| @技術/プログラミング

Amazon へのリンクを生成する Lokka Plugin を作りました。テストがないのでまだ単独のリポジトリとしては公開していないけど、以下でコードは取得できます。

lokka/public/plugin/lokka-amazon_associate at portalshit · morygonzalez/lokka

Update 2012-04-15

いつまで経っても全部テスト書けそうにないのでテストほぼないけどとりあえず単独のリポジトリとして公開しました。

使い方ですが、プラグインを LOKKA_ROOT/public/plugin/ に入れた後、ブラウザで www.example.com/admin/plugins/amazon_associate にアクセスしてご自身の Associate Tag と Access Key ID と Secret Key を入れます。

お使いの Lokka の theme を開いて、本文を表示している部分を associate_link() というヘルパーメソッドに渡します。たとえば entry.haml が

.body
  = @entry.body

となっているなら、

.body
  = associate_link @entry.body

というようにします。

そんで本文中で以下のように書きます。(P_BLOG の頃に使っていた ISBN/ASIN 変換プラグインと同じように使えるようにしました)

<!-- ISBN=PRODUCTID -->

そのうち画像のサイズとか選べるようにしたいですね。

24時間キャッシュするようにしてるけど、 Earthquake.gem で Growl するプラグインの画像をキャッシュするコードを真似てます。

マジで感謝。

| @散財

iPad 買った

会社のタブレット端末購入支援制度を利用して iPad 買いました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。

iPad には否定的だった

iPad、ずっと年寄りとか情報弱者向けのデバイスだと思って無視してた。小金持ちの情弱サラリーマンとか100万以上カメラにつぎ込んでるカメラじじいが飛びついてる印象しかなかった。とにかく入力がしにくそうで、能動的に情報を取りに行くのではなく、受動的にコンテンツを消費することしかできないような印象があった(文字の入力がしにくいと、情報を検索する頻度が落ちそうだから)。そういうのは新聞や雑誌を読む行為とあまり変わらない。余談だけど新聞社などのオールドメディアが iPad 好きなのと関係ありそう。自分たちが思ったとおりにコンテンツを消費させたいという意志を感じる。

なぜ iPad を買ったのか

技術書を電子書籍で読みたかった

最近、技術書を PDF とか ePub とかで読む行為に興味が出てきて(クソ重い技術書持ち運ぶのに疲れた…)、何冊か PDF 版を買ってみて iPhone で読んでみたら耐えられないくらい読みづらくて何らかのタブレット端末が欲しくなり、 iPad を買ってみたくなった。

デジカメで撮ったばかりの写真を見るのによさそう

あと正月とかにカメラで撮った写真をその場で MacBook に入れて見せると親戚一同が喜ぶので、こういう用途にも向いてるかと思った。Retina ディスプレイだし。

買ってどうだったか

読む端末としては優れている

文章を読む端末としては優れている。Reeder for iPad 入れたら読むのがだるくてたまってたフィードを結構消化できた。(Reeder、Mac 版も iPhone 版も iPad 版も買ってしまった。おすすめです。)

Reeder for iPad

また iPhone では無理だった Twitter に貼られている gist (ソースコードの断片)を見ることが出来て便利だった。iPhone では「後で読む」ものを iPad ではその場で読めるのがいい。

写真きれい

Flickr 見るのが楽しい。写真ブログのフィード、かなり未読がたまってたけど、寝っ転がりながら写真を眺めるのが楽しい。寝床に居ながらにして Flickr にアクセスして友達が撮った写真を眺めて回るのもこれまでにない体験だった。

書きにくい

タッチパネルのフルキーボードだるい。フリック入力したい* フリック入力できるそうです。風呂蓋も買ったので斜めに角度つけられるけど、それでも上からのぞき込むようにして文字を入力するのがだるい。

でも革製の風呂蓋はかっこいいのでおすすめです。

iPad Smart Cover(スマートカバー) (Red Cover(革製))

家庭内での共用が難しい

App Store やフォトストリームなど iCloud 系の機能のせいで Apple ID に紐づけられるし、Twitter や Google のサービスを使う際にもログインが必要なのでやっぱり一人一台の方が使いやすい。家族で共用するのは難しいと思う。

総括

Retina ディスプレイやばい

bfd6d1fb52d6bab76b05d8f6ba6aa777.png (675×343)

