| @登山/ランニング

福岡マラソンが迫っているので大濠公園で 30km 走をした。午後休をとって 15 時過ぎから走り始めた。携帯を持たず、現金 1500 円だけ持ってウォーミングアップがてら会社から走って大濠公園まで行った。シューズは本番で使おうと思っている ASICS の Magic Speed 4 のワイド 26.5cm 。初めて使うシューズなので心配だったが、左のかかとが少し痛くなりはしたものの、靴擦れなどは起きなかった。走り始めは暖かかったが 17 時前から気温が下がり、走り終わる頃はかなり寒かった。走り終わってから会社に戻ってグループランに参加したのでこの日一日で 40km 走ってしまった。めちゃ疲れたがいいトレーニングになった。

ペースはこんな感じ。

大濠公園 30km 走 2025年

ダニエルズのランニングフォーミュラに M ペースと E ペースは同じトレーニング効果なので M ペースで練習する必要はないと書いてあったが、走り出したら気持ちがのって 5'20" くらいで走ってしまった。 20km 過ぎからペースが落ちているが、それでも 6 分台までは落ちなかった。心拍数にも余裕があった。

ちなみに去年の 10 月に同じように大濠公園で 30km 走をしたときは以下。

大濠公園 30km 走 2024年

20km 過ぎからガクンとペースが落ちている。

今年は 8 月、 9 月、 10 月と月間走行距離が 200km に至ってないので心配だったが、 ASO VOLCANO TRAIL 前後で走り込んでいたおかげか、去年よりかは調子がよいのかも? グロスタイムでサブフォーできることを期待している。

| @技術/プログラミング

ポータルシット問いかけ君

2 年くらい前に ChatGPT がエンジニアなどの間で使われるようになったときに、自分のブログの記事などを突っ込んで ChatGPT と対話できるようにするのがはやった。

Scrapbox でやる例。多分一番最初の例。

はてなブログの記事でやる例。ヒトデさんの記事。

自分も真似してやってみたかったのだけど、 embedding の方法を調べていて面倒くさくなってやめた。

最近は Dify でそういうことができるのを知ってはいたので、三連休の暇つぶしにやってみたところまぁまぁ面白いのができた。 Dify で作っているので公開もできるけど、どのくらいお金がかかるかわからないのでまずは一人で遊ぶ用にする。ChatGPT の利用料金があまり上がらないようなら一般公開してもいいかもと思ってる

やり方をまとめるとこんな感じ。

  1. 自分の ChatGPT の API トークンを入力する(すぐにメッセージクレジットが足りなくなるので)
  2. 質問回答テンプレートを選んでワークフローを作る
  3. ナレッジベースを作る
  4. 年次に記事をまとめてナレッジベースにドキュメントとしてアップロードする

プログラミングが必要なのは 4 のステップで、このステップも ChatGPT に聞くとコードを用意してくれる(コードはとても汚い)。めっちゃ速くチャットボットが作れた。すごい世の中になってきてると思う。

自分との対話面白いのでいっぱいブログに記事を書いて、自分が死んだら子どもがこのボットに相談できるようにしておきたい。

※追記 あまりお金かからないような気がしたので公開してみる。

| @写真

2025 年 10 月のできごと

| @読書

Ossan.fm で知った『国宝』の Audible 版を聞いた。

nagayama さんが歌舞伎役者の人が朗読しててすごい、と言っていたけど、確かにすごかった(『国宝』の朗読は尾上菊之助さんという歌舞伎役者)。歌舞伎のセリフは歌舞伎役者が読み上げるのと一般の声優が読み上げるのでは声の出し方が違うし、歌舞伎の情景が思い浮かぶようだった。

歌舞伎シーン以外でも声色の使い分けが上手で、一人が話しているのに何人もの声、話し方の使い分けがなされており、聞いていていま誰が話しているのかがとてもわかりやすかった。

