| @技術/プログラミング

二月末に行ったスマートフォン開発環境セミナー(仮)でmasuidriveさんのTitanium Mobileについての発表を見てすっかり感化された。これからはJavaScriptで空を飛べる時代が来ると思った。

ドイツの会社がやってるToDo管理のサービスにWunderlistってのがあって、これは結構かっちょいUIのiPhone/Mac/PC/Webアプリを出してたりする。なんでそんなにマルチプラットフォーム対応できんの? と思ってたらどうもTitanium MobileとTitanium Desktopを使ってるみたい。だから簡単にマルチプラットフォーム対応できてるわけ。他にもThe Hit Listが一向にiPhoneアプリを出さないのでそれに業を煮やしたSenchaの社員が作ったHub ListっていうアプリもJavaScriptでデスクトップアプリを書いててマルチプラットフォーム対応してる。

しかし、なんかTitanium Desktop使って僕みたいなスキルしょぼい人がアプリ作るときじゃくせい(なぜか変換できない)を突かれて困ったことになる懸念もあるみたい。

とはいえ、最近プログラム書き始めたばっかでObjective-CとかJavaとか分かんない自分には、JavaScriptでiPhone/Androidはもちろんのこと、MacやWindows、はてはLinux向けのデスクトップアプリケーションが作れてしまうのTitanium MobileとTitanium Desktopにはとてつもない魅力を感じる。

連休期間中にしょぼいのでいいからなんか一個作りたい。

| @技術/プログラミング

ポータルシットをLokkaに置き換えたくていろいろやってる。ポータルシットの過去記事をYAMLでエクスポートし、それをLokkaのDBに取り込む作業をやってる。TDD BootCampに参加したので、テストファーストしながらの作業。RSpecでテストコードを書き、ログが正しくインポートできることを確認する。テスト終了時 after(:all) フックで、取り込んだログを削除してる。コードはこんな感じ。ちなみにLokkaはDataMapperをORMに採用してるので以下はDataMapperでの話。

after(:all) do
  Category.all.destroy
  Entry.all.destroy
end

しかしこれでは AUTO INCREMENT の値がリセットされず、テストを繰り返す度に AUTO INCREMENT の値が増えていってうざかった。

DataMapperの機能で AUTO INCREMENT 値をリセットするのってないのかなと5秒くらい探してみたけど見つからなかったので、SQLを直接実行する方法を採用した。

ちなみにRDBMSに採用してるのはSQLite3。SQLiteでは UPDTE sqlite_sequence SET seq=0 WHERE name='テーブル名'; みたいなコードで AUTO INCREMENT 値を任意の値に設定できるみたい。

最終的な after(:all) フックはこんな感じ。

  after(:all) do
    Category.all.destroy
    Entry.all.destroy
    Entry.repository.adapter.execute('update sqlite_sequence set seq=0 where name="entries";')
  end

テスト実行後にはすべてのデータがデータベースから削除されて、AUTO INCREMENT の値もリセットされる。人畜無害なテストコード万歳。

| @WWW

Flash満載な映画のサイトのクソっぷりはどうにかならんのでしょうか。

ノープランで家を出る -> iPhoneで見たい映画を探す -> 公式サイトで映画の内容確認

みたいなフローで映画を見たいのに、そういうこと全然出来ない。トップページが全画面Flashなため、iPhoneからはhtmlで書かれた上映館情報にたどり着くことすら不可能みたいな。

そもそも映画の公式サイトはパソコンで見てても重くてフバい。最初に何が何でもFlash見せようとするし。そのFlashにいくら金かけたのか知らないけど、ユーザーはさくっと映画のあらすじと公開劇場を調べたかったりするわけで、それ逆効果なんじゃないのと僕なんかは思うわけです。

しかもそうやって派手に金かけて作った公式サイトも、映画の公開が終わるとドメイン切れねーちゃんがリュックしょってたりして切なさ満点なわけで、つはものどもが夢の跡。

| @散財

最近iPodをどっかで落としてしまって、車の中で音楽を聞く方法がなくなりました。しょうがないからiPhoneで音楽を聞くことにしたんですけど、5年くらい前に買ったiPod用のFMトランスミッターはiPhoneには対応してないとかエラーが出るので、iPhoneに対応してるBELKINのトランスミッターを買ってみました。こういうの。

こいつと組み合わせて全力案内!ナビというiPhoneアプリケーションを使っているのですが、この組み合わせがなかなか快適なので紹介してみます。

BELKIN Tune Base FM X F8Z441JA

まずBELKINのFMトランスミッターから。こんな感じで使ってます。

縦でも使えるし、横でも使えます。くるっと回すだけで簡単に切り替わります。わりとしっかりホールドされるので安心です。僕は裸iPhone派なので未検証ですが、BELKIN製のケースなら装着したままトランスミッターにセットすることが可能らしいです。

