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 DVDで鑑賞。良かった。南米ロードムービーだけど意味不明なセックスシーンもないし、安心してみられる。もちろんガエル・ガルシア・ベルナルが超格好いい。

 この映画の主人公は若き日のチェ・ゲバラだ。医学生のエルネスト・ゲバラは、30歳になる前に南米をバイクで回る旅行に出かけたいという友人アルベルトとともに、大学を休学しての長い旅に出かける。旅先で生活に困窮する先住民やなかなか職にありつけない共産主義者の話を聞いたり、マチュ・ピチュ遺跡を訪れてインカの人々に対する敬意を抱いたり、旅のクライマックスのハンセン病療養所で患者に一人の人間として接するなかで、エルネストの中に何かが芽生える。

 『天国の口、終わりの楽園』、『アモーレス・ペロス』、『アマロ神父の罪』という順番でガエル・ガルシア・ベルナルの出演作を見たけど、『天国の口・・・』と『アモーレス・ペロス』ではハチャメチャな悪ガキを、『アマロ神父の罪』で性欲に溺れながらも正義を貫こうとする若者を演じ、本作では見事心優しく知性溢れ、なおかつ正直な好青年を演じている。すごい出世だ(笑) しかし役柄が変わったからといって違和感があるわけではなく、喘息持ちの真面目な好青年の役もきちんとこなしている。『天国の口・・・』で演じたフリオは、酒と煙草をガンガンやって、あとはセックスのことしか頭になかったのにな。

 ロードムービーはたいてだらだらしてるから嫌いなんだけど、これは退屈させない。南米の景色がとても美しいから、下手なNHKの地球自然番組を見ているよりも全然美しいものを目にすることが出来る。加えてガエル・ガルシア・ベルナルである。つまらないはずがない。過激な性描写はなく、意外にも平和な映画である。

 チェ・ゲバラが共産主義者として目覚めるきっかけを与えられるところで映画は終わるのだが、理念としての共産主義はとても爽やかで清らかだから、見終わった後は爽やかな気分になれる。こういう映画は良いと思う。金曜ロードショーとかでも上映してほしい。誰かから嫌な目にあわされたときに見ると良いかもしれない。

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 ドイツ降伏前夜、ヒトラーが自殺するまでの日々と、ヒトラーに仕えていた人々が終戦を迎えるまでの話。ヒトラー研究家とヒトラーの秘書だったトラウデル・ユンゲの著作を元にして作られており、劇中でのヒトラーの台詞は記録に残っているものなのだそうだ。ラストの部分ではちょっと納得いかない部分があったが、これだけ迫力がありリアリティーのある戦争映画を撮れるドイツは、同じ敗戦国として凄いと思う。

 同じように戦時期のドイツを扱った『白バラの祈り − ゾフィー・ショル、最後の日々』では室内でのシーンが多く、それが息を詰まらせる。しかし今作は、ヒトラーらはずっと地下壕に隠れており、ともすれば地下室のシーンだけになりがちなのを、爆撃される市街地のシーンも頻繁に登場させ、時代考証、舞台設定も抜かりない。あの破壊され尽くしたベルリンの映像はCGではないように見えたが、どうやって撮影したんだろう? 建物を復刻して巨大なセットを作ったのだとしたら凄い。

 野戦病院の悲惨さを描くことも忘れていない。傷ついた兵士たちの手足を豚肉のように切り落とす医者。最期まで優雅な日々を送るヒトラーや将軍たちと、手足を切り落とされる兵士たちの対比が非常にグロテスクだった。

 この映画はとにかく戦争の悲惨さを伝えてくれる。空襲され包囲されることの恐怖、傷ついた兵士たち、理不尽な暴力、死を目前にしての狂気。スパイ狩りで無実の市民が自警団に殺されたりする。『はだしのゲン』に近いものをこの映画からは感じた。またベルリンがソ連軍によって攻撃される状況は、沖縄戦の状況に近かったのではないだろうか。逃げようにも米英軍とソ連軍に包囲されていて逃げ場がなかった。

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| @WWW

 僕は知らなかったけど、テレビ朝日の角澤アナウンサーの実況って酷いんですね。SOCCER UNDERGROUND を読んでいて知りました。2ちゃんねるでは常識みたいです。

 テレビでサッカー見ていると、いまボールに触っている選手が誰かだとかは分かりにくいですよね。外観に特徴のない選手や、相手国の選手などは特に。そういうときは実況に教えてもらうしかないのですが、その実況が間違っているのです。これまで特に気にとめずテレ朝の中継を見てきましたが、角澤アナウンサー、かなり間違ってます。ときには実況放棄も。解説の松木さんが実況しているときもあります。

