| @Mac/iPhone

少し前に記事にしたThe Hit Listですが、最近は必需品になってきてます。僕はやらなければならないことを結構忘れてしまうので、Priorityや開始日、終了日を入力してタスクを管理できるThe Hit Listはとても重宝してます。多分これがなかったら仕事の能率が劇的に悪くなる気がする。

不満なのは、iPhoneアプリがないことと、職場で使ってるMacと自宅のMacでタスクを同期できないことでしょうか。平日はまぁいいとして、日曜の夜とかに明日からやらなければいけないことを確認したい、とか思うんですけど、そういうときに自宅のMacでThe Hit Listを起動しても仕事のタスクは表示されないんですよね。当たり前だけど。

しかしDropboxを使うことで、複数のMacの間でタスクを簡単に同期できるようになっちゃったりします。簡単なんですけどなかなか快適です。

元ネタはこちら。

少し前にTUAWでも同じTipが紹介されました。

具体的なやり方ですけど、メインで使ってる方のThe Hit ListのDBを開きます。

/Users/ユーザー名/Library/Application Support/The Hit List/The Hit List Library.thllibrary

っていう名前のファイルです。こいつをおもむろにDropboxのフォルダに放り込みます。言い忘れましたが、このときThe Hit Listは終了させておいた方が良いでしょう。そんで次回The Hit List起動するときに option を押しながら起動します。すると以下のダイアログが出ますので、”Choose Library” を選び、Dropboxのフォルダ内にある The Hit List Library.thllibrary を指定してあげればオッケーなわけです。

タスクを同期したい別のMacでもThe Hit Listを起動するときに同じ手順をとってやれば、めでたく複数のMacでタスクを同期できます。めちゃ簡単ですがめちゃいかしたTipですので、日々GTD道の探求に余念がないナレッジワーカーの皆さんは是非お試しあれ。

| @技術/プログラミング

一個前のやつ、セルフ添削してみました。

if (imgWidth > imgHeight) のところで True でも False でも同じ処理になってて無意味だったし、i を初期化してなかったし全然ダメダメですね。userAgent っていう変数名も navigator のプロパティと同じだしダメ。以下のようにしてみました。

    // fit image for iPhone
    function imgReduction() {
        var i, uA, imgHeight, imgWidth, imgRatio;
        var newWidth = 440;
        uA = navigator.userAgent;
        if (uA.match(/iPhone/)) {
            for (i = 0; i < document.images.length; i++) {
                imgHeight = document.images[i].height;
                imgWidth = document.images[i].width;
                imgRatio = imgHeight / imgWidth;
                if (imgWidth > newWidth) {
                    document.images[i].width = newWidth;
                    document.images[i].height = newWidth * imgRatio;
                }
            }
        }
    }

これを <body onload="imgReduction();"> でロードします。

さてどうでしょう?

| @技術/プログラミング

Google Readerみたく、iPhoneでアクセスしたときにJavaScriptで画像を縮小表示させるようにしてみた。当然ながら自サーバーにあるものだけでなく、Flickrとかの画像も縮小表示する。そしてこれまた当然ながら画像をリサイズするわけじゃなくてあくまで小さく表示させるだけなので、ページの読み込み速度とかは短くなったりしない。

    // fit image for iPhone
    function iPhone() {
        var userAgent, imgHeight, imgWidth, imgRatio;
        var newWidth = 440;
        userAgent = navigator.userAgent;
        if (userAgent.match(/iPhone/)) {
            for (i = 0; i < document.images.length; i++) {
                imgHeight = document.images[i].height;
                imgWidth = document.images[i].width;
                imgRatio = imgHeight / imgWidth;
                if (imgWidth > newWidth) {
                    if (imgWidth > imgHeight) {
                        document.images[i].width = newWidth;
                        document.images[i].height = newWidth * imgRatio;
                    } else {
                        document.images[i].width = newWidth;
                        document.images[i].height = newWidth * imgRatio;
                    }
                }
            }
        }
    }