タッチパネルで高精細なのが良い。タッチパネルのタブレットはキーボード操作のパソコンよりも目とディスプレイの距離が近くなるので、Retina ディスプレイとの相性が良いのだと思う(図参照)。「読みたい!」「見たい!」という気持ちにさせられる。正直 iPad 使った後に MacBook 開くと文字がぎざぎざに見えて正視に耐えない。Retina ディスプレイやばい。

持って台所に行けるし寝床に持ち込める

コーヒーいれながら iPhone でなんか読むのが好きなんだけど、これノートパソコンでは絶対できない。両手ふさがるから。iPad だったらぎりぎり片手で持てるので、コーヒーいれながらなんか読むということができる。

あと枕元に気軽に持ち込めるのがよい。ノートパソコンは排気口から埃が入り込みやしないかと心配になってあまり寝るとき使う気にはなれないけど、iPad は気兼ねなく寝床に持ち込める。何か読んでて眠りついたときに枕の横にあっても邪魔にならない。

気軽に持ち運べる点がノートパソコンとの決定的な違いだと思います。

これから望むこと

iPad、おおむね気に入ったけどもっとたくさん日本語の本を読めるようになったらうれしい。文庫本とかを自炊なしで iPad で読めるようになったら最高だと思う。岩波文庫の80年くらい前に出版されたやつをリストカット感覚で買って読んだりしたい(カラマーゾフの兄弟も iPad でなら読めるような気がする)。

あと Retina ディスプレイの破壊力やばいので次の MacBook Pro は Retina で出して欲しいです。

追記

調べたところ、iOS 5 からフリック入力できるらしいです。「iPad は情報弱者向けのデバイス」とのたまってる僕こそ情報弱者でした。お詫びして訂正します。

| @労働

荒れた砂浜

いまの会社は労働環境よいんだけど、前働いていた会社がとてもつらかった。どのくらいつらかったかというと、もう辞めてしばらく経つのに、いまだに前の会社にいたころの夢を見てうなされて夜中に目が覚めるくらいつらかった。ある意味トラウマになってしまっている。

つらかった頃のことをここに書いても意味がないことは分かっているし、ネガティブな感情をインターネット上に発露するのは個人的な信条に反するんだけど、セルフヒーリングのために前勤めていた会社のことを書いてみる。

無限サービス残業

  • 22時に帰るときも日報に「本日私用のためお先に失礼します」と書かなきゃいけない雰囲気だった。
  • 「23時に佐川が来るので申し訳ありませんがお先に失礼します」と日報に書いてる女の子とかいた。
  • 社長が「震災のおかげで仕事が減って早く帰れてうれしい、とか言ってるやつは許さない」とか言ってた。
  • みんなサービス残業してるので会社の飲み会に開始時間通りに現れる人はほとんどいなかった。
  • 週末だからと会社のメンバーで飲みに行くなんてことはなく、金曜の夜は2時くらいまで仕事するのが普通だった。

前の会社でまずつらかったのが労働時間の長さだった。もちろん残業代は出ない。完全に違法なんだけど、雇用主と労働者が対立する時代は終わったとか、不満があるなら辞めろとかいうような内容のメールを総務担当者が月に一回くらい送ってよこしていた。自分は弱いから会社に待遇を改善するよう申し出ることなんてできず、短期間働いて辞めることであの環境から脱した。

軍隊っぽさ

  • 上長にメールを送るときには宛名に「様」とつけなければならなかった。
  • 毎晩2時まで働いてたせいで心身を病んだ人が二人いたけど、二人とも「体調管理は自己責任」といって休職中に辞めさせられてた。ちなみに休職中に辞めさせるのは労働基準法違反らしい。
  • 細かく職位が分かれていて社内に軍隊のような階級制度があった。職位によって届くメールやグループウェア上で閲覧することのできるファイルが細かく分かれていた。たとえば上長の書いた日報は部下は読むことができなかった。

全体的に戦時中の日本みたいな会社だった(「欲しがりません 勝つまでは」的な感じ)。ライバルに勝つため・家族を守るために自分を犠牲にしろとか、そんな感じのことを経営陣が言ってた。

