クリスマスになるとずっと聞いてて、下手するとクリスマス終わっても聞いてて節分くらいまで聞いてたりする。なんで聞くようになったのかというと、大学生のころアルバイトしていたコーヒーチェーンでクリスマスシーズンに延々このアルバムがかかっていたから。僕は大学デビューに失敗してサークル等に入りそびれたのでなかなか友達ができず暇で気が狂いそうで、毎日大学のコンピュータールームで2ちゃんねるを見て生活していた(金がなかったのでアパートにインターネット引いてなかった)。一日誰とも話さず便所飯ばかりしてて、もう大学やめて実家に帰ろうかなと思っていた頃に数少ない語学クラスで知り合った友達に「お前そんなに暇ならバイトでもしろよ」と言われて、金より暇つぶししたくてアルバイトを始めたのだった。アルバイト先は新規オープンの店舗でクリスマス前の 11 月頃オープンし、オープン直後はみんな慣れてないので大量にシフトを組まれてて、 2000 年の冬は前日 23 時まで働いて翌朝 8 時からシフトに入ったりしてた。朝から晩まで、このヴィンス・ガラルディ・トリオのチャーリー・ブラウンのクリスマスを聞いていたわけです。今だったらブラックバイトとか揶揄されるだろうし一般的に言うといやな部類の思い出なのだろうけど、自分としてはアルバイト先で友達もできて、暇もつぶせて金ももらえて、おかげでいろんな音楽聞いたり本買ったりできて楽しかった。その頃を思い出すので今もクリスマスが近づいてくるとついつい聴いてしまうのです。
音楽自体はスヌーピーっぽい感じの曲はあんま入ってなくて、ピアノトリオのジャズが聴ける。時々少年の合唱が入ってる曲があって、それがクリスマスっぽい。普通のジャズとしてもおすすめなので、クリスマスに女性を自室に招いて良からぬことをしたいと思っている男性は、このアルバムの清らかな少年の歌声を聞いて落ち着きよこしまな考えをあらためてください。
この記事は好きなクリスマスソング Advent Calendar 2015 - Adventar 二日目の記事でした。昨日は @natsumiine さんで、明日は @Fagnux さんです。