関数名がアホっぽいのはご愛敬。

職場のサーバーは自分でセッティングしないと何もモジュール入ってないのでクライアントサイドで遊べるJavaScriptを気合い入れて勉強しようかな。

| @WWW

夏前からずーっと考えてるんだけど、旅行のためのiPhoneアプリってどうだろう、って思ってる。

去年、iPhoneを持ってシンガポールを旅行したけど、ソフトバンクのSIMロックがかかったiPhoneなので現地のSIMカードを挿して使うことはできなかった。しかしシンガポールはWi-Fiが国策で無料で使えるようになっているので、フリーの電波を関知したらiPhoneでインターネットに接続することができた。道に迷ったときに地図を見たり、カフェでメールチェックしたりTwitterにポストしたりと、すごく楽しかった。このとき旅行にはiPhoneはベストマッチだということを確信した。ダイヤモンド・ビッグ社はさっさと地球の歩き方のiPhone版出せば良いのに、ロンリープラネット(外国の地球の歩き方みたいな本)シリーズはiPhoneアプリじゃんじゃん出してるのに、って思ってた。

実を言うと地球の歩き方のiPhoneアプリは存在する(iPhone / iPodTouch用 旅行ガイドアプリ | 地球の歩き方)。しかしニューヨーク編しかないらしく、しかも情報が十分ではないらしい。AppStoreのユーザー評価は★★★。なんか残念だなー。

旅行用のiPhoneアプリ市場は、少なくとも日本語では手つかずの領域だと思うので、早いうちに優れたアプリを投入すればシェアを独占できるんじゃないかと思う。とはいえソフトは作れても中に乗っけるコンテンツを持ってないと話しにならないので、やっぱダイヤモンド・ビッグ社が作るしかないかなー。いや、旅行先は海外に限らないので、マップルとかるるぶとかが国内旅行に特化したアプリを作ってもおもしろいと思う。

iPhoneアプリケーション開発者の皆さん、どう思われますか?

| @散財

同じことを思ってた。

グループMMSは飲み会の前とかで集合時間とか場所を決めるときにすごく便利だと思った。多分ガラケーからだとただの一斉送信みたいな感じで表示されると思うんだけど、iPhoneのiChat風UIだと複数人でチャットしてる感覚。他の人はどうだったか知らないけど、僕は各人の発言を参照しやすくてとても良かった。

1067_iPhoneMMS.png

惜しむらくはiPhone 3Gで使うにはSMS/MMSアプリがクソ重いということ。起動するときアイコンをタップして4、5秒待たされる。痛し痒し。

| @読書

43のキーワードで読み解く ジョブズ流仕事術

評価 : ★★☆☆☆

どうすればスティーブ・ジョブズのように働けるか、という趣旨の本らしいです。

ジョブズ本は一冊も読んだことがなかったので買ってみました。ちょっとググればスティーブ・ジョブズの人柄がどんなものであるかは理解可能です。若い頃はタダ電話機で儲けたとか、スティーブ・ウォズニアックを騙して分け前を過少にしか与えなかったとか、完璧主義者ですぐ部下を罵るとか。

この本にもだいたいそれらと同じようなことが書いてあって、まぁこの通りの人なんだろうなぁと感じました。ただこれ、一応ビジネス指南書みたいな体裁をとってますが、この本読んでビジネスマンがそれ真似するとかあり得ないと感じます。ただのスティーブ・ジョブズ評伝で、各項目の最後に申し訳程度に「あなたもスティーブ・ジョブズのやり方を参考にしてみてはどうだろうか?」という記述が書き添えられているだけです。

ジョブズの下で働きたいか?

