ことばについて
Twitterをやっていると、短い言葉の力について考えさせられることがよくある。
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禁治産者 Twitterやってる人たちだけ言語感覚が研ぎ澄まされていくような気がする。
これを書いた直後はある人に否定されてしまったのだが、わたしは十分にありあり得ることだと思う。わずか140字で人の共感を呼んだり同意を得たりするには、修辞的な手法が非常に重要になってくる。
例えば、わたしの上の発言を受けて @makopin が発したものに以下のようなものがある。
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makopin Twitterやってる人達は言語感覚が研ぎ澄まされすぎて社会の中でガラパゴス化する気がする
これが例えば、単に「Twitterやってる人達だけ社会から取り残される気がする」だったら、3人からfavされただろうか(ふぁぼったーで確認する限り3人からfavされているが、わたしもfavっているので最低でも4人はこの発言をfavしている)。社会の中でガラパゴス化
という修辞がぴりりと利いたアクセントの役割を果たしていると思う。
ところで最近、@utabito のポストを毎回楽しみに読んでいるのだが、むかしの人はなかなかどうして日本語がうまかった。中高生の頃はちっとも良さが分からなかった和歌が、@utabito を介して読むととても心に響いてくる。Twitterをやることで短い言葉の力を知ったからだと思う。
Safari 3のタブをグリってやるのがすごい
AppleのSafariの宣伝ページを見てて知ったんだけど、Safari 3ではすでに開いてるタブをドラッグして動かして新しいウィンドウを開けるんですね。これ何気に便利かも。タブをグリグリ動かせるのは知ってたんだけどなぁ。
Snapz Pro Xで無駄に動画撮ってみました↓ ダブルクリックで再生。
MacBookとiPodのHDD交換大作戦(皮算用)
MacBookのHDDが手狭になってきた。所有するMacBookは120GBモデル(実際利用可能なのは111.47GB)なんだけど、空き容量が残り32.32GBしかない。同時にiPodのHDD残り空き容量も500.9MB。これはMacBook、iPodともにHDDを大容量のものに交換する必要がありそう。
加えて、iPodの方は液晶の具合が悪い。
こんな感じで、一部バックライトが点灯しない部分がある。しばらく気にせず使っていたのだけど、意外に交換用液晶は安く手に入るみたい。HDD交換で開腹するなら、ついでに液晶を交換しても良い。以下必要なパーツなどのリストアップ。
MacBook用HDDには日立製の250GBのやつを購入しようかと計画中。
交換方法はAppleのサポートサイトにマニュアルあり。
Continue reading...Appleも回線借りてiPhone売ればいい
ディズニーがSoftBankの空き回線を借りて携帯電話事業に参入すると昨日の日経に書いてありました。
それで思ったのが、Appleも同じ方法で日本でiPhone売ればいいんじゃないかということ。上納金システムを飲むなんて、DoCoMoとSoftBankには難しいんじゃないですかね。Appleだけ特別扱いしたら他のメーカーの反発をまねくことも必至。
それだったらAppleも回線借りて通信事業者になっちゃえば良い。ディズニーは携帯参入といっても、販売チャンネルなどはSoftBankから借り受けるようで、見方を変えればディズニーというブランドをSoftBankに名前貸ししてるだけのようにもとれます。Appleも同じような手法を取り、アフターサービスなどはSoftBankに殆ど外注してしまえばよろしい。そんでキャリアが良くやるような機能制限とかパケット通信定額対象外みたいな縛りを一切付けずに、むしろ.Macとの連携などを全面に押し出してiPhone売るの。そしたらAppleも消費者も幸せになれるんじゃないですかね?
Leopardでも動くNokia Multimedia Transfer
LeopardではNokia Multimedia Transferが起動しなくなり不便だったのですが、英語のApple - Support - Discussionsによると、Leopardでも動く非公開のNokia Multimedia Transferがあるようです。
ダウンロードしてインストールしてみましたが、起動時にAppleへのバグレポート送信画面が表示されるものの、Nokia Multimedia Transfer自体もDevice Browserも使えています。
ただ、NOKIAによって正式に公開されているものではないので、ご利用は自己責任で(ハイパーリンクはしていません)。
http://europe.nokia.com/A4164022?url=https://www.nmtapp.com/NokiaMultimediaTransfer-1.2.zip
追記
と思ったら、No Mobile, No Lifeさんでv1.2の紹介がされていました。どうやら正式にリリースされているようですね。僕は http://europe.nokia.com 内でアナウンスを見つけられませんでした。
読書感想文 ─ 『フラット革命』
佐々木俊尚さんの本。dankogaiの書評を読んで、ついつい買って読んでしまった。ところでdankogaiは『iPhone 衝撃のビジネスモデル』で次のように書いている。(404 Blog Not Found:書評 - iPhone 衝撃のビジネスモデル)
梅田がつき佐々木がこねしウェブ論本座して食らうは岡嶋か
これは言い得て妙だと思う。ホープ梅田(©eigokun)も佐々木俊尚も、それぞれ評論家というか、技術者じゃないんだよね。ホープ梅田ってシリコンバレーで何やってるのか知らない。コンサルタント? 佐々木俊尚も、旧メディアに対する考え方とかは非常に同意するし、古巣の毎日新聞への取材(いわゆるがんだるふ問題)はすばらしいと思うんだけど、技術が伴ってない分、物足りなさを感じる。
本書で佐々木氏はゲマインシャフトなど哲学的な抽象語や三島由紀夫の著作などを引き合いに出して論を進めていくんだけど、そういう部分は箔を付けるための飾りであるように思えてならなかった。正直無くてもいい。
この本のキモの部分はやはり第一章の『フラット化するマスメディア』であると思う。正直これだけ読めばオッケー。しかも実はこの部分、CNET上の佐々木氏のブログに書いてあることが書籍化されているような感じだから、みもふたも無いことをいうと、それを読めばオッケーということになる。
書籍化されるよりも、ブログで公開されるべき内容だったのではないかと思う次第。しかし再びdankogaiが『iPhone 衝撃のビジネスモデル』で引用しているように
Web2.0的なサービス、技術はある。だが、Web2.0的な収益モデルはない
のである。きっとブログで公開しても広告以外に著者に利益をもたらすものは何も無かっただろう。丹念に取材され、構想3年、執筆に3ヶ月かけて直接収益を得る方法が無いというのも、Web2.0の悲しい現実だ。