職位ごとに権限が異なっていて閲覧可能なファイルに違いがあるのはよその会社でも普通にやってると思うけど、それが露骨かつ過剰に行われている感じだった。Active Directory が Windows Server の外にもやってきて従業員をコントロールしている感じだった。

離職率の高さ

  • 入社してから二ヶ月以内に辞める人が多かった。いわゆるバックレも多かった。
  • 入社一年も経ってないのに入社時期で降順ソートしたとき真ん中くらいになってた。

自分の歓迎会開いてもらったときにすでに入社してから半年経ってた。すぐ辞める人が多いので新人の歓迎会とかはなかなか開いてもらえない。なんか先月入った人最近見かけないなー、と思ったらいつの間にか辞めてたということが日常茶飯事だった。

待遇の悪さ

  • 試用期間の二ヶ月間は各種保険に加入させてもらえなかった。
  • 内定の時に伝えられた年俸と全然違う給料だった。

全体的に、社長に気に入られないと昇級も出世も望めなかった。まぁどこの会社でも多かれ少なかれそうなのかもしれないけど、給与の等級表とかなかったし、どうすればどのくらいの給料をもらえるというような明確な指標がなかった。

労働基準監督署に届けてある就業規則はあるにはあったけど、偉い人の机の前にあって簡単に読める雰囲気じゃなかったし、そんなことしてる暇あったら仕事しろと注意される感じだった。ボーナスが支払われるのはいつか、基準額はいくらなのか、など労働契約に関する諸々のことを知らされない状態で働いていた。

技術力よりも人間力

  • 技術について熱っぽく語るとめんどくさいやつみたいな扱いを受けた。
  • 出世するにはエンジニアをやめてプロジェクトマネージャーにならないといけなかった。
  • テストコードとかなかった。テストは全部手動だった。
  • 勤務時間のうちコード書いてたのは25%くらい。あとは全部ドキュメント作成だった。

これらの開発カルチャーに加えて、会社が依拠する技術が Microsoft や Adobe などプロプライエタリなものが中心であり、UNIX/Linux 系の開発が好きな自分には大変つらかった。Capistrano とか使えば20秒くらいで終わりそうなことを手動・目視確認で行っていて、技術面のアナクロニズムに耐えられなかった。

インターネットのことを好きな人がいなかったのも辛かった。はてなとか誰も見てなかったし、 Twitter アカウントはみんな隠してた。そもそも Twitter よりも Facebook な感じだった。ソーシャルネットワークはプロモーションのツールとしてしか認知されていなかった。Twitter なんて技術的には大したことない、が社長の口癖だった。エンジニアも誰も GitHub とか使ってなかった。

不用意に転職したのが間違いだった

一番の間違いは、Web制作の会社に入ってしまったことだと思う。Twitter で見かける楽しそうに仕事してる人たちはだいたいみんなWeb系のベンチャー企業とかで働いてた。制作会社とWeb系ベンチャーでは全然雰囲気が違うと思う。制作会社にはクライアントがあり、その人たちの言うことは絶対だから、アホみたいなリクエストにも全力で答えなければならない。

Aという企業があってその会社のユーザーのためのサイトをWeb制作会社が作っているとする。すると要求の流れが以下のようになる。

A社製品のユーザー -> A社(顧客) -> 営業担当 -> プロジェクトマネージャー -> エンジニア・デザイナー

エンジニア・デザイナーはこのサイトの制作に携わるプレーヤーの中で最下層にある。顧客の要望を営業担当が聞いてきて、それをプロジェクトマネージャーが伝え聞き、エンジニアとデザイナーに指示を出す。このメカニズムのなかで軍隊的な階級構造ができる上がるのではないかと感じる。良くない仕組みだと思う。

近況

前の会社には一年近くいたけど、何か身についたかと問われると何も身についてない。自分の人生の中で最低最悪の暗黒時代だった。がんで入院していた頃の方がまだ良かったような感じさえする。

この記事のような愚痴というか後悔の塊みたいな文章をネットにのっけても何の得にもならないんだけど、職探しは本当に真剣にやった方がいいと身をもって思った。確かに結局のところ会社に入るまでその会社が自分に合っているのかどうかはわからない。しかしだからといって適当に就職活動して就職するとものすごく後悔することになる。時間がかかってもいいから就職・転職先はじっくり見極めてから決めた方がいいと思う。

