| @Mac/iPhone

TaskPaper

ちょうど一年前のMacHeistBundleで手に入れたTaskPaperがなんか良さげだ。これまで全然使ってきてなかったんだけど、調べてみたらいわゆるギーク系の人に人気があるらしい。なんと、TaskPaperに影響を受けた人が taskodone.com なるオンライン版まで作っちゃったみたい(しかも無料)。のみならず、Apple ScriptやRubyでこれらを同期したり、さらにはiPhoneのメモ帳と同期したりなんてことをギーク達が可能にしたらしい。スゲー。このソフト、アツいんじゃね?

実はこのTaskPaper、つい最近バージョンアップしてVer. 2になり、カリフォーニャ(に住んでそうな)ギーク達が公開してくれてたユースフルなTipsはいまんところ使えなくなってるみたい(Rubyスクリプトを動かして同期するTipを試してみたけどうまくいかなかった。僕のやり方が悪いだけかも知んないです)。ちょっと残念だけど、それでもギーク達に支持されるTaskPaperというソフトウェア自体がとても良い感じなので、今日はそれについてちょっと語ってみます。

GTDとかじゃまくさい

ToDo管理のソフトっていっぱいありますよね。iGTDとかOminiなんちゃらかんちゃらだとか、つい最近正式リリースされたThingsとか。他にもマインドマップがどうたらこうたらとか、頭がこんがらがりそうです。ていうかそもそもMac OS Xに標準でバンドルされてるiCalでだってToDo管理できますよね。

GTDだとかライフハックだとか、2年くらい前にすごく流行ったけど、はっきり言って目的と手段が倒錯しているような印象を個人的には抱いてました。だってGTDとかちょーめんどくせーんだもん。僕は無職ですが、無職なりにiSyncを使って携帯とToDoを同期させたりだとか、クオバディスやらほぼ日手帳やらを買ってみたりだとかいろいろやってみましたけど、タスクが発生したら、それを付箋に書いてモニターのはしに貼り付けとくとか、そんなんで十分なんじゃね? っていうのが個人的な結論ですね。

シンプル・イズ・サイキョー

で、TaskPaperが世にあふれるタスク管理ソフトの中でも異色なのは、これでもかっていうくらいにシンプルなところなんです。一個のタスクごとにウィンドウやらタブやらを開いて書き込むわけではなく、各々のタスクにタグ付けするなんていうしちめんどくさい(方言)ことはなしで、折り込みチラシの裏に買い物リストを書き連ねていくよう感覚で、じゃんじゃんToDoを書き込んで行けるんですね。それがサイコーにシンプルでクール!

ちょっと僕の個人的なToDoをさらしてみるとこんな感じすね。

TaskPaper ToDo

太文字で書いてあるのがProjectで四つありますが、こんな感じでProjectを自分で作って、そこにToDoを書き込んでいく感じです。各々のタスクにノートを付けることもできる。そしてタスクが完了したら、箇条書きリストのハイフンをクリックすることで、@done となるわけですね。チラシのうらに書いたToDoみたいに線を引いて消すことが出来る。心憎い演出じゃあないですか!

上では「タグ付けはじゃまくさい」と書きましたが、各々のタスクの後ろに、 "@Tag" と書き込むことで、タグによる分類も可能だったりします。タグ付けが好きで好きでたまらないタグフォビアのあなたのことも忘れていません。

加えてShift+Control+EnterのショートカットでQuick Entry Windowが呼び出せたりもします。ホットキーが好きで好きでたまらない、画面遷移が煩わしくてたまらないHUDポップアップ原理主義者のあなたのことも忘れていません。こんな感じ。

TaskPaper Quick Entry Window

アプリケーション自身が軽いことも特筆に値しますね。タグ付けやらカテゴリー分類やらパスワードやクレジットカード情報の管理やら誕生日ディナーの予約やら住宅ローンのシミュレーションやらラーメンの出前やら話し方教室の比較検討やら、何でもこなしてやるぞっていうリッチなアプリケーションとは対照的です。

違いの分かる男はTaskPaper!

