| @雑談
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/etic.cfm?i=20070907cp000cp&p=1 bizplus.nikkei.co....
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/etic.cfm?i=20070907cp000cp&p=1

http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/etic.cfm?i=20070907cp000cp&p=1

bizplus.nikkei.co.jp

 これは非常に危ないと思いました。かつて北朝鮮への帰還を促した「地上の楽園」報道みたいに。

 阿蘇でこのような安心感を持てるのは、単に田舎だからではなく、お互いに助け合い、応援しあおうという人と人のつながり(ソーシャル・キャピタル)が、セーフティネットとして機能し始めているからです。そのつながりがあるからこそ、若者たちは阿蘇を挑戦の場として選び、定着していっているのです。

 実力をつけ、自分らしい仕事を自分のものにするには時間がかかります。しかし、都会では、時間をかけて、しっかり育っていくのを許してくれません。若い起業家も若い会社員も成果を早く出し、出し続けていないと取り残されるような気持ちが起き、表面的な成果をとりつくろい、実力よりもアピールや広報に頼るようになってしまう人が多くいます。

 セーフティネットは必要だと思うし、こういう意見には賛成しますけど、だからといって阿蘇が楽園なわけではない。

仮に現金収入が少なければ、食べ物は農作業を手伝えばわけてもらえる。失敗しても仲間たちが受け止めてくれる

 そんな簡単に野菜を分けてくれる農家なんているんですか? 農家だって慈善事業をやってるわけじゃない。失敗しても仲間たちが受け止めてくれる、っていうのもほんとかよって思います。地元の若者たちは仕事がなくてよそに働きに行ったりしてるのに。受け止めてあげられる若者が果たして地元にいるのかどうか。

 確かに阿蘇の景色に惹かれて都会から移り住んでる人は少なからずいるでしょうが、阿蘇に行けばやりたいことに打ち込めるとか、目標にチャレンジできると喧伝するのはやめてもらいたいです。阿蘇は確かに景色が良いけど、松岡前農林水産大臣を輩出したような、利益誘導型政治に頼らざるを得ない典型的な農村なんです。

 阿蘇で好きなことにチャレンジしようと移り住んで、観光牧場で働いたりお菓子を売り歩いたりしてる人たちは、年をとったらどうするのでしょうか? 都会でやってたらフリーター扱いされることを、田舎でやってるだけじゃないのでしょうか。国民健康保険料とか納められるんでしょうか。

 メディアのこういう第三者の視点からの他人事な記事は本当に危ないと思います。田舎は楽園ではないです。人は確実に老いるのです。

この記事に似ている記事

  • Screenshot
     俺の実家は熊本の阿蘇というところにある。ここは田舎なので人々の生業は農業である。阿蘇は原っぱの景色が美しいことで有名だが、これは実は人工の原っぱである。阿蘇くらいの緯度では天然の原っぱはできない。いまある原っぱも放っておくとそのうち雑木林に...
  • 直売所の野菜に思う August 24, 2006
    Screenshot
     関西に住んでいる伯母が帰省していたので、いろいろ連れて回りました。山を見たり水が湧く水源に行ったりしても喜ぶのですが、一番大はしゃぎしていたのは南阿蘇村の農産物直売所でした。野菜が安いと大変喜んでおりました。 伯母が関西在住だから安いと感じ...
  • 地方在住記 December 07, 2015
    4244702468 cf9e05f15a b
    この記事は地方在住ITエンジニア(元・地方在住も可) Advent Calendar 2015 - Adventar 6 日目の記事です。地方在住ウェブエンジニアの著者が思ったことを書きます。自己紹介熊本出身で大学生の頃は東京に住んでいました...
  • Screenshot
     余丁町散人の隠居小屋というブログを読んでいたら、こういう記事に出くわした。山中湖村と河口湖町はどうしてあんなに雰囲気が違うのか?日本の観光地といえば、いずれも俗悪な看板が立ち並ぶ商業化された場所というイメージがあるのだが、山中湖村は観光地と...
  • Og image 1500
     『パラダイス鎖国』を読んだ。読みやすい新書で、あっという間に読んでしまった。この本はアスキーから出てるアスキー新書だけど、コンピューターとか技術のみについて述べた本ではなく、日本社会全体について論じた日本論の本だと思う。日本社会を覆う閉塞感...
  • 27156995119 373008ceb6 b
    子どもがてっちゃんなので春の山口に引き続き SL を見る&撮るという目的で人吉に行った。自分が子どもの頃に阿蘇を走っていた SLあそBOY が老朽化のため立野の急勾配を上れなくなり、熊本と人吉の間を走る人吉号として余生を過ごしているのだった。...

Comments


(Option)

(Option)