au の iPhone 、通話時の音が悪くてつらい。SoftBank の iPhone の方が電話しやすかった。他にも通話中はデータ通信ができないとか意外と電波の入りが悪いとか予想だにしなかった不便さがあってつらい。iPhone 、どこのキャリアで買っても大して違いないと思ってたけど、通信方式・インフラの違いは結構でかいと思った。
Cha-ChingからiComptaへ
お小遣い管理にはCha-Chingを使っていたんだけど、Mac版はずーっとベータ版のままで正式版が公開されず、iPhone版もMac版とは完全な同期を取れないという致命的な欠陥があるため(PayeeとTransaction Titleがごちゃ混ぜになるとか)、iComptaというソフトを使ってみることにした。
iCompta
二週間くらい試用してみたけどわりといい感じだったのでiPhone版とMac版を買ってみた。
Cha-Chingは画面がMac Likeで、iSightで写真を撮ってレシートの内容を保存とか、お金の動きを入力するのが楽しくなる仕掛けがたくさんあった。しかしある期間でいくら収入があっていくら支出したのかが一目で確認できなかった。グラフ表示とかもできない。とりあえず赤字になってないことくらいは分かるんだけど、収入と支出の割合みたいのが分からないので、「今月使いすぎたかもなー」というような使い方ができなかった。
それに対してiComptaはお金の動きがある度にその時点での財産を表示してくれるし、チャートや円グラフも表示してくれて、「どのカテゴリーにいくら使ったか」がわかりやすい。例えば一ヶ月にどれだけ「外食」に金を費やしたかとか、ガソリンにいくら使ったかとか。
またTransactionごとにそのときの残高を表示してくれるので、お金の動きを追いやすい。
正直、見た目のMacっぽさとか入力する気を起こさせるという点ではCha-Chingの方が優れていると思うけど(iComptaは会計ソフト度満点というか、グラフの描画とかがWindowsのアプリケーションっぽい)、いまんところ確実にiPhoneとシンクできてデータを欠損しないのでしばらくこっちを使ってみることにします。
The Hit Listを見限る
やっぱりタスクをiPhoneから参照したい
いまでもThe Hit ListがMacでは一番好きなタスク管理ソフトだけど、iPhoneアプリがないのがさすがに不満になってきた。朝礼で予定を報告するときとかにタスクリストが見られないのが不便。iPhoneアプリがあればこういうことが可能になる。
The Hit ListのタスクはiCalのTo Doと同期できる。しかしiPhoneのカレンダーはiCalのTo Doの同期に対応してないし、そもそもiPhoneのカレンダーはできがあまりよくない。
2Do
iPhoneのタスク管理ソフトで2Doっていうのがある。これはUIがThe Hit Listに似ててなかなかよさげ。しかもMacのiCalと同期する機能がある(iCalのTo Doと同期できる)従ってiCalを介してThe Hit Listと2Doを同期できるわけだ。
しかしこのやり方には致命的な欠陥がある。The Hit ListはタスクをiCalのTo Doと同期するときに、入れ子になっているタスクの処理がへんてこりんになる。例えば、
タスクA -> タスクB -> タスクC
みたいな構造のタスクがあったとする。この階層構造を保持したまま同期されることを期待するけど、このアイテムがiCalのTo Doになったときは
タスクA:タスクC
みたいな表記になる。これは不便きわまりない。
というわけでせっかく買ったものの2Doには30分くらいで見切りを付けて(Lite版は無料だけどSync機能が使えない)、そして一年以上愛用してきたThe Hit Listも見限って、今後はTaskPaperを使ってみようかと思っている。
iPhone版のTaskPaperについては筆を改めます。
MindNodeで仕様を書き、The Hit ListでTaskを書き出す
プログラミングっぽいネタだけどMacの話なのでこっちに書きます。
僕はちゃんとしたプログラミングの勉強をしたことがないので、いつも行き当たりばったりでサイト作り始めます。でもさすがにこういうのの非効率性が分かってきたので、最初に必要なデータベースのテーブル数くらいを大まかに決めることにしました。そんでそのイメージ図みたいのを描くのにMindNodeというアプリケーションを使ってみた。
MindNodeはマインドマップを描くためのソフトです。マインドマップの描き方とか知らないし、キャンペーンかなんかで安かったのでとりあえず買っておいたソフトですが、思いの外良い感じに描けました。
そんでこれをThe Hit Listでアウトライン風に書き下してみた。
開発の初期段階でやることが視覚化できてとっても良いと思いました。
それにしてもThe Hit ListはiPhoneアプリ出なさそうですね。Google Groups のユーザーフォーラムでは「出す出す詐欺」の作者にみんなあきれ果ててThingsに戻ったり別のソフトを物色してるみたい。
The Hit List自体はとてもUIも機能もとても良くできているだけに大変残念ですね。
