| @Mac/iPhone

 一月前にATOK17を導入した。電子辞典セットである。便利である。

 Macに標準でバンドルされてることえりも最近はパワーアップしてきてWindowsのIMEよりははるかに使いやすいのだが、ATOK17にはかなわない。なにしろ間違った日本語を使った場合はちゃんと指摘してくれるのだ。さらに電子辞典セットの場合は連想変換の機能を使って類似表現まで変換候補に加えることが出来る。同じ表現を何度も繰り返すのにうんざりなときなんかにこの機能は良い。語彙が豊富な振りが出来る。ボキャブラリ貧し雑魚ら(=俺)にとってはありがたい機能である。

 さらには拡張辞書を買えば角川の類語辞典や共同通信の記者ハンドブックなど専門的な辞書も追加可能で、著しく快適な日本語入力環境を提供してくれるのである。ジャストシステムによれば日経もサーバーにATOKをインストールしており、日経の記事はATOKによって入力されているらしい。『iチューンズ』という何とも読みにくい表現もATOKの手になるものなのだ!

 アプリケーションごとに機能を使い分けられるのも良い。ATOKには方言を含め様々な変換機能が採用されているのだが、例えばwebブラウザでは標準的変換を行い、インスタントメッセンジャーでは関西弁変換など話し言葉変換を行う、というような使い分けが可能である。これは大変使いやすい。文語体と口語体が自在に使い分けられるのは恐らくATOKだけなのではないだろうか。

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| @音楽

 昼間に書いた記事では大喜びしていた俺ですが、オープンしたばかりのミュージックストアで早速曲を買おうとしたものの、結構高いんですよね。一曲150円だと購入に二の足を踏んでしまう。99円とは言わないまでもジュース一本と同じ120円≒$0.99くらいに価格設定しててくれたらわしわし買ったと思う。だってアルバム価格にしたら1200円と1500円で300円も差があるんですよ?

 そもそもiTMSのラインナップの貧弱さに問題がある。国内盤CDに入ってるボーナストラック揃えてなかったりとかね。アルバム買いするときは何曲入りのアルバムだろうがだいたい1500円だから、10曲のアルバム買うと一曲あたり150円だけど、ボーナストラック2曲入りの12曲のアルバムを買うと一曲あたり125円で微妙な差が生じるし、コレクターっ気のある俺はどうせ買うならボーナストラックも聞きたいから、ボーナストラックの入ってないアルバムとかなかなか買う気になれない。気になったアルバムをamazonで調べたらだいたい2000円くらいでボーナストラック入りのパッケージ盤を売ってたので、ついついそっちを買ってしまいましたよ、三枚も。iTMSが楽曲のラインナップをもっと充実させてくれないと、結局iTMSで試聴して、amazonやヤフオクで買うといういままでと変わらない構図のままになりそう。

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| @Mac/iPhone

 アップルが『Mighty Mouse』を発表したんだって。どう考えてもWindowsみたいに2ボタンマウスを採用した方が合理的だと思うんだけど、「操作が複雑になる」とか「デザインがイモになる」なんつっていままで頑なに2ボタンマウスの採用を拒んでいたようである。

 最近のMacはWindows用の2ボタンマウスをつけると右クリックができてメニューウィンドウがポップアップされるんだけど、公式には右クリックを採用してこなかった。Mac信者はショートカットキーを使うので右クリックなんて使う機会は稀なんだけどやっぱり右クリックはできた方が便利だし、初心者に優しいパソコンを標榜するのならアップルはもっと早くから右クリックを採用すべきだったのである。

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| @雑談

 大学四年の初夏、就職活動もせず頭文字Dばかり見ていた。影響を受けやすい俺はすっかりしげの秀一に洗脳され、「車買うならFRじゃないと意味ない、FFなんて車じゃない」とまで考えていた。が、そんな俺が買った車はFFのゴルフである。なぜか? それにはあるホームページが大きく影響していた。http://homepage3.nifty.com/gti16v/というサイトである。

 このサイトの開設者はぼうんのうさんという人で、ゴルフIIのGTIに乗っていて、サイトではGTIの格好良さについて書いておられる。影響されやすい俺はそれを読んでころっと影響された。

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| @雑談

東大など志望の県立高生に「無料」夏期講習 福井県教委

2005年 7月15日 (金) 10:18

 福井県教育委員会が、東大、京大、福井大、金沢大の4国立大学を志望する県立高校3年生のみを対象にした夏季講習会を8月に計画している。「県内には大手予備校がない。合格率を上げるだけでなく、生徒が学校を超えて集まり、切磋琢磨(せっさたくま)できる」(高校教育課)との理由からだが、4大学の志望者は3年生の2割足らずで、県高校教職員組合は14日、「一部の生徒を特別扱いするのは教育基本法に反し、県立高校の予備校化を進めることになる」として県教委に中止を申し入れた。

 この夏季講習は8月上旬の4日間、福井市内の県立高校2校を会場に開く。「東大理系」「京大文系」などの10コースで、90分の講義が1日に3コマあり、計2日間受講する。講師は、県立高校教諭が務め、受講料は無料。