たしかにTaskPaperだとiCalとシンクしたりだとか、そういうことが簡単にはできません。iPhoneとの連携も知恵がいります。しかーし、もっとも多くの時間を過ごすであろうMacの前でじゃんじゃんToDoを書き込んでいけるのはサイコーにシンプルでクールです。

まぁこの辺は最終的にはその人のライフスタイルや価値観次第なんだけど、僕は気に入りました。無職もオススメするTaskPaper、どうですかお客さん! シェアウェア29.95ドルです。

| @WWW

Firefox 3.1b2

ここ一週間くらい、Firefox 3.1のベータバージョンを使っている。これがすごくいい。

Firefoxはバージョン3になってから格段にパワーアップした気がする。特にGrAppleというテーマと組み合わせて使うと、見た目はほとんどSafariと変わらなくなり、OS Xで違和感なく使える。やっぱりグリモンやアドオンを自由に組み合わせて使えるのは最高だ。

3.1b2ではこれに加えて、SafariやOperaで実現されていたCSS 3の要素、text-shadowに対応した。text-shadowは文字に陰を加える要素なのだが、これは明らかに視認性を向上させてくれるし、見た目もかっちょいいので大好きだ。加えてSafariしか対応していなかったbox-shadowにも対応したので、ブロック要素にドロップシャドウを付けるのが簡単になった。Photoshop作業の手間が省ける。(※閲覧者もFirefox 3.1b2を使ってないと意味がないのであくまでも自己満の域を出ないことに気がついた)

FirefoxがSafariに劣る点があるとしたらこれらSafariが先進的に対応していた仕様と、右クリックしたときに表示されるコンテキストメニューの角丸くらいだ、と思っていたんだけど、なんとこちらもちょろっとuserChrome.cssに書き加えることでSafari風に変更可能だ。いまのところ3.1b2特有のバグらしいんだけど、ここまでくるともうこれ以上ないでしょってくらいにFirefoxがサイキョーになってしまってインターネット閲覧が止まらなくなってしまった。

具体的なやりかたは↓のブログに日本語で書いてある。

もちろんFirefox 3.1b2はベータバージョンであって、長時間起動してると600MBくらいメモリを占有しちゃうなどバギーではあるのだが、個人的には乗り換えてとってもハッピーだ。アドオンなどはまだ正式対応してないが、これは about:config から extensions.checkCompatibility を設定してやれば無問題だ(何のことか分かんない人は多少なりともリスクがあるのでやらない方が良いです)。

そういうわけでみなさん、いますぐFirefox 3.1b2をインストールして無限インターネットを楽しみましょう!

| @音楽

Amazonでしつこくオススメ商品にリストアップされていたRay Barbeeというミュージシャンの "In Full View" というアルバムを買ってみた。全体的にトミー・ゲレロっぽい音で気に入った。トミー・ゲレロの音楽性をもう少しインストゥルメンタルロックの方向に近づけた感じか。どうやらトミー・ゲレロとも交友のある人で、元々はスケーターのようだ。

気に入ったので早速他のアルバムも聞いてみようと思って調べたところ、 "Ray Barbee Meets The Mattson 2" というアルバムを2007年春にリリースしているようだ。しかし発売からまだ2年弱しか経ってないのに既に廃盤。Amazonでは一万円以上の値がついている。マーケットプレイスの出品者は廃盤となるやいなやとても強気の値付けをするようだ。

iTunes Storeでも売ってはいるけど、デジタルネイティブでない僕はなるべく音楽はCDで買いたい派なので、これはスルー。ネットで検索してみたところ香港の業者が適正と思われる価格で販売しているのを発見した。これまでアメリカからは何度かCDを買ったことがあったが、初めてアジアから注文してみた。