Audible 、何が良いのかわからなかったけど、プロの朗読者に読んでもらえることの素晴らしさを実感した。

唯一難点があるとすれば読書スピードが読み上げるスピードと同じになるので黙読よりスピードが落ちてしまうことか。続きが気になってもっと読みたいけど読めない、というのがもどかしかった。単に素早く情報を摂取したいという目的には向かないかもしれない。小説を味わいながら楽しみたいという用途向けかも。

初回 30 日間は無料のようなので、まだ Audible を使ったことない人は試してみて欲しい。『国宝』おすすめ。

| @Mac/iPhone

iPhone を買い換えた。 14 Pro → 17 Pro 。カメラの出っ張り面積がでかくなり、横にボタンが増え、 iPhone でも Apple Intelligence が使えるようになり、充電が USB-C ケーブルになった( MagSafe を使うのでケーブルで充電することはほぼないが)。

iPhone 17 Pro の感想はごまんとネットにあるので買い換えて困ったこと、特に CarPlay について書く。

うちの車は 2020 年に買った Jeep の Compass で、 CarPlay に対応している。もうちょいあとのモデルだと車側のジャックは USB-C になるが、うちのはまだ USB-A 。これまでは USB-A → Lightning ケーブルで問題なくカーナビに接続して CarPlay を使えていた。

iPhone 17 Pro になったので、家に適当にあった USB-C → USB-A ケーブル(リズムのハンディファンについてきたもの)を使ってみたところ、充電はされるがカーナビ側から iPhone が認識されない。

NIKON Z6 を買ったときに同梱されていた USB-C → USB-A ケーブルを使ったところ、カーナビから認識はされるが 10 秒ほどで接続が切れる。 CarPlay 側の解像度も低くて嫌な感じ。

これはきっと転送速度が不足しているのだろうと、 USB 3.0 に対応した Anker の USB-C → USB-A ケーブルを買って試してみた。転送速度は 5Gbps なので速度不足になることはないだろうと思っていたが、 Z6 の付属ケーブルに比べれば多少長く接続されるものの、 20 秒もすると接続が切れてしまう。

ここに来て ChatGPT に相談すると、 USB 3.0 はカーナビのチップが認識できずハンドシェイクで失敗している可能性があるので、 USB 2.0 対応で転送速度が 480Mbps 、 Anker などの信頼できるメーカーのものを買えとアドバイスされた。

4 回目のチャレンジで Anker の高性能すぎない 480Mbps の転送速度に対応した USB-C → USB-A ケーブルを買ってみたところ、これまでで一番長く接続が維持されたが、それでも時々接続が切れて不安定になる。 USB-C ケーブルは端子が同じでも品質・規格が同じとは限らず、地獄のような状況だと思い知らされた。ハイスペックなものを買えばいいという訳ではないというのが何より地獄。これだったら MFi 認証が必要な Lightning ケーブルの方が品質が安定していてマシではないか。

「車自体を買い換えないともう CarPlay は使えないのかなぁ、 iPhone のために車買い換えるとかどんだけアホなんだ」と諦めかけていた日にぼーっと Instagram を見ていると、自分の検索履歴を知っているのか、広告で CarPlay を無線接続できる機器が出てきた。最近の新しい車は CarPlay の無線接続に対応しているらしいが、旧型の車のカーナビでも無線接続できるデバイスがあるようだ。その製品は Ottocast MINI Slim という製品で、 Amazon で 6999 円で売られていたので購入してみた。

Ottocast MINI Slim

Amazon のレビューでわずかに遅延すると書かれていた。確かに有線接続に比べたら遅延するが、ブチブチ接続が切れるよりも遙かにまし。何より CarPlay が無線で使えることがこんなに便利だとは思わなかった。車に乗って iPhone をケーブルで接続して、とやらなくても勝手にカーナビに接続されて CarPlay の画面になる。ちまちま乗り降りして買い物して回るときなど煩わしかったが、ケーブルの抜き差しが不要になってとても便利。しかもとっても小さくて邪魔にならない。これは買ってよかった。

