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Backlogユーザーのミートアップに行ってみた。Cacooなどで注目されているヌーラボのイベントなので何か面白い話が聞けるのではと期待して行った。

Backlogのそもそもの開発経緯は、自分たちが受託開発のプロジェクト管理のために作ったものを公開したのだそう。37signalsのBasecampと一緒だなと思った。『小さなチーム、大きな仕事』に書いてある。「自分たちが必要なものを作れ」、「最初の顧客になれ」ってやつ。自分たちすら必要としないものは誰からも欲しがられないのだろう。

ユーザーの活用事例で面白かったのがドメインの失効管理にBacklogを使うという使い方。前勤めてたとこでドメイン切れ事故が起きてしまったんだけど、ああいうのはExcelで管理してるだけじゃ確かに忘れやすい。Backlogに課題として登録してリマインダーの設定しとくと安全だなと思った。

意外に知らなかったのが開発者向けAPIの存在。シャノンの堀さんはAPIにアクセスするプログラムを書いて月初にBacklogにタスクを登録してしまうそう。これをアジャイル開発の手法であるスクラムと組み合わせて運用しているとのこと。生産性が3倍以上になったそうです。

人生初体験だったワールドカフェもなかなか興味深かった。テーブル上の紙にどんどん各人がアイディアを書いていき、時間を区切って席を替わりながら討論していく。紙の上にアイディアを書くので、声が小さい人の話も紙の上に残るし、話し好きの人が延々話し続けるタイプのディスカッションより話題に広がりが生まれるなと感じた。

ワールドカフェの議題は「あなたなら今後のBacklogをどうしますか」というもの。自分はGit対応や、37signalsのBasecampが幅を利かせている海外で勝負するには、オープンソースコミュニティには無償で使わせてあげるとPRになっていいのじゃないだろうか、といった意見を出した。

SkypeやGoogle Appsとの連携を希望しているユーザーが多くいる一方で、非ウェブ系企業ではファイル共有はおろかSVNさえ外部のリポジトリを利用することが禁じられ、Backlogの機能を十分に生かし切れていないとのことだった。

Backlogという製品に関してよりも、いろんな業種の人が異なる様々な条件でウェブサービスを使ってるんだなーということを知ることができて楽しかった。

また懇親会ではアラタナ研究所の @shunsuk さんとVimやRubyトークに花が咲いて非常に楽しかった。阿蘇にいた頃は技術の話ができる人が身近にいなくて悶々としてたもんだから、田舎から出てきて良かったなーとしみじみと感じた。天神で Kumamoto.rb やりたいです。

ヌーラボさんにはこのような場を提供していただき感謝しております。楽しかったです。ありがとうございました。

| @WWW

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先々週になるけど、福岡に新しくできた アラタナ研究所 のレセプションに行った。研究所の所長であらせられる @rytich さんに招待してもらった。

なんと同研究所には熊本にいた頃からお会いしてみたいと思っていた @shunsuk さんもお勤めであり、お目にかかってご挨拶することができた。

@shunsuk さんのブログ「 で写真が見られるけど、パーティションが全面ホワイトボードのオフィスはとてもかっちょよい。ホワイトボードに↑の落書きを施した後、他の人が書いたのを見てたらウェブアプリケーションのスキーマを書いたとおぼしき走り書きが目にとまった。前の職場で一人でプログラム書いてた頃が無性に懐かしくなった。ああでもない、こうでもないと考えながら、作っては壊し、作っては壊しを繰り返してプログラムを書いていくのがとても楽しかったことを思い出した。

レセプションの最後に若くてイケメンな株式会社アラタナの濱渦社長が「九州から面白いサービスを作っていきましょう」とスピーチしていたけど、すごく楽しそうで羨ましかったし、自分もなんかしなきゃと焦ってしまった。

何はともあれアラタナ研究所オープンおめでとうございます。

| @技術/プログラミング

関連記事表示

Jekyllで関連記事を表示するようにした。jekyllを実行するときに jekyll --lsi とするんだけど、Classifierというgemが必要。ただしClassifierを入れてるだけだと似てる記事を探すのにすんごい時間がかかるので、gslというgemを入れる。しかしこれはただ単に gem install gsl しただけでは以下のようなエラーが出る。

Fetching: narray-0.5.9.9.gem (100%)
Building native extensions.  This could take a while...
Fetching: gsl-1.14.7.gem (100%)
Building native extensions.  This could take a while...
ERROR:  Error installing gsl:
        ERROR: Failed to build gem native extension.
        /Users/morygonzalez/.rvm/rubies/ruby-1.9.2-p136/bin/ruby extconf.rb
checking gsl version... *** extconf.rb failed ***
Could not create Makefile due to some reason, probably lack of
necessary libraries and/or headers.  Check the mkmf.log file for more
details.  You may need configuration options.

