| @映画/ドラマ/テレビ

 マイケル・ムーアの『シッコ』、アメリカの悲惨な医療実態を描いてて、非常にジャーナリスティックな映画だったのですが、気持ち悪い部分もありました。英仏加とキューバの医療を礼賛するところです。はてなブックマークでこういう記事を見かけました。

 マイケル・ムーアが撮影に訪れたキューバの病院は特権層向けのもので、一般市民はあのような高水準の医療を受けることができず、非常に苦しんでいるとのことです。映画を見ていて非常に違和感を感じたのですけど、国民一人あたりのGDPが1,540ドルしかない国*1が、どうしてこんなに高水準の医療サービスを提供できるのか。アメリカで値の張る薬がキューバでは微々たる値段だということを知って、ムーアとともに病院を訪れたアメリカ人女性が憤るわけですが、世界の製薬企業はアメリカ、ドイツ、スイスなどに多く、キューバはこれらの国から薬を輸入しなければならないわけですよね。一人あたりGDP1,540ドルの国が、どうやって薬を購入するのでしょうか? このあたりから根本的な疑問が生じます。

 TheRealCuba.comというサイトによれば、医療水準の高いと言われるキューバの病院は外国人向けのものだけであるようです。というのはカストロは、外貨を獲得するために、外国人向けに特別な病院を作ったようなのです。

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| @WWW

 どらむオヤジさんのゴルフ関連ブログがamebaからみんカラに移ったと知ってRSSリーダーに登録した。だけどちゃんとフィードを読み込まない。ひょっとしてみんカラユーザーじゃないとフィード受信できないんだろうか。みんカラって登録ユーザーじゃないとブログにもコメントつけられないんだよな。以前、ぼうんのうさんのみんカラブログにコメント付けるためにアカウント作ったけど、いまいち使い勝手が良くなかったので退会してしまった。車オンリーのSNSって発想は良いと思うけど、使い勝手をもっと向上させて欲しい。「アカウントなしだとコメントできない→コメント付けたければアカウント登録してね」という戦略なんだろうけど、「アカウントなしでもコメント投稿可→コメント欄大賑わい→アクセス増、広告収入増、ユーザー数増」なんじゃないかな。

| @WWW

何よりぼくが一番戦慄を禁じ得ないのは、はてブのコメント欄で偉そうな事をホザいてるカスのサイトなりブログなりを見てみると、九割方それもカスだという部分なのです!(中略)傍流から本流に対して文句を言う。が、テメエの運営するのは糞ブログ。

 私はこの人が言うところのネットイナゴでありゾンビであります。非常に反省しなければならないと思いました。言うは易く行うは難し。

 こちらの記事も非常に興味深かったです。mixiを始めようとする人向けの記事ですが、ネットに限らず、あらゆるコミュニケーションにおいても当てはまる部分があると思います。

関門3 きみのこと、誰も見てないから

あなたのことなんて、誰も気にしていないから。mixiに自意識過剰は不要だから。

 面白いブログを書くというのは難しいものです。たいていの世の中の人は、書き手が有名人でもない限り書き手の個人的な日常には興味がない訳なんですよね。よほどその人がすごい経験をしていれば話は別ですが。

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| @雑談

 噛みつきどころを外しているのは分かっているけど。

由布院の成功は東京を真似なかったことにあることは、どの「由布院本」にも書いてある。由布院が切磋琢磨している間、他の地方は一体何をしていたのか。

 由布院の湯の壺街道というところは、由布院と関係ない県外資本の店なんか出てて、混沌としている。まるで原宿の竹下通りだ。大型バスが乗り入れて、ご当地ものとは思えない雑貨屋(東南アジア風雑貨など)ばかり並んでいて、こここそ東京の歓楽街のコピーじゃないかと思ってしまう。

 dankogai氏の言及しておられる亀の井別荘とか玉の湯とかに泊まればまた違った由布院の姿が見えてくるのかもしれないけど、宿泊代が高いので地方在住賤民のおいどんには無理です。