 とりあえず以下の動画を見てください。選手名を呼ばず、「ハンブルガーSVからボルトン」とか言っているあたりは爆笑です。中田英寿の名前も出てこんのか!

| @音楽

 Yahoo!ニュースで面白いニュースに遭遇。Yahoo!ニュース - 時事通信 - J・ブラントの曲を禁止に=「放送されすぎ」と英地方ラジオ局

J・ブラントの曲を禁止に=「放送されすぎ」と英地方ラジオ局

【ロンドン29日】英国の1ラジオ局が、同国の人気歌手ジェームズ・ブラントの歌を、視聴者の「ユー・アー・ビューティフル」や「グッド・バイ・マイ・ラヴ」はもう聴き飽きたとの声を受けて、放送しないことを決めた。

 この人、先週号のAERAの表紙だったし、ネタとしても面白いのでレンタルして聞いてみることにしました。"You're Beautiful"は日本でもテレビドラマで使われたおかげで街中でもよく聞くようになったので、ちゃあんとTSUTAYAにもおいてありました。

 で、聞いてみてどうだったか? うーん、放送禁止もむべなるかなという感じですね。おセンチ過ぎる。リスナーから苦情が来るのも無理はない。とか言いながら、プロモで本人がやってるみたいに、一人で海辺で聞くと結構しんみりするんだろうなぁ。ちなみにこのかなりナルシスティックなプロモーションビデオ、ワーナーの公式サイトで見られます。

| @ブログ

 ブログを書き始めて一年になる。エッジな人たちには随分後れをとって始めたブログだが、漸く慣れてきた。そこで最近気になり始めているのが著作権について。僕の書く記事の著作権ではなく、僕が記事の題材にするものの著作権だ。

 僕はよく映画の感想を書くが、そのとき映画のイメージを伝えるためにポスターなどの画像を使っている。公式サイトからキャプチャしたものもあれば、Googleイメージ検索で探して拝借してきたものもある。両方とも著作権を侵害する行為だ。

 過去に公開されDVD化された映画ならば、Amazon.co.jpのアフィリエイトを使うことでDVDのジャケットを表示することが出来る。これならば、ひとまず著作権の問題はクリアしている。問題は公開されたばかりでDVDがまだ未発売の映画の感想を書くときだ。アフィリエイトを使って画像を拝借しようとしても、Amazonのデータベースに作品が登録されておらず無理。こうなるとどうしても公式サイトからのキャプチャか、Googleイメージ検索を利用して拝借してくるしかない。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 『ナイロビの蜂』はあらゆる映画館で散々予告編を見せられた映画である。期待に違わず面白い映画であった。★は四つだが、これは五つ星に近い四つ星である。

 公式サイトには「世界が涙した壮大なラブストーリー」とあるが、これは恋愛に加えてアフリカ問題、資本主義と大英帝国の悪しき部分をさらすことに重きを置いた社会派の映画である。

 外交官の主人公ジャスティン・クエイルは、上司の代理で勤めた講演でテッサという魅力的な女性と知り合う。二人が知り合ってほどなく、クエイルにケニアへの駐在命令が下るのだが、テッサは「私もアフリカに連れてって」と告白し、二人は結婚する。知り合ったばかりなのにクエイルに結婚を申し込んだテッサの目的は何なのか? アメリカに追従するだけの英国政府の姿勢を自己弁護するかのようなジャスティンの講演に苛立ちテッサは声を荒げ糾弾した。彼女はチェ・ゲバラを尊敬する“革命派”なのである。映画の冒頭、アフリカで彼女は謎の死を遂げる。なぜ彼女は死ななければならなかったのか。クエイルの悲しい踏査が始まる。

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| @映画/ドラマ/テレビ

 超話題作である。普通に面白かった。しかし、納得いかない点もある。Sankei Webカンヌ国際映画祭の報道関係者向けの試写会では最大のヤマ場で失笑が漏れたとされるとあるが、恐らく僕も同じ場面でおかしいんじゃないかと思った。ちょっと高校で世界史を勉強したことがある人なら必ずおかしいと思うはずだ。

 このことに対して僕が文句を言うと、一緒に見に行ったファンの人は「本ではちゃんとなってるから良いの!」と強く反論するのだけど、そういうもんだろうか。公開されて間もない話題作なので具体的な箇所を指摘するのはあえて避けるが、原作本が緻密に練られたストーリーであろうとも、映画化した以上、映画は映画として矛盾のないものでなければならないと思うのである。ハリー・ポッターしかりである。ハリー・ポッター好きはよく、「映画はつまらないけど本は面白い」と言うけど、それは逃げ口上に過ぎない。本よりつまらない映画なんて、作らない方がいい。

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