| @映画/ドラマ/テレビ

 阿蘇を舞台にした映画、『風のダドゥ』を鑑賞。これがまれに見る駄作。☆は中身がないですからね。五つ星じゃないですよ、ゼロですよ。すなわち『ライフ・オン・ザ・ロングボード』と同じで見るに値しないということですね。

 高校生の主人公歩美は生活のなかに自分の居場所を見つけられず、亡き父との思いでの地阿蘇を訪ね自殺を図る。草原に倒れていたところを牧場の人間に助けられ、阿蘇で馬と触れ合ううちに生きること、命についてを見つめ直す。

 見ていて、どうしてこんなにつまらないストーリーに資金がついて映画化されるのか分からなかった。金持ちの息子が道楽で撮ったんじゃないかというような映画だった。ストーリーはブツギレ、少女がなぜリストカットするのかの説明も不十分。リストカット、馬、阿蘇、父親、それらのうちの少なくとも二つくらいにテーマを絞るべきで、綺麗な景色、動物との触れ合い、トラブルを抱える少女、子どもとどう接して良いか分からない大人たち、とりあえずすべてを登場させておくかという、安易な発想に基づく作品だと思われる。

 頼みの綱の阿蘇の景色も、カメラマンが下手くそなせいか死んでいる。鑑賞中、これまでに感じたことのない違和感を覚えたのだけど、上映開始後20分辺りでその原因が分かった。カメラワークが良くないのである。意味不明な主人公の女の子のアップがつづいたり、かならず主人公の女の子を画面の中心に据えたりと、一昔前のアニメのようなのだ。僕はカメラのことなんて全然分からない素人だけど、その素人にもおかしいと思えるようなシーンが多かった。ストーリーのみならず映像も酷いのである。

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| @技術/プログラミング

 SafariやP_BLOG用のバナーを使わせてもらっている trifles さんを覗いていたら、記事タイトルに記事のPermalinkをリンクする方法が紹介されていた(trifles : 記事タイトルから個別ページにリンク)。他のブログツールでも記事タイトルにPermalinkをつける方法が一般的になりつつあるみたいだし、この方法を真似してHack。

 triflesさんでは各記事のフッター部分に表示されるPermalinkをそのまま記事タイトルに移す方法が紹介されていた。しかしこれだとフッター部分のPermalinkに記事のタイトルが表示されるようになるので、フッター部分のPermalinkは表示しないようにしなければならない。これはちょっと嫌なので、僕は以下のような方法をとった。

 すなわち、簡単なんだけど、Permalinkに関する部分をコピーして$permalinkとは別に$permalink_ftという変数を定義し、これをフッター部分に表示するようにするのである。ちなみにHackするのはinclude/fnc_logs.inc.php

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| @雑談

Grande Latte こっそり病院を抜け出してスターバックスに参りてそうらふ。グランデラテを頼みけり。そしたら、カスタム注文したわけでもないのにスリーブ(茶色い紙)がついて出てきた。すなわちこれはですね、ミルクを温めすぎたということなんですよ。

 スターバックスでは本日のコーヒーや紅茶、アメリカーノ、あるいは顧客からエキストラホットを頼まれた場合を除いてスリーブを付けてドリンクを出すことはありません。経費がかかるから。エキストラホットを頼んでもいないのにスリーブがついて出てきたときは、ミルク温め役の人が下手くそで温めすぎてしまったということです。

 案の定、提供されたラテは激烈に熱く、蒸し暑いなか舌をヒリヒリさせながら飲み干したのでした。皆さんもエキストラホットを頼んでないのにスリーブが巻かれて飲み物が出てきたときは注意した方が良いです。

| @Mac/iPhone

iPhoto 6

 ヤフオクで落札したiLife ‘06ですが、問題なく使えております。ユーザー登録できるか不安だ、なんて書きましたが、アップルの廉価ソフトウェアのユーザー管理はゆるゆるなようで、iLife ‘06にはシリアルキーもなく、難なくアップルのサイトでユーザー登録できました。心配することはなかったわけですね。

 iLife ‘06はGarageBandやiDVD、iMovie HDなどがパワーアップしていたり、新たにiWebが搭載されたりしているわけですが、前三者はiLife ‘05のときからほとんど使ってないですし、iWebに至っては.Mac上のスペースにしかサイトを作れないという使い物にならない仕様なので僕には関係ないです(笑) やっぱり目玉はなんといってもiPhoto 6でしょう。