 県教委によると、県立高校に在籍する約6500人のうち、東大の志望者は54人、京大72人、金沢大473人、福井大567人で、対象者は1166人と、全体の18%。

 現場の教師からは「わずか2日の講習で効果は期待できず、県教委のパフォーマンスでしかない」との批判の声も上がる。県高教組は「教育を受ける機会はどの生徒にも平等に与えられるべきだ」と反発する。

 県教委は西川一誠知事のマニフェストに全国上位の学力の達成が盛り込まれているとして、02年度から毎夏、大阪や名古屋の大手予備校に高校教諭数人を派遣研修に出したり、県立の進学校に教諭を重点配置したりするなどの施策をとっている。4国立大学の合格率は学力の指針の一つとしている。(朝日新聞)

 記事にある通り、特定の大学を志望する生徒にだけ特別の講義を行うのは、教育委員会のやるべきことではないと思う。みんな同じ授業料払っているのに不公平だからだ。

 ただ、このくらい特色のあることをやらないと、福井県から活力が奪われていく可能性はある。福井には友達が一人いるので一度遊びにいったことがあるが、本当に何も無いところだった。福井にあるものといえば原発と東尋坊とソースカツ丼くらいかもしれない。熊本県よりも何も無いのだ。

 もしこういう夏期特別講習のようなものをやるのだったら、有料制にすべきだと思う。仮に公立高校の教員が教鞭をとるのであっても、民間予備校と同程度の授業料を徴収すべきだ。そうでなければあまりにも不公平だ。

 ただ、恐ろしいのは、東大や京大に合格者を多数排出したからといって、彼らが将来福井県の発展のために尽力してくれるかどうかはきわめて未知数であることだ。福井大や金沢大に進学する連中はともかくとして、東大京大に行った連中はかなりの割合で全国展開している企業、あるいは霞ヶ関のお役所に就職し、将来故郷に帰ってくるということは考えにくい。良いとこ落ちこぼれた連中が都会での苛烈な競争に敗れて都落ちし、家業を継いだり県庁に就職したりとか、その程度だろう。

 全国の道府県が本当に力を入れて取り組むべき教育行政とは、東大京大に合格者を多数排出することではなく、いかに地元の大学のレベルアップさせるかである。国立大学は法人化されたことであるし、県はもっと地元国立大学との関係を密にすべきである。場合によっては県の予算から地元大学に補助金を与えても良い。

 若者がたくさん住んでいる土地というのは活気のあるものだ。特色あふれる魅力的な大学をつくれば、全国から若者がやってくるはずだ。東京大学を中心とした大学間のヒエラルキーが出来上がっている今日、その序列のなかに割って入るのは難しいかも知れない。長い時間もかかるだろう。しかしだからこそやる価値がある。

 いつまでも中央に人材を吸い取られる時代は早いうちに終わりにしなければならない。地方自治体が取り組まなければならないのは、高校教育の充実よりも高等教育の充実なのである。

| @読書

 ここ最近本を読んでいなかったのだが、数日前から高村薫の『レディ・ジョーカー』を読んでいる。Wセミナーの講師に、新聞記者の仕事内容が良くわかる本と進められていた本なので手に取ってみたが、『レディ・ジョーカー』、なかなか面白い本だ。

 ただ、設定が若干現実性に乏しいと思うところがある。例えば、自殺する東大生の彼女は同じ東大生よりも品の良い私立の女子大に通っているという設定の方が現実味があると思うし、自殺する東大生が学部卒でビール会社の研究職を受験するというのもちょっと現実味がない。いかに国立大卒の理系であろうと、学部卒では研究職には就けない。他にも探せば現実性に乏しい設定は見つかると思う。

 こういう設定が気になるのは俺が神経質だからかも知れない。しかし設定の現実性というのは重要なことだと思う。設定に現実性が乏しいと、ストーリー自体が面白くても読んでいて物語に集中できずしらけてしまう。

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| @音楽

 九州はすっかり梅雨だ。空は曇っていて、一日に何回か雨が降って、湿気ムンムン。こういうものうげな天気の日に決まって聴きたくなる音楽がいくらかある。そのなかでも一番好きなのが、Brittle StarsというフロリダのギターポップバンドのCD。なんと説明すれば良いか分からないが、曇り空の下、砂浜に体育座りをしていたくなるような音楽なのだ。ジャケット写真も晴れ渡る空っつよりちょっと曇り気味でイカす。

 Brittle StarsとはNYのインディーポップレーベル、shelflifeのアーティストなのだが、五年前に出したCDを最後に、もう活動していないようだ。残念に思いながらshelflifeのホームページを覗いていたら、アルバムには収録されていない彼らの曲を収録したコンピレーションアルバムを発見。買うしか無いでしょ、これは。1999年からのネット人生で初めて、海外サイトからCDを購入してしまった。ついに俺にもe-commerceの時代が到来したわけですなぁ。

 それにしてもアメリカはCDの値段が安い。一枚$10〜$12、高くても$20である。航空便でなく船便を選んだので、CD5枚買っても送料合わせて8000円程度。安い。輸入盤はレコード屋で買うよりもインターネットで直接個人輸入した方が安いかもね。でもカード情報漏れたりするのは嫌だなぁ。船便だと到着まで4週間から6週間もかかるみたいだし、ちゃんと届くかも心配だ!