買った本は全部読まなければならない心構えでいたけどそれをやめた。気になった本が Kindle のセールで安くなっていたらとりあえず買っておくようになった。すべて買っただけで満足して読まずに終わるのではないかという不安はあったが、買ってから半年後に読み始めて読了し学びもあったというケースもあるので、「読んでみたい」というその時のモチベーションを信じることにした。人生は短く時間は有限で、読書はいかに有益な情報を書籍から学びとることが重要だと思う。本は一冊 1000 円から 2000 円くらいだし、書籍代は年間でせいぜい数万円くらいのものだ。それをけちるよりはガンガン積読して、読んだ本の中身をしっかり学んで、仕事などを通して払った書籍代以上のリターンを得た方が効率的だ。なので買っただけで読まない本が出てくることを受け入れた上で、本を積極的に積読していくことにした。「読みたい」という気持ちをキープし続けることが大事だと思う。
新年の挨拶&2006年の総括&今年の目標
あけましておめでとうございます。年末年始をまたいで治療をしていたせいで、挨拶めいたものが遅くなってしまいました。スパマーのせいか、カスタマイズしたソースコードに問題があるのか(おそらく後者)、テレホタイムのエロサイト並みにつながりにくいportal shit!ですが、本年もよろしくどうぞ。
現在の病状
とりあえず現在の病状。なんと驚くことに、地元の病院で効果のなかった薬が効いているようで、異常なまでの高値となっていた腫瘍マーカーが下がってきています(AFPは陰性化目前、hCG-ßは漸減、LDHは陰性化)。こちらの病院の治療法はかなりスパルタ式で、地元で4週間間隔で行っていたのをきっちり3週間間隔で行い、抗がん剤の量もフルドーズ(規定量満タン)で、治療を受ける方としてはケッコー厳しいです。あまり外出・外泊もできません。しかし癌の治療においては、抗がん剤をギリギリの量まで使い、腫瘍が薬に感受性のあるうちにぽんぽん治療を重ねて癌細胞をやっつけてしまうのが最も効率的な方法なのでしょう。楽観は禁物ですが、いまのところ良い方向に向かっています。
2006年の総括
2005年末にヨーローッパ旅行から帰ってきていきなり再発していることが分かり、年明け早々化学療法を受けることから始まりました。2006年は病気への対応に追われた一年でした。もちろん2007年もそうなるでしょうが。
Continue reading...昔の「春樹」に会いたい
病院で今週号のAERAを買って読んでいたら、バックナンバーのページに興味深い紹介文が。AERA '06.6.5 では、「昔の『春樹』に会いたい」という記事があったようだ。これは読まねばなるまい。バックナンバーを手に入れようと病院最寄りのASAに赴くも、「AERAのようなもんは置いてない」とあしらわれる。しょうがないので購入を諦め、漸く県立図書館にてバックナンバーにありつきました。
うーん、やっぱり僕だけじゃないわけですね。皆さん「昔の方が良かった」と思っておられるようだ。村上春樹と同年代でリアルタイムに読んでいた人、40代の青春時代を春樹作品とともに過ごした人、30代のバブル世代、10代、20代の若者、各々の年代のハルキストたちはビールを飲み、ぴりりとからしのきいたハムとキュウリのサンドウィッチを囓る「僕」を求めているようです。
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