Instagram にターゲティングされて広告を出されるのムカつくと思っていたが(メンタル病んだ中年男性向けのセラピーアプリの広告がやたら表示される)、今回ばかりは便利だった。

| @登山/ランニング

Garmin Epix Pro

検証用に会社の予算で Garmin の Fenix 7 Pro を買ってもらって 3 ヶ月ほど使ってみた。かなり気に入ったので個人で Garmin の Epix Pro を買い、 Apple Watch から乗り換えることにした。

これまで自分は、走ってる時間よりも日常を過ごす時間の方が長いから、日常生活で便利な Apple Watch を使うのがいいと思ってきた。しかしハードウェア的な設計の良さとランニング支援機能で Garmin の便利さが身にしみてわかり、 Apple Watch から Garmin へとスイッチするに至ってしまった。

これまでのスマートウォッチ遍歴

自分はランニングをはじめて以来、 Apple Watch をずっと使ってきて、 Ultra も買ったが、普段のランニングで使うには重すぎて定着しなかった(ノーマルの Apple Watch だとバッテリーが持たない長いトレランのレースでは重宝した)。

日常をともにする時計としては Apple Watch が便利なのだが( Apple Pay 、 Siri 、 Mac の認証・ロック解除、プッシュ通知の受け取り)、トレーニングについてのサポート機能が不足していると感じて COROS の Pace 3 も買ってみた。

COROS Pace 3 を使ってみて感じたこと

COROS はトレーニングの指南をしてくれるのは便利だと思ったが、 Apple Watch を置き換えるほどでもないなと思った。なにより COROS Pace 3 は軽いのはいいのだがプラスチッキーで質感があまりよくなく、バックライトの点灯やバイブレーションといったハードウェア部分の作り込みが甘いと感じた。

バッテリーは Apple Watch よりかは断然持つが、ナビゲーションをオンにして使っていると 24 時間くらいしかバッテリーが持たず、 100 マイルのトレランレースで使うのは厳しい。自分は 112km の ASO VOLCANO TRAIL に COROS Pace 3 を着けて出走したが、 25 時間かかったのでバッテリーがギリギリになり、最後の 20km くらいはナビゲーションをオフにして走った。

Fenix 7 Pro で一気に解消された不満

Garmin Fenix 7 Pro を使ってみたところ、 Ultra を含む Apple Watch や COROS Pace 3 に対して感じていたソフトウェア・ハードウェア的な不満が解消されてとっても気に入ってしまった。

スマートフォン用アプリのビジュアルデザインは COROS の方が優れているのだが、健康管理とかトレーニング指南的な機能は Garmin Connect の方が優れていると感じる。 Apple Watch の場合、 Apple のヘルスケア・フィットネスアプリは iOS 26 になって以前よりかはマシになったとは言え、踏み込んだアドバイスをしない。

一方で Garmin Connect では Body Battery や Training Readiness なる指標があって、トレーニング状態と睡眠時間、 HRV (心拍変動)からその日の体調を推測し、最適なトレーニングメニューまで提案してくれる。

タフなハードウェアと圧倒的なバッテリー

ハードウェアもよくて、 Fenix 7 Pro はチタンベゼルでガラスはサファイアガラスなのでめっちゃ頑丈。全然傷が入ったりしない。

バッテリー時間もメチャ長い。結構ランニングするタイプの人でも一週間に一回充電すれば十分。 3 ~ 4 日程度の出張なら充電のことを気にする必要がない( Apple Watch は充電器を忘れないように気をつけないといけない)。

COROS Pace 3 はバックライトの点灯やバイブレーションが野暮ったいとは先ほど書いた通りだ。これらは Apple Watch が最も洗練されているが、 Garmin は COROS と Apple Watch の中間といった感じ。 Apple Watch ほどよくはないが、うんざりするほどでもない。

