| @映画/ドラマ/テレビ

 車をぶつけたショックにうちひしがれながら鑑賞。良かった。

 主人公のマリーは夫のジャンとヴァカンスで南仏のランドの別荘にやってくる。マリーが海岸で日光浴をしている間、ジャンは泳ぎに行くと言ってマリーの場所から離れるのだが、戻ってこない。ジャンは失踪したのである。果たして彼は生きているのか、それとも・・・。

 マリーを演じたシャーロット・ランプリングが60歳近いにもかかわらず見事なスタイルをしているのに対して、その夫役のブリュノ・クレメールというおっさんはどうしようもないデブ。その対比が印象的。デブ専の美女と醜く肥えた夫の夫婦、みたいな。マリーの方がジャンに惚れてる感じなんですね。年とったらマリーとジャンの夫婦みたいに、海のある町に別荘を所有してのんびりと過ごしたいなんて思わせるんだけど、ジャンはそんな理想的とも思える生活にうんざりしていたみたいで、物語の冒頭からあまり元気がない。マリーは夫とセックスがしたそうなのだけど、ジャンは妻がベッドに入ってくると読んでいた本を閉じて寝てしまう。ジャンの心には闇があったんでしょうね。

 ジャンがいなくなってからのマリーはもの凄く変で、どう考えても海で水死したとしか考えられないのに、周囲の人に対して夫が生きているかのように振る舞う。友人に精神科に行ってはどうかと勧められるんだけど、自分は平常だと言い張る。でも全然平常じゃなくて、浪費したり家にいもしない夫のためにネクタイを買ったりする。若い頃は学問で大きなことを成し遂げたいと野望を抱いていたんだけど、ジャンと会ったことで夫婦の生活を最優先にするようになったわけなんですね。しかも子供がいなかった。生活のかなりの部分をジャンのために割いていたので、ジャンを失った現実をマリーは受け入れることが出来ないのです。

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| @雑談

板金屋行き1板金屋行き2

 最近、病院の駐車場でリアバンパーに傷つけたり、今日もホイールに小傷を付けたりしてたんですけど、さきほどついにやってしまいました。さすがにこれはDIYでは直せないでしょう。板金屋さんにお世話になることになりそうです。己の未熟な運転技術が原因とはいえ、ショックだ。いったいいくらかかるんだろう?

| @雑談

 外泊が許可され久々に自宅に帰ってきております。

 昨日、とても暑かったので庭に水を撒きました。二週間ちょっと放置プレーになってたゴル男さんもすごい汚れようだったので、水をかけておきました。そのまま洗車してしまえば良かったのですが、暑くて洗車する気になれず放置。その後水玉が残ったまま車庫から車を出して出かけてしまった次第です。軽く飛ばせば吹っ飛ぶだろと楽観していた水滴はしぶとくボンネットにしがみつき、ご覧の有様です。

ウォーター・デポジット
炎天下に車をさらすときは必ず水滴を拭き取りましょう!

 それにしてもボンネット汚いなぁ。僕んところに来てからどんどんゴル男さんの塗装の状態が悪くなって行ってるような気がします :-!

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 最近、Dockにメモリ使用量を常時表示するようにしてから気付いたことなのですが、Safariの野郎がめちゃめちゃメモリ喰ってるんですよね。起動直後は大したことはないんですが、ちょっとブラウジングしてると圧倒的な量を占有している。下の画像を見て下さい。

Safari起動中
Safari起動中

Safari終了後
Safari終了後

 Safariを終了したらメモリ空き容量が320MBも増える。これって大丈夫なんでしょうか? メモリのこととかはよく分からないのですが、Safariにこんなに占有されたらiPhotoとかPhotoshop Elementsとか同時に動かすときMacがひぃひぃ言うんですよね。いま512MBのメモリ二枚挿しで1GBなんですが、メモリ増設しろってことなのかな。でも1GBのメモリって高いんだよな。型落ちPowerBookにそこまで投資する気になれません。 :-!

