| @雑談

インターネットトレラン

前職 Kaizen Platform 時代に一緒に仕事をする機会があった nagayama さんが YAPC で福岡に来られるということで、同じはてな社 OB の nmy さんにも声をかけてもらって三人で雷山から井原山をトレランで縦走してきた。紅葉の時期の雷山〜井原山は初めてで、想像通り美しかった。

nagayama さんはカプ社時代は直接お話しする機会はほとんどなくて(お互いリモートだった)、カプ社を退職してから ossan.fm で声を聞き、 Strava や Twitter で交流するようになった。インターネット友達と山を走れるのは不思議な気分。

nmy さんはWebディレクターのスキルツリー - 二宮日記という記事がめっちゃ好きでよく読んでた。仕事論のほか、ランニングについての記事(Road to UTMF - 二宮日記トレイルスイーツ - 二宮日記強い気持ち - 二宮日記)も好きでよく読んでいた。アンノウンラジオゲスト出演回(#03 コミュニケーションが苦手でも、隠れた意図を汲むのが得意なこともある【ゲスト: 二宮鉄平さん】 - 近藤淳也のアンノウンラジオ - LISTEN)も超好き。

下山後は筑前前原の居酒屋に行って、 2000 年代のインターネットと比べて最近のインターネットが薄まっていることについてや、マネジメントにおけるエモテキストの重要性について話した。

インターネットセレブのお二人とインターネットやプロダクトマネジメントについて話すことができたのはめっちゃ楽しかった。しかも場所が家の近所。インターネットは自分から離れたどこか遠くで起こっていることで、長らくそこに僻地から参加させもらってるつもりでいたけど、インターネットの方からこっちに来てくれたような感覚。 nagayama さんと nmy さんがはてな社でブイブイ言わせてた頃自分は無職だったので、すごいことが起こってるなぁと思った。

Ossan.fm で nagayama さんが振り返ってるエピソードは以下。

| @登山/ランニング

福岡マラソン 2025

今年も抽選に当たったのでありがたく福岡マラソンを走らせてもらった。

自己ベストは更新できたが、狙ってた 3 時間 45 分切りは出来なかった。妥協した目標として設定していた 3 時間 50 分切りもできなかった。

目標を達成できなかったことは不本意だが、初めてグロスタイムでもサブフォーできたし、トイレ休憩をしなかった初めてのマラソンレースなのでそれはよしとする。


日記的ふりかえり

6:34 の電車で天神に向かう。普段、今宿の海岸沿いを走っててもそんなにランナーが住んでるようには見えないのに福岡マラソンの日には今宿駅のホームがランナーであふれていてウケた。日曜の早朝なのに電車はとても混んでいた。

朝の今宿駅

昨年に続いて D ブロックだったので、天神地下街で身支度をした。本当はダメなのかもだけどみんな地下街の床に座って着替えたり荷物の整理をしたりしてる。福岡は地下街があるのでめっちゃ助かる。熊本城マラソンは市役所の壁なし駐車場で着替えさせられるのが地獄の寒さだし、アオタイはスタート前の着替えスペースがなく屋外で着替えてめちゃ寒かったのを思い出す。パパッと着替えて自撮りして荷物を預けに行く。

天神地下街で身支度

天気予報が雨なことは知っていたが、スタート前、トイレに並んでたときに雨に降られてめっちゃ寒かった。走っている最中に雨が降っても体は温まっているのでなんとかなるが、スタート前に降られるのはとてもつらい。この調子で 30 分以上スタートブロックで待つのは地獄ではと思ったが、スタート前には小降りになって走り出したときにはほぼ降ってなかった。前々日の受付時にゼビオで買ったポンチョが役立ったが、袖なしフードなしタイプだったので腕と頭が濡れてとにかく寒かった。本降りのときを想定してフード付きのコンビニカッパを持ってくるのが良さげ。

