| @雑談

 先日、鳥栖のアウトレットモールに買い物に行った。買い物を終えて帰ろうかというとき、広場でラジオ番組の公開放送をやっていた。FM福岡という文字が見える。ここは佐賀県だというのに、福岡県のラジオ局がやってきて福岡に向かって番組を放送しているのである。もっとも、鳥栖は福岡県に取り囲まれており、また佐賀県は福岡の属領的な存在なので仕方ないことではあるのだが。

 とはいえこれは格好の福岡県攻撃のネタになると思い、看板にあった「FM福岡 in 鳥栖プレミアムアウトレット」という表示をデジカメに撮ろうとしたら、「撮影はお断りしています」と、いかにも福岡市在住の洗練された都会人と自分で思い込んでいそうなFM福岡の女性社員から静止された。番組に出ているタレントを撮りたかったわけではないが、僕は小心者でビビリなので、注意されてしょぼんとなり、すぐにその場から引き揚げた。

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| @読書

 黒川温泉の名物旅館経営者と温泉教授の対談本、『黒川温泉 観光経営講座』(光文社新書)を読みました。温泉街の旅館の経営ってスポーツチームの経営に近いですね。

 二月くらい前に日経の経済教室で読んだんですが、スポーツの経済学というのがあるらしいです。分野としては応用ミクロですかね。スポーツチームの利潤最大化というと勝利を挙げ続けることのように思われますが、それは広告塔としかスポーツチームが認識されていない場合。純粋にスポーツチームの運営で利益を上げようとするなら、最多勝利を目指すのではなく、他チームとの調和の取れた勝利を目指すべきと言うことでした。

 ただしチームの監督は勝利を追求しようとするので、経営者たるオーナーはいかに監督と利害が合致した契約を結ぶかが重要となってくるようです。このあたりはまったくもって契約理論ですね。当該記事をスクラップしておけば良かったのですが、無くしてしまったのでここから先のステップを忘れてしまいました。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 ちょっと前のAERAで監督のインタビューが掲載されていたので興味を持った映画。監督のクリスチャン・カリオンが書店で偶然手に取った本に、第一次大戦中、仏独スコットランドの兵士らの間でクリスマス休戦が行われ、双方の兵士がお互いの家族の写真を見せ合ったり、チョコレートや煙草を交換したというエピソードが書かれていた。これに感動したフランス人監督は、資料を集めて映画化にこぎつけた。当初本を目にしてから短からざる年月が経っていた。

 第一次大戦中、アルザス地方の帰属問題でドイツとフランスは戦火を交えていた。戦場には連合国側でスコットランド軍も参戦しており、仏軍を援助していた。第一次大戦はそれまでのナポレオン戦争的な一斉掃射の後に騎兵と歩兵による銃剣突撃を無効にした近代戦の始まりとも言える戦争であり、戦場は悲惨を極めた。相手の機関銃による掃射を避けるため塹壕戦が主流となり、毒ガス、戦車の登場で兵士たちは未だかつて人類が体験したことのない凄惨な現場を目撃することになる。

 そんな悲惨な戦闘のさなか、クリスマス・イブの夜にドイツ側の塹壕で、招集前にオペラ歌手をしていた兵士シュプリンクが「きよしこの夜」を歌ったところ、スコットランド兵がバグパイプで応じ、シュプリンクは独側塹壕に支給されていたクリスマスツリーを手に持ってドイツとスコットランドの塹壕の中間地点にまで歩いていく。スコットランド兵は塹壕から立ち上がり歌手に向かって拍手をし、ドイツとスコットランドの将校も中間地点まで出てきて会談を持つ。うまく状況を飲み込めずにいたフランスの将校も遅れてはせ参じ、三者の間でクリスマス休戦の協定が結ばれる。「シャンパンとグラスを持ってこい」。

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| @Mac/iPhone

iPhoto 6

 ヤフオクで落札したiLife ‘06ですが、問題なく使えております。ユーザー登録できるか不安だ、なんて書きましたが、アップルの廉価ソフトウェアのユーザー管理はゆるゆるなようで、iLife ‘06にはシリアルキーもなく、難なくアップルのサイトでユーザー登録できました。心配することはなかったわけですね。

 iLife ‘06はGarageBandやiDVD、iMovie HDなどがパワーアップしていたり、新たにiWebが搭載されたりしているわけですが、前三者はiLife ‘05のときからほとんど使ってないですし、iWebに至っては.Mac上のスペースにしかサイトを作れないという使い物にならない仕様なので僕には関係ないです(笑) やっぱり目玉はなんといってもiPhoto 6でしょう。

