| @Mac/iPhone

仕事用の MacBook Pro が新しいやつになったので備忘のために設定方法をメモしておきます。

以前書いた通り、自分は Google Chrome の Profile を二つ作ってノーマルの Chrome と Canary チャンネルの Chrome (ベータよりももっと攻めてるやつ)の二つを使い分けている。仕事用が Canary Chrome でノーマルが私生活用。 Slack からのリンクや Google Drive の URL は仕事用の Canary Chrome で開くように Choosy を使って設定している。 Cloud で Profile が同期される都合上、こうするしかない。

その Canary Chrome への 1Password のインストール方法がちょと特殊で、公式サポートフォーラムの以下の記事の通りにやる必要がある。

  1. rm ~/Library/Application Support/Google/Chrome Canary/NativeMessagingHosts/2bua8c4s2c.com.agilebits.1password.json
    Canary Chrome の 1Password 用設定ファイルを削除(存在しない場合もあり)
  2. ln -s ~/Library/Application\ Support/Google/Chrome/NativeMessagingHosts/2bua8c4s2c.com.agilebits.1password.json ~/Library/Application\ Support/Google/Chrome\ Canary/NativeMessagingHosts/
    ノーマル Chrome の 1Password 用設定ファイルのシンボリックを Canary Chrome の設定ディレクトリに張る
  3. Canary Chrome 再起動

1Password が Chrome とのやりとりに使う JSON ファイルをノーマル Chrome と Canary Chrome で共通化してしまうようだ。これで Canary Chrome でも 1Password が使えるようになる。

| @Mac/iPhone

Touch Bar

リモートワーク中心の世の中なので Slack の Status で離席していることやミーティング中であることが分かると便利なはず。というわけで自分はなるべく Slack の Status を更新するようにしているが、 Slack アプリ内での Status の更新は面倒くさい。メニューを押して絵文字選んでひと言アップデートを入力とか毎度やってられない。ボタン一発で Status を更新したい。

MacBook Pro の Touch Bar は評判が悪い。自分もあまり便利だと思わないのだけど、一つだけ便利な使い方があって、それがこの Slack の Status アップデートボタンを配置するというもの。 Touch Bar に配置されたボタンを押すだけで食事中であることや退勤済であることを Slack の Status として表示できるようになる。めっちゃ便利。

なお、オリジナルのアイディアとソースコードは 9m さんのものです。

必要なもの

準備

1. Slack の API Token を発行する

2. 9m さんの gist を clone し、手元で動かせるようにする

$ ghq clone https://gist.github.com/af5894ced5cc1ac38bfd2687cad7c780.git slack_status
$ cd clack_status
$ bundle install
$ echo "SLACK_TOKEN=XXXX" > .env
$ bundle exec app.rb "🍺" "退勤しました"

ちゃんと設定できてれば以下のようになる。

コマンドラインから Slack Status をアップデートしている様子

3. Automator を開き、クイックアクションを設定

新規作成で「クイックアクション」を選ぶ。

Automator を開き「クイックアクション」を新規作成

アクションの中からシェルスクリプトを選ぶ。

シェルスクリプトを選ぶ

実行したい処理をシェルスクリプトで書く。

実行したい処理をシェルスクリプトとして記載

自分は以下のようにしている。

export PATH="~/.rbenv/shims:$PATH"
export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
export LANG=ja_JP.UTF-8
cd /Users/morygonzalez/src/gist.github.com/slack_status
bundle exec ruby app.rb "🚽" "放尿 or 脱糞中です"

なお、赤枠で囲った「ワークフローが受け取る項目」は「入力なし」にしておかないとちゃんと動かないので注意。

入力なしを選択

設定完了したら名前を付けて保存する。自分の場合は Slack トイレ などのような名前にしている。この作業を追加したいコマンドの数だけ繰り返す。

4. キーボードショートカットの割り当て

システム環境設定 -> キーボード -> ショートカット -> サービス の順に進む。正しく Automator でアクションを設定できていれば「サービス」の一覧に表示されるので、割り当てたいショートカットキーを割り当てる。

