの時代がやってくることを印象づけられる勉強会だった。最近はあまりJavaScriptを書いていなかったが、Publickeyとかに書いてあるみたいに、本当にJavaScriptの時代がやってくると感じた。