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Firefox 3.1b2

ここ一週間くらい、Firefox 3.1のベータバージョンを使っている。これがすごくいい。

Firefoxはバージョン3になってから格段にパワーアップした気がする。特にGrAppleというテーマと組み合わせて使うと、見た目はほとんどSafariと変わらなくなり、OS Xで違和感なく使える。やっぱりグリモンやアドオンを自由に組み合わせて使えるのは最高だ。

3.1b2ではこれに加えて、SafariやOperaで実現されていたCSS 3の要素、text-shadowに対応した。text-shadowは文字に陰を加える要素なのだが、これは明らかに視認性を向上させてくれるし、見た目もかっちょいいので大好きだ。加えてSafariしか対応していなかったbox-shadowにも対応したので、ブロック要素にドロップシャドウを付けるのが簡単になった。Photoshop作業の手間が省ける。(※閲覧者もFirefox 3.1b2を使ってないと意味がないのであくまでも自己満の域を出ないことに気がついた)

FirefoxがSafariに劣る点があるとしたらこれらSafariが先進的に対応していた仕様と、右クリックしたときに表示されるコンテキストメニューの角丸くらいだ、と思っていたんだけど、なんとこちらもちょろっとuserChrome.cssに書き加えることでSafari風に変更可能だ。いまのところ3.1b2特有のバグらしいんだけど、ここまでくるともうこれ以上ないでしょってくらいにFirefoxがサイキョーになってしまってインターネット閲覧が止まらなくなってしまった。

具体的なやりかたは↓のブログに日本語で書いてある。

もちろんFirefox 3.1b2はベータバージョンであって、長時間起動してると600MBくらいメモリを占有しちゃうなどバギーではあるのだが、個人的には乗り換えてとってもハッピーだ。アドオンなどはまだ正式対応してないが、これは about:config から extensions.checkCompatibility を設定してやれば無問題だ(何のことか分かんない人は多少なりともリスクがあるのでやらない方が良いです)。

そういうわけでみなさん、いますぐFirefox 3.1b2をインストールして無限インターネットを楽しみましょう!

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先日Flickrに友だちが写っている写真をアップロードしたら、Tumblrでリブログされてしまった。親しくない人の写真はFlickrにアップロードしたりしないけど、仲が良い友だちの写真は仲間内で見てもらうためにアップロードすることがあった。それがリブログされたわけだ。

Tumblr否定するわけじゃないし自分もときどきリブログしてる。そして自分が撮った風景とかをリブログされるのは全然構わないんだけど、人が写ってる写真になるといろいろ問題になる気がする。公権力にみだりに容貌を撮影されない権利は裁判所が認めているけど、私人の場合は有名人を除いてまだ法律上の権利は確定してないはずなので、自分が誰かの写真を撮ってFlickrにアップロードしたとしても法律で罰せられることはまずないと思う。でも、Tumblrにリブログされて、それが写っている本人のあずかり知らないところで改変されて何かに利用されたら、写ってる本人としてはいい気はしないだろうし、問題があると思う。

まえ、Flickrにアップロードされてる自分の写真を勝手に広告に使われて問題になったというオーストラリアでの事案を読んだ。

結局これは写真を撮った人がクリエイティブコモンズの商用利用可能なライセンスで写真をアップロードしていたのが問題だったわけだけど、著作権表記をAll Rights Reservedにしといたところで、ファイル自体に電子的な保護がなされているわけじゃないから、そういうの無視する人はTumblrにリブログしたり、改変して他の場所で使ったりするだろう。

また同じ議論の繰り返しになってしまうけど、基本的に前の記事を書いたときと自分の考えは変わっていない。友だちと遊んだときの写真とか、ネット上に置いておけるならすごく便利だ。いちいちCD-Rに焼いたりしなくてすむ。最近友だちの結婚式とかに行ってDVDに写真焼いて送れとか言われたんだけど、こういうのすごく面倒くさい。ケチくさいことを言うわけじゃないけど、DVD-Rだってただじゃないし、専用の封筒は結構高いし送料だってかかる。ていうか一番は手間がかかる。ホームセンターにいろいろ買いに行って、焼く写真をピックアップして、結構長い時間をかけてディスクに書き込まなければならない。そういうのがしちめんどくさい(方言)。

じゃあFlickrのFriend機能を使えよ、って言われるかもしれない。でもこれもうまくいかない。大抵の友だちはネットなんてヤフオクと楽天とmixiくらいしかやらないし、写真を見るためだけにFlickrのアカウントを開設したりしない。FlickrはアメリカYahoo!がやってるのでアカウント作成は英語でやらなきゃいけないし、ちょっと敷居が高い。友だちに見せるためだけに特別なSetを作って、Flickrからメールを送ることでアカウントを持たないユーザーにも非公開写真を見せることは出来るけど、ひらすら面倒くさいしそもそも友だちのパソコンのメールアドレスを知らなかったりする。そういうわけで「友だちにだけ公開」にしても、結局は自分しか見てない写真がFlickr上に多数存在してたりする。

何だかもどかしいなぁと思う。

| @写真

実は11月の下旬にD90を購入して使っております。無職なのに、しかもこの金融危機下、愚かにも安くはないオモチャを買ってしまいました。いまは反省してます。

Nikon D90

D90です。外観は好きです。

なぜ買い替えたのか?

