| @WWW

 mixiを舞台にしてすごい事件が起こったようですね。元々はファイル交換ソフトが原因だったようですが、何者かが流出ファイルをmixiにアップして個人情報と当該ファイルが衆目に触れることになり・・・。流出の被害にあった女性があまりにも不憫なのであえてコトの詳細は述べません。

 関連する情報を閲覧していて知ったのが、mixi当局による日記、メッセージの検閲・取り締まりです。当局を批判する日記を書いたユーザーや、家庭内や学校内から複数アクセス、すなわち同一IPで複数アカウントへのアクセスがあるユーザーはアカウントを削除されているそうです(■mixiの評判の悪さが異常■)。

 クローズドSNSの特性として、正式な手続きで招待された人は歓迎だけど、匿名掲示板で見ず知らずの人に招待された不正ユーザーなんかは排除したい。しかし誰が不正ユーザーで誰が正規ユーザーかの判別は難しい。となると正規ユーザーでとばっちりを食らってアカウント削除される人も当然出てきます。2ch情報なので嘘や誇張が含まれているでしょうが、削除されたと訴えるユーザーはかなり多い。

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| @雑談

 最近なんでコメント欄を閉じたり体調が悪いと騒ぎ立てたりしていたのかというと、実は精巣腫瘍の救済化学療法二通りをこなしたものの腫瘍マーカーが上昇してしまい、もうすでに怪しいキノコ療法など非科学的な治療法しか残されていない状況に陥ったからなんです。精神的に錯乱状態だったわけです。

 しかし未練がましくて諦めの悪い僕はインターネッツを駆使して日本ではまだあまり行われていない三次化学療法があることを知り、医師に頼んでいまはこの治療を行っています。オキサリプラチンとゲムシタビンという薬の併用療法です。

 精巣腫瘍の治療の鍵を握るのは白金製剤であるシスプラチンやネダプラチンなんですが、これに僕は耐性ができてしまったわけなんですね。シスプラチンやネダプラチンやカルボプラチンといった白金製剤には交差耐性があり、どれか一つが効かなくなると他の薬も効かなくなるんですが、オキサリプラチンという薬は白金製剤でありながら交差耐性がなく、ドイツとギリシャで、シスプラチンに交差耐性を持った人の四割に効果があったという研究報告があります。

 しかしオキサリプラチンを使った治療でも完全寛解する人はごくわずかで、効果のある人でも腫瘍マーカーが下がるだけというのが多いらしいんですが、怪しいキノコ治療をやるよりもましかなと思って治療に臨むことになりました。未知のゾーンの部分が多い治療でリスクも高いのですが頑張ってみようと思います。

 ところで、ノーベル医学生理学賞が発表されました。RNA干渉について発見した方が受賞したんだとか(ノーベル生理学・医学賞、米の2氏に・遺伝子干渉研究で)。実はこのRNA干渉、抗がん剤に対して耐性をもったがん細胞に再び抗がん剤を効くようにする技術の開発に大きく寄与しているらしいんですよね(遺伝子の働き抑え薬効回復 耐性がん治療に新手法)。先月下旬、夕刊でマウス実験が進んでいるという記事を目にし、一筋の希望の光が指したような気がいたしました。僕は初回化学療法であるBEP療法が良く効いたので、シスプラチンがもう一度効くようにできれば、恐らくがんを根治できるんですよね。

 願わくば早くマウス実験が終わり、人間でもRNA干渉を用いた治療が行われるようにならんことを。何年後になるか分からないけど、そのときまで生きながらえていれば、僕は助かるかも知れないのです。国立がんセンターの先生方、頑張ってください。再発で苦しむ多くのがん患者が待っています。

| @音楽

 面白かった、興奮した。90年代のブリットポップ・ムーブメントについてのドキュメンタリー映画。オアシスのギャラガー兄弟、ブラーのデーモン・アルバーンなどブリットポップの主要人物たちへのインタビューをもとに構成されている。90年代後半に田舎の高校生になり、ロッキング・オンもクロスビートもほとんど読まず、メロディーが良いからという理由だけでオアシスを聞いていた僕にとっては、当時の雰囲気を追体験できる良い映画だった。

 ブリットポップの原点にアンチ・アメリカがあることが新鮮だった。ヤンキーは出て行け、という雰囲気の中でブリットポップは盛り上がっていったのである。デーモンがインタビューで、アメリカツアーをしていたときカフェであらゆるものがプラスチック制だったことにうんざりしたと述べていたことも印象深かった。ブリットポップとはアメリカの大量生産・大量消費のマスカルチャーへの反発でもあったのだ。

 当時から興味を持っていた人には既知の情報ばかりなのかも知れないが、ブラー対オアシスの対決についてもよく知ることができて良かった。マスコミがブラーを煽り、対決しなければならない雰囲気を作り出したようである。当時を振り返るデーモンはあまり過去のことを思い出したくなさそうだった。このシングル同時発売対決以後、ブラーは中産階級出身で世間知らずのアイドルバンドというイメージが定着してしまったようだ。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 DVDで鑑賞。イケてる青春映画。フランス人の主人公クサヴィエが、就職で有利になるようにとスペインに留学する。バルセロナでの一年間を描いた映画。僕は留学経験はないが、留学って楽しいのだろうなぁと見ながら思った。