今日届いた郵便物がこちら。送料は無料だったが丁寧に梱包してあった。香港から購入したのに日本仕様の日本語表記ジャケットなのが不思議な感じがして面白かった。(トミー・ゲレロとかその辺のアーティストはカリフォルニアよりも日本での方が人気あるのかな?)

ray-barbee.jpg

なお "Ray Barbee Meets The Mattson 2" は廃盤のままだが、同じく廃盤状態の "In Full View" ともう一枚のRay Barbee個人リリースの "Triumphant Prosession"(EP)については再発が行われるようだ。HMVで予約を受け付けていた。

そういえば廃盤復刻で思い出したけど、MF Doomの "Operation: Doomsday" が再発されている。こちらもAmazonで一万円以上の高値で売りに出されていた名盤中の名盤だ。僕は2chで紹介されていた、eMusicからダウンロードする方法で音源を入手したんだけど、いまはeMusicでの取り扱いはないようだ。またすぐ売り切れてしまうかも知れないので、アングラHip Hop好きな人は購入リストに加えといた方が良いと思います。

(どうでも良いことだけど、がん患者的に「再発」って言葉はドキッとしますね。あんまり使いたくない)

| @Mac/iPhone

iPhone Battery Charging Screen
Swirly MMS

昨年末にiPhone Dev Teamによってyellowsn0wがリリースされました。yellowsn0wはSIMロックを解除するツールですが、これを適用することでiPhone専用SIMカード(黒SIM)以外にもdocomoのFOMAカードやSoftBankの通常のSIMカード(銀SIM)などが使えるようになります。

僕は海外に行く予定があるわけでもないし、docomoの回線も持っていないのでアンロックすることのメリットはあまりないのですが、jailbreak環境ではSwirlyMMSというアプリケーションがあり、これを使えばiPhoneでMMSを送受信出来るようになります。もちろん黒SIMにはMMSアドレスが発行されていないのでiPhone専用SIMでMMSを利用することは出来ませんが、アンロックして銀SIMを挿せばMMSが利用可能になるわけです。

これまでjailbreakはデメリットの方が多そうで避けてたのですが、MMSが使えて銀SIMに差し替えて使用できるようになるとあれば、メリットの方がデメリットを上回りました。そういうわけでjailbreak初挑戦。QuickPWNを使いましたがあっさり終わりました。

jailbreakのメリットとデメリットをまとめてみます。

メリット

  • SIMロックを解除できる

    docomoのFOMAカードやSoftBankの銀SIMが使えるし、海外では現地のプリペイドSIMを利用できるようになります。ただしdocomoのiモードメールはMMSではないのでFOMAカードを挿してもiモードメールは利用できません(SMSは使えます)。

  • App Storeにないようなアプリケーションを使えるようになる

    今では入手不可能なNetShareと同じ機能を提供してくれるソフトをダウンロード可能です。

  • テーマやSMSの着信音の変更が可能

    充電画面のテーマ変更やロックスクリーン以外でも壁紙を表示したりできるようになります。SMSの着信音も好みの物に変更可能。

  • MMSが使えるようになる

    SwirlyMMSはお世辞にも使いやすいとは言えませんが、MobileMeやメール転送を利用しなくてもプッシュでメールが受け取れるのはやっぱり便利です。携帯電話にはやっぱりMMSは欠かせませんね。

デメリット

Life is beautifulの中島さんは絶対にjailbreakすべきでないって言ってます。曰く「新宿歌舞伎町のマンションの1階の部屋で窓を開けっ放しで女性が一人で眠る」くらい危ないらしいので、女性はjailbreakは控えた方が良さそうです ;-)

それと大事なことを忘れていました。銀SIMで3G通信をした場合のパケット通信料金です。iPhoneはパケットを大食いしますのでパケット定額フルは加入必須でしょう。しかしそもそも銀SIMでsmile.worldに接続して恒久的に定額適用になるのか、という問題があります。現状、銀SIMでsmile.worldに接続してもパケット定額フルが適用されるようですが、SoftBankは当然こういう使い方は認めていないでしょうから、この先どうなるかは分かりません。利用するAPNには注意が必要でしょうね。

| @写真

実は11月の下旬にD90を購入して使っております。無職なのに、しかもこの金融危機下、愚かにも安くはないオモチャを買ってしまいました。いまは反省してます。

Nikon D90

D90です。外観は好きです。

なぜ買い替えたのか?