D40X、軽くて小さくて良いカメラです。しかしちょっと使ってると物足りないところも出てくる。

  1. モーター内蔵レンズでしかAF出来ない。
  2. サブディスプレイがなく、設定ボタンやダイヤルが少ない。ホワイトバランスを瞬時に変更したくても、いちいちメニュー画面を呼び出す必要があってかったるい。
  3. AF測距点が3点しかない。

最近NikonはレンズラインナップのAF-S化を進めているし、SIGMAやTAMRONも超音波モーター内蔵のレンズを続々発表しています。1. の理由で買い替えるのはちょっともったいなかったかもです。でも2. の、設定ボタンが少ないのはどうにも不便だった。AF測距点の数が少ないのもどうしたって不便。そういうわけでこれらが全部解決されて、おまけに動画も撮れるD90に買い替えた次第です。

D90買って満足してるか?

西巌殿寺 / saigandenji temple

暗いところでもわりと粘ります。

うーん、これはビミョー。日陰でもダイナミックレンジっていうんですか? これが広いおかげで白飛びせずに暗部もギリギリまで粘って撮れるんですが、デフォルトの色がおかしいのです。色転びが激しくて、赤みがかったり黄色がかったりする。まるでしょぼい携帯のカメラで撮ったみたいな色になります。これは結構幻滅。2chではRAW現像すればおk、なんてみんな言ってるけど、RAWはファイルサイズでかいから嫌いなんですよね。しかもRAW現像めんどい。LightroomもApertureも持ってないし。

いきなり団子 and so on

微妙に黄色がかってます。

D40Xの色調は僕好みで、JPEG撮って出しでもホワイトバランスさえきちんと条件に合ってれば概ね満足のいく写真が撮れてました(ニコンは塗り絵だ、って言われるけど僕はあのこてこてぎとぎとした感じが好きだったりします)。

結論としては、D90はオススメできませんね。動画はこんにゃくみたいにぷるぷる震えてお遊び程度のものしか撮れませんし、D40/D40X/D60からステップアップあるいはD80から買い替えようと思ってる人はD300かその後継を待った方が良いと思います。

| @写真

The Horseman

シンガポールに行ったとき、街でやたらとCrumplerのバッグを使ってる人がいた。どうやら本国オーストラリアに近いこともあって割と流行ってるみたい(アキバっぽい感じの人も使ってた)。Crumplerはオーストラリアのカジュアルバッグメーカーで、デジカメやノートパソコンを入れて持ち歩いても金持ってる風に見えない(盗難防止のためにあえてそうしてる)、けど信頼のタフネスを備えたバッグをいっぱいラインナップしてる。以前、P_BLOGの作者kazさんがJAM LOGで紹介してて、ちょっと欲しいなーと思ってた。日本でもヨドバシとか都会のカメラ屋では売ってるみたいだけど、地方では見かけず、しかもちょっと高かった。

僕がシンガポールを旅行してたのはちょうど円高にぶれ始めた頃だったので、日本で買うと25000円近くするThe Horsemanを、Crumplerのオフィシャルショップで税込み233シンガポールドルで買った。そのときのレートはだいたい1SGD=70円くらいだったから、16000円ちょいで買ったことになる。ちなみにシンガポールはGSTっていう7%の消費税があって、旅行者は出国時に申告すれば後日税金を還付してもらえるらしいんだけど、Crumplerのショップの店員のねーちゃんは「そんなのない」つって申告用の書類を用意してくれなかった。

The Horsemanはノートパソコンが入るスペースがあって、Crumpler Japanのサイトによるとデジイチも一緒に持ち運べる、みたいな感じで紹介してあるので、MacBookと一眼レフを同時格納するような使い方をしようと思ってたんだけど、やはり普通のメッセンジャーバッグにはカメラがうまく収まらず、しかも取り出しにくかった。ナイロンの生地とか縫製はかなりしっかりしてて、色やデザインはとても気に入ったので、何だかなー、カメラ用のバッグを買おうかなーと悶々としていたのだった。

そんなとき、Crumplerの公式サイトから取扱店のページを見てて、香川のメディアラボPLUSっていうカメラ屋のサイトを覗いたら、なんと一眼レフ用のバッグ、Million Dollar Homeシリーズがバーゲン価格で売ってる! 例えば定価10000円の5 Million Dollar Homeが、1月12日まで送料込み5840円で買える! これは安い! そういうわけで早速飛びついてしまった。

