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瀬田の桜 前回の入院のことは書きませんでしたが、本日再び入院して明日から塩酸イリノテカン・ネダプラチン併用療法の2コース目を受けます。今日、採血して腫瘍マーカーをはかったら、なんと1コース目の治療前よりも数値が上がっていました。これはすなわち、いまのところ薬が効いていないということです。前回の治療前にあった違和感が取れていたから、よもや薬が効いているのかもと期待していましたが、現実は厳しいものがあります。このまま薬が効かなければ余命二年もないわけで(もっと短いかも知れない)、ここ数日の友人たちの来訪で忘れかけていた死への恐怖が舞い戻って参りました。

 しかしくよくよしてばかりもいられないので、CT撮影と入院時の検査が終わってから映画を見に行きました。アカデミー賞監督賞を受賞した『ブロークバック・マウンテン』です。しかし本稿は単なる日記ですので、映画の感想は別の記事で記すことにします。

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ゴルフと阿蘇山

 朝九時半から洗車をしに行った。洗車した後、窓を全開にしiPodをつけてOasisのDon't Look Back in Angerを再生しながら阿蘇山に登った。他県から観光に来た車に前後を挟まれてのろのろと山を登ったけれど、世の中にこんな気持ちいいことは他にないんじゃないか、と思った。窓を全開にするには少し気温が低かったが、洗車で体を動かした後なので冷たい風が心地よい。野焼きをしたばかりの阿蘇の山々は黒々としていてお世辞にも美しいとは言えないけれど、気分爽快だった。繰り返すけれど、世の中にこんな気持ちいいことは他にないんじゃないだろうか。病院で点滴につながれず、外の世界で自由に生活できるのは素晴らしいことである。

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 大杉漣主演の『ライフ・オン・ザ・ロングボード』を見た。端的に感想を述べるなら、まれに見る駄作である。よって★ゼロ。見る価値なしである。見ようかなと計画していた人は見ない方がよい。時間と金の無駄である。

 もともとあまり邦画は見ない方なのだが、去年『運命じゃない人』を見て以来、邦画にも面白いものがあるからうっかりしてると見逃しちゃうな、と心を入れ替えた。この映画は予告編も面白そうだったしね。さらにDenkikanのフィルターを通してある。Denkikanは社長がすべて試写を見て面白いと思ったものしか上映しないそうだから、駄作に当たることは希である。ところが、この『ライフ・オン・ザ・ロングボード』は見事に期待を裏切ってくれた。

 食品メーカーに勤める主人公は55歳で定年を迎え、若い頃にかじったことがあるサーフィンをやろうと思い立って種子島に向かう。そこで若者や現地の人々と触れ合いながら人生について、家族について見つめ直すという、マンガのような内容の映画である。ぶっちゃけ、この数行の文章を読んだだけでもう十分。あなたは映画館に足を運ぶ必要はない。

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New POLO GTI ひさびさにゴル男さんネタ。

 実はここ数日あまり体調が良くなかったのだけど、ゴル男さんに乗るととても気分が良くなった。やっぱりゴルフIIは素晴らしい。ゴル男さん以外の他のゴルフとの関わりといえば、免許を取る前に友人のIIIの助手席に載せてもらったことがあるくらいだから、比較ができるほどゴルフに精通しているわけではないのだけど、ゴルフII GTIが運転していて楽しい車であることは間違いないと思う。コンパクトな車なので小回りが利くのはもちろんのこと(右折車の横を華麗にすり抜けられる)、小ささの割にそこそこパワーがあるから、上り坂でストレスを感じるというような、コンパクトカーにありがちなパワー不足とは無縁である。そういうわけで、夕方の車通りが少ない時間帯、ついつい阿蘇山の登山道に流しに出かけてしまうのだ。ガソリン価格が再び上がり始めているというのに。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 ポッドキャスティングがiTunesに正式搭載されてから随分と時間が経ちますが、僕が登録しているポッドキャスティングを紹介しましょう。実は僕は密かな大竹まこと信者なんですが、そんな僕が毎週楽しみに聞いているのが大竹まこと 少年ラジオ 明日にかけるハナシ。文化放送で放送してる大竹まことの番組一コーナー、「明日にかけるハナシ」を編集してポッドキャスティングしてるんですな。このコーナー、毎回ゲストを呼んで大竹まことが話を聞くんだけど、なかなか面白い。

 皆さんあまりご存じないだろうけど、大竹まことという人は大変な心配性&準備家で、かつて生放送のクイズ番組の司会中に間違って答えを先に言ってしまい、その場でぶっ倒れてしまったことがあるくらいの心配屋さんなんである。テレビ番組に出るときは一見だらだらやっているように見えるが、実は台本に隙間なく書き込みを行うというほどの用意周到ぶり。TVタックルでも、新聞を細かに読んで仕入れた知識で、政治家たちに厳しい質問を浴びせかけている。このあたり本当に好きである。

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 元朝日新聞記者の烏賀陽弘道氏(UGAYA Journal.)が書いた『朝日ともあろうものが』を読んだ。タイトルからするとありがちな朝日新聞バッシング本のようだが、朝日だけがバッシングされているわけではない。日本のオールド・メジャーマスコミすべてが批判の対象となっている。しかし著者は朝日新聞でしか働いたことがなく朝日新聞の内情しか知らないために、日本のマスコミを代表して朝日新聞が抱える問題点を厳しく糾弾している。

 この本を読んで僕は絶望的な気分になった。捏造のメカニズムなどを知って新聞が信じられなくなったから、ということもあるが、日本を代表する朝日新聞でこれなら、それ以外の新聞の場合どうなるのだろう。とりわけ地方紙の記者は何を目標に働けばいいのだろう、と暗澹たる気分になった。

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| @雑談

 毎日新聞の記者の目を読んでいたら、なんと社内の記者同士で熱い議論が展開されている。議題は地球温暖化である。発端は11月29日付の記者の目に高田茂弘記者が寄せた京都議定書をはじめとした現在の温暖化論への疑義である。記者の目 : 人為的温暖化論は真偽不明=高田茂弘(大阪経済部)

 この記事に対して反論を寄せたのが江口一記者の記者の目 : 「温暖化懐疑論」に反論=江口一(科学環境部)で、これに対してさらに高田記者が再反論(記者の目 : 「温暖化」懐疑への反論に対する再反論=高田茂弘(大阪経済部))を行っている。

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