| @技術/プログラミング

確認ダイアログを出しながらディレクトリやファイルを削除するスクリプトを書いた。大したコード書いてないし逆引きRubyに載ってたコードをまるパクリしてるところもあるけど便利だと思う。

そのディレクトリにあるファイル/ディレクトリ一覧を取得した後、「このファイル/ディレクトリは作られてから何日経っています。削除しますか? (y/n)」というダイアログ(英語)を表示する。y が入力されると削除を行う。地味に使える。

RubyのFileUtilsはすごく便利だと思う。シェルスクリプトでしこしこ書くのがアホらしくなる。RubyがPerlなみにあらゆるuni*x系のサーバーに入るようになったらさぞかし便利だろうと思う。

| @技術/プログラミング

iTerm 2が素晴らしいということなのでiTermをぼちぼち使ってるんですけど、Vimを起動したときに矢印キーで移動できないことが分かった。「Vimで矢印キーでカーソル移動とか小学生かよ」みたいなご意見もあるでしょうけど、入力モードのときに移動したくなったら j, k, h, l じゃ移動できないでしょ? そこで矢印キーですよ。

iTermでVimを使っているときも矢印キーでカーソル移動できないものかと、軽くググってみたところ次のような記事に遭遇した。

これを参考にとりあえず以下のように .zshrc に書いた。

case "${TERM_PROGRAM}" in
iTerm*)
  export TERM=dtterm
esac

しかし、これはちょっと自分的にはいただけなかった。

export TERM=dtterm

ってやると、termcap的な何かの作用で、Vimを閉じたときにコンソールを復元できなくなる(参照: Vimで編集を終了した後、元のコンソールの状態を復元したい)。僕はVimを閉じた後はコンソールを復元したい派なので、このやり方は受け入れられなかった。

.termcap に何か書くことも考えたけど、 .termcap で条件分岐する書き方が分からなかったのでさらにググってみた。すると外人が「iTermの設定で何とかできる」みたいなことを書いてるのを発見した。

なるほど、 .vimrc とか .zshrc とか側で回避する方法ばかり考えていたけどiTermで回避する方法を考えればよいわけか。

で、iTermを開いてみたところ、iTerm 1の頃から引き継いでいるBookmarkのDefaultの設定がよくなかったみたい。具体的には矢印キーそれぞれに ^[[A とか ^[[B みたいなキーが割り振られていて、このせいで矢印キーが使えなくなっていたわけだ。

Load Presetから "Use xterm Defaults" を選んでみたところ、無事矢印キーでカーソル移動できるようになった。めでたしめでたし。

| @技術/プログラミング

一個前の記事(Rubyがエレガントだって言われるのがわかってきたような気がする | tech.portalshit.net - CakePHP, Rails, JavaScript)をcxxさんに添削してもらったところ、Rubyの方のコードには問題があったらしい。Rubyでは変数を宣言だけして終わりみたいな初期化をしちゃダメだそうで、必ず何かを代入しないといけないらしい。

そういうわけで正しくは、

class Hoge
  def initialize
    @a = ""
  end

  def hoge
    @a = "hogehoge"
  end
end

fuga = Hoge.new
puts fuga.hoge

と書くそうです。

ところでなんで自分は前回、 @a というインスタンス変数を使ったのかがよく分からない。Railsでコードを書いていて、Controllerで定義した変数をViewで使うときにインスタンス変数を使うので、そういう風に思い込んでいるのかな。上のコードでは別にインスタンス変数を使う必要はなくて、

class Hoge
  def initialize
    a = ""
  end

  def hoge
    a = "hogehoge"
  end
end

fuga = Hoge.new
puts fuga.hoge

でも同じ結果を出力しますね。

インスタンス変数と普通の変数の違いが分かってなかったので、たのしいRuby(第2版)を開いて復習してみたところ、以下のような記述があった。(たのしいRuby 第2版 pp.123-124)

@ で始まる変数は インスタンス変数 といいます。ローカル変数とは違って、このメソッドを抜けてもその値は保存されますが、インスタンスごとに違う値を割り当てられる変数です。(たのしいRuby 第2版 pp.123-124)