FMトランスミッターとしての性能

FMの周波数は二つプリセットできて、自動で干渉の少ない電波帯を探してくれる機能があります。

音質ですが、デフォルトの状態だと「サーッ」というノイズがのります。ただしノイズキャンセルみたいな機能があって、これを使うと「サーッ」というノイズはほとんどしなくなります。しかしそれでもiPhone側のボリュームをMAXにすると、曲によってはドラムの音が割れます。カーオーディオとの相性もあるのでしょうが、少なくとも僕の車にのっかてるやつとは相性悪いみたいです。どうせ車についてるスピーカーはしょぼいし、車内ではロードノイズとかで音響には期待できないので、その辺は割り切って使ってます。

ハンズフリー通話

FMトランスミッターとホルダーとしての機能以外にも、ハンズフリーの通話機能があります。これ結構便利です。Bluetoothヘッドセットを持ってはいるんですが、車に乗る度にヘッドセットを装着するのは面倒で、結局使わなくなりました。しかしiPhoneは音楽を聞くために必ずFMトランスミッターに接続するので、特に意識することなくハンズフリー通話ができてしまいます。大変安全です。

iPhoneやその他のガジェットも充電できる

iPhoneが充電されるのもいい。正直ハードに充電と放電を繰り返すのでバッテリー寿命は縮まる可能性がありますが、外出先で常に満充電のiPhoneが使えるのは精神衛生上好ましいです。

さらに良いことに、この製品はUSBポートを備えており、iPhoneの他にUSBで充電できる製品を充電することができます。車での移動中にPocket WiFiやEneloopのMobile Boosterを充電しながら戦地に赴くことができるわけです。大変素晴らしいですね。

全力案内!ナビ

組み合わせて使ってるのが全力案内!ナビというiPhoneアプリケーションです。こいつ900円/年なのにすごく良くできてる。900円/年なのに喋りますし、夜間には背景が暗くなって眩しくないように配慮してくれます。車速パルスとかを拾うわけではないのでトンネルに入ると車の位置がバグりますが、GPSの精度は900円/年とは思えない程には正確です。一昔前のカーナビだと曲がらなきゃいけない交差点を過ぎた後に「左折です」とか言ったりしますが、こいつはそんなことはありません。

最近、新バージョンがリリースされて、全力案内!ナビから音楽再生をコントロールする機能が搭載されました。以前のバージョンではiPhoneのiPodで音楽を再生し始める前に全力案内!ナビを起動すると、一旦ナビを終了させてからでないと音楽を再生することができず不便でした(このアプリケーションはホームボタンを押すとナビゲーションが終了してしまい、再度呼び出したときには位置の再計測、再ルーティングを行いますが、これに結構時間がかかってなかなかストレスを感じていました)。ナビゲーションを実行させたまま音楽を選曲できるようになったのは大変便利です。中の人グッジョブ。

ただ残念な点としては、もともとガラケー用のソフトだったせいか、UIがMacライクではなください。地図もなんかカクカクしてて、iPhoneのつるっとした質感やUIと合いません。もしGoogle Mapの地図でカーナビ機能が使えたら完全に失禁してますね。

あと音声案内のボリュームがでかい。iPhoneのボリュームごと下げてしまうとiPodの音量も小さくなって音楽が聞きにくくなる。全力案内!ナビ内で音声案内の音量だけを小さくできるようにして欲しいですね。

まとめ

トランスミッターとアプリケーションを合わせても1万円足らずで簡易カーナビが手に入ったわけですが、大変快適です。

というかですね、こんなん出てきたらカーナビの会社つぶれるんじゃないでしょうか。画面が小さいとかトンネル内での位置把握とか問題はありますが、ネットワークから常に最新の情報がゲットできることを考えると、10万以上する据え置き型のカーナビにも引けを取りません。

個人的にはこの簡易カーナビのおかげで福岡とか行っても道に迷わなくなりました。福岡の都市高速で分岐に怯えることもありません。熊本県民のiPhoneユーザーの皆さん、全力案内!ナビをiPhoneにインストールして熊本ナンバーだからといって馬鹿にして煽ってくる久留米ナンバーに仕返ししてやりましょう。

| @映画/ドラマ/テレビ

ニューヨーク、アイラブユー

評価 : ★★★☆☆

あらすじ

有名な映画監督が各々短編を撮ってそれをつなぎ合わせるオムニバスフィルム。ナタリー・ポートマン出てるし『パリ、ジュテーム』っぽいですが、今作は“つなぎ役の”の出演者がいて、一応一本のストーリーがあります。日本人では岩井俊二監督が参加してました。