Provided configuration options:
        --with-opt-dir
        --without-opt-dir
        --with-opt-include
        --without-opt-include=${opt-dir}/include
        --with-opt-lib
        --without-opt-lib=${opt-dir}/lib
        --with-make-prog
        --without-make-prog
        --srcdir=.
        --curdir
        --ruby=/Users/morygonzalez/.rvm/rubies/ruby-1.9.2-p136/bin/ruby
extconf.rb:237:in `rescue in <main>': Check GSL>=0.9.4 is installed, and the command "gsl-config" is in search path. (RuntimeError)
        from extconf.rb:138:in `<main>'

GSL(GNU Scientific Library)が入ってないのがダメらしい。Homebrewでインストールする。

$ brew install gsl

そんでもう一回 gem install gsl するとうまく入った。 _config.yamllsi: true という記述を追記して jekyll を実行すると関連記事が表示されるようになった。

最近の記事表示

ついでに見た目を調整した。サイドバーに全部の記事が表示されてたのがうざかったので10件だけ表示するようにした。

8c72..2c84ea5 100644
--- a/_layouts/post.html
+++ b/_layouts/post.html
7 +69,7 @@

         <h3>Latest Posts</h3>
         <ul>
-          {`% for post in site.posts `%}
+          {`% for post in site.posts limit:10 `%}
           <li><a href="{{ post.url }}">{{ post.title }}</a></li>
           {`% endfor `%}
         </ul>

(↑Liquidでエスケープする方法がわからんかったので {`% とかなってますけど、正しくは {% です)

Liquidでは配列に対して {% for post in site.posts limit:10 %} という書き方をすることでループ処理の回数をコントロールできるみたい。

全体的に見やすくなりすっきりした。

| @技術/プログラミング

確認ダイアログを出しながらディレクトリやファイルを削除するスクリプトを書いた。大したコード書いてないし逆引きRubyに載ってたコードをまるパクリしてるところもあるけど便利だと思う。

そのディレクトリにあるファイル/ディレクトリ一覧を取得した後、「このファイル/ディレクトリは作られてから何日経っています。削除しますか? (y/n)」というダイアログ(英語)を表示する。y が入力されると削除を行う。地味に使える。

RubyのFileUtilsはすごく便利だと思う。シェルスクリプトでしこしこ書くのがアホらしくなる。RubyがPerlなみにあらゆるuni*x系のサーバーに入るようになったらさぞかし便利だろうと思う。

| @技術/プログラミング

iTerm 2が素晴らしいということなのでiTermをぼちぼち使ってるんですけど、Vimを起動したときに矢印キーで移動できないことが分かった。「Vimで矢印キーでカーソル移動とか小学生かよ」みたいなご意見もあるでしょうけど、入力モードのときに移動したくなったら j, k, h, l じゃ移動できないでしょ? そこで矢印キーですよ。

iTermでVimを使っているときも矢印キーでカーソル移動できないものかと、軽くググってみたところ次のような記事に遭遇した。

これを参考にとりあえず以下のように .zshrc に書いた。

case "${TERM_PROGRAM}" in
iTerm*)
  export TERM=dtterm
esac

しかし、これはちょっと自分的にはいただけなかった。

export TERM=dtterm

ってやると、termcap的な何かの作用で、Vimを閉じたときにコンソールを復元できなくなる(参照: Vimで編集を終了した後、元のコンソールの状態を復元したい)。僕はVimを閉じた後はコンソールを復元したい派なので、このやり方は受け入れられなかった。

.termcap に何か書くことも考えたけど、 .termcap で条件分岐する書き方が分からなかったのでさらにググってみた。すると外人が「iTermの設定で何とかできる」みたいなことを書いてるのを発見した。