なるほど! 例えば上のコードを引数つきのものに改造したとしましょう。

class Hoge
  def initialize(b="")
    @a = b
  end

  def hoge
    print @a, "
"
  end
end

fuga = Hoge.new("Fuga")
piyo = Hoge.new("Piyo")

fuga.hoge
piyo.hoge

で、これを実行すると

Fuga
Piyo

と表示される。こんな感じで、一つのクラスから複数のインスタンスを生成するときに使うのがインスタンス変数って理解でオーケーなのかなと思います。

| @技術/プログラミング

この前、さくらVPSに入れているUbuntuのzshで ls とか cd とか打ったとき、変なエラーメッセージが出るようになった。原因不明。しょうがないのでzshをインストールしなおそうと、chsh してbashとかに切り替えずに sudo apt-get remove zsh してしまった。そこで混乱してしまって Ctrl + D しちゃったもんだからSSH閉じてしまって、なんとUbuntuにログインできなくなってしまった。

Ubuntuは root というアカウントがなくてなんでも sudo するか、 sudo su で無理矢理rootになるしかないので、rootでログインしてchshしてやるという救済手段がとれず、にっちもさっちもいかなくなってUbuntuを再インストールした。

ちょっと調べたら、こういうアクシデントを防ぐために、/etc/shells にzshを足さず、chshでデフォルトシェルにもしないという人もいるみたい。.bashrc に次のように書くそうだ。

if [ -f /bin/zsh ]; then
  exec /bin/zsh
fi

これだと何かのトラブルでzshが起動しないことがあってもbashでログインできるということらしい。zshがちゃんとしてるときはzshでログインするという理屈だ。

しかしこれには結構重い副作用があるみたい。

一理ある。

というわけでUbuntuやrootでsshできない環境ででzshを使う場合は、何らかのトラブルでzshが起動しない、シェルにログインできなくなることを想定し、保険として普段はまったく使わない非常用のアカウントを作っておくと良いと思った。もちろんsudoersに指定しておかないと意味ないけどね。

| @WWW

先週、九州産業大学で行われたWordCamp Fukuoka 2011に行った。仕事でWordPress使う機会はないけど、福岡のWeb業界がどんな感じなのか知りたくて行ってみた。

WordPressは ゴンゴンの見た映画 で使ってて、前職場でもウェブサイトにブログを付けるときによく使った。また友達のホームページにも導入したことがある。以下そのときに書いた過去記事から引用だけど、

WordPress 2.7やMovable Type 4とかもそうですけど、ブログのなかで読者が触れる部分っていうのはここ数年のアップデートの中でもそうそう変化なくて、書き手が触れる部分、書き手にしか見えない部分がえらく進化してます。サーバーにインストールして使うタイプのブログツールでも、外部のフィードを取ってきて管理画面に他サイトの更新状況や人気のプラグインが表示されたりしますし、まるでレンタルブログサービスを利用しているかのようです。いかに書き手を書く気にさせるか、ってのが今日のブログツールの潮流なのかなーって感じました。これ大事なことですよね。

portal shit! : Twitterのフィードを加工して自サイト内にマイクロブログを作る

このように、WordPressは管理系の機能が非常に進化しているように思う。バージョン2.7から、自動アップグレード機能がついて、何も知らん人でもWordPress本体をサーバーにアップロードして、MySQLにデータベース一個つくればそれで使えるようになる。面倒くさいアップグレードとかもボタン一つで完了、さらに世界中のデザイナーがデザインしたWPテンプレートが使える。

WordCamp Fukuoka 2011は “Publish” がテーマだったけど、本当に誰もが簡単に “Publish” できるようになりつつあると思う。開発者とデザイナーとユーザーがそれぞれたくさんいて、非常に活気があると感じた。それゆえにユーザーの声が反映されて、使いやすい管理画面(ダッシュボード)になってきてるんじゃないだろうか。一人でブログを書いてるのに、一人じゃないのがWordPressの良いところだと思う。後ろにオープンソースコミュニティが付いている感じ。

一方、かつてはブログツールの代名詞的存在だったMovable Typeは、Six Apartの買収などのいざこざがあり、アメリカの親会社から日本法人に権利が売却されてしまっていた。

