| @旅行/散歩

昨日、福岡から日田経由で阿蘇まで運転した。iPhoneのカーナビアプリの指示に逆らって、九州自動車道を鳥栖ジャンクションから大分道に入って帰った。

まずびっくりしたのが大分道の道の良さ。九州自動車道(北九州から鹿児島までのやつ)は山あり谷ありで結構ぐねぐねしてるし、しかも交通量が多くて結構運転に気を遣う。しかし大分道はまっすぐな道が多い。大分県に入ったあたりからトンネルが増えるけど、それでも福岡-熊本間よりも全然運転しやすいと思った。

また大分道は景色がいい。前方彼方に大分の山々を眺めながら筑紫平野を走るのはなかなか気持ちよかった。九州道は山を切り開いた道を走る感じなので見通しが悪く、景色はあまりよくない。

なにより大分道は福岡から日田までめっちゃ速いのがいい。地元の友達で福岡へ頻繁に行き来する連中はみんな日田経由で往復するって言ってたけど、その理由が分かった。福岡-熊本は一時間半近くかかるが、福岡-日田は空いてる道をかっ飛ばすと一時間かかんないで着いちゃう。

日田で高速を降り、温泉にでも浸かって休憩すれば、100km強を運転しててもあまり疲れた気にならない。日田から阿蘇までは1時間強くらいなので、阿蘇から熊本IC経由で2時間強かけて福岡まで行くのと所要時間はほとんど変わらない。高速代は熊本-太宰府間の2500円に対して、日田-太宰府間は1650円。ETC割引を使うと時間帯によっては1000円かかんないで福岡まで行けてしまったりする。日田ルート、素晴らしい!

| @映画/ドラマ/テレビ

ブルーノ

評価 : ★☆☆☆☆

あらすじ

ブルーノはオーストリア人ファッションレポーターのゲイで、ヨーロッパのファッションショーを荒らして目立とうとしてた。しかしあらゆる会場でトラブルを引き起こし、ヨーロッパに居場所が無くなってしまった。こうなったらハリウッドに移ってセレブになろうとアメリカに渡のだが…。

感想

ボラット』のサシャ・バロン・コーエンの映画。『ボラット』が痛快だったので期待して見に行ったんだけど残念な出来だった。

そもそも映画のテンポが悪い。ぐだぐだしてる。はっきりとしたストーリーらしいものがあるわけではなく、あちこちをドタバタしながら行ったり来たりする。結構疲れる。

しかしポイントポイントでは笑えるネタが用意されている。占い師のところにいってブルーノ(サシャ・バロン・コーエン)がエアフェラチオをするシーン(過剰にリアル)とか、パレスチナに行ってユダヤ人とパレスチナ人の仲を取り持とうとするところとか(「お互いを殺しあうのはやめて〜殺すならキリスト教徒〜」みたいな歌を歌う)、アフリカの子どもを養子にもらってアメリカに戻り、黒人が沢山住んでる地域のトーク番組に出るんだけど、そこで子どもをiPodと取り替えっこしてきたとか言うシーン、こういうのはいちいち毒が効いていて面白い。平和を呼びかけるのはU2のボノとかまねで、アフリカの子どもを養子にもらうのはアンジェリーナ・ジョリーのまね。セレブのまねをしてたら自分もセレブになれるだろうという魂胆。強烈な風刺ですよね。

エンディングもなかなか秀逸で、セレブのそっくりさんたちが沢山出てくる。スティングとかColdplayのクリス・マーティンとかかなり本人そっくりで最初本物が出てるのかと思った。

ただ、欧米ネタ中心だし、ゲイネタもきついので特殊な完成の持ち主にしか受けないと思う。熊本のDenkikanは一週間、一日の上映一回のスケジュールでしか上映しなかったけど妥当な判断だったと思います。

ちなみにブルーノを演じてるのがサシャ・バロン・コーエン本人だってのはエンドロールまで気がつかなかった。劇中ではドイツ語の台詞もしゃべるし(オーストリア人という設定なので)、アメリカではドイツ語なまり風の英語を話す( with の代わりに mit を使うとかね)。さすがケンブリッジ卒、細かいところまでこだわる。

| @技術/プログラミング

このブログのCMSをMephistoからjekyllに変えてみた。

Mephistoは公式サイトつながらないし、Mephisto使ってた外国のGeek連中がここ一年くらいでこぞってJekyllに移行してるみたいなのでこのビッグウェーブに乗ってみた。

Jekyll = 静的CMS

しばらくJekyllの使い方が分からなくて格闘してたけど、やっと使い方が分かった。これは静的なCMSであって動的なCMSではない。Movable Typeに似てる。それをGeekなスタイルでやる感じ。

