| @映画/ドラマ/テレビ

 一月か二月前、NHKの『そのとき歴史が動いた』を見ていたら、西南戦争の田原坂について取り上げられていた。小さな頃、西南戦争フリークだった俺は興味深く視聴することが出来た。

 西南戦争は薩摩の旧士族による反乱で、征韓論で敗れて下野していた西郷隆盛が士族たちに担ぎ上げられて指揮をとった日本最後の内戦である。結局西郷軍は熊本までしか北上できず、東京に趣いて政府をやっつけるという目的は達成できなかった。

 西南戦争一番の激戦地が熊本県の田原坂というところである。北から西郷軍を鎮圧にやってきた政府軍は苦戦する。政府軍が苦戦したのには地理的な条件など様々理由はあるのだが、一番大きいのは徴兵制で集められた軍人たちの士気であったらしい。Continue reading...

| @Mac/iPhone

 一月前にATOK17を導入した。電子辞典セットである。便利である。

 Macに標準でバンドルされてることえりも最近はパワーアップしてきてWindowsのIMEよりははるかに使いやすいのだが、ATOK17にはかなわない。なにしろ間違った日本語を使った場合はちゃんと指摘してくれるのだ。さらに電子辞典セットの場合は連想変換の機能を使って類似表現まで変換候補に加えることが出来る。同じ表現を何度も繰り返すのにうんざりなときなんかにこの機能は良い。語彙が豊富な振りが出来る。ボキャブラリ貧し雑魚ら(=俺)にとってはありがたい機能である。

 さらには拡張辞書を買えば角川の類語辞典や共同通信の記者ハンドブックなど専門的な辞書も追加可能で、著しく快適な日本語入力環境を提供してくれるのである。ジャストシステムによれば日経もサーバーにATOKをインストールしており、日経の記事はATOKによって入力されているらしい。『iチューンズ』という何とも読みにくい表現もATOKの手になるものなのだ!

 アプリケーションごとに機能を使い分けられるのも良い。ATOKには方言を含め様々な変換機能が採用されているのだが、例えばwebブラウザでは標準的変換を行い、インスタントメッセンジャーでは関西弁変換など話し言葉変換を行う、というような使い分けが可能である。これは大変使いやすい。文語体と口語体が自在に使い分けられるのは恐らくATOKだけなのではないだろうか。

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| @雑談

 俺の実家は熊本の阿蘇というところにある。ここは田舎なので人々の生業は農業である。阿蘇は原っぱの景色が美しいことで有名だが、これは実は人工の原っぱである。阿蘇くらいの緯度では天然の原っぱはできない。いまある原っぱも放っておくとそのうち雑木林になってしまうのだ。古くは放牧のため、いまは観光客を呼び寄せるため、農家の人々が年に一度、山に登って原っぱを焼いて回る(これを野焼きという)。こうすることで春先には新緑が芽生え、美しい草原の景色が保たれているのだ。

 いまは日本全国各地で農業人口が減少している。外国から安い農産物が輸入されているからだ。農家の息子も家業を継がず外に働きに出るようになり、農家の高齢化が進んでいる。そうなると当然田畑は痩せていく。それと同じ理屈で阿蘇の野焼きの担い手も不足している。過疎化が進み、野焼きに十分な人手を駆り出せないのだ。

 農業人口の減少に一番有効な手は労働集約的な近代的農家の育成である。高齢で農地を維持できない人は大規模農家や農業に参入する株式会社に農地を売ってしまうべきなのである。しかし現在の日本農業政策は一軒の農家に少ない土地を与え、大地主の出現を防いでいる。戦後の農地改革。これが生産性の低下を招いている。アメリカの農家みたいに、日本の農家も機械を使ってドカーッと畑を耕すべきなのだ。そっちの方が遙かに効率的だし、農産物の価格も押し下げられて消費者もハッピーだ。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 名古屋に滞在中、一本映画を見た。『大いなる休暇』というカナダの映画だ。カナダといっても映画中の言葉はフランス語なので、北米というよりヨーロッパの映画っぽい雰囲気がある。良い映画だった。