スタートして走り出す。雨が上がるとなかなか暑かった。 Garmin 計測の温度は 21 ℃から 25 ℃。体感的にもおそらくそのくらいはあったと思う。アームスリーブなしで問題なし。手袋してる人もほぼいなかった。風もマイルドで愛宕や糸島の海沿い区間もそんなにしんどくなかった。ポンチョはスタートして 3km くらいで脱いだ。

Mark is 百道のあたりを走る

スタート直後はまぁまぁ渋滞して 5'40" くらいのペースで入った。当仁中学校のあたりから渋滞が解消されて 5'20" くらいのペースで走る。設定していたペースより速いためしばしば Garmin から怒られた。このあたりでもう少し抑えておけばよかったのだろうか。無理をしている感じはしなかった。

小戸では例年元同僚の @linyows さんが家族で応援してくれていた。めっちゃうれしい。

元同僚に応援してもらって笑顔

手描きの morygonzalez

生の松原を通る。夏に灼熱のなか生の松原の公園でインターバル走をしたことを思い出す。このあたりは少しペースが速かったかも。

家の近所、長垂山の下あたり

今宿では息子が一人で応援しに来てくれておりとてもうれしかった。満遍の笑みで写真に写っていた。

息子殿が撮ってくれた写真

九大の登りにさしかかる。ここはスライドがあって精神的にちょっときついが頑張った。去年はハーフ地点で 1 時間 58 分くらいだったのが、今年は 1 時間 53 分くらいだった。

今津運動公園のあたりまで結構頑張って 5'20" を少し切るくらいのペースで走る。ちょっとペースを上げるのが速すぎたかもしれない。 25km を過ぎたあたりで足に疲れを感じ始める。 MAURTEN のカフェイン入りジェルを早めに摂るが、爆発的に体が復活するような感覚はなく、この辺からペースが 5’40” くらいに落ちる。ネガティブスプリットは夢のまた夢。とはいえ昔だったら足が終わったらキロ 6 分台くらいになってたはずなので、疲れてもサブフォーイーブンペースを維持できるようになってるのは成長してるかも。

北崎のあたりから少し脇腹が痛くなり始める。足攣りを恐れて水を飲み過ぎたかもしれない。去年はのらん坂を登り切った直後の下りで足が攣り始めたので、のらん坂の手前から少しペースを落とす。とぼとぼ登っていたらラン友達の濱田さんがいて伴走して励ましてもらう。

二見ヶ浦を走る

のらん坂を登りきってから二見ヶ浦に出るが、元気が出ない。ペースは上がらず 5'40" を切るくらいのペースで進む。つまんでごらんの手前でまたランニング知り合いに声をかけてもらい頑張る。

桜井の交差点を過ぎて残り 4km になり、最後の農道区間に入る。ここがめっちゃきつかった。最後に魔が差して私設エイドでコーラやミカンをもらったり(もうゴールがすぐそこなので我慢すればいいのに)、ヒサミツのスプレーエイドでもらった試供品のエアーサロンパスを足に噴射した挙げ句、 40km 地点くらいで足攣りして少し歩いた。ゴールの瞬間のなさけない表情がやばい。

ゴール時の情けない表情

安堵の表情を浮かべて昭和感あふれるダブルピース

ゴール後、同じブロックの人たちはまだゴールしていないのか、手荷物番号 5 の返却コーナーはとても空いていた。一つ前のブロックの手荷物返却はめっちゃ混んでた。やはりマラソンはみんなさばを読んでゴールタイムを申告するようだ。来年は自分ももう少しさばを読んでタイムを申告してもいいのかもしれない。

ランナーおもてなしの焼き牡蠣をもらって食べる

生ビール 400円

今回はゴール地点まで家族は迎えに来ていなかったので、おもてなし会場をうろうろして、焼き牡蠣をもらい、ビールを飲んだ。雨の中座る場所がなくどうしたものかと途方に暮れていると、マッサージ会場が目に入った。これまで一回もマラソン後のマッサージは受けたことがなかったが、一人で暇なので柔道整復師のマッサージに並んでみる。空いていたためか、 15 分くらいゆっくり施術をしてもらえた。ちょっと施術してもらっただけでだいぶ体が楽になったのですごい。ちゃんとお金払ってやってもらおうかと調べてみたが 1 時間で 8,000 円くらいするみたい。高い!💸