実は前の会社に入って二ヶ月経たないくらいのときに、入った会社を間違ったと思って転職活動を行った。在福岡の良さそうなベンチャー企業を見つけたので面接を受けに行った。技術的には面白そうなことやってそうだったが、外に向かって社内のことを明らかにしていない会社で、中のことが全然わからなかった。なので結局内定を辞退した。面白そうだけど社員のブログやTwitterが読めないとなるとものすごく不安になる。

ペパボに入ったのは、アラタナ研究所所長の rytich さんのかつての職場で、rytich さんに声かけてもらってペパボの人と一回酒飲んだことあったし、かぶりものの社長とか創業者の家入さんとか何となく知ってて安心感があったから。とはいえどんなことやってるかよくわかんなくて不安がないわけじゃなかった。そういうよくわかんなさを吹き飛ばしてくれたのは刺身☆ブーメランさんのブログだった。

これ読んで「あ、なんか大丈夫そう」と思ったから面接受けに行った。

刺身さんにはペパボに入ってからもRailsのこととか教えてもらって世話になってるけど、あの記事読まなかったらペパボ受けようと思わなかったかもしれないと思うと何とも言いようのない感謝の念がわいてくる。ありがとうございます。もちろん rytich さんも、もうペパボ退職されたけど taketin さんもありがとうございます。

雑然とした感じの日記になったけど、自分はいま楽しく働いてます。

追記 2019/05/13

| @技術/プログラミング

2011年はてなインターンであらせられるuasiさんのはてなブログに解決方法が書いてありました。

MacVimが悪いんじゃなくてtmuxに原因があったみたい。tmuxごしにVimを起動すると、MacVimでなくて普通のVimでもコピペができなくなる不具合があったようです。しかしChrisJohnsen/tmux-MacOSX-pasteboard - GitHubをインストールすることで解決します。tmuxだけでなくGNU Screen + Vimの組み合わせでも同様の問題が解決するそうです。お困りの方はお試し下さい。

| @Mac/iPhone

転職したお祝いに、ワイフにMacBook Airを買ってもらった。シャレオツ気取りでUS配列キーボードをビックカメラで注文した。なんでビックカメラで注文したかというとYahoo! BB光開通キャンペーンでもらった二万円分のビックカメラ商品券があったからだ。CTOは基本的にApple Storeのみで可能だが、ビックカメラ店舗内のApple ShopだとCTOを受け付けているという情報をネットで入手していた。

購入時には「CTO注文の場合キャンセルはできません、二週間程度お時間をいただきます、JISモデルならすぐお持ち帰りいただけますが本当によろしいですか?」と三回くらい聞かれたけど「いいです」と言ってUS配列モデルを注文した。そしたらもうそろそろ一ヶ月になるのにまだ届かない。

やはり俺のようなダサ坊がUS配列のMacになんて手を出すべきではなかったのだ。おとなしくJIS配列キーボードモデルを購入していれば、今頃Airを携えてドトール天神新天町店などで無限インターネットしたりできていたのに。ちょっとシャレオツを気取ってUS配列を注文したばかりにこんなことになった。

そもそもUS配列を使っていいのは原則的に値引きなしのApple StoreでMacを買える金持ちだけなのだ。これまで一度たりとも定価でMacを買ったことがない俺のような賤民がUS配列に手を出すべきではなかったのだ。商品券を使って意地でも値引きされた金額でMacBook Airを買おうとしたがためにこのような事態に至ったのだ。

さらに悲しいことに、5000円値引きするからと同時加入したイーモバイルのGP02についても、GMOくまポン経由で買うとsshも使えるアドバンスドプランを月額2990円で契約できたらしい。俺は月々3880円で契約してしまった。どうせ3880円払うならソフトバンクのULTRA WiFiとかにしておけばよかったと激しく後悔している。ULTRA WiFiはイーモバとソフトバンクのハイブリッドモデルなので、両方の回線を自動的に切り替えて通信できる。イーモバは田舎では全然電波の感度がよくない。ソフトバンクも悪いけど、イーモバイルよりかはましだ。

