| @WWW

以前、ブログを始めた本当の理由というエントリで、このブログは就活の為にやっていると書いたけど、最近実は役に立たないんではないかと思い始めた。

BLOG15.NET : やっぱりブログは就活には役立たないかも

 わたしは学生こそ、学校で勉強したこととか、就職活動の状況についてブログに書くことは意義があると思うけどな。あまり個人を特定されそうなことをブログに書くとまずいかなとは思うけど、ブログに就職活動での出来事を書いていくのは無意味なことではないと思う。

 面接の内容を反芻したり、説明会で聞いたことを書き留めておくと、記憶の定着率が違う。面接で厳しい質問をされて困ったときのことをブログに書き留め反省点をまとめておくことは、次回の面接の助けになるだろう。

 学校の勉強でも同じだ。わたしは学生時代にウェブに日記を書いていたのだが、授業で聞いた内容を日記に簡単にまとめていた科目の講義内容は結構良く覚えている。

 これは本や映画についても言えることで、わたしが映画や本の感想をできるだけブログに書き留めておこうとするのは、読んだり見たり聞いたりした内容を忘れないためである。

 最近、「ブログにアクセスが少なくて寂しいなぁ、アルファブロガー羨ましいぁコンチクショウ」というような議論がリンク先のブログに端を発して繰り広げられているみたいだけど、まずは人を集めるよりも、将来の自分のために記事を書いていくことが大事なんじゃないかな。わたしのブログもアクセス少ないけど、将来自分で見返して楽しむために書いてるからそれで良いと思ってる。

追記

 よく読み返したら、大学の講義にしろ就職活動にしろ、「復習が大事」ということですな。当たり前すぎるなー。なんかアホっぽい。

| @技術/プログラミング

・・というわけで、来年からライセンスを「パブリック・ドメイン」化して、自分の手から解き放とうかと考えています。

 まずはkazさんお疲れ様でした。すばらしいブログツールを開発、メンテナンスしてくださってどうもありがとうございました。

 ユーザー数は減っているとのことだけど、僕はこの先もP_BLOGを使い続けようと思う。一時は他のツールを使ってみたいなと思うこともあったが、自分でいろいろ勉強していくうちに、シンプルでいじりがいのあるP_BLOGが一番だな、と思うようになった(*1)。もしP_BLOGを使うのを止めるときが来るとすれば、それはかつての日記cgiのように、ブログというツール自体が時代遅れになるときだろう。


もはやこのブログはP_BLOGの原形をとどめていない。W3C ValidなXHTMLも当然吐いていない。

| @WWW

Twitter

 Twitterをやりはじめてブログを全然更新しなくなった。最初は自分の言いたいことなんて140文字以内に収まるからかな、などと消極的に考えていたが、最近は考え方が変わってきた。ブログでの自分というのは猫かぶったり格好つけたりしてる気がする。一方でTwitterでの自分は素に近いと思う。ブログを書くには心の準備のようなものが必要だが、Twitterにはそれが必要ない。思ったことを、家族や友人に語りかけるみたいに気軽に書くことが出来る。これが多くの人をTwitterアディクトにさせる理由の一つではないかと思う。

| @WWW

 最近は外で過ごす時間が多いのですが、MacBookを持ち歩くわけにも行かず、携帯を酷使しています。RSSリーダーはNewsFireを使うのを止め、Google Readerにしました。モバイルでも自宅のMacBookでも未読既読が常にシンクされてるのはカイテキです。メールもすっかりGmail一本になりました。こちらもIMAPのおかげでMacと携帯で未読既読が同期されているので非常に効率的にメールを読むことが出来ます。これでGoogle Checkoutがいろんなネットショップで利用できるなら生活のすべてをGoogleにゆだねることになりそうです。

 RSSリーダーといえばシェアウェアのNetNewsWireがフリーになりました(Newsgator turns NetNewsWire free for everyone)。NewsGatorは商売方法を変えて、ソフトウェアはただにし、サーバー関連で収益を上げるモデルに変更したそうです(NetNewsWire for Mac, other NewsGator products go free)。まぁ考えてみれば当たり前ですよね。LDR(Fastladder)とかGoogle Readerとか、優れたオンラインリーダーが無料で利用できるわけですもんね。

 ブログを始めた頃なんかは独自ドメインとってレンタルサーバー借りて自分でブログツール設置してこそ、なんて思ってましたが、最近は逆で、便利なサービスはどんどん利用して任せられるところは業者に任せるのが一番かなー、と思うようになりました。スパム対策、メンテナンスは素人がやるよりよりプロに任せた方が安心ですもんね。Web2.0生活到来。

| @Mac/iPhone

 個別に買うなら合計$400以上する12のシェアウェアが期間限定で$49で買えるMacHeist Bundle買いました。便利なソフトを格安で手に入れられてなかなか楽しい。中身の分かってる福袋って感じでしょうか。

