| @旅行/散歩

 こんにちは、森井ゴンザレスです。昨日から入院し、いままさに左腕につながれた点滴管から抗ガン剤が体に注入されているところです。おそらくあと数時間もすれば嘔吐が始まり、一切キーボードをたたくことができなくなるでしょう。だから今のうちにひとつ記事を書いておきます。

 読者の方々は毎日新聞に『記者の目』というコーナーがあるのをご存じだろうか? あるいは多くの方は新聞を読んでおられないかも知れないし、読んでいたとしても朝日新聞か日経新聞かも知れない。「毎日新聞といえば爆弾カメラマンがいるところ?」という人が殆どではないだろうか。しかし新聞記者になりたい、という人のなかには結構な毎日新聞マニアがいて、一部の学生の間では絶大な人気を誇るのが毎日新聞なのである。そういう彼らが必ず入社志望書に書き込むキーワードがこの『記者の目』である。

Continue reading...

| @雑談

 毎日新聞が昨年末から衝撃的な連載をやっている。縦並び社会・格差の現場から:MSN毎日インタラクティブ

 ざーっと目を通してみた。下手くそなまとまりのない文章もあるが、派遣労働業者の悪行を告発する記事では、記者が身分を隠して実際に派遣労働に従事してみるなど、かなり説得力のある血の通った記事である。書き手のことがよく分かる。

 それにしてもどの記事も現代の「格差」を露わにしていて、思わず目をそらしたくなるような内容ばかりだ。例えば、『患者になれない』という記事なんぞ悲惨そのものである。僕は「ある程度の格差がある社会の方が活力を生み出す」という個人的信条を持っているが、そんな僕でも「格差」について随分と考えさせられた。

Continue reading...

| @雑談

 いま気になるのが、ウクライナとロシアの対立である。僕は国際政治のことなんて全く知らないけれど、ウクライナが1968年のチェコスロバキアに重なって仕方がない。ユーシェンコ大統領はドゥプチェクのようだ。

 ウクライナは当然訪れたことがないし、どういう国なのかは知らないけれど、いま民主化を進めようとしているようである。そして、毒を盛られて醜い容貌になってしまったユーシェンコ大統領は、親欧米路線を採ろうとしているようだ。これがプーチンは気に入らないらしい。

Continue reading...

| @映画/ドラマ/テレビ

 予想に反していい映画だった。正直見る前は見るかどうか随分迷った。伝家の宝刀、パオーカードがあるので、熊本市の新市街で上映されている映画ならどの映画も1,000円で見ることができるのだけど、ポスターから単なるスケボー映画の雰囲気が伝わりまくってくる。いくら割引で見ることができるからとはいえ、1,000円と2時間の時間と駐車場代を無駄にしたくはない。劇場の入り口で5分くらい迷ったが、観念して見ることにした。結果、見て良かった。

 むかしrelaxでドッグタウンについて特集されていたことを覚えていて、それで今回の映画は気になっていた。ちょっと調べてみたら、relaxが取り上げたのは今回の映画『ロード・オブ・ドッグタウン』のドキュメンタリー版映画だったらしい。当時relaxを愛読していたものの、ヨコノリ系の記事には正直ついて行けないものがあって(当時はあまりHip Hopも聞かなかった)、結局当該記事は恐らくろくすっぽ読んでないと思う。元有名スケーターのトミー・ゲレロの音楽の虜になっているいまなら、興味深く読むことができるかも知れないのだが。

Continue reading...

| @旅行/散歩

Lesley's Camera 暗い雰囲気がブログを覆っているので、ここで一発面白い(?)記事でも書きましょう。

 旅行をするにあたって、日本からあらかじめ宿を予約して行ったのは一泊目のフランクフルトだけだった。だからフランクフルトの後に訪れたハイデルベルクという街で、宿探しに大変難儀することになる。旅行前は何とかなるだろうと思っていたんだけど(そして、旅行を終えた今にして思えば何とかなることなんだけど)、そのときは宿が見つからないことで絶望的な気分になった。寒いのとか野宿とか勘弁だし。結局、観光案内所でゲットしたホテルリストをもとに電話して宿にありついたのだが、宿が見つかるまでの間、旅行なんて来なけりゃよかったと随分落ち込んだのだった。

Continue reading...

| @雑談

 年賀状一通も出しませんでした。もう何年も書いてません。おかげで一通も届きませんでした。そういうわけであけましておめでとうございます。ぶっちゃけ年賀状とか面倒くさいですよね。というか最近、自分は人付き合い事態が面倒くさいんじゃないかと思うようになりました。なんだかんだいって一人で行動する方が楽。友達とは時々会えば良いかな、って。友人たちはみんなそれぞれの生活があって、しかも彼らはみんな社会人として立派に生きてるわけですな。何だか壁を感じます。

 のっけから支離滅裂ですが、実はガンが再発していることがわかり、四日から入院することになりました。旅行から帰ってきて病院に検査に行ったところ、腫瘍マーカーが大幅に正常値を超えておりました。それでPET-CTという精密検査を受けたところ、左側の骨盤の上あたりに新しい腫瘍があることがわかりました。五日からまたつらい抗ガン剤の治療が始まります。

Continue reading...

| @映画/ドラマ/テレビ

 好評でロングランになっただけに、いい映画だった。不覚にも涙してしまった。昭和三十年代なんて、自分の親が幼児だった頃のお話である。東京に路面電車がたくさん走っていた時代のお話。想像もつかない。

 劇中では地方出身者に対する差別がないようだった。想像するに、日本という国自体がめちゃくちゃ貧しくて、お互い待たざる者同士だったからだろう。東京人が田舎者を見下そうにも、自分もおんぼろの家に住んで貧しい生活をしているから、全然馬鹿にできないのである。むしろ田舎から集団就職でやってくる人々を貴重な働き手として受け入れていたのではないか。あくまで映画のなかでのことだから、実際は違ったのかも知れないけど。

Continue reading...