重さは気になるかなと思ったが、シリコンベルトと本体の重量配分がちょうどいいのか、走っていて重たいと感じたことはない( Fenix 7 Pro は 73g )。

地味だけど圧倒的に便利な「LEDフラッシュライト」

そして Garmin Fenix 7 Pro で最もよいと思っているのが LED フラッシュライトで、夜に帰宅して玄関周りの暗がりを照らすときや、夜中に目が覚めてトイレに行くときにも便利。山に行ったときに下山が遅くなってヘッドライト付けたらまさかの充電忘れで点灯せず、暗闇のなかを Fenix のフラッシュライトを頼りに下山したことが一回あった。

フラッシュライトが付いてるだけでも素晴らしいが、仮に Apple Watch にフラッシュライトが付いてたとしても、 10 時間近い山行で使った後であればおそらくバッテリー切れ寸前で、フラッシュライトに使える電力は残っていないだろう。 Garmin Fenix 7 Pro なら 10 時間使ってもバッテリー残量はまだ 50% 以上あって、余裕でフラッシュライトを使うことができた。

こういう経験があって、山に入るときは Garmin は非常に頼りになるというか、「もはや欠かせない存在」と思うようになった。

心配だったこと: 音声コントロールと Apple Pay

Apple Watch で便利なのが音楽や Podcast のコントロールだ。走りながら聞いてる Podcast を 10 秒戻したいことが多々あるが、そういうときに Apple Watch は 1 スワイプと 1 タップで操作ができて便利だった。 Garmin だとチャプタースキップしかできないし、音楽コントロールは DOWN ボタンの長押しが必要で面倒。

しかし音楽や Podcast を聞いている時間は走っているときよりも電車に乗っているときや歩いているときが圧倒的で、そのときは iPhone をポケットから出して操作すればいい。

自分は電子マネーは iD 派だが、 Garmin は Suica しか使えないので不便になると危惧していたが、 iD を使うのはコンビニくらいだし、iPhone の Apple Pay で iD は使えるので問題なかった。

唯一の不満:Siri がいない

唯一不満があるとすれば「 Hey Siri 」と時計に向かって言っても反応がないことだ。 Apple Watch は料理するときにキッチンタイマーとしてフル活用していた。手が塞がっている状態でタイマーをセットできるのはとても便利だ。 Garmin の場合は手で時計を操作するか、 iPhone 側の Siri を使うしかない。

まとめ

iPhone 、 Mac との連携や Apple Pay が使える点などはやっぱり Apple Watch の方が便利だ。でも山やランニングで使う場合は Garmin の方が便利だ。ハードウェアとソフトウェアを同じメーカーが作ってる強みを感じる。 Apple Watch はサードパーティーがアプリを提供できるが、ランニング支援や健康管理は本体のハードウェアや OS の設計に依存する部分があるため、 Garmin ほどにはアウトドアアクティビティに特化したアプリが作りづらく、 Apple Watch は Garmin を置き換えられる存在にはならないだろう。皮肉にも Mac や iPhone 、 iPad の使い心地の良さと同じ構造がアウトドアウォッチでも働いている。

お買い得情報

Garmin は Fenix 8 が出てめっちゃ値段が上がった。検証用に買った Fenix 7 Pro は在庫一掃の売り切りセールで 78000 円くらいで買えた。 Epix Pro も現行の Gen 2 は 2023 年に発売されたのでもうそろそろ新モデルが出るかもしれないが、おそらく価格がガッと上がると思われる。一方で Fenix 8 と同じ進化だとすると音声コントロール機能がつくくらいだろうと思われ、ぶっちゃ音声コントロールとかは Apple Watch の方がよくできてるはずなので大して期待できない。現行の Epix Pro を安く買うのがおすすめ。 Amazon アウトレットで 7 万円台で出てることもある(自分もそれで買った)。

| @写真

2025 年 9 月の出来事

  • iPhone 17 Pro を買った
  • 冷や汁をよく作って食べた
  • 月蝕を見た
  • コテンラジオで伊藤野枝のエピソードを聞いた(伊藤野枝は今宿出身)
  • Audible で『国宝』を聞き始めた
  • Docker イメージの手入れカテゴリー・タグ検索の実装
  • 8 月に引き続いてあまり走れず、月間走行距離は 123km