| @雑談

Spotify のレコメンデーションは素晴らしいけど Apple Music のはダメだ、みたいな話を以前書いてた。

最近特に酷いなと感じていて、全然興味がないドメジャーな曲( BTS とか)が表示されてクソの極みみたいな状況になっていた。

そんな中、ふと Apple Music の設定を触っていると「視聴履歴の使用」という設定項目があり、チェックが外れていることに気がついた。どうもこのチェックが外れているとレコメンデーションが破滅するようだ。チェックを入れたあとはちゃんと興味関心がありそうな曲(最近聞いた曲に関連するおすすめ)が表示されるようになった。

このMacで再生されたミュージックは、最近再生した項目やReplayミックスに表示され、おすすめにも反映されます。また、Apple Musicのプロフィールを設定している場合は、あなたをフォローしている人にも表示されます。

説明文を読むと Apple Music 内でのプライバシーコントロールとリコメンデーションの設定が一つのフラグで管理されているようだが、フォロワーに再生した曲を見せたくないからといってレコメンデーションも使いたくないわけではないと思う。このフラグは分けても良いのではと思うが、プライバシー保護を徹底するとはこういうこと(おすすめすらしない・されたくない)なんだろうか。

| @音楽

Spotify

音楽のサブスクリプションは 2018 年の春頃から Apple Music を使っている。ただ最近、 Spotify のレコメンデーションが良いという話を複数の友だちや Podcast 、仕事先で立て続けに耳にしたので久々に使ってみたら、確かに Daily Mix というやつが聞いたことないけど絶対に好きな感じの曲で埋め尽くされていてビックリした。 Spotify は 4 年くらい前にお試しで 2 ヶ月使っただけで、それ以後は使っていない。そのときに自分の iTunes ライブラリや聞く音楽の傾向を解析してレコメンデーションの土台としていたのだろう。すごい。

Apple Music にも For You というやつがあって「金曜日のプレイリスト」的なやつが表示されるが、半分くらいがライブラリにある曲、半分くらいが知らないけど全然好きじゃない曲が混じってたりする。 Apple Music のレコメンデーションでは まだ知らない新しい音楽(だけど好き) との出会いがない。どっちかというと Apple Music は個人に最適化されたプレイリストよりも「2010年代 ヒップホップ ベスト」みたいなプレイリストのようなキュレーションされたものの方がまともな感じがする。パーソナライズされたレコメンデーションはダメダメだ。

また、 Spotify にはあるけど Apple Music にない曲というのが結構多い。 Spotify のプレイリストで良かった曲を Apple Music で DL しようとすると曲がなかったりする。以前、ストリーミングサービスの一ストリーミング再生ごとのアーティストへの支払額みたいなやつの比較を見てて、確か Apple Music が一番高かった。どうせ聞くならアーティストに手厚くお金を払っているサービスを使いたいと思って Apple Music を選んだのだが、意外とインディー系のアーティストは Apple Music には楽曲提供しておらず、 Spotify の方に出しているようだった。

こうなってくると Spotify に乗り換えたいなと思うのだけど、 Apple Music はファミリープランに入っているので自分の一存で Spotify に移行することができない。ファミリープランは個人用プランからすると著しく安い価格設定になっているが、その理由はチャーンの抑制にあると思う。意思決定者を複数人にすることで他サービスへの乗り換えが困難となる。よく考えられた価格設定だ。

結果としていまは広告に耐えながら Mac の Spotify で好みの曲を探し、ちまちま Apple Music でライブラリに追加して iPhone で聞くという生活をしている。スマートフォン版の Spotify は無料状態だと完全シャッフルになるしめっちゃ広告入るので厳しい。 Apple Music と Spotify に二重支払いできるくらいの金持ち1になりたい。


  1. 元同僚でウルトラ富裕インフラエンジニアの @glidenote 先生は Apple Music と Spotify に二重加入しているとのこと