 以前映画館で予告編を見たときには、主人公が沢山いるタイプのドタバタ青春群像映画かと思っていたが、実際には核となるフランス人の主人公がいて、彼を中心にルームメイトであるドイツ人(男)、イングランド人(女)、ベルギー人(女)、イタリア人(男)、デンマーク人(男)、スペイン人(女)が絡んでくるという構成である。ドタバタ劇には変わりなかったが、主人公がルーメイトと出来ちゃったりする映画ではなくて、フランス人の青年が異国の地で経験する恋や別れがテーマである。

 都会っ子ぶったパリジャンも、スペインに来てみればアウトサイダー。しかし主人公クサヴィエはスペインの街にも馴染み、スペインで知り合ったフランス人女性の「バルセロナって汚い」という言葉に食ってかかる。「パリだって汚い」と彼は反論する。スペインに来て彼は成長するのである。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 9・11でハイジャックされ、唯一、目標に突撃できなかった飛行機、ユナイテッド93便。アメリカ軍による撃墜説もまことしやかにささやかれているが、一体機内で何が起こっていたのか? 乗客が機内電話などで遺族に伝え残した情報では、ハイジャックされた機内で乗客たちはテロリスト犯と対峙し、抵抗を試みたという。墜落までの流れをリアルに描いた作品。

 良かった。悲劇に向かうアメリカ映画。事実を基にしているのでハッピーエンドにできるわけがないのだが。

 イスラム教徒のテロリストたちの描き方もフェアで良かった。アメリカ人は字幕嫌いだから映画に登場する外国人にも英語を話させると良く聞くが、テロリストたちはちゃんとアラビア語を喋っていたし、イスラムをバカにするわけでもなく、冷静かつ中立的な描き方だったと思う。

 残念だったのは、管制室の映像がやたら多くて、予備知識がない人には少し理解が難しいこと。9・11マニアならすんなりと話の展開について行けるのかも知れないが、一般の日本人には難しい。また、軍が戦闘機を緊急発進させたりするのだが、決してF-16そのものが画面に登場することはなく、観客はスクランブルを想像しなければならない。これは結構ストレスを感じた。管制室や軍の司令室のシーンばかりでなく、旅客機に指示を出したり、戦闘機を離陸させたりするのなら、ちょっとだけでも良いので飛行機が飛んでいるシーンを見せてくれないと、真実味というか、物語にリアリティーを感じられない。迫力のある構成だっただけに、その点が残念であった。あまり制作資金がなかったのかな。

| @Mac/iPhone

ion Water #01 僕がヒジョーに汗掻きさん過ぎるのか、僕のPowerBook、パームレストの塗装が一部はげつつあるんですよね。まだ買って三ヶ月くらいで発生した問題だったので、発見したときは愕然としたんですが、PowerBookの塗装は案外弱いなということに気がつき、いろいろ調べているうちにクレンリネス用品に目がいくようになりました。僕が購入してみて大変気に入ってるのが、Micro Solution というメーカーのion Water #01。これがかなりイカス。

 皆さんもくしゃみなんかしてPCのディスプレイにバッチイ液体が飛んでしまうことはしばしばあると思いますが、こいつがあればそんな汚らわしい物体も一拭きなんですね。力を入れてゴシゴシする必要ありません。シュシュっとスプレーして、クロスで拭き取るだけ。パソコンのあらゆる部分のお手入れに使えます。

 さらにさらに便利なことに、家中のあらゆるもののお掃除に使えるんですよね。例えば親父の煙草でヤニまみれになった居間の電話機など。ion Water #01をシュシュっとして、軽く拭き取るだけ。ion Water #01を吹きかけるとたらっと液だれするんですが、その垂れた液体の軌跡だけ真っ白になるんですよね。同じく煙草のヤニで黄色く変色したエアコン、台所の油まみれの換気扇、あらゆるものの汚れを簡単に落とすことが出来ます。まるで怪しいテレビショッピングにゲスト出演しているかのような気分です。このion Water #01、お値段は張るのですが、それだけの価値はあります。

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| @雑談

 なにかと批判されることの多いショッピングセンターですが、悪いことだけでもないんじゃないかと最近思っております。先日熊本市郊外のショッピングセンターを訪れ、こいうことがありました。

 店の入り口で祖母の買い物を待っていたら、ショッピングセンターでパートしていると思しきおばさん二人が立ち話をしていました。今度またパンフレット見て云々、日程はどうしようか云々、どうもパート先の仲良しおばさん連中で旅行に出かけるみたいです。ショッピングセンターというと人と人のつながりを希薄にするもの、というマスコミに植え付けられた固定観念を持っていた僕には、大変新鮮なやり取りでした。

 郊外という場所には、その土地生まれではない人が一戸建ての家を求めて色んなところからやってきます。夫は職場で人付き合いがあっても、専業主婦の奥さんの場合、人付き合いをする機会はとても希なんではないか。ショッピングセンターにパートに出かけることで、同じようにご近所に暮らす奥さん方と知り合うことができ、付き合いが生まれる。ショッピングセンターが新たな地域社会の核になっているんではないかと思うんですよね。

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