きっとApple StoreでUS配列のMacBook Airを買うようなリッチメンは情報収集も万全で、月額利用料3880円でGP02を契約した俺を尻目に、GMOくまポンを使って入手した月額利用料2990円のGP02とUS配列のMacBook Airを駆使して美女とのデートで利用する遊園地やレストランやバーやラブホテルを検索したりしているのだ。あるいはネット証券でデイトレーディングを行い、さらに富を増幅させているかもしれない。俺との差は開いていくばかりだ。

| @技術/プログラミング

RVM、便利に使わせてもらっていたけど、Rubyの新しいのがリリースされるたびにいろいろアレだったので rbenv を使ってみることにした。移行、しんどいかなと思ってたけど非常に簡単で大変よかった。

RVMのキモさ

RVMの悪いところはググればいろいろ出てくるけど、OSの cd やRubyの gem コマンドをシェルスクリプトで置き換えるとか、行儀が悪いところが問題らしい。個人的に気にくわなかったのがRVMがどんどんでかくなっていって、Rubyのビルドに必要なパッケージまで管理できるようになったところとか(.rvm以下に新しくシステムができるみたいな感じがキモかった)、パッケージインストール用のコマンドがhelpドキュメントでは rvm package install なのに rvm pkg install にいつの間にか変わっていて訳がわからないところとか、よくわからないシェルスクリプトがログイン時に実行されるところとか、 rvmsudo っていうコマンドのキモさとかいろいろ。

rbenv

rbenvはRubyのバージョンを切り替えるためのツールなのでインストールはやってくれないけど、ruby-buildというツールを別に入れることで、 rbenv install 1.9.2-p290 とかでRubyのインストールもこなしてくれるようになる。

あまりRVMを使いこなしてたとはいえなかった自分にとってはrbenvくらいでちょうどいいような感じがする。gemsetとか使わんし。そんくらいだったBundler使うし。

インストールは以下のページが参考になります。

なおrbenvはRubyインストール時のconfigureオプションの指定方法が特殊です。直接は指定できないようなので以下のようにします。(homebrewでインストールしたreadlineとiconvのパスを指定する例)

$CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=/usr/local --with-iconv-dir=/usr/local" rbenv install 1.9.2-p290

デフォルトのオプションなしのRubyだとearthquake.gemが動かなかったりjekyllが使えなかったりするので僕は↑のオプションを追加しました。よろしかったらお試し下さい。

| @散財

Happy Hacking Keyboard Professional 2

Happy Hacking Keyboard Professional 2 を買った。HHKはLite2を持っていて、職場に持ち込んだりして楽しく使っていた。しかし打鍵感が安っぽいのと音がうるさいのを若干不満に思っていた。Proを所持している人からは「早く買った方がいい。自分は買ってからなんでもっと早く買わなかったんだろうと後悔した」とまで言われるので、ついに購入してしまった。買ったのはUS配列の墨バージョンで、印字はあり。

使ってみての感想

打鍵感はなんか以前ヨドバシカメラで触った展示品とは違う感じがする。もっと東プレっぽい感じを期待してたんだけど、スッカスッカで少しがっかりした。

しかし音は静粛で、押し込んだときに「コトコト」といい音を鳴らす。また墨風の手触りも良い。

US配列デビュー

US配列のキーボードは初めて購入したが、正直微妙な感じがする。プログラミングで多用する大括弧の開閉が左右に並んでいることなど、プログラミング時の利便性を考えての購入だったが、大括弧の開閉以外にはあまりメリットがないよう気がしなくも…。JIS配列では大きかったRETURNキーが小さくなっているのでその上に配置してあるDELETEキーを間違って打ってしまいがちだし、矢印カーソルキーがないのもやはり不便である。人はJKHLのみでカーソル移動をするにあらず。

VimとUS配列

またUS配列ではコロンの入力時にSHIFTキーの入力が必要となっているが、これはコマンド入力のプレフィックスにコロンを多用するVim利用時に問題となる。

noremap ; :
noremap : ;

と .vimrc に記述することでJIS配列通りの使い心地にできなくもないのだが、とりあえずはデフォルトの状態で様子を見ることにした。

全体的には、30歳になるまでJIS配列を使っていた人間が無理をしてUS配列に乗り換えても意味はないのかなぁ、という気がする。どうせMacは価格コムで安売りしてるJIS配列のやつしか買わないんだし。HHK Pro自体は、これに二万も出す価値があったのか、時間をかけて検証していこうと思う。