ショートカットの設定

5. BetterTouchTool で Touch Bar をカスタマイズする

タッチバーに表示されるボタンのアイコンとラベル文字を選び、タップしたときにショートカットキーが実行されるようにする。

BetterTouchTool で Touch Bar をカスタマイズ

こうすることで Touch Bar から Automator のクイックアクションが実行され、めでたく Slack の Status がアップデートされるようになる。

ちなみに自分の Touch Bar はこんな感じ。

Touch Bar の様子

ほこりをかぶってる Touch Bar を是非有効活用してあげてください。

Touch Bar がないパソコンを使っている人向けの情報

Touch Bar のない Mac を使っている人はこのやり方を使えないので Slack の Google Calendar 連携機能を使うと良いと思う。設定に Status Sync という項目があるのでこいつを On にすると、 Google Calendar で予定が入っている時間になると Slack の Status を自動で更新してくれる。

Google Calender の Status Sync

会議中であることくらいしか共有できないので Touch Bar にいろんなボタンを配置するのに比べたら不便だけど、カレンダーに予定を入れておくだけで Slack の Status を更新できるようになるのは便利。

今後の課題

良くありがちなのが「仕事中」の Status のまま退勤してしまうというやつ。夜中や週末も仕事している異常な人になってしまう。スマートフォンからも同様にめっちゃ手軽に Slack の Status をアップデートしたいけどまだソリューションを見つけられていない。情報お持ちの方いたら教えてください。

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tech.portalshit.net の記事を取り込んだとき、記事ファイルの作成日を記事作成日として取り込んでいた。

Jekyll 移行後の記事の場合はそれで良いのだが、 Mephisto 時代の記事はデータベースから一度 Jekyll に移行した都合上、ファイルの作成日が Mephisto から Jekyll への移行作業を行った日になっており、 2011 年の 3 月 8 日に大量に記事を書いたことになっていた。作成日が 2011 年 3 月 8 日になってる全ての記事を見てまわって日付を元の記事作成日に変更する作業をやった。 Jekyll はファイルパスに日付が残る仕組みなのでその日付を使った。残念ながら作成時刻は調べようがないので諦めた。静的サイトジェネレーターを好きになれない理由の一つに記事の作成日時や更新日時がメタデータとして残らないことがあったのを思い出した。

今回の修正により 2010 年の記事数が増えて 2011 年の記事数が減った。 2011 年はブラック企業に転職するために福岡に引っ越してきたのでろくに記事が書けてなかったはずだが、それでも 57 記事書いていた。一つ前の記事が 2020 年の記事としては 57 個目だったので今年は 9 年ぶりに記録を更新した。 #100DaysToOffload に挑戦中なので 10 年ぶりの年間 100 記事達成目指して頑張りたい。

| @ブログ

小国のタクシー会社跡地

8 月は 11 記事、 9 月は 6 記事しか書けなかった。

2020 年 8 月のふり返り

8 月は結構駄記事を書いて量産したが、あまり大きな反響を得ることもなく不発に終わった。 Article of the month を自分で挙げるとするとプルドポークについて書いた記事になると思う。プルドポークはおいしいので是非お試しください。

2020 年 9 月のふり返り

9 月に関しては数は書けなかったがじっくり記事を書けたと思う。ウェブ縄文時代についての記事は結構反響があった。

Kazuyoshi Kato さんや「ウェブ縄文時代」という概念の提唱者の cho45 さんにもブログで言及してもらった。

その後 Blog Hacks 2020 という記事を書いた。これに関してはほとんど反響はなかったが、 r7kamura さんが頻繁にブログを更新するようになって個人ブログ界隈がにわかに盛り上がってきている気がする。この流れで今年はこれから年末にかけてウェブ縄文ムーブメントが来る気がする。