The Hit Listがやっぱり素晴らしい
僕がとても気に入ってるソフトに The Hit List というソフトがあります。GTD支援ソフトというやつです。前も記事を書いてます。portal shit! : The Hit List
最近ますますこのソフトに依存してます。良いところを挙げていったらきりがないし、まだすべての機能を把握して使いこなせてるわけではないんだけど、思いつくまま気に入ってるところを箇条書きにしてみます。
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軽い
高機能なのにとても軽いです。一日中立ち上げていてもメモリ食いません。
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パワフルなショートカットキー
タスクのPriorityやStart、Dueを、マウスに持ち替えることなくキーボードから一発入力できます。
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タスクを入れ子に出来る
プロジェクト管理とかにはとても向いてると思います。
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日付入力支援
後述しますが、日付入力支援機能がとても充実してます。
いま担当している仕事は全部このThe Hit Listで管理しているのですが、ウェブサイト作成みたいな仕事にはとても向いてると感じました。機能の実装とかバグの修正とかいった工程の管理をグラフィカルに行うことができます。こんな感じ。
Redmineとかだとカレンダーとかガントチャートが見られて便利ですけど、そういう機能はThe Hit Listにはないです。だからプロジェクトリーダーとかがプロジェクト全体を俯瞰的に管理する用途には向かないかも知れない。でも個人が自分で自分のタスクを管理する分には打ってつけですね。いまんとこ僕は一人でサイトを開発して自分でプロジェクトを管理するみたいな感じなので、僕の使い方にはとてもマッチしてます。
今日はThe Hit Listの日付入力支援機能の柔軟性にびっくりしたので、この機能にフォーカスしつつ布教記事を書いてみます。
フレキシブルな日付入力支援
The Hit Listはショートカットキーが充実してて、グラフィカルで美しいユーザーインターフェイスを持つ割りにほとんどマウスを触ることなく操作できます。しかし充実しているのはショートカットだけではなくて、例えば日付の入力支援。これがほどよくファジーで素晴らしいです。
いま一つタスクを追加したとします。このタスクの開始日と終了日を入力したい。
もちろんマウスカーソルを移動させてカレンダーを呼び出し、グラフィカルに日付を入力することはできます。
しかしわざわざ右手をマウスに持ち替えるる必要はなく、タスクを入力して一回リターンキーを押した後、 “t” と入力してやるだけで今日の日付がStartに補完入力されます。
素晴らしいですね。このときTabキーや→キーでStart欄やDue欄にフォーカスすることも可能です。
で、ここからがThe Hit Listのファジーな入力支援の本領発揮なんですけど、例えばStartにフォーカスした状態で “today” って打てば今日の日付が入力されますし、 “tomorrow” って打てば翌日の日付が入力されます。もちろん日付を直接入力してもOK。2/11とか22とかね。
さらには曜日を適当に打っても認識してくれる。例えば “tuesday” と入力してみましょう。なんと直近の火曜日の日付に変換してくれちゃうのです。すごい! 他にも “five days later” と打てば五日後の日付を入力してくれるし、 “last friday” と打てば一個前の金曜日の日付を入れてくれる。非常に賢いですよね。
しかも微妙なスペルミスもくみ取って補正してくれるところが素晴らしい。例えばtomorrowってmを二回重ねるのかrを二回重ねるのか迷ったりしませんか? スペルを間違って “tommorow” とか入力してもちゃんとtomorrowとして認識されます。そもそも入力補完が賢いので “tom” と打ったあたりで翌日の日付に変換してくれますが。
とまぁこのように、日付入力の機能だけ見ても非常に高機能なソフトであることがおわかりいただけるかと思います。しかし残念なことにiPhoneアプリケーションがない。一年近く前から開発中ということですが、なかなかリリースされません。iCalのToDoと同期させて云々というテクニックもないわけではないですが、僕はiPhoneのカレンダーはBusySync経由でGoogle CalendarとExchangeで同期させているので、タスクのiPhoneとの同期は諦めています。ほぼ一日机の前に座って仕事してるので個人的にはiPhoneアプリがなくても特に困ってないのですが、外回りとかある仕事の人にとっては致命的かもしれないですね。
とはいえ、去年のMacHeist Bundleでゲットしたもののろくに使ってない人とかは是非一度起動してみてやってください。The Hit Listに出会う前は「GTDとかいけすかない」と思っていましたが、考え方が変わりました。眠らせておくのはもったいないソフトです。