なんでMovable Typeがダメになったのか。WordPressと異なり、元々オープンソースじゃなかったのが原因だろう。2007年にオープンソース化されたけど、そのときにはWordPressとの勝負には決着がついていたように思う。そもそもMovable Typeは、個人がPublishするためのツールというより、企業のホームページを管理するためのツールを指向していた。公式サイト(ウェブサイト管理の新標準。Movable Type 5 - Six Apart)を見れば、右上の目立つ位置に「ご購入はこちら」のボタンが配置してあり、基本的に有償のソフトウェアであることが分かる。

WordCampの活況とMovableTypeの身売りがあまりにも対照的で、コミュニティのあるなしで、ブログプラットフォームの盛衰が左右されることを実感した。一人で黙々とブログやプログラムを書いていてはダメで、何かしらで外とつながってなきゃいけないのだと思う。

| @技術/プログラミング

昨日の続きのようなもの。LokkaをUbuntu上で動かそうといろいろやってます。passenger入れて、 passenger-install-nginx-module を実行しようとしたらエラーが出た。お前はrootじゃないからnginxインストールできひんわ、みたいなメッセージが出る。sudoったりrootになってインストールしようとすると今度はpassengerなんていうgemはないわ、って怒られる。sudoしたときには.rvm内のgemパッケージではなくシステムのgemパッケージを見ようとするっぽい。またrootになるとRVMではなくシステムのRubyが実行されるので同じくpassengerなんてgemないわ、って怒られる。システムのRubyは1.8.7だし、なるべくなら使いたくない。RVMのRubyを使ってpassenger + nginxな環境作れないのかよ、とググってたら以下のような記事を発見した。

なんと、RVMには rvmsudo というコマンドがあるらしい! 試しに

$ rvmsudo passenger-install-nginx-module

を実行してみたところ、お前はroot権限がないんじゃ〜とエラーが出ていたところも無事通過してnginxをインストールできてしまった。以前、sudoで無理矢理nginxをインストールしたときは、 nginx.conf 内で、

passenger_root /home/morygonzalez/.rvm/gems/ruby-1.9.2-p136/gems/passenger-3.0.2;
passenger_ruby /usr/bin/ruby1.8;

となっていて大変気持ち悪かったし、Passengerも「PassengerとRubyの本体でバージョンの不整合があるだろヴォケ」みたいな警告出してた。それが rvmsudo のおかげで nginx.conf に書き込まれる値も以下の通りとなるので、とりあえずPassenger(RubyGems)とRubyのバージョンが異なるというような問題は回避できる。

passenger_root /home/morygonzalez/.rvm/gems/ruby-1.9.2-p136/gems/passenger-3.0.2;
passenger_ruby /home/morygonzalez/.rvm/wrappers/ruby-1.9.2-p136/ruby;

ただ、なんでか分からないのだけどnginxがうまく動いてくれなくて、無事Webサーバーを起動できてない感じです。

それにしてもRVMは、本当にきもいと思う。readlineとかまで.rvm内にインストールできるできるし、いったい何考えてるんでしょうかね。きもすぎて便利です。

| @技術/プログラミング

ブログをリニューアルするにあたり、自分でRailsで簡単なブログを作ろうかとも思ったけど、いろいろ面倒くさいので今のところLokkaを使うつもりでいます。デフォルトデザインがお洒落だし、さくっとデプロイできそうなのもいい。LokkaはSinatraベースなので、気にはなっていたものの何も触れなかったSinatraの勉強にもなるでしょう。開発者の komagata さんのこのブログ記事が印象に残ってる。

Railsを追いきれる自信が無かったから。Rails文化に引っ張られてアプリが一生完成しない気がしたから。あとアプリとしては問題無いのにベースのRailsのバージョンが低いだけで残念っぽくなってるアプリ(Redmineとか)を見たから。

半年やってみてSinatra面倒クセー!っていっぱいあったけど、(Sinatra本体の)ソースが短いので完全把握できる掌握感は独自のOSS作る上で心強かった。

そう、Railsはバージョンアップが頻繁なため、仕事でRailsを使えないサンデー開発者にはバージョンアップを追いかけるのが大変すぎる。Railsのマイナーアップデートでアプリケーションが依存するgemが動作しなくなりアプリケーション崩壊みたいのを何度か経験した。それが毎週末続くと、「Railsめんどくせぇ」ってなる。 ~/Sites に作りかけのRailsアプリケーションがいくつもあります。

Lokkaを利用して、途中で挫折しないようにブログ移行をしてみようと思います。