 iPhoto 6は日付ごとに写真を管理できるのが素晴らしいですね。カレンダーから任意の一日を選ぶと、その日に撮影した写真の一覧が表示されるのです。この機能を待ちわびていました。ひょっとしたらiPhoto 5にも日付ごとに表示する機能はあったのかも知れませんが、僕は月ごとの表示しかできなかったと記憶しています。この辺はあいまいなので間違っていたらスミマセン。一度iPhoto 6にアップグレードするとiPhoto 5の環境に戻すのがめちゃ面倒くさいので確認のしようがないのさベイビー。Continue reading...

| @ブログ

 ついにMovable Typeのインスコに成功してしまいました。昨日はMovable Type 3.2をインストールしようとしてたんだけど、今日は3.3のbeta3を使ってみました。そしたらビックリ、インストールが劇的に簡単になっている。オツムの弱い僕ちゃんでも簡単にインスコできました。いえーい :-)

 恐らくMovable Type 3.3の新機能だと思うのですが、自動トラックバック送信て凄いですね。エントリー中でリンクを貼っている先がトラックバックを受けられるタイプのものか自動的に判断し、可能ならPingを送信するのだそうです。すげー。あと、こちらの記事へのリンクのないトラックバックを拒否することも可能なのだとか。もの凄く高機能じゃないですか。

 最近Six ApartはYahoo!にTypePadの広告を積極的に出していて、本格的なユーザー拡大に乗り出したっぽいですね。まずライトユーザーをTypePadに取り込んで、Movable Typeの裾野を広げようというのでしょうか。新ツールVoxのことも視野にあるのでしょう。

 いずれにせよ、Movable Type 3.3は凄いです。大ヒットの悪寒。これが基本的にタダっていうのも信じられない!

| @読書

 読了。先日のAERAの記事を読んで以来、Googleの動向とWeb2.0の動きに興味があったので手に取ってみた(portal shit! : ウェブ民主主義、検索民主主義)。

 『ウェブ進化論』の方が内容が一般向けでないと思った。また著者の梅田望夫氏自身が後書きにも述べているが、Googleの動き、Webテクノロジーの流れに極めて楽観的である。翻って『グーグル Google』の著者の佐々木俊尚氏の方は、元新聞記者らしく、テクノロジーの暴走に憂慮の念を表明している。しかし『グーグル Google』は後半がぐだぐだで、Google AdSense問題に関連して服部弘一郎氏のブログ 新佃島・映画ジャーナル から引用しているのだが、Google AdSense顛末記(十) というエントリーのコメント欄に

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| @映画/ドラマ/テレビ

 ジョージ・クルーニーの監督作。冷戦時代のアメリカでのアカ狩りをテーマとした映画。マッカーシーという議員がアカ狩りを提唱し、真偽も定かでない人々が社会的に抹殺されていく。共産主義の粛正にも似た異様な状況に、キャスターのエド・マローらは疑問を呈し、番組で訴えかける。冷戦構造のまっただ中で、少しでも共産主義に利するようなことをすれば世間から批判される状況での勇気ある行動を描いた、実話を元にした作品。

 普通に面白かった。しかし違和感が残る。それはやはり僕が物心ついた頃には冷戦が終わっており、しかも冷戦の最前線ではなかった日本という国に住んでいるからであろう。これはもっぱらアメリカ国民とヨーロッパ人を対象とした映画であり、その他の地域の人が見ても面白くないのではないかと思う。

 映画としては良くできていると思う。白黒画面が役者とスクリーンにマッチしているし、登場人物たちがバカボコと煙草を吸い、50年代にタイムスリップしたような気分になれる。ほかの時代劇と同じように、室内でのシーンが主なのだが、不思議と閉鎖感のようなものを感じない。恐らくテレビがテーマだからだろう。テレビ番組はいつの時代でもスタジオの中で作られるから、室内だらけのシーンでも不自然さを感じないのだと思う。

 もちろんマスメディア論も語られている。スポンサー、政府、軍から圧力がかかるのだが、それに屈することなくマローらは番組を作っていく。メディアがきちんと機能しないと民主主義は守られないのだ。日本の大手マスコミの方々は是非この映画を見て勉強して欲しいものですねぇ。

映画公式サイト:Good Night, And Good Luck.

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