スティーブ・ジョブズは確かに天才だとは思います。スティーブ・ジョブズの考え出した製品(MacやiPod)は素晴らしいと思います。しかし自分がスティーブ・ジョブズの下で働くことになったらどうだろう、と考えてみました。僕としてはまっぴら御免です。

確かにジョブズのように理想が高く、何でも他人を意のままに動かし、人に嫌われることをいとわずに厳しい言葉を浴びせたり厳しい目標を設定して実行させたりする人が作り出す製品は素晴らしい。例えば初代iMacからフロッピーディスクドライブを取っ払ってUSBポートを付けたのもスティーブ・ジョブズの慧眼あってこそ。当然社内では反対意見も出たでしょう。並の経営者だったらこんな思い切りの良いことはできなかったかも知れません。PowerPCからIntel CPUへの移行もしかり。旧来のユーザーの反発を招くことであっても、よりよい製品を作り出すためと割り切って実行できるのはAppleの長所だと思います。このように会社はある程度独裁状態の方が、ぽんぽんぽーんと思い切りの良い決定が出来て物事うまく進みそうです。

しかしスティーブ・ジョブズは完璧主義者で自分の思い通りに動かない部下には容赦なく罵詈雑言を浴びせ、部下を挑発するような意地の悪い質問をし、能力が不足している社員はすぐにお払い箱にするような人物です。こんな人の下で働くのは、よほどスティーブ・ジョブズの提示するビジョンに惚れ込むとか、死ぬほどMacが好きだとかじゃない限り無理だと僕は感じます。嫌な奴の下で働くくらいだったら、世界を変えるよりも砂糖水を売ってる方が良い、ってこともある。

印象に残った点

ジョブズの人柄云々は別にして、印象に残った点というか、日頃から感じていることを少し。「13 自分のプロジェクトと成果物を愛する」という項目で、スティーブ・ジョブズが自ら製品の広告塔を買って出ることが書かれています。日本では車はもちろんのこと、家電製品まで新製品の発表会には水着のおねーさんがやってきてにこやかにポーズを決め、製品とともに写真に収まっています。しかしながら本当に素晴らしいプロダクトであれば、製品のこと何も知らないようなおねーさんを連れてきてポーズをとらせる必要はないわけです。スティーブ・ジョブズのように社長がいかにその製品が優れているのかをプレゼンすればオッケーじゃないですか。むかしソニーのシャチョーが「半年でiPodを追い抜く」と言ってウォークマンの製品発表を行ったときに、なんと自社製品を上下逆さまに持って写真に写ってるやつがありました。これなんか酷い、酷すぎる。社長が自社製品のこと何も分かってないとか最悪ですよね。こんな会社からは到底良い製品は出てきそうにない。

そもそもなぜジョブズはあんなにプレゼンがうまいのか。Keynote.appが優れているのか? 業者に外注してKeynoteを原稿を書かせているのか? そんなことじゃないですよね。あれはスティーブ・ジョブズが自社製品のことを知り尽くしているし、素晴らしいものを作ったと確信しているから。僕はジョブズが2007年1月のMacWorldでiPhoneを発表するときのシーンの動画を繰り返し見ています。観客も何が発表されるのか分かりきっているのですが、それを焦らすジョブズ。表情はにたにたしていて非常に楽しそうです。ソニーのシャチョーさんにもこういうところ見習って欲しいです。水着のおねーさんとかいらないから。

| @労働

日蝕 / Solar eclipse

たった三日で仕事辞めちゃったわけですけど、人生観というか働くことについていろいろ考えさせられました。

学生の時とかは全然余暇のこととか考えてなくて、労働時間長くてもいいから好きな仕事やりたいとか思ってたけど、好きなことでも仕事にしちゃうと責任が発生するわけで、自分の好きなようにやることは出来ません。お客さんの設定する期限や要件を満たさなければならないですから。となると好きなことを仕事にしたからってスゲー楽しいとは限らないし(そもそもIE6, IE7対応とか全然楽しくなかったですけど)、しかも朝から終電近くまで働くみたいな感じだったら、どんなに僕がインターネット大好きっ子でも気が滅入ります。やっぱ一日のうちで洗濯したりとかゆっくり食事したりとか音楽聴いたりとか本読んだりとかしたい。土日は休みでも、平日4, 5時間しか寝られなかったら週末は多分寝て過ごしてしまってそれで終わりでしょう。