 物語のだいたいのあらすじはというと、漁業を生業としていた小さな島の住民が主人公で、昔は良かったもののいまは漁業がさっぱりうまくいかなくなり、主人公はじめ島中の人々が生活保護で暮らすようになる。何とか仕事を得ようと島民たちは島にある企業の工場を誘致しようとするのだが、企業の社長に医者がいない島に工場は作れないと言われてしまう。そこで島民たちは結託し、都会生まれの若い医者を詐欺的な方法で騙して島に定住させようとするのだが、果たして医者は島を気に入って住み着くのか? 島に工場は出来るのか? というお話。

 印象的だったシーンは、生活保護をもらって暮らす生活なんてちっとも楽しくないと主人公が吐露する場面。自分自身、現在は何か労働をするわけでもなくぷらぷらと毎日遊んで暮らしているので、生活保護をもらって暮らす人々の情けなさ、葛藤のようなものを一般の観客よりもよりよく理解できるような気がした。働いている友人たちに会うたびにみんな仕事がきつい、辞めたい、マターリしたい云々というようなことを言うけれど、働かないのもそれはそれで結構辛いものがある。NHKの朝ドラを欠かさず見る、お昼の民放ニュース、NHKニュースをハシゴする、昼間から女性だらけのスーパーに出かけて買い物する、そういった一つ一つの行為に痛みにも似たちょっとした後ろめたさを感じるのだ。コメディー調の映画のなかに結構シリアスなメッセージが込められていたところが良かった。メインテーマは別にあるのだけどね。ところでそのメインテーマとは? 気になる人は映画館に足を運んで確認してみてください

| @音楽

 昼間に書いた記事では大喜びしていた俺ですが、オープンしたばかりのミュージックストアで早速曲を買おうとしたものの、結構高いんですよね。一曲150円だと購入に二の足を踏んでしまう。99円とは言わないまでもジュース一本と同じ120円≒$0.99くらいに価格設定しててくれたらわしわし買ったと思う。だってアルバム価格にしたら1200円と1500円で300円も差があるんですよ?

 そもそもiTMSのラインナップの貧弱さに問題がある。国内盤CDに入ってるボーナストラック揃えてなかったりとかね。アルバム買いするときは何曲入りのアルバムだろうがだいたい1500円だから、10曲のアルバム買うと一曲あたり150円だけど、ボーナストラック2曲入りの12曲のアルバムを買うと一曲あたり125円で微妙な差が生じるし、コレクターっ気のある俺はどうせ買うならボーナストラックも聞きたいから、ボーナストラックの入ってないアルバムとかなかなか買う気になれない。気になったアルバムをamazonで調べたらだいたい2000円くらいでボーナストラック入りのパッケージ盤を売ってたので、ついついそっちを買ってしまいましたよ、三枚も。iTMSが楽曲のラインナップをもっと充実させてくれないと、結局iTMSで試聴して、amazonやヤフオクで買うといういままでと変わらない構図のままになりそう。

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| @音楽

 待ち続けて一年以上、ついにキター! これでわざわざCD屋に行かなくても音楽が買えるじぇい。

 ただ、日本のアホレコード会社が最後まで折れなかったらしく、価格は単一価格ではなく曲ごとに150円と200という感じでバラツキがあるみたい。まぁ俺は洋楽しか基本的に聴かないから問題ないのだけど。

 とにかくめでたぁ〜〜〜い!

| @Mac/iPhone

 アップルが『Mighty Mouse』を発表したんだって。どう考えてもWindowsみたいに2ボタンマウスを採用した方が合理的だと思うんだけど、「操作が複雑になる」とか「デザインがイモになる」なんつっていままで頑なに2ボタンマウスの採用を拒んでいたようである。

 最近のMacはWindows用の2ボタンマウスをつけると右クリックができてメニューウィンドウがポップアップされるんだけど、公式には右クリックを採用してこなかった。Mac信者はショートカットキーを使うので右クリックなんて使う機会は稀なんだけどやっぱり右クリックはできた方が便利だし、初心者に優しいパソコンを標榜するのならアップルはもっと早くから右クリックを採用すべきだったのである。

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