 この企画、最初はソフトの種類を限定し、購入者が増えるごとに高機能なソフトを小出ししていくんですよね(すでに現在はすべてUnlockされています)。こういうところがイベント性があって楽しい。すでに持ってるソフトのライセンスは他の人に譲渡出来るのも良いですね。すべてが無駄にならない。すでに僕はAppZapper(万能アンインストーラ)のライセンスは持っていたので、両親にライセンス譲渡しました。

 しかも購入金額の25%を慈善事業に寄付(*1)するっていうんだからすごい。なんと購入者が寄付先まで選べる。僕はがん患者なのでがん予防研究に寄付しました。

 とりあえず今のところ使ってみて便利なのは、1Password、Cha-Chingかな。

1Password

1Password

 1Passwordは強力なパスワード管理ソフトで、クレジットカード情報から自分のブログの管理ページへのログイン情報まで、ありとあらゆるパスワードをブラウザに依存せずに管理してくれます。例えばGmailにSafariでログインしたあと、Firefoxを立ち上げて再びGmailにアクセスしたとき、自動でフォームにIDとパスワードを入力してるってわけ。これはかなり便利です。欧米の銀行口座の口座番号まで管理できるっていうからすごいですよね。日本の銀行のも管理できたら便利かなぁと思ったけど、マスターパスワード一つが漏れただけですべての金融資産が盗られちゃうのは怖いですね。

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| @WWW

 最近またTwitterにハマってます。

 Twitterをやるようになってさっぱりブログを書かなくなったわけだけど、最近ちょっとTwitterとブログの相違点について考えてる。

 Twitterというのは非常にカジュアルだと思う。日常の出来事を書いたり、他愛もないことでユーザー同士で言葉遊びしたり。一方でブログはフォーマルだ。ブログはマスメディアに近いと思う。

 アルファブロガーてのが存在する。何万という読者を要するモンスターブログ。書き手は一人なのに、読み手は何万人。これってテレビに近い。個人が細々やってるブログだと双方向コミュニケーションは成り立つと思うけど、数万単位の読者が付くようになったら、書き手と読み手の対等なコミュニケーションというのは不可能になると思う。非常にマスメディア的。

 一方でTwitterでは基本的に各ユーザーが一対一になる。だからコメント欄の罵詈雑言を相手にしないようなアルファブロガーは、Twitterなんてやってらんないと思う。

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| @読書

 佐々木俊尚さんの本。dankogaiの書評を読んで、ついつい買って読んでしまった。ところでdankogaiは『iPhone 衝撃のビジネスモデル』で次のように書いている。(404 Blog Not Found:書評 - iPhone 衝撃のビジネスモデル

梅田がつき佐々木がこねしウェブ論本座して食らうは岡嶋か

 これは言い得て妙だと思う。ホープ梅田(©eigokun)も佐々木俊尚も、それぞれ評論家というか、技術者じゃないんだよね。ホープ梅田ってシリコンバレーで何やってるのか知らない。コンサルタント? 佐々木俊尚も、旧メディアに対する考え方とかは非常に同意するし、古巣の毎日新聞への取材(いわゆるがんだるふ問題)はすばらしいと思うんだけど、技術が伴ってない分、物足りなさを感じる。

 本書で佐々木氏はゲマインシャフトなど哲学的な抽象語や三島由紀夫の著作などを引き合いに出して論を進めていくんだけど、そういう部分は箔を付けるための飾りであるように思えてならなかった。正直無くてもいい。

 この本のキモの部分はやはり第一章の『フラット化するマスメディア』であると思う。正直これだけ読めばオッケー。しかも実はこの部分、CNET上の佐々木氏のブログに書いてあることが書籍化されているような感じだから、みもふたも無いことをいうと、それを読めばオッケーということになる。

 書籍化されるよりも、ブログで公開されるべき内容だったのではないかと思う次第。しかし再びdankogaiが『iPhone 衝撃のビジネスモデル』で引用しているように

Web2.0的なサービス、技術はある。だが、Web2.0的な収益モデルはない

のである。きっとブログで公開しても広告以外に著者に利益をもたらすものは何も無かっただろう。丹念に取材され、構想3年、執筆に3ヶ月かけて直接収益を得る方法が無いというのも、Web2.0の悲しい現実だ。