| @散財

同じことを思ってた。

グループMMSは飲み会の前とかで集合時間とか場所を決めるときにすごく便利だと思った。多分ガラケーからだとただの一斉送信みたいな感じで表示されると思うんだけど、iPhoneのiChat風UIだと複数人でチャットしてる感覚。他の人はどうだったか知らないけど、僕は各人の発言を参照しやすくてとても良かった。

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惜しむらくはiPhone 3Gで使うにはSMS/MMSアプリがクソ重いということ。起動するときアイコンをタップして4、5秒待たされる。痛し痒し。

| @読書

43のキーワードで読み解く ジョブズ流仕事術

評価 : ★★☆☆☆

どうすればスティーブ・ジョブズのように働けるか、という趣旨の本らしいです。

ジョブズ本は一冊も読んだことがなかったので買ってみました。ちょっとググればスティーブ・ジョブズの人柄がどんなものであるかは理解可能です。若い頃はタダ電話機で儲けたとか、スティーブ・ウォズニアックを騙して分け前を過少にしか与えなかったとか、完璧主義者ですぐ部下を罵るとか。

この本にもだいたいそれらと同じようなことが書いてあって、まぁこの通りの人なんだろうなぁと感じました。ただこれ、一応ビジネス指南書みたいな体裁をとってますが、この本読んでビジネスマンがそれ真似するとかあり得ないと感じます。ただのスティーブ・ジョブズ評伝で、各項目の最後に申し訳程度に「あなたもスティーブ・ジョブズのやり方を参考にしてみてはどうだろうか?」という記述が書き添えられているだけです。

ジョブズの下で働きたいか?

スティーブ・ジョブズは確かに天才だとは思います。スティーブ・ジョブズの考え出した製品(MacやiPod)は素晴らしいと思います。しかし自分がスティーブ・ジョブズの下で働くことになったらどうだろう、と考えてみました。僕としてはまっぴら御免です。

確かにジョブズのように理想が高く、何でも他人を意のままに動かし、人に嫌われることをいとわずに厳しい言葉を浴びせたり厳しい目標を設定して実行させたりする人が作り出す製品は素晴らしい。例えば初代iMacからフロッピーディスクドライブを取っ払ってUSBポートを付けたのもスティーブ・ジョブズの慧眼あってこそ。当然社内では反対意見も出たでしょう。並の経営者だったらこんな思い切りの良いことはできなかったかも知れません。PowerPCからIntel CPUへの移行もしかり。旧来のユーザーの反発を招くことであっても、よりよい製品を作り出すためと割り切って実行できるのはAppleの長所だと思います。このように会社はある程度独裁状態の方が、ぽんぽんぽーんと思い切りの良い決定が出来て物事うまく進みそうです。

しかしスティーブ・ジョブズは完璧主義者で自分の思い通りに動かない部下には容赦なく罵詈雑言を浴びせ、部下を挑発するような意地の悪い質問をし、能力が不足している社員はすぐにお払い箱にするような人物です。こんな人の下で働くのは、よほどスティーブ・ジョブズの提示するビジョンに惚れ込むとか、死ぬほどMacが好きだとかじゃない限り無理だと僕は感じます。嫌な奴の下で働くくらいだったら、世界を変えるよりも砂糖水を売ってる方が良い、ってこともある。

印象に残った点

ジョブズの人柄云々は別にして、印象に残った点というか、日頃から感じていることを少し。「13 自分のプロジェクトと成果物を愛する」という項目で、スティーブ・ジョブズが自ら製品の広告塔を買って出ることが書かれています。日本では車はもちろんのこと、家電製品まで新製品の発表会には水着のおねーさんがやってきてにこやかにポーズを決め、製品とともに写真に収まっています。しかしながら本当に素晴らしいプロダクトであれば、製品のこと何も知らないようなおねーさんを連れてきてポーズをとらせる必要はないわけです。スティーブ・ジョブズのように社長がいかにその製品が優れているのかをプレゼンすればオッケーじゃないですか。むかしソニーのシャチョーが「半年でiPodを追い抜く」と言ってウォークマンの製品発表を行ったときに、なんと自社製品を上下逆さまに持って写真に写ってるやつがありました。これなんか酷い、酷すぎる。社長が自社製品のこと何も分かってないとか最悪ですよね。こんな会社からは到底良い製品は出てきそうにない。