マッサージしてもらってからシャトルバスで筑前前原まで移動し、会場で買ったものの座るところがなくて食べられなかった焼きそばメガ盛りを缶ビールで流し込んでから電車に乗って帰った。家まで 5 駅、 15 分くらいで帰れて便利。

メガ盛り焼きそばと黒ラベル


データ

スプリット

スプリット 2023年

スプリット 2024年

データ: スプリット

去年に引き続きポジティブスプリット。後半かなりペースが落ちているが、それでも 5'40" くらいでは走れている。

心拍数

心拍数 2023年

心拍数 2024年

データ: 心拍数

2024 年と同じ平均心拍数。今年は COROS の心拍モニターを使っているので去年との単純比較はできないかもしれない。

心拍ゾーン

心拍ゾーン 2023年

心拍ゾーン 2024年

データ: 心拍ゾーン

去年の方がつらかった(心拍数が高い状態が続いた感覚)があるが、今年の方が ZONE 4 の時間帯が長い。去年は 77% だったのに今年は 85% も ZONE 4 。去年のデータでも ChatGPT に「無理しすぎ」と怒られたのに今年はもっと無理をしていたようだ。

天気

天気 2023年 天気 2024年 天気 2025年
2023年〜2025年の天気

心拍 ZONE 4 の割合が多いのは天気も影響していると思う。去年も暑かったが、今年はさらに暑かったようだ。 9 時頃から 20 ℃を超えている。もし 2023 年の天気(気温が 8 ℃くらい低い)だったらもっと速く走れていたかも。

練習内容

6 月

2025年6月の練習

5 月に ASO VOLCANO TRAIL が終わり、 5 月、 6 月はゆるっとトレランしたりして過ごして、 6 月末からスピード練習をやり始めた。

7 月

2025年7月の練習

7 月は週 1 〜 2 回の頻度でポイント練習をこなしている。今年は時計を Apple Watchから Garmin に変えたので Garmin のトレーニングプランに従っていた。ポイント練習 8 回実施。月間走行距離はちょうど 200km 。

8 月

2025年8月の練習

8 月は出張、帰省などがあったし、雨が降っていて走れないことも多かった。ポイント練習は 2 回だけ。週末の長距離走もできていない。月間走行距離は 107km 。

9 月

2025年9月の練習

9 月はジョグしかしてない。走る間隔が開くと、数日ぶりに走るタイミングでポイント練習をやる気分にならない。 5km くらいでもいいから走った方が翌日の練習に繋がりやすい。本当は 9 月に月間 300km 達成して 10 月にテーパリングして 11 月本番を迎えたかったが、月間走行距離は 123km にとどまる。

10 月

2025年10月の練習

10 月は出張があったり、仕事が忙しかったりで走れていない。後半に焦って LT 走をしたり 30km 走をしたりしている。月間走行距離は 130km 。


装備

時計: Garmin Epix Pro

今回は時計を Garmin に変えた。いまにして思うと Apple Watch はファンランナーの時計で、ちゃんと走る人は四角い時計ではなく丸い時計( Garmin 、 COROS 、 Sunnto など)を使っている。ランニングに特化した時計はよくできている。ボディバッテリーやトレーニングレディネス(トレーニング内容だけではなく睡眠時間も加味)はとても参考になった。

レース中は PacePro 戦略を使おうかと思ったが、 Garmin Connect に福岡マラソンのコースの GPX を上げると距離が 43.4km くらいになりつつ、なぜかゴール前に 100m くらいの上り坂が存在するようになってしまい、 3:45 を目標にするとペースが 5'10" くらいになってしまった。これでは参考にならないので手動でワークアウトを設定して走った。

