| @WWW

 ちょっとブログを書き慣れた頃から、悩むことがあるんですよねー。日本語の文中で半角英数字を入力するとき、前後に半角スペースを空けるかどうかです。僕はあるときはスペース入れたり、あるときは入れなかったり。書体に一貫性がありません。でも他の人のブログを読んでいても対応は様々。スペースを入れる人もいれば入れない人もいるみたい。半角スペース入れるべき、入れないべき?

 欧文では単語と単語の間にスペースを空けるのが当たり前です。一方で日本語ではそういう習慣はない。むしろそんなことをやると文章が非常に見づらくなる。大学入学直後の初めてレポート書くとき、悪い例として教えられましたよね。全角スペース入れまくりで縦書きなのか横書きなのか判別不能な頭の悪い文章。こういう文章だと、音声読み上げブラウザなんかも正しく読み上げられないでしょうね。じゃあ日本語と欧文が混在したときどうすれば良いのか。

 欧文といってもですね、一語だけなら別に前後に半角スペースを空けなくても気にならないんですよ。例えばblogという半角英字一語がスペース無しに現れても僕は違和感を覚えない。問題は "Mac OS X" なんていう、スペースの空く複数の単語からなる言葉を入力するとき。見比べてもらいたいんですけどMac OS Xと Mac OS X だと随分見やすさが違いませんか? 僕は後者の方が見やすいと思う。

 横組みの雑誌なんかを手にとってみれば分かるんですけど、出版物では半角英数字の前に半角スペースが空けられているように見えます。ならばスペースを空けるのが正当なのか。しかしこれは半角スペースが空いているように見えるだけであって、テキスト自体をスペーシングしてるのかどうかは分からない。組版について知識がないから分からないのですが、ひょっとすると組版するときにスタイルシートみたいなもので半角英数字と全角文字の間にスペースを設けているのかも知れない。

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| @技術/プログラミング

 ここ数ヶ月、ブログがめちゃくちゃ重く、閲覧者の皆様にはご迷惑をおかけてしおります。全国のファンの皆様からおしかりのメールを頂いております。

 この重さ、僕は素人によるPHPいじりが原因だと思っていたのですが、どうもそうじゃないくさいんですね。データベースのあるサーバーが重いんですわ。だから静的にページを生成してるMovable Typeなんかの表示は快速なんだけど、P_BLOGが重い。WordPressは動的生成でMySQLを使うけど、ログが少ないので少し粘る程度で表示出来るみたい。

 もう長いこと同じ状況が続いてるし、ステップサーバーに問い合わせても「データベースにつながりにくい状態が続いておりましたが、現在は解消済みです」なんて涼しい内容のメールが返ってくるだけ。こりゃきっと永遠に改善することはないだろうと思って移転しようかなと2chのレンタル鯖板を徘徊したんですけど、結局優良サーバーの情報ってのはなかなか匿名掲示板だと得られないですね。評価基準が厳しくて。

チカッパ!

 それでとりあえず、oberheimさんが使っておられるチカッパ!を試してみました。ロリポップと同じpaperboy&co.のサービスですが、「男性向けホスティングサービス」と銘打ってわざわざ「ナウでヤング」なロリポと差別化しているくらいだからきっとMySQLも高速なんだろうな、と期待を込めて。ていうかナウでヤングって表現古いよな。

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| @雑談

 あけましておめでとうございます。年末年始をまたいで治療をしていたせいで、挨拶めいたものが遅くなってしまいました。スパマーのせいか、カスタマイズしたソースコードに問題があるのか(おそらく後者)、テレホタイムのエロサイト並みにつながりにくいportal shit!ですが、本年もよろしくどうぞ。

現在の病状

 とりあえず現在の病状。なんと驚くことに、地元の病院で効果のなかった薬が効いているようで、異常なまでの高値となっていた腫瘍マーカーが下がってきています(AFPは陰性化目前、hCG-ßは漸減、LDHは陰性化)。こちらの病院の治療法はかなりスパルタ式で、地元で4週間間隔で行っていたのをきっちり3週間間隔で行い、抗がん剤の量もフルドーズ(規定量満タン)で、治療を受ける方としてはケッコー厳しいです。あまり外出・外泊もできません。しかし癌の治療においては、抗がん剤をギリギリの量まで使い、腫瘍が薬に感受性のあるうちにぽんぽん治療を重ねて癌細胞をやっつけてしまうのが最も効率的な方法なのでしょう。楽観は禁物ですが、いまのところ良い方向に向かっています。

2006年の総括

 2005年末にヨーローッパ旅行から帰ってきていきなり再発していることが分かり、年明け早々化学療法を受けることから始まりました。2006年は病気への対応に追われた一年でした。もちろん2007年もそうなるでしょうが。

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| @WWW

 オーマイニュースがボロボロの状況にあるようだ。記事に対して批判的なコメントが目立つ状況に運営陣が業を煮やし、実名登録した人でないとコメントできない制度にしたそうだ。一連の流れについては、『グーグル Google』の著者でオーマイニュースの編集員である佐々木俊尚氏のCNET上のブログ(CNET Japan Blog - 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点)に詳しく書いてある。