そもそもなぜジョブズはあんなにプレゼンがうまいのか。Keynote.appが優れているのか? 業者に外注してKeynoteを原稿を書かせているのか? そんなことじゃないですよね。あれはスティーブ・ジョブズが自社製品のことを知り尽くしているし、素晴らしいものを作ったと確信しているから。僕はジョブズが2007年1月のMacWorldでiPhoneを発表するときのシーンの動画を繰り返し見ています。観客も何が発表されるのか分かりきっているのですが、それを焦らすジョブズ。表情はにたにたしていて非常に楽しそうです。ソニーのシャチョーさんにもこういうところ見習って欲しいです。水着のおねーさんとかいらないから。

| @労働

日蝕 / Solar eclipse

たった三日で仕事辞めちゃったわけですけど、人生観というか働くことについていろいろ考えさせられました。

学生の時とかは全然余暇のこととか考えてなくて、労働時間長くてもいいから好きな仕事やりたいとか思ってたけど、好きなことでも仕事にしちゃうと責任が発生するわけで、自分の好きなようにやることは出来ません。お客さんの設定する期限や要件を満たさなければならないですから。となると好きなことを仕事にしたからってスゲー楽しいとは限らないし(そもそもIE6, IE7対応とか全然楽しくなかったですけど)、しかも朝から終電近くまで働くみたいな感じだったら、どんなに僕がインターネット大好きっ子でも気が滅入ります。やっぱ一日のうちで洗濯したりとかゆっくり食事したりとか音楽聴いたりとか本読んだりとかしたい。土日は休みでも、平日4, 5時間しか寝られなかったら週末は多分寝て過ごしてしまってそれで終わりでしょう。

外資系の金融機関で働いてる友だちとかはこういう働き方してますけど、ギャラが違う。長時間労働でもギャラが多ければ納得できますよね。ギャラは少ないのに長時間働かなきゃいけないとかだったらいくら好きな仕事でも僕はそういうのはやってけません。ギャラ少ないんだったら洗濯したりスパゲティー茹でて食べたり音楽聴いたり本読んだりしたい。というか、ギャラ云々の前にこういう働き方してたらすぐ死にます、多分。

「余暇とかいらないからわしわし働いてデカい仕事に関われるようになりたい!」みたいな向上心の塊みたいな人はいいかも知んないけど、僕はそういうのは無理だったです。

あと僕はウェブ製作の会社に入ったわけなんですけど、自分がやりたいことが明確に定まってなかったような気がします。もうすぐ三十路のおっさんだというのに自己分析不足。お恥ずかしい限りです。すなわち、僕はどっちかつったらホームページ作る仕事よりもウェブサービスとかそういのがやりたかったんだって、仕事を辞めたあとに気がつきました。

お客さんに頼まれてサイト作る仕事もやりがいはあると思います。でも僕はマーケティングとかプロモーションとか、そういうお金にダイレクトに関わる系の仕事が向いてなくて学生の時は新聞記者になろうとしてたわけでして(新聞社以外の就職試験はさっぱりダメでした)、お客さんを儲けさせるみたいのにはからきし向いてないような気がします。金は使うのは好きだけどあんまり金のにおいがするものが好きじゃないんです。

「いい年したおっさんが何甘いこと言ってんだよ」と言われたらぐうの音も出ないです。おっしゃる通り、社会に出たことがないので世の中のことは分かってないでしょう。名刺交換や電話応対も満足にできない典型的な高齢ニートです。その上「金儲けが向いてない気がする」なんて言ってたら人生終わったも同然。もう仙人とか修験者か、あるいはヒモとか乞食にでもなるしかないでしょう。(仙人と乞食を同列に書くなって怒られそう)

