THIS IS IT
評価 : ★★☆☆☆
マイケル・ジャクソンロンドン公演のためのリハーサルの様子が、内輪のために撮影されていたらしい。その映像を編集して映画化したものがこのThis Is It。世界同時二週間限定公開だったらしいけど、延長されたみたい。
TwitterやTumblrで見た人の感想見てるとすげー評判良いんだけど、個人的にはいまいちだった。早く上映おわんねーかなー、と感じてしまった。Jackson 5とか肌の色が白くなる前のマイケルは好きなんだけど、大人になってからのマイケルはあんまり好きじゃなくて。オーディションを受けに来たダンサーたちの興奮はインタビューから伝わってくるんだけど、感極まって泣くとかそういうのは分かんない。ダンスとかに興味がないってのも関係あるかも。
ミュージシャンとかプロデューサーへのインタビュー内容は興味深かった。マイケル・ジャクソンはミュージシャン達に対して細かく指示を出す。普通、コンサートの演奏の質はスタジオ録音されたものには及ばないけど、マイケルはCDの音を完全に再現、あるいは場合によってはそれを上回ろうと試みる。でもマイケルの指示の出し方は繊細だし、音楽への理解を前提としているから指示される方もそれを受け入れる。注文の付け方も命令口調じゃなくて、「これはLOVE。エル・オー・ヴイ・イー、愛なんだよ」と言う。この辺がマイケルのカリスマ性の所以なのかなーと思った。
最後、環境問題にマイケルが重大な関心を寄せていた、みたいな展開で物語は終わる。この辺がちょっとね、僕には分からんです。前もWe Are The Worldみたいのやってたよね。24時間テレビに毒されてるせいかな。マイケルのスピリチュアルな部分が偽善的に見えるんだよね。
とにかく僕は、マイケルの前をおしりをぷりぷりさせながら歩くカフェオレ色の肌をしたクレオールっぽい感じのダンサーの女の子に目が釘付けになったし、マイケルの隣で超絶ギターテクを炸裂させる金髪のギタリストの女の子がかわいくて仕方なかったです。