シャツ: Teton Bros. Axio Lite Non Sleeve

去年は Teton Bros. の Elv1000 Non Sleeve で走ったが、 2023 年モデルは吸水しないのに 2024 年モデルは水を吸ってあまりよい印象がなかったのでメリノウールの Axio Lite に変えてみた。雨が降ったり暑かったりしたが去年より快適だったと思う。

ショーツ: patagonia エンドレス・ラン・ショーツ

初めてタイツに手を出してみた。去年はストライダー・プロ・ショーツで走って汗だくになり、短パンの裾が太ももに張り付いて若干気持ち悪かった。今年はタイツにしたおかげで張り付きはなかったし、擦れもなかった(テングバームは塗った)。太もも脇のポケットが大きいので雨が上がった後もポンチョを捨てずゴールまで持って行けたのは安心感があってよかった(また雨が降るかもしれなかったので)

ゼッケンベルト: Inner Fact レースナンバーベルト

トレランのレースでも使ってる。服に安全ピンで穴を開けたくないので。トレランのときは服の脱ぎ着が頻繁に発生するのでそういうときも便利。腰の上の方で止めればマラソンでも邪魔にはならない。

心拍計: COROS 心拍センサー

寒い時期は時計で心拍数を計測できなくなる(毛細血管が縮こまってデータを取れなくなる)問題に対処するために導入した。 Garmin や Apple Watch でも使える。おそらく心拍センサーの方で心拍数を取れていたと思うが、どっちの心拍データを使っているかが後からはわからないのでちゃんと取れていたのか不安。

シューズ: ASICS Magic Speed 4 Wide

初マラソンは ALTRA Escalante 3 、2 回目から 4 回目までは ASICS Magic Speed 2 、 5 回目はミスって XERO SHOES HFS で走った。今回も Magic Speed 2 でもよかったが、 Magic Speed 2 は少し幅が狭く靴擦れが起きるので Amazon のセールで安くなっていた Magic Speed 4 のワイドモデルを買って使ってみた。普段は 27cm を履くがワイドモデルなので 0.5cm 小さくして 26.5cm にした。全く問題がなくいい感じだった。

帽子: patagonia ダックビル・キャップ

3 年連続ダックビル。今年かぶっていたやつは熊本城マラソン前に熊本の Stride Lab で買ったやつ。柄は気に入っているがつばのかたちがおかしくて(他のダックビルに比べてでかすぎる)汗をかくとつばがだらんと垂れてしまうのが難点だが、つばがでかいおかげで雨が顔にダイレクトに当たるのを防いでくれた。

靴下: Drymax トレイル・ランニング 1/4 クルー

トレランのときしか使わない Drymax の中厚手靴下をはいた。雨降りが予想されていたので足がふにゃふにゃにふやけることが懸念されたため。テングバームをすり込んでいたおかげもあるが、まめ・靴擦れは一切発生せずノートラブルだった。

テーピング: New-HALE BLISTER TAPE

乳首とかかとにはった。 Magic Speed 4 で 30km 走をしたときにアキレス腱のあたりがわずかに擦れたため。今年は V テープは使わなかった。

保護クリーム: テングバーム

股、玉袋、脇の下に塗った。右側の脇の下は汗で流れたのかゴール後に痛みを感じた。もっと厚塗りすればよかった。

KPT

Keep

  • 目標には届かなかったとはいえ、自己ベストは着実に更新できた
  • トレイ戦略が成功してトイレ立ち寄りは一回もなし
    • マラソン 6 回目にしてトイレノートラブルは初
  • 時計を Garmin に変えたこと
    • 前々日にフル充電しておけば当日のバッテリーのことを心配しなくてよい
      • Apple Watch は睡眠時に計測すると朝起きたとき満充電じゃないので家を出る前に少し充電する必要があったりする。
    • 重さも気にならなかった(ベルトと本体の重量比がよい)
  • Magic Speed 4 Wide よかった
    • 靴擦れなし
    • テングバーム塗りたくったのも 👍🏻
  • 前日夜の食事の時間、当日の起床時間
    • 金曜の夜に 8 時間眠れていたこともよかった
  • 家族・友人・知人の応援
    • 少しずつランニング知り合いが増えて応援がうれしい