でも金に直接は結びつかないけど楽しい何か、みたいのは確実にネットに存在するわけです。例えばTwitterとかTumblrとかがそうです。Twitterはいまだに収益を上げる方法が確立されてなくて、投資家から集めたお金で運営されてるわけですが、それでも日に日にTwitterの社会的な重要性は高まる一方で、一部のユーザーにとってはTwitterは欠くことのできないものになってますし、もうすぐキャズムを超えちゃうんでしょう。Tumblrは著作権というアキレス腱を抱えてるので今後どうなるかは分かりませんが、はまった人にとってはTwitterに勝るとも劣らない刺激をもたらすツールですね。Tumblrがあったら東京にいても田舎にいても変わらないんじゃね、って錯覚を与えてくれるほどにTumblrは刺激的です。

まぁとにかく僕はこうして阿蘇に帰って来ちゃったわけなんですけど、これからどうするかは悩んでます。ただでさえ年齢的に厳しいのに、三日で仕事辞めちゃうような奴を雇ってくれるような会社はないでしょう。いまはこれまで以上に真剣にプログラミングに取り組んで、なんか面白いもん作れないかなって思ってます。とりあえず『たのしいCocoaプログラミング』買いました。iPhoneアプリでなんか出来ないかって考えてます。あとはポータルサイトというか、ウェブサービスみたいのを作ろうかと。かなり時間がかかるかも知んないですけどね。アイデアはいくつか頭のなかにあるんです。臆病者なので書きませんけれども。

いやー、やっぱ学生時代に勉強して士の付く職業に就いた人とか公務員になった人とか電力・ガスに就職した人達は賢いわ。ほんと世の中の見通しが甘かったって考えさせられますね。

このまま坂道をゴロゴロ転がっていくだけの人生にならないよう、頑張りたいと思います。それにしてもメキシコの漁師のコピペが脳内をぐるぐる駆けめぐっちゃうなー。いろんな誘惑に負けそう。いや、頑張ります。

追記

読み直してみたら超矛盾してる。ポータルサイトっぽいのがやりたかったらマーケティングとか必須なのに。無職の戯れ言だと思って読み流してください。

| @Mac/iPhone

The Hit List | Potion Factory

GTDとかToDo管理とかまじめんどくさいのでもう全部TaskPaperでいいや、みたいな記事を半年くらい前に書きました。(いい感じだぞ! TaskPaper

しかしTaskPaperよりも良いソフトにめぐり逢いました。The Hit Listというソフトです。これEspresso目当てで買ったMacHeist Bundle 3でゲットしたんですけど、期待してなかった割にとても良い!

予定には2種類ある

予定の管理系のソフトは大まかに二つに分けられるんじゃないかって気がしてます。一つはiCalのような、イベントとかプロジェクトとかを記述して行くもの。デカい予定とかはこっちの方が向いてそうです。一方でTaskPaperみたいなソフトはそういうのよりも、工程の管理とか、細々したタスクの管理に向いてそうです。

例えば今日は部屋の掃除をしようと決めたとする。そしたらおもむろに “部屋の掃除.taskpaper” というファイルを作成するわけです。そんで部屋の掃除のなかでやらなければならい細々した出来事をリストアップしていく。たとえばこんな感じ。

うーん、すごく掃除がはかどりそうですね。

このように掃除という大きなToDoの中の細かなタスクを書き出していくのにはTaskPaperが向いてるわけです。逆に「この日は掃除をしよう!」と決心して予定を書き込むような用途にはiCalが向いているということですね。そもそも週単位や月単位の予定をTaskPaperで管理するのは不可能でしょう。

The Hit Listは両刀遣い

しかしThe Hit Listはなんとこのどちらの用途もこなせてしまうわけです。こんな感じ。

Start DateとDue Dateが設定できるので、締め切りを意識しながらタスクをこなしていくのに最適な感じです。他にもTagやプロジェクトごとにToDoを管理したり、フォルダで分類したりもできます。さらには、タスクを階層管理することもできるんです。例えば掃除というタスクのなかに、コーヒーを入れて飲む、床を拭く、といった入れ子状に小さなタスクを所属させることも可能なのです。

とはいえ締め切りの入力とか面倒くさい。コーヒーを入れて飲むのにDue Dateもクソもあるかって感じです。だからこれらを端折ることも可能なんです(StartにTodayと自動入力される)。やるべきことを何も考えずにガスガス書き出していくという、TaskPaper的な使い方も可能なわけですね。