Rubyが入ってるサーバーはいらない

コメント機能とかはないのでサーバーでRubyが動く必要はナッシング。DBも使わないのでMySQLの設定とかSQL分との格闘も必要ナッシング。コメント欄が欲しい場合は DISQUS とかに外注すればOK。

ちょっと話題がずれるけど、DISQUSって便利そうですよね。他人のブログにコメント書いたあとってそのコントロール権みたいのはブログの持ち主に移行するけど、DISQUSみたいなサービスを利用すればコメントを書いた本人が過去の自分のコメントをトラックしやすくなる。ブログ主にしたってスパム対策とかもやりやすくなる。自前で自分のブログにコメント欄を持つって時代は終わったのかもね。いまはTwitterとかもあるし。

Mephistoからの移行について

Jekyllのgithubのwikiに移行方法が載っけてあるけど(Blog Migrations - jekyll - GitHub)、これわかりにくい。というかMephistoをMySQLで運用してないとスクリプトをそのまんまでは利用できない。結果から書くと僕はMephistoはSQLite3で運用してたので移行スクリプトを使えなかった。

一応MephistoのDBをSQLite3からMySQLに変更してコンバートすることも試してみたけど、DreamHost上では gem install mysqlplussudo 権限がないために実行できず(なぜかユーザーディレクトリへのインストールもはねられる)、ローカルのMacBook上ではActiveRecordとかその辺でエラーが出て(MephistoはRails 2.2.2以下じゃないと動かないみたい)、Railsのバージョンを下げるとかも試してみたんだけどエラーが出続けるので諦めてしまった。

そういうわけでして、記事数が16本と少なかったこともあり、ちまちま手書きでMephistoからJekyllに移行しました。

コメント欄の設置(DISQUSを利用)とかフィードの生成とかカテゴリーの表示とかができてないけど、暇を見つけていじっていく予定です。

全般的なJekyllの使用感

DBいらずだしシンプルでいいっすわ。XML-RPCとかAPIを使ってどうのこうのとかいった機能はないけど、テキストファイルをしこしこ書いて、 .markdown か .textile みたいな拡張子で保存して、 jekyll コマンドを実行するだけでhtmlファイルが _site ディレクトリに生成されて、これをアップロードするだけ。この手順を自動化するシェルスクリプト(tasks/deploy at master from henrik's henrik.nyh.se - GitHub)も公開されているので、これを使えばectoとか使うのと変わらん感じでお手軽にブログ記事を投稿できます。

Terminalからコマンドライン打つの好きな人とか、軽くてシンプルなブログを求めてる人にはうってつけだと思いますね。

| @WWW

まさか自分がこの手の被害に遭うとは思ってなかったんだけど、日曜日にSkypeアカウントが乗っ取られてログインできなくなり、少額だけどSkypeクレジットが知らない外人に使われてた。

ことの経緯

日曜未明、Skypeからメール送信されてた。メールは以下のような内容だった。

  • Auto-Rechargeを有効にしてくれてありがとう。Skypeクレジットが300円以下になったら自動的に3500円チャージするよ。
  • Skypeクレジットの通貨が円からUS$に変更されたのでお知らせしときます。

Auto-RechargeはSkypeクレジットが残り少なくなったらオートチャージする機能。使いすぎて危ないので普段はオフにしてる。Skypeは数日使ってなかったのでおかしいと思い、日曜の昼間にSkypeにログインしてAuto-Rechargeを無効にしようとした。

が、「パスワードが違う」と出てログインできない。しょうがないのでパスワードの再設定を行おうとしても「内部エラーが起きました」と出る。この時点ではアカウントが乗っ取られたと思いもよらなかったんだけど、どっかの外人が乗っ取ってすでにパスワードを変更してたみたい。

パスワードの再設定トークンの発行回数が上限に達したため、「一時的なエラーでも起きてるのかな」と諦めて翌日もう一度パスワードの再設定を試みることにした。

結局月曜日になっても内部エラーが出続けるので、Skypeのサポートに問い合わせてみた。するとすぐ返事が来て、

It seems that a third party might have gained access to your account. To ensure that you are the only one who can access your account, we advise you to change your password as soon as possible.

