IT企業は都会に多いけど、田舎にもあればいいのに、と思う。というのは帰省していて阿蘇が大変過ごしやすかったから。福岡では僕のようなおっさんが夜寝て朝起きただけで顔や頭がアブラべっちょりになるけど、阿蘇ではそのような悲劇は起こらない。涼しいから。日中も過ごしやすく、エアコンなしで快適に積ん読や2chまとめサイト巡回がはかどる。節電とかバカみたいだった。
ゴルフ2を手放した
6年前に買ったゴルフ2を手放した。
所有していたゴルフ2はE-19PLという型番で、GTIというラインだった。時の流れと重力と金のなさには抗えず、福岡に引っ越したことや経済面で維持が難しくなって、四度目の車検を前に手放した。査定はゼロ円だったので無料で買い取り業者に引き取ってもらった。
大学を出て実家に帰り、病気が治って一度目の退院をした後にばあちゃんに買ってもらったのがこのゴルフ2だった。その後病気が再発したため、G-CSF注射による骨痛や倦怠感に耐えながらゴルフを運転して通院したり、病気が治ってからは天気が良いとばあちゃんを連れて久住をドライブしたり、就職してからは毎日の通勤のほか九州各地の映画館に映画を見に行ったりと、20代の大半の時間はゴルフと一緒だった。
希少な3ドアのゴルフ2 GTIをあっけなく手放したことは後ろめたくもある。買い取り業者はスクラップにはしないと言っていたけど、こんな感じで手放すくらいなら誰か欲しい人を探して直接譲れば良かったと思う。
最後一年は洗車すら満足にしてあげられなかったが、本当に楽しかった。ありがとう。
理想の会社
こういう会社で働けたら幸せだろうなと思います。
理想の会社
- Gitでソースコード管理している。
- 会社のGithubアカウントがある。
- 外部に公開されている技術ブログがある。
- IDEよりVimやEmacsを使うことが奨励されている。
- 社員が勉強会に参加することを奨励している。
- オープンソースコミュニティに貢献している。
- 音楽を聞きながら仕事できる。
- Rubyで開発できる。
- 会議が短い。
- アジャイル開発を実践している。
- テストコードがある。
- エンジニアは全員ノートパソコンで開発して、好きかってに席を替わってペアプログラミングとかやってる。
- MacとLinuxしかない。
- 優秀なデザイナーがいる。
- でかい本屋が近くにある。
- プログラムを書くことが好きな人たちが集まっている。
- SEという肩書きの人がいない。
- 大所帯でない。
- 金曜の夜はみんなはやく帰る。
- イスに金をかけている。
- 社員がfoursquareで会社のMayorの座を競い合っている。
Chrome Keyconfigが設定項目の変更内容を覚えてくれなくて悲しんでいるあなたへ
Google Chromeの拡張機能に、Chrome Keyconfig ってのがあります。これはMinibuffer + LDRizeとまではいかないまでも似たような機能を提供してくれるエクステンションで便利に使っていたんですけど、最近、一旦Google Chromeを終了すると前回使用時に変更した拡張機能設定項目の内容が読み込まれないという不具合が発生するようになり、非常に不便でした。
Chrome KeyconfigとTberarelooの組み合わせで、Firefox + Greasemonkey + Minibuffer + LDRize + Reblog Command とほぼ同様の快適さでTumblrが閲覧できるようになるわけでして(Google ChromeでFirefoxのようなReblogしまくれる環境を構築する - Syoichi's Tumblr)、毎回Tumblr閲覧時にChrome Keyconfigの設定画面を開いて設定を変更するのは面倒くさいこと極まりありませんでした。
ちょっと調べてみたところ、以下のような原因でChrome Keyconfigの設定項目の変更内容が反映されないようです。すなわち、Chrome Keyconfigの設定項目の内容を保存しているDBの "ItemTable" というテーブルに "Config" という key を持つレコードと "Keyconfig" という key を持つレコードがあって、設定項目の変更内容は "Keyconfig" に保存されるけどChrome KeyconfigはGoogle Chromeを一旦終了して再起動すると "Config" の方を読みに行っちゃう、ということらしいです。
したがってChrome Keyconfigの設定内容を保存しているSQLite3のDBを直接開いて編集してやればよいわけですね。"Config" という key を持つレコードの value を "Keyconfig" の値で上書きしてやればよい。上記リンク先ではWindows環境で、SQLiteを編集するソフトを使って値を変更する方法が紹介されていますが、Macでは以下のコマンドで行けます。
cd ~/Library/Application Support/Google/Chrome/Default/Local Storage
sqlite3 chrome-extension_okneonigbfnolfkmfgjmaeniipdjkgkl_0.localstorage "update ItemTable set value = (select value from ItemTable where key = 'Config') where key = 'Keyconfig';"
{: .console }
よろしければお試し下さい。
User Streamで快適ネットストーキング生活
暇だったので自動で特定のユーザーを延々favし続けるスクリプトを書いた。