D40X、軽くて小さくて良いカメラです。しかしちょっと使ってると物足りないところも出てくる。

  1. モーター内蔵レンズでしかAF出来ない。
  2. サブディスプレイがなく、設定ボタンやダイヤルが少ない。ホワイトバランスを瞬時に変更したくても、いちいちメニュー画面を呼び出す必要があってかったるい。
  3. AF測距点が3点しかない。

最近NikonはレンズラインナップのAF-S化を進めているし、SIGMAやTAMRONも超音波モーター内蔵のレンズを続々発表しています。1. の理由で買い替えるのはちょっともったいなかったかもです。でも2. の、設定ボタンが少ないのはどうにも不便だった。AF測距点の数が少ないのもどうしたって不便。そういうわけでこれらが全部解決されて、おまけに動画も撮れるD90に買い替えた次第です。

D90買って満足してるか?

西巌殿寺 / saigandenji temple

暗いところでもわりと粘ります。

うーん、これはビミョー。日陰でもダイナミックレンジっていうんですか? これが広いおかげで白飛びせずに暗部もギリギリまで粘って撮れるんですが、デフォルトの色がおかしいのです。色転びが激しくて、赤みがかったり黄色がかったりする。まるでしょぼい携帯のカメラで撮ったみたいな色になります。これは結構幻滅。2chではRAW現像すればおk、なんてみんな言ってるけど、RAWはファイルサイズでかいから嫌いなんですよね。しかもRAW現像めんどい。LightroomもApertureも持ってないし。

いきなり団子 and so on

微妙に黄色がかってます。

D40Xの色調は僕好みで、JPEG撮って出しでもホワイトバランスさえきちんと条件に合ってれば概ね満足のいく写真が撮れてました(ニコンは塗り絵だ、って言われるけど僕はあのこてこてぎとぎとした感じが好きだったりします)。

結論としては、D90はオススメできませんね。動画はこんにゃくみたいにぷるぷる震えてお遊び程度のものしか撮れませんし、D40/D40X/D60からステップアップあるいはD80から買い替えようと思ってる人はD300かその後継を待った方が良いと思います。

| @映画/ドラマ/テレビ

2009年になったけど、2008年末に見たテレビ番組の感想。

NHK総合12月30日午後10時25分から放送。面白かった。中国人案内人、韓国人フォトジャーナリスト、Jazzミュージシャン(菊地成孔)、青森出身の28歳のホスト、社交ダンスを糸口に女性をものにしようとしている中年サラリーマン、水商売の女性向け美容室などなど、いろんな人物に焦点を当て、彼らの様々な要素が絡み合って、歌舞伎町の混沌具合が伝わってくるドキュメンタリーだった。

歌舞伎町といえば風俗と暴力団、みたいなイメージがあるけど、ドキュメンタリーは『警視庁密着24時!』みたいにそれらを直接扱うわけではなく、歌舞伎町で繰り広げられる性や金や欲望や暴力のうごめきを見届ける人々の日常を追うというスタイルだった。NHKなんだけど堅苦しい感じがなくて、民放のドキュメンタリーを見ているような気さえした。NHK外部のディレクターも参加していたらしい。

個人的には歌舞伎町では置き引きにあったりとあまり良い思い出はないのだが、東京に行ってみたいと思わせられる番組だった。

| @雑談

謹賀新年

2009年になりました。2年前はブログに新年の目標なんてのを書いてたけど、何ひとつ実現できてないのでそういうのはやりません。とりあえず今年こそ就職してTOEICで850点以上とって11月23日は秩父宮でラグビー見てラーメン二郎を年間20杯くらい食べられるようにしたいです。ピース。