これら三つのソフトの概念を図示すると以下のような感じです。

The Hit Listはプロジェクトのようなでかい単位のタスクも扱うことができるし、息をするとか鼻毛を抜くみたいな細かなタスクも扱うことが可能なわけです。まさに両刀遣いですね。

The Hit Listと似たようなアプリにThingsがあります。こちらはiPhone版もあって人気ですが、The Hit Listの方はiPhoneアプリはまだ開発中だそうです。しかしタスクを入れ子にできるのはThe Hit Listだけ(Thingsでもできたらごめんちゃい)だし、タスクに予定所要時間を入力できたり、ショートカットキーが充実してたり、僕はThingsよりThe Hit Listの方が好きですね。

MacHeist Budle 3買ったけどろくにアプリを試してないって人は、是非The Hit Listを使ってみてください。まだパブリックプレビュー版だけど完成度高いです。

| @散財

久々にiPhoneの話です。

tumbladdict — 超絶カイテキなTumblrクライアント

まずはtumbladdict。TumblrをiPhoneからカイテキに使うためのアプリです。これ、リリース前にDashboardで情報が流れてるの見たときからずーっと使いたいって思ってたんですけど、昨日リリースされたようで早速購入しました。230円。これいいっすわー。前に「Tumblrは雑誌だ」って書いたけど、朝起きてすぐとか夜寝る前とか、寝床の中でもぞもぞするときに眺めるのが気持ちよいんですよね。それこそ雑誌を眺める感覚で。でもiPhoneのSafariやTumblr公式アプリとかだとReblogがひたすらめんどうで、途中で飽きちゃうんですよね。しかしこのtumbladdictは設定によってはワンタップでどんどんReblog/Likeが出来てしまって、Firefox + Greasemonkeyで閲覧してるのと同じくらいカイテキに、いや場合によってはそれ以上カイテキにDashboardをDigることができます。昨日からDashboardには喜びの声があふれており、なんとiTunes Storeの有料アプリランキングで6位に入ったらしい。iPhoneユーザーでTumblrやってる人にはオススメなアプリケーションですね。中毒必至です。

tumbladdict 1
ハートのアイコンでLike、リロードマークみたいなアイコンでReblogです。
tumbladdict 2
コメント付けてReblogすることも可能。


iTunes Continue reading...

| @技術/プログラミング

はてなダイアリーとかはカテゴリーごとにフィードを生成してて便利だと思ったので真似してみました。たとえば category.php?k=映画 にアクセスしたら、映画のフィードだけにアクセスできる。もう金輪際、僕のチラシの裏的雑記で精神的苦痛を被ることはありません! =-o 読みたいカテゴリーのフィードを選択して時間を有効活用してください。

| @技術/プログラミング

iPhoneに最適化!

やっとiPhoneに最適化されたサイトが出来ました。ユーザーエージェントを見て、iPhone/iPodであれば専用のサイトを表示します。URIはパソコンと同じです。

これまでも一応iPhone対応というか、iPhone用のXHTMLとCSSは用意してあったんですけど、iui.jsを使った本格的なものではありませんでした。今回はiui.jsの埋め込みにトライ。まだ作り込みが甘いですが、iui.jsのページ遷移アクションなどを実装しました。

実はiui.jsの設置は何度も試みてたんですけど、なかなかうまくいかなかった。敗因としては、

  1. P_BLOGのXHTML構造を残したまま実装しようとした。
  2. 同様に既存のCSSを再利用しようとしていた。
  3. iuiのsampleにある通り、<ul>タグでページをデザインしようとしていた。

の三点ですね。既存のファイルの再利用は諦めてiPhone用にXHTMLやCSSは根本からデザインし直した方が手っ取り早かったです。あと、iui.jsのサンプルファイルは<ul>で組んであるんですが、この方法にこだわりすぎると煮詰まってしまってなかなか前に進みません。

今回はONO TAKEHIKOさんというウェブデザイナーの方のサイト(BLOG × WORLD ENDING すごくかっこいい!)を参考にしてみたところわりとうまくいきました。

いまのところ検索が実装できていないことと、グラフィカルなデザインがイマイチなのが今後の課題ですが、それはまたおいおい。