| @Mac/iPhone

The Mouse BT ほぼ10ヶ月間使ってきた MacMice の The Mouse BT ですが、最近調子が悪いです。光学センサーの調子が悪いのか、Bluetooth システムに問題があるのか、PowerBook にうまく認識されないのです。スクロールホイールと左右のクリックはきちんと認識されるのですけど、肝心なマウスの動きが認識されない。正確にはまったく認識されないのではなく、起動直後やスリープ復帰直後に認識されないのです。

 病院に入院するときはマウスは自宅に置いていくのですが、数週間ぶりに自宅に帰ってマウスを使おうとすると、PowerBook が認識しません。それでもこれまでは2,3日経つときちんと認識されるようになっていたわけですが、前回退院して家に帰ってきた辺りから調子が悪くなり、認識されたりされなかったりを繰り返しています。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 上映最終日に鑑賞。当初は見るつもりはなかったのだが、レビューサイトや毎日新聞の映画評で評判が良かったので、早起きをして車を飛ばしDenkikanまで赴いた。が、徒労だった。お年寄りや往年の名俳優、藤村志保と栗塚旭の演技を見たい人には良いかも知れない。

 簡単なストーリー。京都に住まう老夫婦の話。装束作りを生業としている。二人きりの物静かな生活を楽しんでいたが、ある日妻の千恵が筋肉が萎縮していく病気を患っていることが分かり、穏やかな生活が崩れていく。夫の黒由は少しでも妻の症状の進行を遅らせようと、街で子どもたちに手品を披露している手品好きの大学院生、伊藤俊介に声を掛け妻に手品を教えるよう頼む。それから夫婦の愛と伊藤の恋人との恋愛模様が描かれていく。

 これは雰囲気を楽しむ映画なんだと思う。こういうのが好きに人には評価が高いかも知れない。しかし個人的には楽しめなかった。伊藤の恋人役の山内明日が知的でとてもかわいく、映画のなかの彼女はまったくもって僕の好みを体現したような存在だったが(僕は大人しそうで頭の良さそうな女の子が好きなのです)、帰宅して彼女の 公式サイト を覗いてみるとちょっとオツムが足りない系のハチャメチャ明るい系の女の子で軽く鬱になった。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 ちょっと前のAERAで監督のインタビューが掲載されていたので興味を持った映画。監督のクリスチャン・カリオンが書店で偶然手に取った本に、第一次大戦中、仏独スコットランドの兵士らの間でクリスマス休戦が行われ、双方の兵士がお互いの家族の写真を見せ合ったり、チョコレートや煙草を交換したというエピソードが書かれていた。これに感動したフランス人監督は、資料を集めて映画化にこぎつけた。当初本を目にしてから短からざる年月が経っていた。

 第一次大戦中、アルザス地方の帰属問題でドイツとフランスは戦火を交えていた。戦場には連合国側でスコットランド軍も参戦しており、仏軍を援助していた。第一次大戦はそれまでのナポレオン戦争的な一斉掃射の後に騎兵と歩兵による銃剣突撃を無効にした近代戦の始まりとも言える戦争であり、戦場は悲惨を極めた。相手の機関銃による掃射を避けるため塹壕戦が主流となり、毒ガス、戦車の登場で兵士たちは未だかつて人類が体験したことのない凄惨な現場を目撃することになる。

 そんな悲惨な戦闘のさなか、クリスマス・イブの夜にドイツ側の塹壕で、招集前にオペラ歌手をしていた兵士シュプリンクが「きよしこの夜」を歌ったところ、スコットランド兵がバグパイプで応じ、シュプリンクは独側塹壕に支給されていたクリスマスツリーを手に持ってドイツとスコットランドの塹壕の中間地点にまで歩いていく。スコットランド兵は塹壕から立ち上がり歌手に向かって拍手をし、ドイツとスコットランドの将校も中間地点まで出てきて会談を持つ。うまく状況を飲み込めずにいたフランスの将校も遅れてはせ参じ、三者の間でクリスマス休戦の協定が結ばれる。「シャンパンとグラスを持ってこい」。

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