| @映画/ドラマ/テレビ

フレンチなしあわせのみつけ方
 イヴァン・アタル、シャルロット・ゲンズブール夫妻の『フレンチなしあわせのみつけ方』をDVDで見た。

 この夫婦の映画は以前に『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』を見たことがある。これはとても好きな映画で、ロクにお金を持っていなかったにもかかわらず映画館で見たあとAmazonで予約してDVDを買ってしまったくらい気に入った。落ち込んでいるときに見るとハッピーな気分になれる。

 しかし今回の『フレンチなしあわせのみつけ方』は酷かった。「どうしたイヴァン?」という感じだ。要所要所でレディオヘッドの音楽が効果的に使われており、そのために★を一個付けたけど、それ以外はてんでダメ。

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| @雑談

AQUA DRY 本日快晴、絶好の洗車日和なり。先日どらむオヤジさんに紹介して頂いたAutoglym / オートグリムのアクア・ドライを使ってみた(洗車哲学|どらむオヤジの独り言)。

 合成セームから安物天然セームに切り替えたときも吸水性の違いに驚かされたが、今回のインパクトはそれ以上である。天然セームは確かに吸水性に優れるけどかたちが不均一で使いにくいし、安物を買ったせいか、革の臭いはするわ、絞ると色の付いた汁は出るわであまり良くなかった。その点オートグリムのアクア・ドライは無臭だし使いやすい大きさの長方形で完璧である。これまで時間のかかっていた洗車後の拭き取り作業が一瞬で終わってしまった。

 なんちゃって車好きの僕は難しい作業なんてできないし、洗車くらいでしか車を愛でることができない。しかしアクア・ドライのおかげで、「なんであいつの拭き取りはこんなに早いんだ!?」とコイン洗車場で羨望の的になれそうだ。

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| @料理/食事

Milch
 北海道で牛乳が余っていて捨てられているというニュースは同じ病室のじいさんから聞いた。その後NHKニュースで、北海道庁が会議などでお茶の代わりに牛乳を飲むことにした、ということを知った(北海道新聞 農林水産)。この二つのニュースを耳にしても、牛乳の需要が減っているなんてことは想像できなかった。昨今の天候が牛がお乳を出すのにたまたま最適で、その結果ミルクの搾乳量が歴史的高水準になったのだろう、くらいに思っていた。しかしそうではなかった。

 今朝、スーパーモーニングを見ていたら、日本人が牛乳を飲む量自体が減っているのだそうだ。かつては牛乳は新聞と同じように宅配されていたが、いまでは顧客が減り牛乳販売店の経営はなかなか苦しいようだ。そういえば以前は我が家も牛乳とヤクルトを宅配してもらっていたが、僕と弟が高校に入って自宅を出てから牛乳はとっていない。

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| @写真

 昨日の日記。病院で用事を済ませたあと、友人が勤めるレストランでオムライスでも食べようかと熊本市の河原町というところに向かいまして候。熊本以外の人は読んでも面白くないかも知れないけど、「あんたがたどこさ、肥後さ、肥後どこさ、熊本さ、熊本どこさ、船場さ」の船場町があるところら辺の話です。興味がない人はこの先は読まないでください。

 結局目当ての友人のレストランで食事をするという野望は果たされなかったのだけど、河原町エリアを散歩してまわるのはとても楽しかった。このあたりは旧市街で、古い建物やお寺がたくさん残っている。京都っぽい。しかも路面電車が走っているので、ドイツの街のアルト・シュタット(Alt Stadt)みたいなのだ。

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| @雑談

大黒ラーメン 男はラーメンを欲していた。そんじょそこらのラーメンじゃない。熊本ラーメンだ。白濁スープに中細麺、あげにんにくチップ入りで、何とも香ばしい。そんなハーッコー(Hard Core)ラーメンを男は欲していた。しょう油ラーメンなんてWackでYuckだ。

 幸いにも男は熊本県に住んでいた。車を一走りさせればすぐに熊本ラーメンにありつくことができる。

 男には目当ての店があった。熊本出身のお笑いタレントがことあるごとにテレビで持ち上げている店だ。最近では全国ネットのテレビ局も取材に訪れている。以前男が訪れたときには、店の壁にゲイの芸風で売っているお笑い芸人のサインが飾ってあった。

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| @読書

旧東ベルリン名物「テレビ塔」 以前読んだ『プラハの春』の続編である(portal shit! : 『プラハの春』読了)。まぁ面白かったけど、過剰な性描写が煩わしかった。結局、著者が若い頃いかにもてたかが綴られているわけである。お人形さんみたいな顔をしたドイツ人女性と恋をしたいという、どうしようもない中年オヤジの妄想を満たすには十分かも知れない。性描写の頻出度合いといい、総じてオッサン向けの本である。

 著者は「共産主義は本質的にペテン」だと主人公に何度も語らせ、共産主義の虚構性について語ろうとしている。一般市民は生鮮食品を十分に口にできず苦しんでいるのに、共産党の幹部は良い暮らしをしているとか、そういった共産主義の矛盾を物語ろうと躍起である。しかし僕が驚くのは、外交官の贅沢な暮らしぶりである。海外に駐在する外交官は高価なブランド品を身につけ、メルセデス・ベンツやBMWを乗り回し、パーティーに明け暮れ、高級住宅街に住むのである。服や車は私費で買っているのかも知れないが、パーティーや住居費は税金が使われているはずで、共産党の幹部もひどいが、それを批判する外交官も血税で随分贅沢をしているようで矛盾を感じた。

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| @雑談

TOTO 先日、ユナイテッド・アローズに帽子を買いに行った。帽子を選んでいたら、PowerBookを入れてしょってるa x i oというメーカーのリュックが珍しいと店員が話しかけてきた(熊本の洋服屋の店員は、客が来たら「何か買うまで帰さない」くらいの勢いで客にマークする)。このリュックはアップルストアで買ったのもで、確かに珍しい。「パソコンを入れるのにちょうど良いんですよ」と答えたものだから、彼は僕が仕事の途中で買い物にやってきたのだと思ったらしい。帽子を選び終えて会計をするときに、「今日はお仕事の途中ですか?」と聞かれてしまった。適当に「ええ、まぁ」とでも答えておけばよいものを、阿呆な僕は「いや、僕仕事してないんですよね」と頓珍漢なことを言ってしまった。この店員に、どんな職業なのかとか深く尋ねる意志はないはずだから、害のない嘘をついておけばよいのだ。でも僕は馬鹿正直に事実を述べてしまった。気まずそうな顔を浮かべる店員。しばらくユナイテッド・アローズに行きたくなくなってしまった。

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