5 Million Dollar Home

昨日届いてちょっと使ってみたところ、これはイイ! レンズ装着した状態のボディを一個と、別に交換用レンズを一個、さらにブロワーやレンズフードを格納できる。ちょっと近所をぶらつくときなんかにはもってこいの感じだ。

5 Million Dollar Home

Million Dollar Homeはぶっちゃけニューモデルよりも旧型の方がデザインが良いと思う。もし一眼レフ用のバッグを探している人がいたら、CrumplerのMillion Dollar Homeシリーズがオススメです。ちなみに僕が買ったメディアラボPLUSってお店は、在庫なしになってる商品でも迅速に取り寄せて発送してくれるみたいです。僕が買ったときも在庫なかったけど、1月3日に注文して7日には発送してくれました。

  • Crumpler - Australia

    Crumplerのサイト。Crumpler Japanよりも本家オーストラリアのサイトの方が面白いです。Flash版とHTML版、どっちも良い感じ。

  • メディアラボPLUS TOP

    ここ安くて良かったです。オススメ!

| @雑談

謹賀新年

2009年になりました。2年前はブログに新年の目標なんてのを書いてたけど、何ひとつ実現できてないのでそういうのはやりません。とりあえず今年こそ就職してTOEICで850点以上とって11月23日は秩父宮でラグビー見てラーメン二郎を年間20杯くらい食べられるようにしたいです。ピース。

| @映画/ドラマ/テレビ

パーク アンド ラブホテルという映画を見た。PFFスカラシップ作品。

外観は寂れたラブホテルなのに、子どもたちが吸い込まれるように中に入っていく。前を通りかかった14歳の家出少女はその光景に唖然とする。一旦はホテルの前を通り過ぎるのだが、好奇心を抑えきれず、ホテルの中に足を踏み入れる。子ども達と乗ったエレベーターを降りると、屋上には公園があった…。

主人公は新宿の外れ(初台とかそのあたり)にあると思しきラブホテルの経営者で、初老の女性。入れ替わり立ち代わりに人生にトラブルを抱えたゲストがラブホテルにやってくるという設定。最初が14歳の家出少女、30代の主婦、売春をする女子高生、という順番。

ラブホテルを訪れるゲスト達は、 女一人でラブホテルを営む主人公の下でなにかしらのヒーリングを受けるという筋書なんだけど、実際は主人公自身も深い悲しみを抱えていて、人生の無常観を映画は観客に語りかける。仏教ぽいものを感じた。

全体的にかなり前衛的な映画だった。というか、14歳の少女は全然14歳に見えないし、売春をする女子高生も全然17歳には見えなかった。リアリティー徹底無視の映画で、個人的にはあまり感情移入できなかった。

主人公のラブホテル経営者を演じたのはりりぃという往年のミュージシャンだったらしい。30代の主婦を演じたのはちはる。17歳の売春する女子高生はどこかで顔を見たことがあるなと思ったら、京阪電鉄の“おけいはん”だったようだ。

| @散財

 Nokiaの携帯にいろいろアプリケーションをインストールしてて気がつくんですけど、Symbian OS向けのシェアウェアはどれも高いです。平気で$29とかします。iPhoneのApp Storeに慣れてるとぼったくりな感じがする。

お小遣い管理ソフト in App Store

 たとえばお小遣い管理ソフト。App Storeでは無料のものもあるし、中心価格帯も230円から450円ほど。一方で、Nokiaの携帯向けのアプリを紹介しているHandangoを見てみると、安いもので5ドルから。中心価格帯は10ドルから20ドルな感じです。PC/Mac用のシェアウェアの値段を考えてみても、2,000円から4,000円程度が主流でしょうから、App Storeのアプリケーションの値段はかなりお買い得だといえます。

 これは多分、Nokiaやコンピューター向けのシェアウェアは、ダウンロードして2週間くらいお試しできるからでしょう。App Storeではお試しが出来ないので、いきなり2,000円とか3,000円とか強気な価格設定にしてもなかなかダウンロードしてもらえない。それでソフトウェアの価格が安くなってるんじゃないかと思います。

 アプリの値段は安い方がユーザーとしてはうれしいのでiPhoneのApp Storeの方が利用しやすいとは感じますが、果たしてApp Storeの作者の皆さんは採算取れてるんでしょうか。

 TUAWにもこの手の話が載ってて、iPhoneアプリケーションを9.99ドルで売りたいんだったら、お試し用のフリーバージョンを用意した方がいい、って書いてありました。

 経済学で言うところのレモンの市場の原理が働いて、粗悪ソフトしかApp Storeに出回らなくなったら嫌ですね。