Problem

  • 8 月、 9 月、 10 月の練習量不足
    • 7 月に張り切りすぎた
    • 9 月、 10 月の走りやすい時期の走り込み不足
    • 雨が降る季節の練習不足
    • 仕事の忙しさ
  • 減量の失敗
    • 65kg カットが目標だったが 67kg で当日を迎えた
  • 雨対策の不足
    • 袖なし、フードなしポンチョは気温の低さ対策にはなるが雨対策にはならない
  • 補給食のチョイス
    • Mag-on や Amino Saurus は味が濃すぎる、 ANDO_ くらいがちょうどいい

Try

  • 早い時期から頑張りすぎない
  • 朝型人間になる
  • 雨の日にも走る
    • トレッドミル or 雨が降っても走るメンタルを養う
  • 帰宅ランを取り入れる
    • 帰宅ランのために Rush 20 買ったのに一回しか帰宅ランしてない
  • 練習会に参加する
    • 気合いが入らない、やる気が出ないときも練習会に参加するとやる気になるので頑張って行く

まとめ

課題はあったが自己ベストを更新できた。家から近い福岡マラソンはやっぱり走りやすい。熊本城マラソンで 3 時間 45 分切り、来年サブ 3.5 に迫るところくらいまで行きたいなぁ。1


  1. おととしの完走記で 2024 年にサブ 3.5 を目指したいなんて書いてるが、身の程知らずにもほどがあった。 

| @登山/ランニング

福岡マラソンが迫っているので大濠公園で 30km 走をした。午後休をとって 15 時過ぎから走り始めた。携帯を持たず、現金 1500 円だけ持ってウォーミングアップがてら会社から走って大濠公園まで行った。シューズは本番で使おうと思っている ASICS の Magic Speed 4 のワイド 26.5cm 。初めて使うシューズなので心配だったが、左のかかとが少し痛くなりはしたものの、靴擦れなどは起きなかった。走り始めは暖かかったが 17 時前から気温が下がり、走り終わる頃はかなり寒かった。走り終わってから会社に戻ってグループランに参加したのでこの日一日で 40km 走ってしまった。めちゃ疲れたがいいトレーニングになった。

ペースはこんな感じ。

大濠公園 30km 走 2025年

ダニエルズのランニングフォーミュラに M ペースと E ペースは同じトレーニング効果なので M ペースで練習する必要はないと書いてあったが、走り出したら気持ちがのって 5'20" くらいで走ってしまった。 20km 過ぎからペースが落ちているが、それでも 6 分台までは落ちなかった。心拍数にも余裕があった。

ちなみに去年の 10 月に同じように大濠公園で 30km 走をしたときは以下。

大濠公園 30km 走 2024年

20km 過ぎからガクンとペースが落ちている。

今年は 8 月、 9 月、 10 月と月間走行距離が 200km に至ってないので心配だったが、 ASO VOLCANO TRAIL 前後で走り込んでいたおかげか、去年よりかは調子がよいのかも? グロスタイムでサブフォーできることを期待している。

| @技術/プログラミング

ポータルシット問いかけ君

2 年くらい前に ChatGPT がエンジニアなどの間で使われるようになったときに、自分のブログの記事などを突っ込んで ChatGPT と対話できるようにするのがはやった。

Scrapbox でやる例。多分一番最初の例。

はてなブログの記事でやる例。ヒトデさんの記事。

自分も真似してやってみたかったのだけど、 embedding の方法を調べていて面倒くさくなってやめた。

最近は Dify でそういうことができるのを知ってはいたので、三連休の暇つぶしにやってみたところまぁまぁ面白いのができた。 Dify で作っているので公開もできるけど、どのくらいお金がかかるかわからないのでまずは一人で遊ぶ用にする。ChatGPT の利用料金があまり上がらないようなら一般公開してもいいかもと思ってる