 iPhoto 6は日付ごとに写真を管理できるのが素晴らしいですね。カレンダーから任意の一日を選ぶと、その日に撮影した写真の一覧が表示されるのです。この機能を待ちわびていました。ひょっとしたらiPhoto 5にも日付ごとに表示する機能はあったのかも知れませんが、僕は月ごとの表示しかできなかったと記憶しています。この辺はあいまいなので間違っていたらスミマセン。一度iPhoto 6にアップグレードするとiPhoto 5の環境に戻すのがめちゃ面倒くさいので確認のしようがないのさベイビー。Continue reading...

| @映画/ドラマ/テレビ

 ドイツ降伏前夜、ヒトラーが自殺するまでの日々と、ヒトラーに仕えていた人々が終戦を迎えるまでの話。ヒトラー研究家とヒトラーの秘書だったトラウデル・ユンゲの著作を元にして作られており、劇中でのヒトラーの台詞は記録に残っているものなのだそうだ。ラストの部分ではちょっと納得いかない部分があったが、これだけ迫力がありリアリティーのある戦争映画を撮れるドイツは、同じ敗戦国として凄いと思う。

 同じように戦時期のドイツを扱った『白バラの祈り − ゾフィー・ショル、最後の日々』では室内でのシーンが多く、それが息を詰まらせる。しかし今作は、ヒトラーらはずっと地下壕に隠れており、ともすれば地下室のシーンだけになりがちなのを、爆撃される市街地のシーンも頻繁に登場させ、時代考証、舞台設定も抜かりない。あの破壊され尽くしたベルリンの映像はCGではないように見えたが、どうやって撮影したんだろう? 建物を復刻して巨大なセットを作ったのだとしたら凄い。

 野戦病院の悲惨さを描くことも忘れていない。傷ついた兵士たちの手足を豚肉のように切り落とす医者。最期まで優雅な日々を送るヒトラーや将軍たちと、手足を切り落とされる兵士たちの対比が非常にグロテスクだった。

 この映画はとにかく戦争の悲惨さを伝えてくれる。空襲され包囲されることの恐怖、傷ついた兵士たち、理不尽な暴力、死を目前にしての狂気。スパイ狩りで無実の市民が自警団に殺されたりする。『はだしのゲン』に近いものをこの映画からは感じた。またベルリンがソ連軍によって攻撃される状況は、沖縄戦の状況に近かったのではないだろうか。逃げようにも米英軍とソ連軍に包囲されていて逃げ場がなかった。

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| @雑談

ボロボロです

取り外した古い部品。ブッシュがボロボロになっています。

 シフトのチェンジという部品とブッシュ類の交換を行ってきました。修理後、ちょっと信じられないくらいシフトフィールが良くなりました。入りにくかった5速も、「スコッ」どころか「にゅるっ」(ちょっとやらしい :-P )と入るようになり、カンゲキです。正直ここまで変わるとは思いませんでした。

 買ったときからのハンドルがまっすぐ定まらない問題も解決しました。交換したシフト関連の部品とハンドルの動きを伝える部品は同じ台に固定されているらしいのですが、これを固定していたネジが一箇所弛んでいたらしく、左右にハンドルを切ったときにシフトごとずれていたみたいです。なるほど、左に曲がりながらだと5速に入りにくかったのもそのせいだったわけですな。

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| @Mac/iPhone

 PowerBookを買ったときからバンドルされているiLife '05のiPhoto 5でデジタル写真を管理しているんですけど、どうにもこうにも重くて耐えられなくなって、ヤフオクでiLife '06を買ってしまいました。PPCでもG5ならiPhoto 5にストレスを感じることはないらしいですが、僕のG4では厳しいです。

 まだ商品は届いていないのですが、気がかりなのは今回、焦って&ケチって中古品のソフトを買ってしまったこと。出品者氏がインスコ済み(&クローン済み)のディスクですね。商品案内では「ユーザー登録はしていないので登録可能だと思います」とありましたが、「思います」ってのが気になりますよね。

 これまでMac用に購入したソフトは、ユーザー登録がらみのトラブルが嫌でリアル店舗やAmazonで購入してたんですけど、今回はちょっと失敗したくさいですね。やっぱ数千円をケチっても意味ないですね。ソフトは新品が一番。ヤフオクで調達するんでも、信頼できる出品者から未開封新品を!