その r7kamura さんの記事にヒントを得て画像にキャプションを入れるやつをやってみたけどなかなか良かった。

こういうのができるのがセルフホストのブログを持つことの醍醐味だと思う。

もうちょいペース上げて書かないと 100 記事達成できないので10 月は頑張りたい。

| @ブログ

キャプションの表示

画像にキャプションを表示させるようにした。 img 要素には alt 属性を細かく入れていたので alt の内容を抜き出して figcaption として表示させるようにした。やり方はまるっきり r7kamura さんの手法 を真似した。

昔の記事はレイアウトが壊れているかもしれないけど気にしないことにする。

| @ブログ

先日 secondlife さんのブログについて触れたが、最近は r7kamura さんも頻繁にブログを書かれるようになった。

ブログハック的な記事を良く書かれていて読むのが楽しい。特に画像にキャプションを入れる手法が参考になった。

Markdown のパース & HTML への変換を Markdown パーサー任せにするのではなく、 html-pipeline.gem を使って良い感じに挟み込みたい処理を入れているようだ。

このブログでも結構ごちゃごちゃやっている。例えばコードスニペットのシンタックスハイライトがそうだ。 Markdown から HTML にしたあと Nokogiri で HTML を読み込んで解析し、コードスニペットをハイライトされた <code> ブロックに置換している。

これに加えて OGP 読み込み君も存在しているし、 Amazon Associate のタグを読み込んでアフィリエイトリンクに置換するための処理も存在している。

いまのところそれぞれ処理を Lokka プラグインとして実装しているので一つ一つが独立して動く必要があり、 Nokogiri による HTML の解析回数が無駄になっている。 r7kamura さん方式で、ルールだけそれぞれのモジュールで定義して、 HTML の解析と置換処理は 1 回で済むようにするのが効率的だと思う。


2010 年以降も自前でブログを運用してハックの様子をシェアしてくれている hail2u.netlowreal.net はとても参考にしているし、勝手に同志のような感覚を抱いていた。自分も細々と頑張ってはいたが、ながしまきょうさん、 cho45 さんのほかには同じようにブログの運用に情熱を持っている人を見つけられなくて少しさみしい気持ちがしていたところ、 secondlife さんや r7kamura さんが加わってきて盛り上がってきた。 Blog Hacks 2020 の様相を呈してきている。

| @WWW

新聞社のウェブサイトの記事、ほとんどがペイウォール入るようになったけど社会の不公正や富の格差を是正したい、みたいなテンションの記事がペイウォールに阻まれてると何だかなという感じがする。新聞社は読者にどんな価値を提供して対価を得ようとしているのか分からない。

自分たちの主義主張を読ませるために金を取るのはおかしな話で、そんなビジネスは消費者から受け入れられないと思う。金を取るなら一週間のニュースダイジェストとか、読者 = ユーザーの課題(忙しくてニュースを読む暇がないなど)を解決する何かを提供しないとだめだと思う。

昔はインターネットなかったから紙に文字が印刷してあればどんな内容であっても希少価値があって、それ配布するだけで価値があって消費者が金払ってくれてたのかもしれないけど、いまはインターネットがあるから情報の集約と配布はコストが下がっててそこに価値を見いだすことは難しい。

多くの人は新聞社にストレートニュースを効率的に届けてくれることや、素人には解釈が難しい政治経済の解説などを期待していると思う。金を払って新聞社の主義主張を読みたいのは一部の思想的に偏った人たちだけなはずで、その人達をターゲットにすると思想的にどんどん先鋭化していくしかない。

毎日配達しなくてもいいから週に一回届いて、一週間の出来事ダイジェストと難しい政治経済の事柄を解説してくれるメディアが欲しいよなと思う。 6 年前に同じようなことをブログに書いてた。

21 世紀を生きるフツーの人が求めているのはそういうメディアではないだろうか。

追記 2021-10-28

観念して毎日新聞のスタンダードプランに登録した。