やり方をまとめるとこんな感じ。

  1. 自分の ChatGPT の API トークンを入力する(すぐにメッセージクレジットが足りなくなるので)
  2. 質問回答テンプレートを選んでワークフローを作る
  3. ナレッジベースを作る
  4. 年次に記事をまとめてナレッジベースにドキュメントとしてアップロードする

プログラミングが必要なのは 4 のステップで、このステップも ChatGPT に聞くとコードを用意してくれる(コードはとても汚い)。めっちゃ速くチャットボットが作れた。すごい世の中になってきてると思う。

自分との対話面白いのでいっぱいブログに記事を書いて、自分が死んだら子どもがこのボットに相談できるようにしておきたい。

※追記 あまりお金かからないような気がしたので公開してみる。

| @写真

2025 年 10 月のできごと

| @Mac/iPhone

iPhone を買い換えた。 14 Pro → 17 Pro 。カメラの出っ張り面積がでかくなり、横にボタンが増え、 iPhone でも Apple Intelligence が使えるようになり、充電が USB-C ケーブルになった( MagSafe を使うのでケーブルで充電することはほぼないが)。

iPhone 17 Pro の感想はごまんとネットにあるので買い換えて困ったこと、特に CarPlay について書く。

うちの車は 2020 年に買った Jeep の Compass で、 CarPlay に対応している。もうちょいあとのモデルだと車側のジャックは USB-C になるが、うちのはまだ USB-A 。これまでは USB-A → Lightning ケーブルで問題なくカーナビに接続して CarPlay を使えていた。

iPhone 17 Pro になったので、家に適当にあった USB-C → USB-A ケーブル(リズムのハンディファンについてきたもの)を使ってみたところ、充電はされるがカーナビ側から iPhone が認識されない。

NIKON Z6 を買ったときに同梱されていた USB-C → USB-A ケーブルを使ったところ、カーナビから認識はされるが 10 秒ほどで接続が切れる。 CarPlay 側の解像度も低くて嫌な感じ。

これはきっと転送速度が不足しているのだろうと、 USB 3.0 に対応した Anker の USB-C → USB-A ケーブルを買って試してみた。転送速度は 5Gbps なので速度不足になることはないだろうと思っていたが、 Z6 の付属ケーブルに比べれば多少長く接続されるものの、 20 秒もすると接続が切れてしまう。

ここに来て ChatGPT に相談すると、 USB 3.0 はカーナビのチップが認識できずハンドシェイクで失敗している可能性があるので、 USB 2.0 対応で転送速度が 480Mbps 、 Anker などの信頼できるメーカーのものを買えとアドバイスされた。

4 回目のチャレンジで Anker の高性能すぎない 480Mbps の転送速度に対応した USB-C → USB-A ケーブルを買ってみたところ、これまでで一番長く接続が維持されたが、それでも時々接続が切れて不安定になる。 USB-C ケーブルは端子が同じでも品質・規格が同じとは限らず、地獄のような状況だと思い知らされた。ハイスペックなものを買えばいいという訳ではないというのが何より地獄。これだったら MFi 認証が必要な Lightning ケーブルの方が品質が安定していてマシではないか。

「車自体を買い換えないともう CarPlay は使えないのかなぁ、 iPhone のために車買い換えるとかどんだけアホなんだ」と諦めかけていた日にぼーっと Instagram を見ていると、自分の検索履歴を知っているのか、広告で CarPlay を無線接続できる機器が出てきた。最近の新しい車は CarPlay の無線接続に対応しているらしいが、旧型の車のカーナビでも無線接続できるデバイスがあるようだ。その製品は Ottocast MINI Slim という製品で、 Amazon で 6999 円で売られていたので購入してみた。