なるほど、 .vimrc とか .zshrc とか側で回避する方法ばかり考えていたけどiTermで回避する方法を考えればよいわけか。

で、iTermを開いてみたところ、iTerm 1の頃から引き継いでいるBookmarkのDefaultの設定がよくなかったみたい。具体的には矢印キーそれぞれに ^[[A とか ^[[B みたいなキーが割り振られていて、このせいで矢印キーが使えなくなっていたわけだ。

Load Presetから "Use xterm Defaults" を選んでみたところ、無事矢印キーでカーソル移動できるようになった。めでたしめでたし。

| @技術/プログラミング

一個前の記事(Rubyがエレガントだって言われるのがわかってきたような気がする | tech.portalshit.net - CakePHP, Rails, JavaScript)をcxxさんに添削してもらったところ、Rubyの方のコードには問題があったらしい。Rubyでは変数を宣言だけして終わりみたいな初期化をしちゃダメだそうで、必ず何かを代入しないといけないらしい。

そういうわけで正しくは、

class Hoge
  def initialize
    @a = ""
  end

  def hoge
    @a = "hogehoge"
  end
end

fuga = Hoge.new
puts fuga.hoge

と書くそうです。

ところでなんで自分は前回、 @a というインスタンス変数を使ったのかがよく分からない。Railsでコードを書いていて、Controllerで定義した変数をViewで使うときにインスタンス変数を使うので、そういう風に思い込んでいるのかな。上のコードでは別にインスタンス変数を使う必要はなくて、

class Hoge
  def initialize
    a = ""
  end

  def hoge
    a = "hogehoge"
  end
end

fuga = Hoge.new
puts fuga.hoge

でも同じ結果を出力しますね。

インスタンス変数と普通の変数の違いが分かってなかったので、たのしいRuby(第2版)を開いて復習してみたところ、以下のような記述があった。(たのしいRuby 第2版 pp.123-124)

@ で始まる変数は インスタンス変数 といいます。ローカル変数とは違って、このメソッドを抜けてもその値は保存されますが、インスタンスごとに違う値を割り当てられる変数です。(たのしいRuby 第2版 pp.123-124)

なるほど! 例えば上のコードを引数つきのものに改造したとしましょう。

class Hoge
  def initialize(b="")
    @a = b
  end

  def hoge
    print @a, "
"
  end
end

fuga = Hoge.new("Fuga")
piyo = Hoge.new("Piyo")

fuga.hoge
piyo.hoge

で、これを実行すると

Fuga
Piyo

と表示される。こんな感じで、一つのクラスから複数のインスタンスを生成するときに使うのがインスタンス変数って理解でオーケーなのかなと思います。

| @技術/プログラミング

この前、さくらVPSに入れているUbuntuのzshで ls とか cd とか打ったとき、変なエラーメッセージが出るようになった。原因不明。しょうがないのでzshをインストールしなおそうと、chsh してbashとかに切り替えずに sudo apt-get remove zsh してしまった。そこで混乱してしまって Ctrl + D しちゃったもんだからSSH閉じてしまって、なんとUbuntuにログインできなくなってしまった。

Ubuntuは root というアカウントがなくてなんでも sudo するか、 sudo su で無理矢理rootになるしかないので、rootでログインしてchshしてやるという救済手段がとれず、にっちもさっちもいかなくなってUbuntuを再インストールした。

ちょっと調べたら、こういうアクシデントを防ぐために、/etc/shells にzshを足さず、chshでデフォルトシェルにもしないという人もいるみたい。.bashrc に次のように書くそうだ。

if [ -f /bin/zsh ]; then
  exec /bin/zsh
fi

これだと何かのトラブルでzshが起動しないことがあってもbashでログインできるということらしい。zshがちゃんとしてるときはzshでログインするという理屈だ。

しかしこれには結構重い副作用があるみたい。

一理ある。

というわけでUbuntuやrootでsshできない環境ででzshを使う場合は、何らかのトラブルでzshが起動しない、シェルにログインできなくなることを想定し、保険として普段はまったく使わない非常用のアカウントを作っておくと良いと思った。もちろんsudoersに指定しておかないと意味ないけどね。