感想

印象に残ったのはファティ・アキンとイヴァン・アタルのエピソード。もともとこの二人の監督は好きなんですが、監督してると知らずに鑑賞してエンドロールを名前を見てはっとしました。岩井俊二もそう。参加してるって知らなかった。

岩井俊二のストーリーでは音楽制作を生業とする若者が主人公で、自宅兼スタジオはApple製品に囲まれていて机上にはCinema HD Displayが鎮座し、初代iPhoneでエージェントと電話したり、フロントカメラのない初代iPhoneで自分取りしてエージェントにメールを送ったりするシーンが楽しかったです。あと作品のためにカラマーゾフの兄弟を読めと言われてうんざりするシーンも面白かった。僕も6年前に買ったカラマーゾフ、100ページくらい読んだまま止まってます。

ファティ・アキンのストーリーは『そして、私たちは愛に帰る』みたいな雰囲気があって良かった。中国からの移民の女の子と中年の画家のストーリー。

イヴァン・アタルのは、レストランの外で見ず知らずの男女がたばこを吸いながらナンパしたりされたりするストーリー。ヨーロッパの映画みたいでとてもかっこよかったです。

とはいえ、ぶっちゃけると『パリ、ジュテーム』の方がおもしろかったし、宣伝コピーみたいな胸キュンな映画ではないと思います。DVDで借りて見るんだったら断然『パリ、ジュテーム』の方が良いですね。

| @Mac/iPhone

お小遣い管理にはCha-Chingを使っていたんだけど、Mac版はずーっとベータ版のままで正式版が公開されず、iPhone版もMac版とは完全な同期を取れないという致命的な欠陥があるため(PayeeとTransaction Titleがごちゃ混ぜになるとか)、iComptaというソフトを使ってみることにした。

iCompta

二週間くらい試用してみたけどわりといい感じだったのでiPhone版とMac版を買ってみた。

Cha-Chingは画面がMac Likeで、iSightで写真を撮ってレシートの内容を保存とか、お金の動きを入力するのが楽しくなる仕掛けがたくさんあった。しかしある期間でいくら収入があっていくら支出したのかが一目で確認できなかった。グラフ表示とかもできない。とりあえず赤字になってないことくらいは分かるんだけど、収入と支出の割合みたいのが分からないので、「今月使いすぎたかもなー」というような使い方ができなかった。

それに対してiComptaはお金の動きがある度にその時点での財産を表示してくれるし、チャートや円グラフも表示してくれて、「どのカテゴリーにいくら使ったか」がわかりやすい。例えば一ヶ月にどれだけ「外食」に金を費やしたかとか、ガソリンにいくら使ったかとか。

またTransactionごとにそのときの残高を表示してくれるので、お金の動きを追いやすい。

正直、見た目のMacっぽさとか入力する気を起こさせるという点ではCha-Chingの方が優れていると思うけど(iComptaは会計ソフト度満点というか、グラフの描画とかがWindowsのアプリケーションっぽい)、いまんところ確実にiPhoneとシンクできてデータを欠損しないのでしばらくこっちを使ってみることにします。

| @旅行/散歩

昨日、福岡から日田経由で阿蘇まで運転した。iPhoneのカーナビアプリの指示に逆らって、九州自動車道を鳥栖ジャンクションから大分道に入って帰った。

まずびっくりしたのが大分道の道の良さ。九州自動車道(北九州から鹿児島までのやつ)は山あり谷ありで結構ぐねぐねしてるし、しかも交通量が多くて結構運転に気を遣う。しかし大分道はまっすぐな道が多い。大分県に入ったあたりからトンネルが増えるけど、それでも福岡-熊本間よりも全然運転しやすいと思った。

また大分道は景色がいい。前方彼方に大分の山々を眺めながら筑紫平野を走るのはなかなか気持ちよかった。九州道は山を切り開いた道を走る感じなので見通しが悪く、景色はあまりよくない。

なにより大分道は福岡から日田までめっちゃ速いのがいい。地元の友達で福岡へ頻繁に行き来する連中はみんな日田経由で往復するって言ってたけど、その理由が分かった。福岡-熊本は一時間半近くかかるが、福岡-日田は空いてる道をかっ飛ばすと一時間かかんないで着いちゃう。

日田で高速を降り、温泉にでも浸かって休憩すれば、100km強を運転しててもあまり疲れた気にならない。日田から阿蘇までは1時間強くらいなので、阿蘇から熊本IC経由で2時間強かけて福岡まで行くのと所要時間はほとんど変わらない。高速代は熊本-太宰府間の2500円に対して、日田-太宰府間は1650円。ETC割引を使うと時間帯によっては1000円かかんないで福岡まで行けてしまったりする。日田ルート、素晴らしい!