Cha-Ching 2
Cha-ChingはMacHeist Bundle 2で手に入れたソフトで、お小遣い管理アプリです。最初はなかなか良いかもと思ってたんだけど日本語の入力に難があって使うのが面倒になり、しばらく放置してました。しかし働きだして給料もらうようになったことだし、真剣に金銭の出納管理を行ってみようと、iPhoneアプリのCha-Ching for iPhoneもダウンロードして使い始めてみました。
現在の最新のバージョンCha-Ching 2 B104では、これまで金銭の出入りの度にアイテムの名前を入力する方式から、Payee(支払い先)の名前を記入する方式に変わってました。例えばCha-Ching 1の頃は缶コーヒーを買ったら「缶コーヒー」とアイテム名を記入してたんだけど、それが変わって代金の支払い先を記入するタイプに変わった。コンビニで缶コーヒー買ったんだったら「コンビニ」と記入する感じ。
同時に日本語の入力の問題も解決されてて、常用できる程度には進歩しております。(ただし個人的にはタグを入力すると不具合が発生するのを確認してます)
705NKを使ってたときもお小遣い管理アプリは入れてたんですけど(Handy Expenseというやつ)、入力が面倒だったしMacと同期できなかったので携帯側に一方的に情報が蓄積されていく感じでした。Cha-Ching for iPhoneは入力のステップが簡略されていて、PayeeはあらかじめMac上のCha-Chingで入力してDBに存在するものをインクリメンタルサーチしてサジェストしてくれる感じなので、結構スピーディーに入力できます。コンビニで買い物して車に乗り込むまでの間にメモ完了みたいな。
二ヶ月くらい使ってみたんですけど、自分が何にどれだけお金を使っているのかを視覚的に把握できるし、クレジットカードの引き落とし額も正確に把握できるので(クレジットカードで買い物したらクレジットカードのアカウントに費目を計上する感じ)、カードの使いすぎを抑制できます。
このアカウントという概念が最初なかなか理解できなかったんだけど、多分簿記の勉強したことある人だったら馴染みやすいんじゃないかと思います。口座やクレジットカードごとにアカウントを作り、そこからお金を出し入れしたりするわけです。支出だけじゃなく、Cha-Ching上に財布と預金残高の変動履歴をそっくりそのままコピーする。例えば給与受け取りのA銀行の口座から引き落とし用のB銀行の口座にお金を移動したらそれをそのままCha-Chin上に反映させる感じです。
僕はわりにものぐさな方で、こういう細かな金の管理は苦手なんですけど、Cha-Chingではわりと楽しくお金の管理できてます。
僕もまだすべての機能を理解してるわけじゃないんだけど、Cha-Ching 2とCha-Ching for iPhoneのコンビ、お手軽にお金の管理ができてオススメです。
The Hit Listのタスクを複数のMacで同期する方法
少し前に記事にしたThe Hit Listですが、最近は必需品になってきてます。僕はやらなければならないことを結構忘れてしまうので、Priorityや開始日、終了日を入力してタスクを管理できるThe Hit Listはとても重宝してます。多分これがなかったら仕事の能率が劇的に悪くなる気がする。
不満なのは、iPhoneアプリがないことと、職場で使ってるMacと自宅のMacでタスクを同期できないことでしょうか。平日はまぁいいとして、日曜の夜とかに明日からやらなければいけないことを確認したい、とか思うんですけど、そういうときに自宅のMacでThe Hit Listを起動しても仕事のタスクは表示されないんですよね。当たり前だけど。
しかしDropboxを使うことで、複数のMacの間でタスクを簡単に同期できるようになっちゃったりします。簡単なんですけどなかなか快適です。
元ネタはこちら。
少し前にTUAWでも同じTipが紹介されました。
具体的なやり方ですけど、メインで使ってる方のThe Hit ListのDBを開きます。
/Users/ユーザー名/Library/Application Support/The Hit List/The Hit List Library.thllibrary
っていう名前のファイルです。こいつをおもむろにDropboxのフォルダに放り込みます。言い忘れましたが、このときThe Hit Listは終了させておいた方が良いでしょう。そんで次回The Hit List起動するときに option を押しながら起動します。すると以下のダイアログが出ますので、”Choose Library” を選び、Dropboxのフォルダ内にある The Hit List Library.thllibrary を指定してあげればオッケーなわけです。
タスクを同期したい別のMacでもThe Hit Listを起動するときに同じ手順をとってやれば、めでたく複数のMacでタスクを同期できます。めちゃ簡単ですがめちゃいかしたTipですので、日々GTD道の探求に余念がないナレッジワーカーの皆さんは是非お試しあれ。