 けだし、由布院が観光地として成功したのは、東京から帰ってきた中谷健太郎という優秀な宣伝マンがいたから。東京からの出戻り組みたいのがいないと、地方の観光地はなかなか成功しないと思う。都会に住んだことがある人じゃないと、都会の人がどんなものを田舎に求めているのかなかなか分からないから。

関連

追記 2007/09/08 14:41

 こちらのブログにわたしが言いたかったことが論旨明快に書いてありますのでご覧ください。

| @音楽

権利者側はDRMを自由にかけられる立場にあるわけで、審議会の結論を待つことなく、好き勝手にDRMをかけてしまえばいい。はっきり言えば、権利者がDRMをかけるのに補償金なんて持ち出す必要はない。

 なるほど。最悪なのは、補償金とられたあげくDRMかけられることですね。消費者と著作権者の交渉力は著作権者の方がある気がする。

「ほれ、俺様が音楽聴かせてやるぜ」

「さすがレコード会社様、ありがとーごぜーますー」

という構図。売れるアーティストを抱える会社ほど交渉力強い。補償金とった挙げ句なし崩し的にDRM採用、みたいなこともできますわよね。

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| @技術/プログラミング

 退院して暇なので久々にP_BLOGをいじってます。やったのは二つ。各記事のパーマリンクがこれまで

/article.php?id=記事ID

だったのを <pre>/article記事ID.html</pre> にし、各記事にはてなブックマークへのリンクボタンを付けてみました。

mod_rewriteを使ってphpをhtmlとして偽装

 はてなブックマークのホッテントリを読んでて、「検索エンジンは動的生成されるページよりも静的生成されるページの方を好むから、phpなどで動いてるサイトはSEOのためにhtmlなどを偽装すべし」という趣旨のことを書いてある記事(最低限心がけるべきサイトの構造デザイン最適化6つのポイント | Web担当者Forum)を目にしました。そういえば以前、Quanterm Optexのyuecさんが同じようなカスタマイズをしてて、どうやってたんだろうって不思議だったんですよね。別にSEOには興味ないのですが、Apacheのmod_rewriteという機能を使えば比較的簡単にできるようなので取り組んでみた次第。

 mod_rewriteの使い方はググればいっぱい出て来ますので割愛。僕はレンタルサーバーを利用しているので.htaccessに記述する方法をとりました。

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| @雑談

 この記事、容疑者として逮捕された人の氏名、年齢が公表されてますが、果たしてこの人が本当に犯人なんでしょうか? まだ逮捕されただけで起訴もされてなくて裁判で有罪が確定したわけじゃないんです。こんな風に公表されてもしこの人が無実だったとき、誰が責任とるんでしょうか?

 三月に映画『それでもボクはやってない』という映画を見て以来、痴漢報道についていろいろ考えるようになりました。映画のなかで逮捕された主人公は、警察と検察の尋問で精神的に弱められていきます。実話をもとにしたフィクションではあるのですが、非常にリアリティーのある映画でした。

 痴漢の場合、罪を認めてしまえば割に早く釈放されるようで、それがまた冤罪を生みやすくなっています。弁護士ですら以下のような提案をするのです。

一緒の留置所にいた詐欺師に教えられ、当番弁護士(一回目は無料で相談を受けられる)を呼び、話を聞いて貰うが、当番弁護士は徹平が否認し続けていれば三ヶ月間は留置所暮らしであることと、起訴されて有罪となる確率は99.9%であり(1000件に1件しか無罪とならない)、否認事件に限っても無罪となるのは3%程度にすぎないということを話す。その上で、痴漢の罪を(やっていなかったとしても)素直に認め、示談に持ち込むことを提案するが、徹平はその提案を断り、否認し続けることを選択する。

Wikipediaの『それでもボクはやってない』の項目から引用

 このシーンは非常にショッキングでした。

 こちらの夕刊フジのブログに、実際に冤罪を経験した人たちのインタビューが載っています。よくまとまっているので読んでみてください。