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secondlife さんがはてなブログの記事などを引き払って新しいドメインで個人ブログを作ってた。

secondlife さんは今年の春まで世界一周旅行をしていて、ブログで旅行の様子を書いていたが、数ヶ月前に Google Photos が突如過去に Ticker API で取得した写真の URL を無効化して折角の旅行の写真が閲覧不能になるということが起こっていた。

同じ現象は cho45 さんもブログに書いている。

結局お二方とも Google Photos の利用をやめてしまったようだ。

ブログサービスやストレージサービスを使うと楽だが、サービス提供者の胸三寸で機能が利用できなくなってしまうことがある。

secondlife さんの冒頭の記事は「心のざわめき」についてがメインのテーマだ。記事を書く度にはてなブックマークでのリアクションを気にしてしまってよくないので、それらのリアクションから遠い場所に移転する、という趣旨だ。

プラットフォームが提供するサービスは便利だったりコンテンツを生産するモチベーションを与えてくれたりする反面、プラットフォームへの依存度が高まったり、ときにはプラットフォームがもたらすネットワーク効果が負の副作用をもたらしたりする。そういうのに疲れた人は自前でウェブサイトを運用するようになる。

ながしまきょうさんはもっと早くにプラットフォーム依存を脱却しようとしていて、一時は Twitter さえもやめて自サイトで Microblogging していた。

自分はプラットフォームに依存せずにこれまでブログをやってきた。一時期画像のアップロード先に Flickr や Google Photos を使うことを試したけど、最近の記事ではやめていて完全に自前だ。さくらインターネットや AWS といったインフラ部分では IaaS に依存しているが、オペレーションの部分は自分で行っている。ソフトウェアエンジニアとして腕を磨くのが目的だったけど、だんだんとプラットフォームの足かせから自由でありたいという理由が大きくなってきている。

プラットフォームの中でブログを書くと、自分の書いたものがプラットフォームの中の一コンテンツでしかなくなってしまう。自分のブログなのにどこかの知らない人が書いた記事が「関連記事」として表示されてしまう。自分はそういう場所には違和感がある。

インターネットの端っこにいる人たちから「ウェブ縄文時代」に退行していくのではないかと思う。