ちょっと前の本だけど、『Webを支える技術』をいま読んでます。
HTTPの話とか、毎日使ってる技術のことを知らなくて、いちいち感動しながら読んでるんですけど、中でも興味深かったのがURIの話。56ページの、「URIはリソースの名前だから名詞であるべき」というくだり。バージョン 2.0以前のRailsでは、
http://example.jp/sample/people/show/123
みたいなURIがデフォだったそう。しかしRails 2.0以降は
http://example.jp/sample/people/123
となって、動詞 show
が省かれるようになった。HTTP通信で動詞を表すのはHTTPメソッドだから、URI自体が動詞を含むのはおかしいということらしい。ちなみにこのとき、名詞であるURIにアクセスするためのHTTPメソッドは GET
ですね。
確かに自分が作っているサイトでもRailsで動かしてるものは、動詞を含まない名詞だけで表現されたURIを表示する。しかしながらCakePHPは
http://example.jp/sample/people/view/123
みたいなのがデフォだ。クールじゃない。というわけでURIから view
を省くようにルーティングの処理を書き換え、各クラスのコントローラーも書き換えといた。
この『Webを支える技術』、プログラミングの話とかは載ってないから読んでいきなり何かの役に立つというタイプの本ではないけど、Web制作者なら職種にかかわらず読んどいた方が良さそうな本だなーと思いました。