ハイ・フィデリティ
評価 : ★★☆☆☆
シカゴで中古レコード屋をやってるおっさんの話。
DVDで見た。大学生の頃にビデオで見たときはあまりおもしろさが分からなかったというか多分最後まで見ないで返却した。今回は一応最後まで見ることが出来た。
なぜいまさらハイ・フィデリティなのか。理由は(500)日のサマー。いろんな人がブログに書いてるサマーの感想を読んでいると、ハイ・フィデリティと対比されてることが多い。
で、改めて見ての感想だけど、ハイ・フィデリティの主人公の人生はうまく行き過ぎだと思った。人生そんなに甘くないよ。確かに主人公はしょっちゅう女の子にふられてて、その原因っつーのは(500)日のサマーのトムとは似てると思うんだけど、草食系っぽさがない。(500)日のサマーのトムはジョゼフ・ゴードン=レヴィットのなで肩がよく表しているように、なよなよっとしている。煙草は吸わないし。その辺がえらい違いだなーと思った。(500)日のサマーは暴力男とはほど遠いし、積極的に女の子を傷つける訳じゃないのに、結果的に傷つけてるのがあの映画のミソだし。
結局ハイ・フィデリティの最後はハッピーエンドだし、(500)日のサマーほどには入り込めなかった。レコ屋のバイトのハゲ(なよなよっとしてるけど、音楽トークで盛り上がって客の女の子とデートする)が主人公になったら共感できそう。