オールド・メジャーマスコミ的なオピニオン会員排除とCGM

 オーマイニュースがそもそも問題視したのが、記事を書く市民記者は実名なのに、コメント欄に投稿するだけのオピニオン会員は匿名であるということだった。コメント欄が荒れるのは匿名だからに違いないと思い込んだ運営陣は、これを排除する方向へ動く。にも関わらず、かたちだけではユーザー同士で議論を行わせるのだが、その議論を無視するかたちで(オピニオン会員制度は廃止するという結論は先に出ていた)、意志決定のプロセスを利用者に説明することもなく、強引にオピニオン会員制度の廃止を決定してしまった。

 佐々木氏はオーマイニュースの編集委員でありながら、ブログ上で度々オーマイニュースについて批判している。そもそもオーマイニュースの記者の中には、強引なこじつけで政権批判を行うものなど、基本的なロジックが破綻しているものが多い。それこそがコメント欄が荒れる原因だと佐々木氏は指摘してる(オーマイニュースの記事への批判に答えて)。

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| @雑談

 久々に更新。まだ死んでません。

 ブルータスが“クール・ジャパン”についての特集をやっていたので買ってみました。村上春樹がなぜ外国で読まれるのかについても書いてあったでね。

 まぁまぁ面白かったんですが、所詮“クール・ジャパン”は局地的で刹那的なものに過ぎないような気がしますね。ハローキティーが永続的に受けるとは思えない。中身がないですもんね。欧米では表層的に日本文化が受け入れられているような気がする。

 しかし一方で、アジアでは“クール・ジャパン”は定着するかも知れないと思います。村上春樹の本の売り上げも、欧米での反響ばかりがメディアでは取り上げられがちだけど、ブルータスによると、売れても数千〜数万部が限度の欧米各国に対し、アジアでは数十万単位で村上春樹作品が読まれているのだとか。やはり文化的地理的距離が近いところの方が共感を呼びやすいのでしょうね。

 また読まれている春樹作品もアジア諸国では『ノルウェイの森』がダントツであるのに対して、欧米では『ねじまき鳥クロニクル』以降の寓話路線。ブルータスの中では『ノルウェイの森』を恋愛系、『ねじまき鳥』を人生系という風に分けていたけど、その分類は正しくないのではないかな。前期作品はリアル系で、後期作品はファンタジー系と分けるのが正しい分類だと思う。日本ではセカチューが売れる前までは『ノルウェイの森』が書籍売り上げランキングのトップだったし、まぁ異論はあると思うけど、現在でも村上春樹といえば『ノルウェイの森』なわけで。この辺の感覚もアジア諸国は極めて日本と近く、それが同地域における一過性でない“クール・ジャパン“の定着を予想させるのです。

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| @雑談

 吉村哲彦さんのブログのコメント欄で、興味深いやり取りがなされていた(ぷーくまのハチミツと海外旅行が大好き: 本のディスカウントセール)。吉村さんがアメリカは本のディスカウントセールがあるので本が安く買えて良い、日本の再販制度は愚かだ、と投稿している記事に対して、Takaさんという方が反論を述べている。以下、Taka氏の主張の要点を箇条書き。

  • 再販制度のおかげで日本の本は安い。新書や文庫は定価がバーゲンセール状態。
  • 再販制度のおかげで日本は本の種類が豊富。
  • 再販制度がなくなれば、弱肉強食現象がおこり大手出版社の寡占的状況が生まれ、本の多様性が失われて読者利益を損ねる可能性が高い。

 これに対して吉村さんがコメント欄で反論されているが、販売価格を維持せよという制度のおかげで本が安く売られているという主張は珍妙だ。

売れない本を普及価格で売る必要があるのか?

 しかしかくいう僕も、学生の頃、出版社に入りたいなぁと漠然と思っていた頃は再販制度は必要かも知れないと思っていた。というのは例えば岩波文庫を考えると分かりやすいのだが、ハッキリ言って岩波文庫は面白くない。あれを自由価格販売してしまうと、恐らく二束三文にもならず、出版社は販売意欲を失うだろう。きっと岩波文庫はなくなる。そうなると、世界の古典や名著を読むために、学生は順番待ちをして図書館で借りて読むか、多大なる書籍代を積まなければならなくなる。500円、600円でギリシャ・ローマの古典から近現代の名著にまで触れることの出来るいまの状況は、売れる本で得られた利益を売れない本の販売活動に補填する再販制度のおかげだ、と思ったのだ。

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| @技術/プログラミング

 とにかくこの画像をご覧下さい。

ページ生成時間

 このブログの一番下に表示されるページ生成時間をキャプチャしたものなんですが、下線部に注目。ひゃくさんじゅうびょうですよ、ひゃくさんじゅうびょう。誰がページが表示されるまで2分も待つかって。ニコラス・ケイジならその間にクルマ二台盗んじゃうよ :-(

原因として考えられること

  • 素人のくせにP_BLOGのソースをいじりすぎ、スマートでないコードのため処理に時間がかかっている。
  • レンタルサーバー(ステップサーバー)側の問題。

 別のサブドメインでWordPressをテスト的に動かしてるんですけど、こちらの表示は音速カイテキなので、どうも素人によるPHPいじりが問題の原因っぽいですね。かといってデフォルト状態に戻すかと言えば、それは物足りなく感じるんですよねぇ :-!