ヒトデ君が書いた hitode909/user-stream-receiver - GitHub とRuby+User Stream APIで無言リプライに高速返信するbotを作りました - ps aux | grep aquarla を参考にさせてもらった。というかほとんどまるパクリ。またOAuthのところはtily氏の tily/ruby-oauth-cli-twitter - GitHub に全面的に依存している。
User Stremを受診してるのでcronとかの設定なしでネットストーキングしたい相手のことを延々追跡できる。しかも発言があった瞬間に即favする。大変気持ち悪いですね。
しかしUser Streamはときどき調子が悪く、発言を拾い落とすこともある。そんなときは以下のコードを使う。
これでUser Stream経由で取りこぼした発言もfavできる。それぞれ使い方はこんな感じ。
$ ruby favoritter.rb ストーキングしたい相手のユーザー名
$ ruby favstream.rb ストーキングしたい相手のユーザー名
AutoPagerizedなページでもJavaScriptを動かす
あけましておめでとうございます。なんか2010年後半は転職とか引っ越しとかあってあまりここに記事を書けなかったのが残念です。Rubyとか全然さわってねーし、JavaScriptも忘却曲線の彼方。というわけで2011年一発目はJavaScriptについて。
AutoPagerize対応なページで、読み込まれた2ページ目以降でもJavaScriptを動かす方法について調べてみた。oAutoPagerizeのos0xさんのページでまとめられてる。
いちばん手っ取り早そうだったので、以下のような書き方をした。
if (window.AutoPagerize) {
window.AutoPagerize.addFilter(fucintion(){
// 実行したい処理
});
}
ただ無名関数は呼び出せないので、二回書かなければならなくなる。これはアホっぽい。関数リテラルにして呼び出し用に function init()
みたいのを書き、その中から呼び出せばよい。そしてその init()
を上記 // 実行したい処理
内にも書いてあげればオッケーだ(もちろん window.onload
で呼び出す必要もある)。
jQueryについては live()
というメソッドがある。これは動的に生成された要素にも処理を適用してくれる非常にありがたいメソッドだ。しかし個人的な事情で、 live()
というメソッドと一緒に、処理を一度しか実行しないというメソッド one()
も適用している要素があり、これを二つ両立するのがjQuery的に無理っぽい。単純に処理実行のフラグを作って処理を分ければいいんだけど、これにもjQuery的なかっこいい書き方があることを知った。ネタもとはこちら。
$('処理を適用したい要素').live('click', function(e) {
if($(e.target).data('oneclicked')!='yes')
{
//Your code
}
$(e.target).data('oneclicked','yes');
});
jQuery().data()
、なかなか便利そうだ。
Backlog ユーザの集い in Fukuokaに行った
Backlogユーザーのミートアップに行ってみた。Cacooなどで注目されているヌーラボのイベントなので何か面白い話が聞けるのではと期待して行った。
Backlogのそもそもの開発経緯は、自分たちが受託開発のプロジェクト管理のために作ったものを公開したのだそう。37signalsのBasecampと一緒だなと思った。『小さなチーム、大きな仕事』に書いてある。「自分たちが必要なものを作れ」、「最初の顧客になれ」ってやつ。自分たちすら必要としないものは誰からも欲しがられないのだろう。
ユーザーの活用事例で面白かったのがドメインの失効管理にBacklogを使うという使い方。前勤めてたとこでドメイン切れ事故が起きてしまったんだけど、ああいうのはExcelで管理してるだけじゃ確かに忘れやすい。Backlogに課題として登録してリマインダーの設定しとくと安全だなと思った。
意外に知らなかったのが開発者向けAPIの存在。シャノンの堀さんはAPIにアクセスするプログラムを書いて月初にBacklogにタスクを登録してしまうそう。これをアジャイル開発の手法であるスクラムと組み合わせて運用しているとのこと。生産性が3倍以上になったそうです。
人生初体験だったワールドカフェもなかなか興味深かった。テーブル上の紙にどんどん各人がアイディアを書いていき、時間を区切って席を替わりながら討論していく。紙の上にアイディアを書くので、声が小さい人の話も紙の上に残るし、話し好きの人が延々話し続けるタイプのディスカッションより話題に広がりが生まれるなと感じた。
ワールドカフェの議題は「あなたなら今後のBacklogをどうしますか」というもの。自分はGit対応や、37signalsのBasecampが幅を利かせている海外で勝負するには、オープンソースコミュニティには無償で使わせてあげるとPRになっていいのじゃないだろうか、といった意見を出した。
SkypeやGoogle Appsとの連携を希望しているユーザーが多くいる一方で、非ウェブ系企業ではファイル共有はおろかSVNさえ外部のリポジトリを利用することが禁じられ、Backlogの機能を十分に生かし切れていないとのことだった。
Backlogという製品に関してよりも、いろんな業種の人が異なる様々な条件でウェブサービスを使ってるんだなーということを知ることができて楽しかった。
また懇親会ではアラタナ研究所の @shunsuk さんとVimやRubyトークに花が咲いて非常に楽しかった。阿蘇にいた頃は技術の話ができる人が身近にいなくて悶々としてたもんだから、田舎から出てきて良かったなーとしみじみと感じた。天神で Kumamoto.rb やりたいです。
ヌーラボさんにはこのような場を提供していただき感謝しております。楽しかったです。ありがとうございました。