Ottocast MINI Slim

Amazon のレビューでわずかに遅延すると書かれていた。確かに有線接続に比べたら遅延するが、ブチブチ接続が切れるよりも遙かにまし。何より CarPlay が無線で使えることがこんなに便利だとは思わなかった。車に乗って iPhone をケーブルで接続して、とやらなくても勝手にカーナビに接続されて CarPlay の画面になる。ちまちま乗り降りして買い物して回るときなど煩わしかったが、ケーブルの抜き差しが不要になってとても便利。しかもとっても小さくて邪魔にならない。これは買ってよかった。

Instagram にターゲティングされて広告を出されるのムカつくと思っていたが(メンタル病んだ中年男性向けのセラピーアプリの広告がやたら表示される)、今回ばかりは便利だった。

| @登山/ランニング

Garmin Epix Pro

検証用に会社の予算で Garmin の Fenix 7 Pro を買ってもらって 3 ヶ月ほど使ってみた。かなり気に入ったので個人で Garmin の Epix Pro を買い、 Apple Watch から乗り換えることにした。

これまで自分は、走ってる時間よりも日常を過ごす時間の方が長いから、日常生活で便利な Apple Watch を使うのがいいと思ってきた。しかしハードウェア的な設計の良さとランニング支援機能で Garmin の便利さが身にしみてわかり、 Apple Watch から Garmin へとスイッチするに至ってしまった。

これまでのスマートウォッチ遍歴

自分はランニングをはじめて以来、 Apple Watch をずっと使ってきて、 Ultra も買ったが、普段のランニングで使うには重すぎて定着しなかった(ノーマルの Apple Watch だとバッテリーが持たない長いトレランのレースでは重宝した)。

日常をともにする時計としては Apple Watch が便利なのだが( Apple Pay 、 Siri 、 Mac の認証・ロック解除、プッシュ通知の受け取り)、トレーニングについてのサポート機能が不足していると感じて COROS の Pace 3 も買ってみた。

COROS Pace 3 を使ってみて感じたこと

COROS はトレーニングの指南をしてくれるのは便利だと思ったが、 Apple Watch を置き換えるほどでもないなと思った。なにより COROS Pace 3 は軽いのはいいのだがプラスチッキーで質感があまりよくなく、バックライトの点灯やバイブレーションといったハードウェア部分の作り込みが甘いと感じた。

バッテリーは Apple Watch よりかは断然持つが、ナビゲーションをオンにして使っていると 24 時間くらいしかバッテリーが持たず、 100 マイルのトレランレースで使うのは厳しい。自分は 112km の ASO VOLCANO TRAIL に COROS Pace 3 を着けて出走したが、 25 時間かかったのでバッテリーがギリギリになり、最後の 20km くらいはナビゲーションをオフにして走った。

Fenix 7 Pro で一気に解消された不満

Garmin Fenix 7 Pro を使ってみたところ、 Ultra を含む Apple Watch や COROS Pace 3 に対して感じていたソフトウェア・ハードウェア的な不満が解消されてとっても気に入ってしまった。

スマートフォン用アプリのビジュアルデザインは COROS の方が優れているのだが、健康管理とかトレーニング指南的な機能は Garmin Connect の方が優れていると感じる。 Apple Watch の場合、 Apple のヘルスケア・フィットネスアプリは iOS 26 になって以前よりかはマシになったとは言え、踏み込んだアドバイスをしない。

一方で Garmin Connect では Body Battery や Training Readiness なる指標があって、トレーニング状態と睡眠時間、 HRV (心拍変動)からその日の体調を推測し、最適なトレーニングメニューまで提案してくれる。

タフなハードウェアと圧倒的なバッテリー

ハードウェアもよくて、 Fenix 7 Pro はチタンベゼルでガラスはサファイアガラスなのでめっちゃ頑丈。全然傷が入ったりしない。

バッテリー時間もメチャ長い。結構ランニングするタイプの人でも一週間に一回充電すれば十分。 3 ~ 4 日程度の出張なら充電のことを気にする必要がない( Apple Watch は充電器を忘れないように気をつけないといけない)。

