劔岳 点の記
評価 : ★★★☆☆
お台場アクアシティ・シネマメディアージュで鑑賞。JCBカード提示で1500円だった。
明治時代、日本陸軍は日本地図を完成させようと、前人未踏と言われる立山の剱岳への登頂を目指していた。そこに三角点を設置して測量を行うのだ。しかし設立されたばかりの民間組織である日本山岳会も剱岳登頂を目指していた。豊富な資金力でヨーロッパ製の近代的な登山装備を誇る山岳会に対して、柴崎芳太郎(浅野忠信)の率いる陸軍測量隊は旧式の装備しか持たない。しかし地元の村で雇った宇治長治郎(香川照之)のガイドで何とか目的を達する。
ネットのレビューでは評判良かったけど、そんなに良い映画だとは思えなかった。確かに映像は素晴らしい。なんか日本を代表するカメラマンの人が監督したらしい。立山から見える富士山の映像とか、夕焼けを雲の上から見るシーンとか、NHKの山ドキュメンタリーにも勝てそうなくらいのハイクオリティ。でも浅野忠信と宮崎あおいのいちゃつきシーンとか必要ないと思うし、そもそも浅野忠信の嫁役は宮崎あおいよりも檀れいの方が良いと思うし、ストーリーの展開がどったんばったんな感じだった。
とにかく生意気な松田龍平がムカついた。浅野忠信は公務員系の役ってどうなのかなって思ってたけど、これからそっち方面の堅めの実直な人物も演じられるようになっていくかも知れない。そこそこマッチしてた。特に人夫の香川照之を立てようとするところとか好印象だった。浅野忠信には戦争映画とかやってもらって、真面目な日本兵役とか演じてもらいたいな。