外資系の金融機関で働いてる友だちとかはこういう働き方してますけど、ギャラが違う。長時間労働でもギャラが多ければ納得できますよね。ギャラは少ないのに長時間働かなきゃいけないとかだったらいくら好きな仕事でも僕はそういうのはやってけません。ギャラ少ないんだったら洗濯したりスパゲティー茹でて食べたり音楽聴いたり本読んだりしたい。というか、ギャラ云々の前にこういう働き方してたらすぐ死にます、多分。

「余暇とかいらないからわしわし働いてデカい仕事に関われるようになりたい!」みたいな向上心の塊みたいな人はいいかも知んないけど、僕はそういうのは無理だったです。

あと僕はウェブ製作の会社に入ったわけなんですけど、自分がやりたいことが明確に定まってなかったような気がします。もうすぐ三十路のおっさんだというのに自己分析不足。お恥ずかしい限りです。すなわち、僕はどっちかつったらホームページ作る仕事よりもウェブサービスとかそういのがやりたかったんだって、仕事を辞めたあとに気がつきました。

お客さんに頼まれてサイト作る仕事もやりがいはあると思います。でも僕はマーケティングとかプロモーションとか、そういうお金にダイレクトに関わる系の仕事が向いてなくて学生の時は新聞記者になろうとしてたわけでして(新聞社以外の就職試験はさっぱりダメでした)、お客さんを儲けさせるみたいのにはからきし向いてないような気がします。金は使うのは好きだけどあんまり金のにおいがするものが好きじゃないんです。

「いい年したおっさんが何甘いこと言ってんだよ」と言われたらぐうの音も出ないです。おっしゃる通り、社会に出たことがないので世の中のことは分かってないでしょう。名刺交換や電話応対も満足にできない典型的な高齢ニートです。その上「金儲けが向いてない気がする」なんて言ってたら人生終わったも同然。もう仙人とか修験者か、あるいはヒモとか乞食にでもなるしかないでしょう。(仙人と乞食を同列に書くなって怒られそう)

でも金に直接は結びつかないけど楽しい何か、みたいのは確実にネットに存在するわけです。例えばTwitterとかTumblrとかがそうです。Twitterはいまだに収益を上げる方法が確立されてなくて、投資家から集めたお金で運営されてるわけですが、それでも日に日にTwitterの社会的な重要性は高まる一方で、一部のユーザーにとってはTwitterは欠くことのできないものになってますし、もうすぐキャズムを超えちゃうんでしょう。Tumblrは著作権というアキレス腱を抱えてるので今後どうなるかは分かりませんが、はまった人にとってはTwitterに勝るとも劣らない刺激をもたらすツールですね。Tumblrがあったら東京にいても田舎にいても変わらないんじゃね、って錯覚を与えてくれるほどにTumblrは刺激的です。

まぁとにかく僕はこうして阿蘇に帰って来ちゃったわけなんですけど、これからどうするかは悩んでます。ただでさえ年齢的に厳しいのに、三日で仕事辞めちゃうような奴を雇ってくれるような会社はないでしょう。いまはこれまで以上に真剣にプログラミングに取り組んで、なんか面白いもん作れないかなって思ってます。とりあえず『たのしいCocoaプログラミング』買いました。iPhoneアプリでなんか出来ないかって考えてます。あとはポータルサイトというか、ウェブサービスみたいのを作ろうかと。かなり時間がかかるかも知んないですけどね。アイデアはいくつか頭のなかにあるんです。臆病者なので書きませんけれども。

いやー、やっぱ学生時代に勉強して士の付く職業に就いた人とか公務員になった人とか電力・ガスに就職した人達は賢いわ。ほんと世の中の見通しが甘かったって考えさせられますね。

このまま坂道をゴロゴロ転がっていくだけの人生にならないよう、頑張りたいと思います。それにしてもメキシコの漁師のコピペが脳内をぐるぐる駆けめぐっちゃうなー。いろんな誘惑に負けそう。いや、頑張ります。

追記

読み直してみたら超矛盾してる。ポータルサイトっぽいのがやりたかったらマーケティングとか必須なのに。無職の戯れ言だと思って読み流してください。