この時点で初めて誰かに乗っ取られたんだということに思い至った。サポートの人がアカウントをロック(Skypeクレジットを使えない状態)して、僕がパスワードを再設定をできる状態にしてくれたので、新しいパスワードに変更してログインしてみると、通話履歴にインドネシアへの発信記録が。

1135_skype_account_hacked.png

正直なところ、いつどのタイミングでパスワードを盗まれたのか分からない。Skypeを騙ったメールとか届いてないし、WebからSkypeアカウントにアクセスするのはSkypeクレジットをチャージするときくらいなので、怪しいサイトにIDとパスワードを入力した覚えもない。

しかし「自分は情報弱者じゃないからフィッシングには引っかからないよ」とか「Mac使ってるから安全なはず」みたいな油断というか慢心があったのかも。

金銭的な被害は200円くらいだけど、すごく気持ち悪い出来事だった。と同時に、セキュリティの重要性が身にしみて分かった。Skypeのサポートはオートリプライメールとかじゃなくて迅速に対応してくれたけど、なんかしばらくSkypeは使いたくなくなってしまった。

| @旅行/散歩

病院があったので五月の第二週に関西をうろついてきた。

5月の京都はとても良い。あんまり込んでないし。たしかに秋の京都の紅葉は美しいが、あまりに人が多すぎる。それよりは5月の新緑をゆっくり眺めるのが良い。もみじの新緑が非常に美しく、また気候も暑くもなく寒くもなく、町歩きにちょうどいい。

今回は初めて神戸にも行ってみた。山と海が近くて、九州でいうなら別府に地形が似てると感じた。独特の街並みが印象的で、一度泊まりがけでゆっくり観光してみたいと思った。

神戸はTwitterで知り合った青木ヨーマさんに案内してもらった。三ノ宮から新開地というところまで歩いて、競艇だか競輪だか風俗だか帰りのおじさん達に混じって、昼間から安い飲み屋でビールを飲んだ。若いヤンキーっぽい感じの女の子たちが給仕をしていて、接客されてるっていうより説教されてるみたいな感じ。いちいち恐縮しながら注文した。

この店は基本的におじさん達が友達同士でやってきて(女性客はほとんどいない)、ギャンブルの話なんかをしながら飲んでるんだけど、なかには一人でやってきて、競馬中継をラジオで聞きながら、あるいは文庫本を読みながら独酌するおじさんが何人かいてすごくクールだった。30分くらいいてほろ酔いになったらささっと出ていくの。とてもかっこいい。自分ももう少し歳をとったらこういう酒の飲み方をしたいと強烈に思った。

以上、とりとめがないけど五月に関西に行った話。

| @技術/プログラミング

ちょっとCakePHPで作ってるサイトでRSSフィードを配信したいと思ったのでやってみたんだけど、思いの外面倒くさくてびっくりした。『RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発』を読みながらRails 2.3.5でRSSフィード作るときは結構簡単だった気がするので、正直これはないわと思った。

『Railsによる〜』で作ってるデモプロジェクトのdpeotのコードを見てみると、RSSを配信するときはControllerに以下のように記述し、

respond_to do |format|
    format.html # index.html.erb
    format.xml  { render :xml => @products }
end

config/routes.rb

map.connect ':controller/:action/:id.:format'

と書いたあと、RSS用のViewを用意してやるだけだ。ものすごくシンプルで簡単だった。

CakePHPで同じことをやるためには以下の手順が必要。

ちょっと面倒くさすぎてやる気にならなかった。どうせいま僕が作ってるサイトなんてRSSリーダー使うような人が見るサイトじゃないし、フィード配信機能の実装はそんなにプライオリティ高くないので他にやることがなくてどうしようもなく暇なときにでもやろう。

Railsは最初のとっかかりのハードルは高いけど、使い方を覚えていったらやっぱりCakePHPとかよりも全然簡単かつ高速に開発できる気がする。レールに乗ってる感強い。このMephistoの設置もすごく楽だった。ただTerminalを使い慣れた人や、サーバーにSSHでアクセスできる環境じゃないとRailsアプリケーションを使うのは難しい。CakePHPは反面、全部FTPでアップロードすれば良いのでサーバーに標準的な構成でPHPがインストールされてりゃ環境構築でつまずくことはない。どっちをとるかって話ですよね。

僕はファッションの観点からRailsを選びたい。

| @雑談

OSTERIA Fridge

先週用事があって福岡に行ったんですけど、Twitterで知り合った方に OSTERIA Fridge というレストランに連れて行ってもらいました。カウンターの席に座り目の前で料理を作ってるのを眺めながら食事しましたが、大変おいしかったです。料理について質問するとお店の人がとても楽しそうに説明してくれるので、なんかこっちまで楽しくなってきた。こういうお店は大変良いと思います。僕はジャンクフードとか学食のカレーとかが好きだし全然グルメ野郎ではないのだけど、また行ってみたいと思えるお店でした。時間の都合でデザートとコーヒーを注文できなかったことが残念でした。