COROS Pace 3 はバックライトの点灯やバイブレーションが野暮ったいとは先ほど書いた通りだ。これらは Apple Watch が最も洗練されているが、 Garmin は COROS と Apple Watch の中間といった感じ。 Apple Watch ほどよくはないが、うんざりするほどでもない。

重さは気になるかなと思ったが、シリコンベルトと本体の重量配分がちょうどいいのか、走っていて重たいと感じたことはない( Fenix 7 Pro は 73g )。

地味だけど圧倒的に便利な「LEDフラッシュライト」

そして Garmin Fenix 7 Pro で最もよいと思っているのが LED フラッシュライトで、夜に帰宅して玄関周りの暗がりを照らすときや、夜中に目が覚めてトイレに行くときにも便利。山に行ったときに下山が遅くなってヘッドライト付けたらまさかの充電忘れで点灯せず、暗闇のなかを Fenix のフラッシュライトを頼りに下山したことが一回あった。

フラッシュライトが付いてるだけでも素晴らしいが、仮に Apple Watch にフラッシュライトが付いてたとしても、 10 時間近い山行で使った後であればおそらくバッテリー切れ寸前で、フラッシュライトに使える電力は残っていないだろう。 Garmin Fenix 7 Pro なら 10 時間使ってもバッテリー残量はまだ 50% 以上あって、余裕でフラッシュライトを使うことができた。

こういう経験があって、山に入るときは Garmin は非常に頼りになるというか、「もはや欠かせない存在」と思うようになった。

心配だったこと: 音声コントロールと Apple Pay

Apple Watch で便利なのが音楽や Podcast のコントロールだ。走りながら聞いてる Podcast を 10 秒戻したいことが多々あるが、そういうときに Apple Watch は 1 スワイプと 1 タップで操作ができて便利だった。 Garmin だとチャプタースキップしかできないし、音楽コントロールは DOWN ボタンの長押しが必要で面倒。

しかし音楽や Podcast を聞いている時間は走っているときよりも電車に乗っているときや歩いているときが圧倒的で、そのときは iPhone をポケットから出して操作すればいい。

自分は電子マネーは iD 派だが、 Garmin は Suica しか使えないので不便になると危惧していたが、 iD を使うのはコンビニくらいだし、iPhone の Apple Pay で iD は使えるので問題なかった。

唯一の不満:Siri がいない

唯一不満があるとすれば「 Hey Siri 」と時計に向かって言っても反応がないことだ。 Apple Watch は料理するときにキッチンタイマーとしてフル活用していた。手が塞がっている状態でタイマーをセットできるのはとても便利だ。 Garmin の場合は手で時計を操作するか、 iPhone 側の Siri を使うしかない。

まとめ

iPhone 、 Mac との連携や Apple Pay が使える点などはやっぱり Apple Watch の方が便利だ。でも山やランニングで使う場合は Garmin の方が便利だ。ハードウェアとソフトウェアを同じメーカーが作ってる強みを感じる。 Apple Watch はサードパーティーがアプリを提供できるが、ランニング支援や健康管理は本体のハードウェアや OS の設計に依存する部分があるため、 Garmin ほどにはアウトドアアクティビティに特化したアプリが作りづらく、 Apple Watch は Garmin を置き換えられる存在にはならないだろう。皮肉にも Mac や iPhone 、 iPad の使い心地の良さと同じ構造がアウトドアウォッチでも働いている。

お買い得情報

Garmin は Fenix 8 が出てめっちゃ値段が上がった。検証用に買った Fenix 7 Pro は在庫一掃の売り切りセールで 78000 円くらいで買えた。 Epix Pro も現行の Gen 2 は 2023 年に発売されたのでもうそろそろ新モデルが出るかもしれないが、おそらく価格がガッと上がると思われる。一方で Fenix 8 と同じ進化だとすると音声コントロール機能がつくくらいだろうと思われ、ぶっちゃ音声コントロールとかは Apple Watch の方がよくできてるはずなので大して期待できない。現行の Epix Pro を安く買うのがおすすめ。 Amazon アウトレットで 7 万円台で出てることもある(自分もそれで買った)。